異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第59話 アーネと薬草 中編

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北側のモンスター探索と討伐とアーネと山菜採取をしながら過ごしている。アーネの山菜採取が終わり村に戻ると、多くの兵士が到着している
「イールス、無事だったか?」
アーセリオドールが微笑みながらイールスを見ている
「アーセリオドール様、お元気なお顔を拝見できで光栄に存じ上げます」
丁寧に挨拶をしていると、アーネが慌てて頭を下げている
「その少女は?」
アーセリオドールが少女を見て聞く
「アーネ様は、村長様の孫娘様です。 山菜採取の勉強をさせて貰ってました」
イールスが笑顔で言う
「アーネか…イールスと仲良くして欲しい」
アーセリオドールが考え込んでいる

宿屋に戻ると、アーセリオドールに状況を報告している
「イールス…予想通りなら、男爵家に使いを出す必要が有るが…キマイラを倒したのは、内緒にするようにしている」
「アーセリオドール様、ありがとうございます。実は、このアイテムがドロップしたのですが、重宝しているので、使ってました」
イールスが魔法の鞄を出して言う
「報告は受けている。イールスが使えるのなら、構わない…キマイラ討伐のアイテムなら、イールスの所有物だ」
「ありがとうございます。 本当に嬉しく思います」
頭を下げながら言う
「イールスは何を調べている? 」
「大変申し訳ないのですが…まだ確実な事が言えませんので、調査が終わりましたら、報告致します。無駄な事かも知れませんので…」
「イールスの事だから、良いだろう」
アーセリオドールが考え込んでいる
(山菜の分布か? それとも何か鉱石を発見したのか? 開拓出来る場所か? イールスなら安心して良いだろう)

翌日、ベラトリバウム男爵領近くまで進む為に兵士達出発して、4日後村に戻ってくると、兵士達が詳しく報告をアーセリオドールにする為に先に向かう
「やっと見付けたわ! イールス!!」
メデルが、イールスを見付けて歩いてくる
「え! メデル様、このような所まで、足を運んで頂き本当に感謝申し上げます」
イールスが慌てて、丁寧に挨拶をしている
「あの薬草よ! この国で足りない薬草を送り付けて、薬草に詳しい人に聞きたい何て書いてあるから、連れてきたわ!!」
メデルが興奮気味に言うと、後ろで3人が苦笑いしている
「ありがとうございます。部屋で調査した結果を御説明をしたいと思います。半人前の為、採取や今後どの様にすれば良いか、御相談したいと思います」
「良いわ! アーセリオドールにも文句が有ります」
メデルが笑顔で言うと、宿屋に歩いていく

宿屋に入ると、村長とアーセリオドールが話し込んでいる
「イールス、帰ったか…メデル殿にもう会ったのだな」
アーセリオドールが苦笑いしている
「アーセリオドール様、ただいま帰りました。メデル様と少しお話をしたいのですが、宜しいでしょうか?」
丁寧に挨拶しながら言うと、メデルが苦笑いしている
「メデル殿、この調子だ…済まないが…判断する事が多いので」
「アーセリオドール殿も聞きなさい! モンスター等より重要です! キマイラ討伐の部隊派遣の話になるなら、尚更です」
メデルが睨みながら言う
「それなら…上の部屋で話そう」
アーセリオドールがガックリして言うと、部屋に案内していく

「アーセリオドール、今回来訪したのは、イールスからの手紙とベラトリバウム男爵領の不穏な噂が有ったから、直々に来ました。 キマイラが出現したのは、本当ですね!」
「その事は…もういない事を祈る」
アーセリオドールが苦笑いしている
「ここまで来て、隠し事は許しません! 民を何だと思っている!! いい加減な事を言うな!!」
メデルがアーセリオドールに怒鳴り、アーセリオドールが苦笑いしている
「メデル様、大変申し訳ないのですが…半人前が戦った所為でアーセリオドール様に内緒にして貰ってます…」
イールスが2人の様子を見て、慌てて頭を下げている
「は? 何? イールス!」
「メデル殿…内密にして欲しい…イールスがキマイラを討伐してしまった」
アーセリオドールが苦笑いして言うと、イールスがキマイラの爪と牙と結晶と魔石を出して、メデルに渡す
「は? …はーーーーーーーー! 何故? そんな馬鹿な…キマイラですよ! 」
メデルが混乱しながら叫んでいる

「メデル殿、落ち着いたか?」
アーセリオドールが、メデルが頭を押さえながら落ち着いたのを見て聞く
「キマイラが出現しました…討伐完了です…こんな報告出来ません…騎士団大隊の準備までしていたのに…それに…この結晶ダンジョンコアまで、持っているなんて…」
メデルが水を1口飲んでから言う
「本人が秘密にして欲しいと言うのだから…どうしたら良いか?」
「秘密で良いです! もしバレたら、その時は私が説明します…イールスの実力騎士団にあげません! 絶対に魔法研究院に入って貰います」
メデルが考えてから言うと、イールスを見ている
「メデル様半人前の所為で御迷惑の数々大変申し訳ありません」
イールスが頭を下げている。メデルが考えながらイールスを見ている
(半人前、何て言わないで欲しい…今後の計画も考えないと…)

「メデル様、この地図が薬草と思われる物の分布です。思ったより多く群生しています。村人達は食べれない草なので、放置してました」
イールスが地図を広げて説明をしていると、メデルが真剣に見ている
「嘘でしょ…こんなに見付けたの? これなら…魔法研究院…いえ、王国が管理したいぐらいです」
メデルが考えながら言う
「半人前ですので、明日、少し案内したいのですが、採取のやり方を学びたいと思います」
「明日、この付近を先に見たいですね…この薬草国内で不足して、隣国から買ってます」
「畏まりました」
イールスが笑顔で頭を下げている
「メデル殿、何なのか? 何か重要な事か?」
アーセリオドールが考えながら聞く
「アーセリオドール様、もし、確定しましたら、この村は、有名になります。採取した薬草を管理して、魔法研究院に売れば、領地の相当な収入になります。 その為には調査と管理が必要です。 乱獲してしまったら、終わりになります」
イールスが笑顔で説明をしていると、メデルが頷きながら聞いている
「そんな事を調べていたのか…重要な事か?」
「アーセリオドール! 何を! 凄い重要です!本来なら魔法研究院が管理するべき事です! 何でこんな魔法の知識が無い、人の領地に群生地が見つかるのよ! 王家にとっても大発見です!」
メデルがアーセリオドールの襟口を掴み怒鳴りだすと、アーセリオドールが助けを求めるようにイールスを見ている
(イールス、何とか魔法薬馬鹿をどうにかしてくれ! こんなに興奮する事か? 意味がわからん…薬草だろ?)
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