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第10品 『ワンチャン』
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TL高校、一階、下足箱置き場にて…
アンゼンビを倒した桑田達は、下足箱置き場へとやって来た。
「女王の気配を感じるわ…」
「場所は?」
「この階じゃない。おそらく、もっと上の階…」
その時、近くから足音が聞こえて来た。
「よぉ、桑田。」
「…大介…?」
それは桑田の親友、長岡大介だった。
「なんか久しぶりな感じやな。毎日学校で会ってるはずやのに。」
その時、パキナは桑田に問いかけた。
「この子、確か宮崎って娘に去勢された子よね?」
その時、桑田は長岡の様子を見て確信した。
「お前、ヒニン族やな!」
しかし、長岡は何も反応しない。
「待ってろ大介。今助けたるからな。」
桑田が長岡に近づいたその時、長岡は桑田の顔面を殴った。
「痛ッ!!!おおお、おまおまおままままお前、何すぅんねん!!!」
長岡は親友を殴ったにも関わらず、落ち着いた様子で話し始めた。
「お前の言う通り、俺はヒニン族に取り憑かれてる…でも、俺の意思で、や。」
「はぁ⁈何言ってんねん…?」
その時、辺りから声が聞こえた。
「言葉通りですよ。」
次の瞬間、長岡の頭上に青髪のヒニン族が現れた。
「僕はヒニン族四天王の一人、ペッテイング。先程も言ったように、取り憑いて欲しいと言ってきたのは彼の方からです。」
「は?嘘つけ!そんな訳…」
その時、長岡は桑田の発言を遮った。
「嘘やない。」
桑田は聞き返す。
「じゃ、じゃあ、嘘じゃないなら、何でか理由言えよ…」
その時、長岡は下半身を露わにした。
「見ろよ桑田…」
長岡の股間は、宮崎に去勢され、大事なモノが無くなっていた。
「もう俺…ワンチャンやれへんねん…俺がワンチャンやれへんこんな世界なんか…全部、壊れてしまえばええねん…!!!」
「大介…」
ペッテイングがゆっくりと長岡の肩に降りた。
「そこで、利害が一致した彼に取り憑かせてもらったという訳です。」
「そんで俺は、コイツから特別な力を貰った。」
長岡は手を前に出し桑田にかざして、手の平を閉じ始めた。それと同時に桑田は股間を抑え、苦しみ始めた。
「ぐぅがぁ……ッ!!!」
「ど、どうしたの⁈」
「うッ…き、キン○マが…痛い…!!!」
ペッテイングは余裕そうに長岡の周りを飛び回っている。
「僕の特別は『高痴漢技術』。離れた場所の物体を掴んだり、動かしたり出来る。まぁ、サイコキネシスみたいなものです。」
長岡は覚悟の表情を浮かべた。
「この『高痴漢技術』で、全人類去勢したる…みんな、俺の苦しみを味わえばええねん…」
長岡は握る力を強くした。
「ぐあぁ…ッ!!!」
その時、長岡は少し桑田に近づいた。
「桑田~、お前さぁ~…俺がこんな状態やのに、ヤりまくってたらしいやん。俺の入院中、見舞いにも来てくれへんし…」
「ち、ちがっ…それには……理由…がッ…!!!」
「ヒニン族撲滅の為、か?」
「うッ…うん……くッ!」
「でもさ桑田、お前、正直楽しんでたやろ?ヒニン族撲滅の為、世界を救う為、そんな大層な事考えながら、お前はヤってたんか?ちゃうやろ。本能のまま、女の体を楽しんでた。ちゃうんか?」
「…」
「なんか言えやッ!!!」
長岡の握る力がさらに強まると同時に、桑田はより一層もがき苦しみだした。
「ずるいやんけ!お前ばっかさ!親友やと思ってたのに!何でお前やねん!クソが!」
その時、桑田はか細い声で長岡に言った。
「ハァ…ハァ…知るかボケ…」
「は?」
