8 / 13
8Chance 『協力者やん。』
しおりを挟む
長岡の治療が終わって半日後、病院にて…
長岡は病室のベットの上で目を覚ました。
「兄ちゃん!!!」
「大介さん!!!」
長岡の側にはペドロとイザベラ、そして医者の姿があった。
「ワンチャン助かったんか…?」
現状をあまり理解できていない長岡に、医者は言う。
「あの状態から…しかもこんなにも早く目が覚めるなんて奇跡だよ。いや!俺の腕が良いからやな!俺のおかげやぞ!」
イザベラは医者に礼を言う。
「はい。本当にありがとうございました。」
「いえいえ~。」
医者は病室から出た。
〈何が『俺の腕が良いから』だよ…〉
その時、ペッテイングが姿を現した。
「僕の頑張りのおかげだろ。」
「あ、久しぶり。」
ペドロが軽く手を振る。
「大介が早く目覚めたのは、僕が大介の身体の中で病原体と戦ってたからだ!どれだけ大変だったか…!」
その時、長岡はペッテイングに礼を言った。
「そうか…なんか色々と迷惑かけた。すまんな。」
「いや…まぁ、君に死なれたら僕も死ぬからね。当然だよ。」
その時、長岡の病室に、治療を終えたシゲルが入ってきた。
「うっわお前…」
ペドロはあからさまに嫌そうな顔をする。
「知り合いか?」
「んまぁ…」
長岡はペドロに聞いたが、ペドロの反応はイマイチだ。
「ッ~。」
シゲルはトランスに喉を潰されて、声が出せずにいる。
その時、シゲルはマジックペンで壁に『約束』と書いた。
「あっ…」
イザベラは何かを思い出した。
続けて、シゲルは壁に『ヤラセロ』と書いた。
「あぁ~!!!」
ペドロは叫んだ。
「何や何や?何かすんのか?」
ペドロは長岡にこれまでに起こった事を全て話した。
「それ!ワンチャンやないか!!!」
「頼む兄ちゃん!姉さんを助けてあげて!こんな半裸変態に、ウチの姉さんは渡せないよ!」
次の瞬間、シゲルは下半身を露わにして、イザベラに近づいた。
「い、嫌ッ…!!!」
その時、長岡は声を上げた。
「ちょっと待て!!!」
シゲルは歩みを止めたが今にもイザベラに飛び掛かりそうだ。
「お前、ヤれれば誰でもええんか…?」
「ッ~!!!」
シゲルは顔を横に振った。
「じゃあどんな女がええねん…?」
シゲルは壁に『美人で尻のデカい女』と書いた。
「…分かった。お前の願い叶えたる。その代わり、そいつには手ぇ出さんといてくれ。」
「大介さん…」
「ペドロ。電話、持って来てくれ。」
「え…あぁ。うん。分かった。でも、一体何を…?」
「協力者がおるって、前言ったよな。」
長岡はペドロが持ってきた電話で誰かと話をした。
「オッケーや。」
長岡以外はみなぽかんとしている。
しばらくすると長岡の病室にエッロい格好で尻のデカい美人な女がたくさん入ってきた。
「ッ~~!!!?!?!」
シゲルは勃った。
「これでええやろ。」
シゲルは満足げな顔で首を縦に振った。
「んじゃ、行くぞ。」
長岡はベットから降りた。
病院の前にて…
病院の前には、軍用の車両が停まっていた。
長岡は当然のようにその車両に向かって歩いて行く。
「乗るぞ。」
「え、コレに…?」
「あぁ。」
「でも、どこへ…?」
「今から、マリンガにおる協力者に会いに行く。」
サンパウロ、とあるビルにて…
三人の男達が話をしている。
「トランスもやられたか。」
スーツの男がそう言うと半ズボンの男と糸目の男がそれぞれ反応を示す。
「いや…え…いやふっあのさ…いやふふっ弱すぎやろ。」
「はたまた、敵が強者か…」
スーツの男は腹を括って二人に結論を出す。
「やはり、全員で始末しに行くべきです。その方が勝算は高いと思われますが。」
「え…いやふっでも…」
「…やむを得ない、か…」
数日後、ブラジル、パラナ州マリンガにて…
此処マリンガは、パナマ州に計画都市である。日系ブラジル人の拠点の一つでもあり、人口は約40万人程。
そこのとあるバーに長岡達は居た。
「マスター。注文ええか?」
「どうぞ。」
少しの沈黙の後、長岡は一言だけ発した。
「それな。」
すると、マスターは何も言わずにカウンター裏の扉を開けた。
「通りな。」
長岡達はその扉の先に向かった。
カウンター裏の扉の先にて…
長い階段を下っていた。
「協力者…一体どんな人なのですか?」
「軍用の車でお出迎えなんだ…きっと、すっげぇイカツイおっさんなんだぜ。」
「いや。俺と同い年。」
「え⁈」
「俺と同じ日本人やし…てか、高校の同級生やし。」
階段を下り終えると、正面に鉄の扉が現れた。
