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第311話 アーゼリアストリア王国へ
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半年が過ぎて、イールス達は、出発の準備をしている。イールスの元にライゼーラとカシムとクラウザーがやってくる
「イールス様、何故同行を許して貰えないのですか!!」
ライゼーラが大声をあげて、カシムとクラウザーがイールスを見ている
「ライゼーラ様は男爵になられたのですから、それに帰ったら冒険者になるので連れていけません… 家族を見捨てられますか?」
イールスが動じないで言う
「それでも…」
ライゼーラが悔しそうな顔でイールスを睨んでいる
「カシム様も領主として、クラーゼメルトリア地方の統治が有ります」
「イールス様が戻られるまで、統治はしますが、何故私まで騎士爵になるのでしょうか?」
カシムが困惑したようにイールスを見ている
「あれだけの戦功をあげていますので、正しい報酬でしょう」
イールスが笑顔で言う
「二人は大人しくこの国を支えるようにな!! イールス様の御意向を守るように…」
クラウザーが笑いながら言う
「クラウザー様も男爵と領地を与えられたのですから、残りますよね?」
イールスが笑顔でクラウザーを見ている
「返上してきたぞ」
「家族が悲しむ…」
「家族などもういない!! それにみんなイールス様と一緒に行くと決めているぞ」
クラウザーが笑いながら言う
「冒険者になるのですから…」
「冒険者になるぞ!! 国に送ったら、その後みんな世界に散って、情報収集と新しい人生を考えると言っているぞ!! 止めれないぞ!!」
クラウザーが笑いながら言うと、イールスが苦笑いしながら考えている
え? ここで残しても追いかけてくるのか? 何か手を考えないと… 無理なのか? 何を言っても着いてくるだろうし… 冒険者になっても追いかけてくるのかな?どうしよう? どうしたら? 何か手立てを考えないと…無理なのか…
「ライゼーラ、カシム、イールス様が帰還するまで領地を頼んだぞ」
クラウザーが笑顔で言う
「仕方無いが… もし何かあれば駆け付けよう」
ライゼーラが少し悔しそうに言うと、カシムも頷いている
イールスが王宮に向かい、謁見の間に通される
「救国の英雄イールス将軍様… もう少し一緒に… いえ、この国を一緒に統治して欲しいです」
ユリアリースが涙目でイールスを見ていると、貴族達が苦笑いしている
「ユリアリース女王陛下、そのぐらいで… イールス様、この国を救い復興の手伝いをしてもらい感謝しています。永代に渡り救国の英雄として語り継ぎます」
王妃が入ってきて微笑みながら言う
「え! お母様!!」
ユリアリースが立ち上がり叫ぶ
「ユリアリース女王陛下、最後くらいしっかり見送りなさい、王族として感謝は忘れてはいけません… 解っていますか? ここは英雄様を見送る場所です……」
王妃が微笑みながらユリアリースを叱っている。貴族達が苦笑いしている
(ここで王妃様が出てくるとは… 元気そうに見えるが… これなら王妃様主導で復興を… ユリアリース様の手腕も素晴らしかったが…)
「ユリアリース女王陛下、順調に復興している町並みを見て安心しております。 セメトリア王国が早く復興して、ユリアリース女王陛下の名が後世に名君として残る事を実感しています」
イールスが笑顔で言う
「イールス様の名も英雄として後世に残るでしょう、セメトリア王国はいつでもイールス様のお戻りを待っております。 不甲斐ないユリアリースに御助力して頂いた事の感謝は忘れません」
王妃がユリアリースが何か言おうとするのを遮り言う
「下賤な身の未熟者の半人前などすぐに忘れてもらって構わないと思います」
イールスが笑顔で言うと、ジークレンが笑顔でイールスを見ている
「イールス先生に学べた、この半年感謝しています。 これからは女王陛下を支える様に精進致します」
ジークレンが笑顔で頭を下げる
「ジークレン王子様が優秀なだけです」
「フロックと言う、生涯の友に会えたのもイールス様のお陰です。 再会を楽しみに更に精進します」
ジークレンが笑顔でイールスを見ている
「国王陛下にあの手紙を渡して下さいね」
王妃が笑みを浮かべて言う
「イールス様が勧める相手なら喜んで受けます」
ジークレンが笑顔で言うと、ユリアリースが驚いたように王妃を見ている
「… 期待しない様に御願い申し上げます」
イールスが苦笑いしていると、重臣達が顔を見合わせている
(何の話を… まさか、ジークレン様の相手の事か!! 英雄様が認める相手なら良い事かも知れないが、国王陛下に手渡すと言うなら、王家として政略結婚となるのか?)