「性欲が強いからって…だけで、俺が選ばれて…うッ……いきなり女子口説けとか…言われ…て……」
「…」
「確かに…最初は結構…良い…な…って思ってたよ…でも…コレのせいで…友達も、大勢死んで……母さんと父さんも……ッ!」
桑田は涙を流した。
「こんな事なら…こんなんなるんやったら!ヤりたいなんか思わんかったわ!!!」
「…お前…」
その時、洗脳された学生達が数名、上の階からぞろぞろやって来た。
次の瞬間、長岡は『高痴漢技術』を解除した。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
桑田のキン○マの痛みは和らいだもののまだ少し苦しそうな表情をしている。
ペッテイングは長岡の方を向いた。
「何故やめた?」
「…分からん。」
「…そうか。」
長岡は『高痴漢技術』を使い、洗脳されている生徒達を一掃した。
「行けよ。」
「大介…何で。」
「…タマ潰される痛みは、俺が1番よく知ってる。」
次の瞬間、長岡は桑田に微笑みかけた。
「友達のタマは、潰されへんわ…」
長岡は桑田に背を向け出口へと歩き出した。
「桑田。お前なら、ワンチャンやれる…頑張れ…」
長岡は外へ出て行った。
桑田はこの時、長岡にはもう2度と会えない。そんな気がしていた。
事実、2人が出会う事は、もう二度となかった。
学校前にて…
長岡とペッテイングが学校から出てきた。
「これからどうする気だ?」
「決まってるやろ。全人類去勢する。」
「…彼は例外かい?」
「いや…次、会った時は…必ず…」
「…会えないと良いね。」
「…お前、変わってんな。他のヒニン族ならブチギレやろ?」
「僕はね、君が気に入ったんだよ。ヒニン族は、取り憑いた相手から一生離れることが出来ない。君が言う所の、ワンチャンだよ。だからね、こちらとしても、品定めはしたいんだ。」
「…変わってるわ。お前。」
長岡は歩き始めた。
アンゼンビを倒した桑田達は、下足箱置き場へとやって来た。
「女王の気配を感じるわ…」
「場所は?」
「この階じゃない。おそらく、もっと上の階…」
その時、近くから足音が聞こえて来た。
「よぉ、桑田。」
「…大介…?」
それは桑田の親友、長岡大介だった。
「なんか久しぶりな感じやな。毎日学校で会ってるはずやのに。」
その時、パキナは桑田に問いかけた。
「この子、確か宮崎って娘に去勢された子よね?」
その時、桑田は長岡の様子を見て確信した。
「お前、ヒニン族やな!」
しかし、長岡は何も反応しない。
「待ってろ大介。今助けたるからな。」
桑田が長岡に近づいたその時、長岡は桑田の顔面を殴った。
「痛ッ!!!おおお、おまおまおままままお前、何すぅんねん!!!」
長岡は親友を殴ったにも関わらず、落ち着いた様子で話し始めた。
「お前の言う通り、俺はヒニン族に取り憑かれてる…でも、俺の意思で、や。」
「はぁ⁈何言ってんねん…?」
その時、辺りから声が聞こえた。
「言葉通りですよ。」
次の瞬間、長岡の頭上に青髪のヒニン族が現れた。
「僕はヒニン族四天王の一人、ペッテイング。先程も言ったように、取り憑いて欲しいと言ってきたのは彼の方からです。」
「は?嘘つけ!そんな訳…」
その時、長岡は桑田の発言を遮った。
「嘘やない。」
桑田は聞き返す。
「じゃ、じゃあ、嘘じゃないなら、何でか理由言えよ…」
その時、長岡は下半身を露わにした。
「見ろよ桑田…」
長岡の股間は、宮崎に去勢され、大事なモノが無くなっていた。
「もう俺…ワンチャンやれへんねん…俺がワンチャンやれへんこんな世界なんか…全部、壊れてしまえばええねん…!!!」
「大介…」