長岡は扉を開けて、中に入った。
扉の先の部屋にて…
部屋の中には爆弾や銃、ナイフや防弾チョッキなどが大量に置いてあった。
そして、部屋の真ん中にある大きなソファに、一人の天パの青年が座っていた。
「よぉ。久しぶりやな。植松。」
「はは。それな。僧侶枠やん。」
「(この人が協力者…)」
「(兄ちゃんの、高校の同級生…)」
「どした?」
「この国の裏ボスの玉潰したい。武器と情報くれ。」
「おけ。」
その時、植松は手榴弾を長岡に投げて渡した。
「おぅぎゃ!手榴弾投げて渡すな!手渡せ!」
「はは。それな。僧侶枠やん。」
「「(僧侶枠って何…)」」
イザベラとペドロは植松が頻繁に言う僧侶枠が何なのか分からず困惑している。
「裏ボス、俺も探してんで。」
「…見つからんのか?」
「それな。」
「お前でも見つけられへんとか…」
「「僧侶枠やん!!!」」
二人は腹を抱えて笑っている。
ペドロとイザベラは『はぁ?』って顔をしている。
「ご、ごめんごめん。高校ん時のノリ出てもうたわ。」
長岡は笑いが止まらない。
「どんな高校生活送ってきたんだよ…」
「ま、探しとくわ。それまで遊んどけば。」
「しゃーないな。ワンチャン遊んどくか。玉無いけど。」
「はは。僧侶枠やん。」
「ペドロ。イザベラ。お前らも好きにしてくれてええぞ。」
「え…?」
「観光や観光。今まで危険な事に巻き込んで悪かったな。まぁ、楽しんでくれ。」
「でも、俺たち金ねーし…」
その時、植松はペドロに100万円分の札束を投げて渡した。
「はは。」
「「あざーす!!!」」
ペドロとイザベラは町へ観光しに行った。
「お前、とんでもないな。」
「それな。」
僧侶枠やん。
長岡は病室のベットの上で目を覚ました。
「兄ちゃん!!!」
「大介さん!!!」
長岡の側にはペドロとイザベラ、そして医者の姿があった。
「ワンチャン助かったんか…?」
現状をあまり理解できていない長岡に、医者は言う。
「あの状態から…しかもこんなにも早く目が覚めるなんて奇跡だよ。いや!俺の腕が良いからやな!俺のおかげやぞ!」
イザベラは医者に礼を言う。
「はい。本当にありがとうございました。」
「いえいえ~。」
医者は病室から出た。
〈何が『俺の腕が良いから』だよ…〉
その時、ペッテイングが姿を現した。
「僕の頑張りのおかげだろ。」
「あ、久しぶり。」
ペドロが軽く手を振る。
「大介が早く目覚めたのは、僕が大介の身体の中で病原体と戦ってたからだ!どれだけ大変だったか…!」
その時、長岡はペッテイングに礼を言った。
「そうか…なんか色々と迷惑かけた。すまんな。」
「いや…まぁ、君に死なれたら僕も死ぬからね。当然だよ。」
その時、長岡の病室に、治療を終えたシゲルが入ってきた。
「うっわお前…」
ペドロはあからさまに嫌そうな顔をする。
「知り合いか?」
「んまぁ…」
長岡はペドロに聞いたが、ペドロの反応はイマイチだ。
「ッ~。」
シゲルはトランスに喉を潰されて、声が出せずにいる。
その時、シゲルはマジックペンで壁に『約束』と書いた。
「あっ…」
イザベラは何かを思い出した。
続けて、シゲルは壁に『ヤラセロ』と書いた。
「あぁ~!!!」
ペドロは叫んだ。
「何や何や?何かすんのか?」
ペドロは長岡にこれまでに起こった事を全て話した。
「それ!ワンチャンやないか!!!」
「頼む兄ちゃん!姉さんを助けてあげて!こんな半裸変態に、ウチの姉さんは渡せないよ!」
次の瞬間、シゲルは下半身を露わにして、イザベラに近づいた。
「い、嫌ッ…!!!」
その時、長岡は声を上げた。
「ちょっと待て!!!」
シゲルは歩みを止めたが今にもイザベラに飛び掛かりそうだ。
「お前、ヤれれば誰でもええんか…?」
「ッ~!!!」
シゲルは顔を横に振った。
「じゃあどんな女がええねん…?」
シゲルは壁に『美人で尻のデカい女』と書いた。
「…分かった。お前の願い叶えたる。その代わり、そいつには手ぇ出さんといてくれ。」
「大介さん…」
「ペドロ。電話、持って来てくれ。」
「え…あぁ。うん。分かった。でも、一体何を…?」
「協力者がおるって、前言ったよな。」
長岡はペドロが持ってきた電話で誰かと話をした。
「オッケーや。」
長岡以外はみなぽかんとしている。
しばらくすると長岡の病室にエッロい格好で尻のデカい美人な女がたくさん入ってきた。
「ッ~~!!!?!?!」
シゲルは勃った。
「これでええやろ。」
シゲルは満足げな顔で首を縦に振った。
