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第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第46障『仕上げはカメッセッセ』
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インキャーン近海、船の上にて…
船の中央には魔障将イワモミ、彼女の近くにエッチャとニキとカメッセッセ、遠くにはナツカとジャックとヤスとハルカを抱えた雷尿。ナツカ達は落下してくる氷柱と、唐突に立ち上る火柱を必死に回避している。
「エッチャ!!!」
雷尿はエッチャを呼んだ。
「えっちゃ、何やねん雷尿⁈」
その時、雷尿は抱えていたハルカをエッチャにパスした。
「えっちゃ、なに…⁈」
驚きながらも難なく受け止めた。
「ドピュっとハルカの言う通りにするんだ!」
そう言うと、雷尿はイワモミの方へ走り出した。
そんな雷尿を、イワモミは嘲笑った。
「無謀ねぇん♡焼き殺してあげるわぁん♡」
するとその時、エッチャが抱えていたハルカが、エッチャに何かを言った。
「えっちゃ、でもそれ、何の意味が…」
ハルカは黙り込んでいる。
「えっちゃ、わかったよ…『球丸』!!!」
エッチャは何かに『球丸』を使った。しかし、辺りに変化は見られない。
だが一人、エッチャのその行動に驚きを隠せない者がいた。
「な、何故…⁈」
イワモミだ。イワモミはエッチャのその行動に対して、大いに焦りを感じていた。
その時、雷尿がイワモミに向けて拳を放った。
「『勃起』!!!」
雷尿は腕を巨大・硬質化させた。
イワモミはそれを飛んで回避しようとする。
「『貼着』!!!」
しかし、ニキは床に『貼着』を使い、それを阻止した。
「ひあぁ~ん!!!」
イワモミは海まで殴り飛ばされた。
「ドピュっと良いオカズでした!!!!!」
氷柱の雨が止んだ。
「ドピュっとナイスサポートだ!ニキ!」
「ありがとうございやす。でもまだ油断は禁物ですぜい…」
エッチャはハルカに問いかけた。
「えっちゃ、ハルカ。アレ、どう言う事なん?」
「あっあっ…え………あっ…」
ハルカは人見知りだ。
その時、海の中からイワモミが飛び出してきた。
「キェェェェェェェェェェェェェェェ!!!?!?!」
イワモミは鬼の形相で雷尿を睨みつけている。
「貴様ァァァァア!!!よくも私の顔を殴ってくれたなァァァァア!!!」
雷尿はイワモミから放たれる殺気に怯んだ。
「今すぐあの世に送ってやるゥゥゥゥゥウ!!!」
イワモミは両手を合わせた。
「『指導者』!!!」
イワモミは合わせた両手をゆっくりと開き始めた。
するとそこには、眩い光が浮遊していた。
「(ドピュっと…何か来る…!)」
雷尿はPSIを纏い、警戒を強めた。
「アカン…!」
ハルカは焦りの声を漏らした。
「あれ…!あの光ってるトコ…!あっこに『球丸』…!」
ハルカはイワモミを指差している。
「えっちゃ、無理やって…!俺のタレント射程外や…!」
次の瞬間、イワモミの両手の平の光から強烈な電流が放たれた。
「『プリズムレイジエレクトロニカ』!!!」
次の瞬間、その電流は雷尿をはじめ、ナツカ達にまで通電した。
「!!!?!?!??!!!」
ナツカ達は意識を失い、床に倒れた。
「ふぅ。スッキリしたわぁん♡」
説明しよう!