ペッテイングがゆっくりと長岡の肩に降りた。
「そこで、利害が一致した彼に取り憑かせてもらったという訳です。」
「そんで俺は、コイツから特別な力を貰った。」
長岡は手を前に出し桑田にかざして、手の平を閉じ始めた。それと同時に桑田は股間を抑え、苦しみ始めた。
「ぐぅがぁ……ッ!!!」
「ど、どうしたの⁈」
「うッ…き、キン○マが…痛い…!!!」
ペッテイングは余裕そうに長岡の周りを飛び回っている。
「僕の特別は『高痴漢技術』。離れた場所の物体を掴んだり、動かしたり出来る。まぁ、サイコキネシスみたいなものです。」
長岡は覚悟の表情を浮かべた。
「この『高痴漢技術』で、全人類去勢したる…みんな、俺の苦しみを味わえばええねん…」
長岡は握る力を強くした。
「ぐあぁ…ッ!!!」
その時、長岡は少し桑田に近づいた。
「桑田~、お前さぁ~…俺がこんな状態やのに、ヤりまくってたらしいやん。俺の入院中、見舞いにも来てくれへんし…」
「ち、ちがっ…それには……理由…がッ…!!!」
「ヒニン族撲滅の為、か?」
「うッ…うん……くッ!」
「でもさ桑田、お前、正直楽しんでたやろ?ヒニン族撲滅の為、世界を救う為、そんな大層な事考えながら、お前はヤってたんか?ちゃうやろ。本能のまま、女の体を楽しんでた。ちゃうんか?」
「…」
「なんか言えやッ!!!」
長岡の握る力がさらに強まると同時に、桑田はより一層もがき苦しみだした。
「ずるいやんけ!お前ばっかさ!親友やと思ってたのに!何でお前やねん!クソが!」
その時、桑田はか細い声で長岡に言った。
「ハァ…ハァ…知るかボケ…」
「は?」
「性欲が強いからって…だけで、俺が選ばれて…うッ……いきなり女子口説けとか…言われ…て……」
「…」
「確かに…最初は結構…良い…な…って思ってたよ…でも…コレのせいで…友達も、大勢死んで……母さんと父さんも……ッ!」
桑田は涙を流した。
「こんな事なら…こんなんなるんやったら!ヤりたいなんか思わんかったわ!!!」
「…お前…」
その時、洗脳された学生達が数名、上の階からぞろぞろやって来た。
次の瞬間、長岡は『高痴漢技術』を解除した。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
桑田のキン○マの痛みは和らいだもののまだ少し苦しそうな表情をしている。
ペッテイングは長岡の方を向いた。
「何故やめた?」
「…分からん。」
「…そうか。」
長岡は『高痴漢技術』を使い、洗脳されている生徒達を一掃した。
「行けよ。」
「大介…何で。」
「…タマ潰される痛みは、俺が1番よく知ってる。」
次の瞬間、長岡は桑田に微笑みかけた。
「友達のタマは、潰されへんわ…」
長岡は桑田に背を向け出口へと歩き出した。
「桑田。お前なら、ワンチャンやれる…頑張れ…」
長岡は外へ出て行った。
桑田はこの時、長岡にはもう2度と会えない。そんな気がしていた。
事実、2人が出会う事は、もう二度となかった。
学校前にて…
長岡とペッテイングが学校から出てきた。
「これからどうする気だ?」
「決まってるやろ。全人類去勢する。」
「…彼は例外かい?」
「いや…次、会った時は…必ず…」
「…会えないと良いね。」
「…お前、変わってんな。他のヒニン族ならブチギレやろ?」
「僕はね、君が気に入ったんだよ。ヒニン族は、取り憑いた相手から一生離れることが出来ない。君が言う所の、ワンチャンだよ。だからね、こちらとしても、品定めはしたいんだ。」
「…変わってるわ。お前。」
長岡は歩き始めた。
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