「んじゃ、行くぞ。」
長岡はベットから降りた。
病院の前にて…
病院の前には、軍用の車両が停まっていた。
長岡は当然のようにその車両に向かって歩いて行く。
「乗るぞ。」
「え、コレに…?」
「あぁ。」
「でも、どこへ…?」
「今から、マリンガにおる協力者に会いに行く。」
サンパウロ、とあるビルにて…
三人の男達が話をしている。
「トランスもやられたか。」
スーツの男がそう言うと半ズボンの男と糸目の男がそれぞれ反応を示す。
「いや…え…いやふっあのさ…いやふふっ弱すぎやろ。」
「はたまた、敵が強者か…」
スーツの男は腹を括って二人に結論を出す。
「やはり、全員で始末しに行くべきです。その方が勝算は高いと思われますが。」
「え…いやふっでも…」
「…やむを得ない、か…」
数日後、ブラジル、パラナ州マリンガにて…
此処マリンガは、パナマ州に計画都市である。日系ブラジル人の拠点の一つでもあり、人口は約40万人程。
そこのとあるバーに長岡達は居た。
「マスター。注文ええか?」
「どうぞ。」
少しの沈黙の後、長岡は一言だけ発した。
「それな。」
すると、マスターは何も言わずにカウンター裏の扉を開けた。
「通りな。」
長岡達はその扉の先に向かった。
カウンター裏の扉の先にて…
長い階段を下っていた。
「協力者…一体どんな人なのですか?」
「軍用の車でお出迎えなんだ…きっと、すっげぇイカツイおっさんなんだぜ。」
「いや。俺と同い年。」
「え⁈」
「俺と同じ日本人やし…てか、高校の同級生やし。」
階段を下り終えると、正面に鉄の扉が現れた。
長岡は扉を開けて、中に入った。
扉の先の部屋にて…
部屋の中には爆弾や銃、ナイフや防弾チョッキなどが大量に置いてあった。
そして、部屋の真ん中にある大きなソファに、一人の天パの青年が座っていた。
「よぉ。久しぶりやな。植松。」
「はは。それな。僧侶枠やん。」
「(この人が協力者…)」
「(兄ちゃんの、高校の同級生…)」
「どした?」
「この国の裏ボスの玉潰したい。武器と情報くれ。」
「おけ。」
その時、植松は手榴弾を長岡に投げて渡した。
「おぅぎゃ!手榴弾投げて渡すな!手渡せ!」
「はは。それな。僧侶枠やん。」
「「(僧侶枠って何…)」」
イザベラとペドロは植松が頻繁に言う僧侶枠が何なのか分からず困惑している。
「裏ボス、俺も探してんで。」
「…見つからんのか?」
「それな。」
「お前でも見つけられへんとか…」
「「僧侶枠やん!!!」」
二人は腹を抱えて笑っている。
ペドロとイザベラは『はぁ?』って顔をしている。
「ご、ごめんごめん。高校ん時のノリ出てもうたわ。」
長岡は笑いが止まらない。
「どんな高校生活送ってきたんだよ…」
「ま、探しとくわ。それまで遊んどけば。」
「しゃーないな。ワンチャン遊んどくか。玉無いけど。」
「はは。僧侶枠やん。」
「ペドロ。イザベラ。お前らも好きにしてくれてええぞ。」
「え…?」
「観光や観光。今まで危険な事に巻き込んで悪かったな。まぁ、楽しんでくれ。」
「でも、俺たち金ねーし…」
その時、植松はペドロに100万円分の札束を投げて渡した。
「はは。」
「「あざーす!!!」」
ペドロとイザベラは町へ観光しに行った。
「お前、とんでもないな。」
「それな。」
僧侶枠やん。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす
蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。
追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。
しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。
港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。
イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。
犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。
被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。
追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる