桑田少年の品定め

泉出康一

文字の大きさ
9 / 16

第9品 『処女はある』

しおりを挟む
第9品 『処女はある』

あれから桑田は負傷した植松を病院へと運んだ。
病院から桑田とパキナが出てきた。

「奴らは…」
「…きっとまだ学校よ。」
「アイツら…絶対殺したる…」
「…」

桑田は学校の方へ向かって走り出した。

学校への道にて…

「そういやさ、何でお前ら俺ん家来たん?」
「そんなの…アンタが心配だからに決まってんじゃない…」
「…もうちょい早よ来いよ。」
「足止めされてたのよ。」

その時、凶器を持った人間達が桑田の前に立ちはだかった。

「コイツらにね。」
 「何なんコイツら…」
「四天王の能力で洗脳された一般人よ。」
「洗脳?」
「えぇ。取り憑かれてる訳じゃないから、洗脳解除方法はおそらく…大元を潰す事。」

次の瞬間、洗脳された人々は桑田に襲いかかってきた。
桑田は逃げ出した。

「洗脳のヒニン族が誰に取り憑いたかは分かってるわ。そして、洗脳方法はおそらく、対象を体内に取り込む事。」
「体内に取り込む…」

桑田は岩崎先生の事を思い出した。

「アイツか…って事は、矢里本は生きてんか⁈」
「…オグニって子は死んでた。窒息さえしてなければ、可能性はあるわ。」

桑田達は回り道をして学校へ向かった。

TL高校、門前にて…
桑田とパキナの前に1人の男子生徒が立ちはだかった。

「お前…ッ!」

それは死んだはずのオグニだった。

「そんな…死んだはずじゃ…」

その時、死んだはずのオグニが声を上げた。

「我が名はアンゼンビ!死者に取り憑き、その身を自由に操作する事が出来る!」

それを聞いたパキナは驚いた。

「死体に取り憑けるですって⁈」

その時、オグニの身体からアンゼンビが姿を現した。

「この者の性別は男!そして既に骸!純潔を奪う抹消法も、本体を殺して我を倒す事も出来まい!」

次の瞬間、桑田は持ってきたバットで、アンゼンビに取り憑かれたオグニの頭部を殴った。

「うっさい黙れ死ね。」
「…」

その時、アンゼンビはオグニの身体を操り、桑田のバットを掴んだ。

「頭蓋が粉々になってしまった。」

オグニの頭部は凹んでいる。
しかし、それでも尚動き続ける様を見て、桑田は驚嘆した。

「冷酷な奴よ。死体とは言え、元は貴様の学友であろう?」

桑田はオグニの腕を振り払い、距離を取った。

「脚よ!脚を砕けば時間を稼げる!そんな奴無視して、早く女王を…」

次の瞬間、オグニの砕けた頭部が再生し始めた。

「んな⁈」
「我の特別は、ただ死体に取り憑くだけではない!取り憑いた者の身体を、永久的に持続させる超再生!それが我の特別、『死生姦プロビナ』!!!」
「超再生…⁈」
「溶岩に我を投げ込むか、超低温地に監禁せぬ限り、我を止める事は出来ぬ!」

そう言うと、アンゼンビはオグニの身体を操り、懐からナイフを取り出し、桑田に襲いかかった。

「つまり!貴様はココで詰みだ!大人しく我に殺されよ!」

桑田はナイフをかわし続けている。

「チッ、(ふざけんなよ…何が大人しく殺されろやねん…お前らのせいで、母さんと父さんは…)オラァァァッ!!!」

桑田はバットを振り、オグニの首を折った。

「効かぬッ!!!」

しかし、それはすぐに再生した。

「クソがァァァァァァァァァア!!!」

桑田は何度も何度もオグニの頭部をバットで殴った。
約1分後、殴り疲れた桑田がバットを手放した。

「ハァ…ハァ…ハァ…」

オグニの頭部は見るも無惨に抉れていた。
しかし、その負傷は一瞬のうちに再生し元通りになった。

「無駄無駄ァ!!!そのような鈍器如きで我は倒せん!!!」

桑田は疲れている。

「ハァ…ハァ…ハァ…」

次の瞬間、アンゼンビはオグニの身体を操り、ナイフを振り上げた。

「哀れよのぉ人間…」

その時、桑田は不敵に笑った。

「何を笑っておる?頭でもイかれたか?」
「疲れた…でもスッキリしたわぁ…まじストレス解消やわぁ…」

アンゼンビは首を傾げる。

「おかげで…お前の倒し方、閃いちゃったわぁ…ッ!!!」

次の瞬間、桑田はバットを拾い、オグニが持っていたナイフを弾いた。
続けて、桑田はオグニの両脚を砕いた。
両脚を砕かれたオグニは、地面にうつ伏せに倒れている。

「無駄だ!この程度の負傷、すぐに…」

次の瞬間、桑田はオグニの身体の上に乗った。

「き、貴様…何を…⁈」
「男でも…処女はある…」

桑田は自身とオグニのズボンとパンツを下ろした。

「なるほど…その手が…!」

パキナは桑田の行動の意味を理解した。

「ま、まさか…!!!」
「そう…!!!ケツ処女がよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオ!!!」

桑田はオグニのケツに挿れた。

「びえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!?!?!!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。

ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。 彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。 婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。 そして迎えた学園卒業パーティー。 ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。 ガッツポーズを決めるリリアンヌ。 そのままアレックスに飛び込むかと思いきや―― 彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...