イワモミのタレント『指導者』は、粒子の運動を司る能力である。イワモミは空気中の分子や、物体を形成する粒子の運動を操っていたのだ。
物体には3つの状態がある。固体、液体、気体。そして、コレらの状態は粒子の運動に関係が深い。固体では粒子はほとんど動かず、液体では少し動き、気体では粒子は自由に動き回る。イワモミはコレを利用していたのだ。
『コールドゼロ』は粒子の運動を抑える『指導者』の技の一つである。また、この技を使い、空気中の水蒸気や水滴中の粒子の運動を抑える事で、氷を発生させていたのだ。巨大な氷柱を大量に落下させる『森羅の寒罪』も、この『コールドゼロ』の応用技である。
『ホットマックス』はその逆で、粒子の運動を促進・加速させる技だ。固体の物体を構成する粒子の運動を促進させる事で、物体を蒸発させたりする事ができる。エッチャの剣先が消失したのは、この技によって剣が蒸発したからだ。また、巨大な火柱を立ち昇らせる『火炎礁』も、この『ホットマックス』の応用技である。空気中の粒子の運動を促進させ、その運動エネルギーから熱を発生。こうして、巨大な火柱を想像したのだ。そして、電流を発生させる『プリズムレイジエレクトロニカ』も、この『ホットマックス』の応用技である。
気体中の粒子の運動をさらに加速させると、気体はプラズマという状態に変化する。『プリズムレイジエレクトロニカ』の原理としては、このプラズマを利用して、電流を発生させていたのだ。
しかし、このタレントには一つ、最大の弱点がある。それは生物の体を構成する粒子は操れないという点。もし、コレが可能ならば、ナツカ達はイワモミと出会った時点で体を蒸発させられていただろう。
タイプ:操作型
「でも危なかったわぁん。まさか私のタレントのアンチが居たなんて…」
イワモミの言うアンチとは、イワモミのタレントを封じるタレントを持つ者。すなわち、エッチャである。
エッチャの『球丸』は物体を球体にする能力。その詳細は、物体を構成する粒子を強制的に移動させ、球体を形作らせるものだ。つまり、イワモミがいくら『ホットマックス』で粒子の運動を促進・加速させても、エッチャがそこに『球丸』を使うだけで、それらの運動は止まるのだ。事実、雷尿がイワモミに拳を食らわす直前、エッチャはハルカの指示で、雷尿の足元の空気に『球丸』を使い、粒子の運動を止め、『火炎礁』による攻撃を防ぐ事ができた。
そして、それらをハルカは見抜いていた。ハルカのタレント『歌視』は、肉眼では見る事のできない粒子を見ることができる。それ故、誰よりも早く、イワモミのタレントの正体に気づき、雷尿やエッチャに指示を送ったのだ。
これらの巧妙なタレントバトル。ハルカの感知能力が無ければ、ここまで戦えてはいないだろう。しかし、今立っているのはイワモミだけ。ナツカ達は、またしても負けたのだ。
「魔王城に連れて帰って、拷問でもしたいところだ・け・ど…」
イワモミは床に倒れている雷尿に向けてモリをかざした。
「油断禁物♡ココで殺して首だけお持ち帰りするわぁん♡」
イワモミが雷尿に向けてモリを放とうとしたその時、誰かがイワモミの耳元で囁いた。
「セッセン。」
カメッセッセだ。カメッセッセは『M付加』を使っていたらしく、気絶どころかダメージすら受けていない。
「ッ⁈」
イワモミは驚き、飛び退いた。
「さすがは元魔障将…恐れられてるだけの事はあるわぁん…」
その時、カメッセッセは普段では絶対に見せないような真面目な顔をした。
「ここまでですぇ。」
カメッセッセはPSIを纏い、イワモミに向かって歩き始めた。
「『ホットマックス』!!!」
イワモミはカメッセッセの足元の粒子を加速させた。
「『火炎礁』!!!」
次の瞬間、カメッセッセの足元から巨大な火柱が立ち昇った。
「なぬぁッ⁈」
イワモミは驚きの声を上げた。
なんと、その火柱はカメッセッセには当たらなかったのだ。
「一回じゃ当たりまへーん。」
火柱は確実にカメッセッセを捉えた。しかも、カメッセッセは回避すらしていない。それなのに、攻撃は当たらなかったのだ。
その時、ナツカ達は目を覚まし始めてきた。
「な、なにが…!」
「えっちゃ…痺れる…!」
しかし、体はまだ動かないようだ。
ナツカ達は床に倒れながら、カメッセッセとイワモミの戦いを見ている。
「そ、それなら…!『コールドゼロ』!!!」
イワモミはカメッセッセの頭上の水分子の運動を抑制した。
「『森羅の寒罪』!!!」
すると次の瞬間、カメッセッセの頭上から巨大な氷柱が大量に落下してきた。
しかし、カメッセッセには一つたりとも直撃しない。
「(一つも当たらないなんておかしい…!まさか、情報には無いタレント…⁈発現してたの⁈トリプルタレントが!)」
イワモミは船尾に向かって走った。
「(あの時と同じ…)」
ニキはインキャーンでの戦いを思い出した。
その時、イワモミはカメッセッセからある程度の距離を取ると、カメッセッセの方を振り返った。
そして、そんなイワモミの両手の平の間には、プラズマが作られていた。
「『プラズムレイジエレクトロニカ』!!!」
イワモミはカメッセッセに向けて電流を放った。しかし、それでも尚、カメッセッセに攻撃は当たらない。
「な、なんなの…⁈」
カメッセッセはイワモミにゆっくりと近づいていく。
「貴方…それほどまで圧倒的なタレントを持っていながら、なぜ今まで使わなかったの…⁈」
イワモミの問いにカメッセッセは答えた。
「オレが全部やったら、コイツら育たんやろ。」
そう。カメッセッセはあえて本気を出さなかったのだ。全てはナツカ達を成長させる為。しかし、今のナツカ達では、イワモミに勝てない。そう思ったからこそ、カメッセッセは本気を出した。
「仕上げはカメッセッセや。」
船の中央には魔障将イワモミ、彼女の近くにエッチャとニキとカメッセッセ、遠くにはナツカとジャックとヤスとハルカを抱えた雷尿。ナツカ達は落下してくる氷柱と、唐突に立ち上る火柱を必死に回避している。
「エッチャ!!!」
雷尿はエッチャを呼んだ。
「えっちゃ、何やねん雷尿⁈」
その時、雷尿は抱えていたハルカをエッチャにパスした。
「えっちゃ、なに…⁈」
驚きながらも難なく受け止めた。
「ドピュっとハルカの言う通りにするんだ!」
そう言うと、雷尿はイワモミの方へ走り出した。
そんな雷尿を、イワモミは嘲笑った。
「無謀ねぇん♡焼き殺してあげるわぁん♡」
するとその時、エッチャが抱えていたハルカが、エッチャに何かを言った。
「えっちゃ、でもそれ、何の意味が…」
ハルカは黙り込んでいる。
「えっちゃ、わかったよ…『球丸』!!!」
エッチャは何かに『球丸』を使った。しかし、辺りに変化は見られない。
だが一人、エッチャのその行動に驚きを隠せない者がいた。
「な、何故…⁈」
イワモミだ。イワモミはエッチャのその行動に対して、大いに焦りを感じていた。
その時、雷尿がイワモミに向けて拳を放った。
「『勃起』!!!」
雷尿は腕を巨大・硬質化させた。
イワモミはそれを飛んで回避しようとする。
「『貼着』!!!」
しかし、ニキは床に『貼着』を使い、それを阻止した。
「ひあぁ~ん!!!」
イワモミは海まで殴り飛ばされた。
「ドピュっと良いオカズでした!!!!!」
氷柱の雨が止んだ。
「ドピュっとナイスサポートだ!ニキ!」
「ありがとうございやす。でもまだ油断は禁物ですぜい…」
エッチャはハルカに問いかけた。
「えっちゃ、ハルカ。アレ、どう言う事なん?」
「あっあっ…え………あっ…」
ハルカは人見知りだ。
その時、海の中からイワモミが飛び出してきた。
「キェェェェェェェェェェェェェェェ!!!?!?!」
イワモミは鬼の形相で雷尿を睨みつけている。
「貴様ァァァァア!!!よくも私の顔を殴ってくれたなァァァァア!!!」
雷尿はイワモミから放たれる殺気に怯んだ。
「今すぐあの世に送ってやるゥゥゥゥゥウ!!!」
イワモミは両手を合わせた。
「『指導者』!!!」
イワモミは合わせた両手をゆっくりと開き始めた。
するとそこには、眩い光が浮遊していた。
「(ドピュっと…何か来る…!)」
雷尿はPSIを纏い、警戒を強めた。
「アカン…!」
ハルカは焦りの声を漏らした。
「あれ…!あの光ってるトコ…!あっこに『球丸』…!」
ハルカはイワモミを指差している。
「えっちゃ、無理やって…!俺のタレント射程外や…!」
次の瞬間、イワモミの両手の平の光から強烈な電流が放たれた。
「『プリズムレイジエレクトロニカ』!!!」
次の瞬間、その電流は雷尿をはじめ、ナツカ達にまで通電した。
「!!!?!?!??!!!」
ナツカ達は意識を失い、床に倒れた。
「ふぅ。スッキリしたわぁん♡」
説明しよう!
イワモミのタレント『指導者』は、粒子の運動を司る能力である。イワモミは空気中の分子や、物体を形成する粒子の運動を操っていたのだ。
物体には3つの状態がある。固体、液体、気体。そして、コレらの状態は粒子の運動に関係が深い。固体では粒子はほとんど動かず、液体では少し動き、気体では粒子は自由に動き回る。イワモミはコレを利用していたのだ。
『コールドゼロ』は粒子の運動を抑える『指導者』の技の一つである。また、この技を使い、空気中の水蒸気や水滴中の粒子の運動を抑える事で、氷を発生させていたのだ。巨大な氷柱を大量に落下させる『森羅の寒罪』も、この『コールドゼロ』の応用技である。
『ホットマックス』はその逆で、粒子の運動を促進・加速させる技だ。固体の物体を構成する粒子の運動を促進させる事で、物体を蒸発させたりする事ができる。エッチャの剣先が消失したのは、この技によって剣が蒸発したからだ。また、巨大な火柱を立ち昇らせる『火炎礁』も、この『ホットマックス』の応用技である。空気中の粒子の運動を促進させ、その運動エネルギーから熱を発生。こうして、巨大な火柱を想像したのだ。そして、電流を発生させる『プリズムレイジエレクトロニカ』も、この『ホットマックス』の応用技である。
気体中の粒子の運動をさらに加速させると、気体はプラズマという状態に変化する。『プリズムレイジエレクトロニカ』の原理としては、このプラズマを利用して、電流を発生させていたのだ。
しかし、このタレントには一つ、最大の弱点がある。それは生物の体を構成する粒子は操れないという点。もし、コレが可能ならば、ナツカ達はイワモミと出会った時点で体を蒸発させられていただろう。
タイプ:操作型
「でも危なかったわぁん。まさか私のタレントのアンチが居たなんて…」
イワモミの言うアンチとは、イワモミのタレントを封じるタレントを持つ者。すなわち、エッチャである。
エッチャの『球丸』は物体を球体にする能力。その詳細は、物体を構成する粒子を強制的に移動させ、球体を形作らせるものだ。つまり、イワモミがいくら『ホットマックス』で粒子の運動を促進・加速させても、エッチャがそこに『球丸』を使うだけで、それらの運動は止まるのだ。事実、雷尿がイワモミに拳を食らわす直前、エッチャはハルカの指示で、雷尿の足元の空気に『球丸』を使い、粒子の運動を止め、『火炎礁』による攻撃を防ぐ事ができた。
そして、それらをハルカは見抜いていた。ハルカのタレント『歌視』は、肉眼では見る事のできない粒子を見ることができる。それ故、誰よりも早く、イワモミのタレントの正体に気づき、雷尿やエッチャに指示を送ったのだ。
これらの巧妙なタレントバトル。ハルカの感知能力が無ければ、ここまで戦えてはいないだろう。しかし、今立っているのはイワモミだけ。ナツカ達は、またしても負けたのだ。
「魔王城に連れて帰って、拷問でもしたいところだ・け・ど…」
イワモミは床に倒れている雷尿に向けてモリをかざした。
「油断禁物♡ココで殺して首だけお持ち帰りするわぁん♡」
イワモミが雷尿に向けてモリを放とうとしたその時、誰かがイワモミの耳元で囁いた。
「セッセン。」
カメッセッセだ。カメッセッセは『M付加』を使っていたらしく、気絶どころかダメージすら受けていない。
「ッ⁈」
イワモミは驚き、飛び退いた。
「さすがは元魔障将…恐れられてるだけの事はあるわぁん…」
その時、カメッセッセは普段では絶対に見せないような真面目な顔をした。
「ここまでですぇ。」
カメッセッセはPSIを纏い、イワモミに向かって歩き始めた。
「『ホットマックス』!!!」
イワモミはカメッセッセの足元の粒子を加速させた。
「『火炎礁』!!!」
次の瞬間、カメッセッセの足元から巨大な火柱が立ち昇った。
「なぬぁッ⁈」
イワモミは驚きの声を上げた。
なんと、その火柱はカメッセッセには当たらなかったのだ。
「一回じゃ当たりまへーん。」
火柱は確実にカメッセッセを捉えた。しかも、カメッセッセは回避すらしていない。それなのに、攻撃は当たらなかったのだ。
その時、ナツカ達は目を覚まし始めてきた。
「な、なにが…!」
「えっちゃ…痺れる…!」
しかし、体はまだ動かないようだ。
ナツカ達は床に倒れながら、カメッセッセとイワモミの戦いを見ている。
「そ、それなら…!『コールドゼロ』!!!」
イワモミはカメッセッセの頭上の水分子の運動を抑制した。
「『森羅の寒罪』!!!」
すると次の瞬間、カメッセッセの頭上から巨大な氷柱が大量に落下してきた。
しかし、カメッセッセには一つたりとも直撃しない。
「(一つも当たらないなんておかしい…!まさか、情報には無いタレント…⁈発現してたの⁈トリプルタレントが!)」
イワモミは船尾に向かって走った。
「(あの時と同じ…)」
ニキはインキャーンでの戦いを思い出した。
その時、イワモミはカメッセッセからある程度の距離を取ると、カメッセッセの方を振り返った。
そして、そんなイワモミの両手の平の間には、プラズマが作られていた。
「『プラズムレイジエレクトロニカ』!!!」
イワモミはカメッセッセに向けて電流を放った。しかし、それでも尚、カメッセッセに攻撃は当たらない。
「な、なんなの…⁈」
カメッセッセはイワモミにゆっくりと近づいていく。
「貴方…それほどまで圧倒的なタレントを持っていながら、なぜ今まで使わなかったの…⁈」
イワモミの問いにカメッセッセは答えた。
「オレが全部やったら、コイツら育たんやろ。」
そう。カメッセッセはあえて本気を出さなかったのだ。全てはナツカ達を成長させる為。しかし、今のナツカ達では、イワモミに勝てない。そう思ったからこそ、カメッセッセは本気を出した。
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