イールス達が準備を終わらせて、町中を進み、沿道では多くの住民が歓声をあげながら見送っている
イールス達は順調に進み、国境の砦が見えてくる
「兄様、帰ったら何をしますか?」
リシリアが馬車から外を見ながら言う
「まずは国王陛下に仕返しをしないとね… それよりも多くの義勇兵が同行してくれたな… どうしよう」
イールスが外を見ながら言う
「どうするのですか?」
「どうしようかな? 冒険者になるから、各自任せるよ」
イールスが考えながら言う
「兄様、どこまでも着いていきます」
リシリアが笑顔で言う
「面倒な事になる前に旅に出たいな」
イールスが考え込んでいる
国境の砦に到着すると、兵士達が慌ただしくしている姿をイールス達が見て、クリストファーが聞き込みに向かう
「イールス様!! 一大事です!!」
クリストファーが慌ててイールスの馬車に来て言う
「何か有りましたか?」
「スタンピードが発生して、莫大な被害が発生しています!! 未確認ですが、スタンピードは王都に向かっております!!」
クリストファーが聞いた内容を説明している
「え! スタンピード!! 何故? どうなっているの?」
イールスが困惑したように声をあげる
スタンピード、クリストファーさんの話が本当なら、相当大規模な事だけど… 詳しい情報が欲しい… 早く王都に向かった方が良いのかな? 発生地点を強襲した方が良いのかな? どうしたら? 判断は早くしないと…
「イールス様、情報収集に向かいます」
ディオルバルクが大声で言うと、ディオルバルクの隊が馬を疾走させていく
「イールス様、何故同行を許して貰えないのですか!!」
ライゼーラが大声をあげて、カシムとクラウザーがイールスを見ている
「ライゼーラ様は男爵になられたのですから、それに帰ったら冒険者になるので連れていけません… 家族を見捨てられますか?」
イールスが動じないで言う
「それでも…」
ライゼーラが悔しそうな顔でイールスを睨んでいる
「カシム様も領主として、クラーゼメルトリア地方の統治が有ります」
「イールス様が戻られるまで、統治はしますが、何故私まで騎士爵になるのでしょうか?」
カシムが困惑したようにイールスを見ている
「あれだけの戦功をあげていますので、正しい報酬でしょう」
イールスが笑顔で言う
「二人は大人しくこの国を支えるようにな!! イールス様の御意向を守るように…」
クラウザーが笑いながら言う
「クラウザー様も男爵と領地を与えられたのですから、残りますよね?」
イールスが笑顔でクラウザーを見ている
「返上してきたぞ」
「家族が悲しむ…」
「家族などもういない!! それにみんなイールス様と一緒に行くと決めているぞ」
クラウザーが笑いながら言う
「冒険者になるのですから…」
「冒険者になるぞ!! 国に送ったら、その後みんな世界に散って、情報収集と新しい人生を考えると言っているぞ!! 止めれないぞ!!」
クラウザーが笑いながら言うと、イールスが苦笑いしながら考えている
え? ここで残しても追いかけてくるのか? 何か手を考えないと… 無理なのか? 何を言っても着いてくるだろうし… 冒険者になっても追いかけてくるのかな?どうしよう? どうしたら? 何か手立てを考えないと…無理なのか…
「ライゼーラ、カシム、イールス様が帰還するまで領地を頼んだぞ」
クラウザーが笑顔で言う
「仕方無いが… もし何かあれば駆け付けよう」
ライゼーラが少し悔しそうに言うと、カシムも頷いている
イールスが王宮に向かい、謁見の間に通される
「救国の英雄イールス将軍様… もう少し一緒に… いえ、この国を一緒に統治して欲しいです」
ユリアリースが涙目でイールスを見ていると、貴族達が苦笑いしている
「ユリアリース女王陛下、そのぐらいで… イールス様、この国を救い復興の手伝いをしてもらい感謝しています。永代に渡り救国の英雄として語り継ぎます」
王妃が入ってきて微笑みながら言う
「え! お母様!!」
ユリアリースが立ち上がり叫ぶ
「ユリアリース女王陛下、最後くらいしっかり見送りなさい、王族として感謝は忘れてはいけません… 解っていますか? ここは英雄様を見送る場所です……」
王妃が微笑みながらユリアリースを叱っている。貴族達が苦笑いしている
(ここで王妃様が出てくるとは… 元気そうに見えるが… これなら王妃様主導で復興を… ユリアリース様の手腕も素晴らしかったが…)
「ユリアリース女王陛下、順調に復興している町並みを見て安心しております。 セメトリア王国が早く復興して、ユリアリース女王陛下の名が後世に名君として残る事を実感しています」
イールスが笑顔で言う
「イールス様の名も英雄として後世に残るでしょう、セメトリア王国はいつでもイールス様のお戻りを待っております。 不甲斐ないユリアリースに御助力して頂いた事の感謝は忘れません」
王妃がユリアリースが何か言おうとするのを遮り言う
「下賤な身の未熟者の半人前などすぐに忘れてもらって構わないと思います」
イールスが笑顔で言うと、ジークレンが笑顔でイールスを見ている
「イールス先生に学べた、この半年感謝しています。 これからは女王陛下を支える様に精進致します」
ジークレンが笑顔で頭を下げる
「ジークレン王子様が優秀なだけです」
「フロックと言う、生涯の友に会えたのもイールス様のお陰です。 再会を楽しみに更に精進します」
ジークレンが笑顔でイールスを見ている
「国王陛下にあの手紙を渡して下さいね」
王妃が笑みを浮かべて言う
「イールス様が勧める相手なら喜んで受けます」
ジークレンが笑顔で言うと、ユリアリースが驚いたように王妃を見ている
「… 期待しない様に御願い申し上げます」
イールスが苦笑いしていると、重臣達が顔を見合わせている
(何の話を… まさか、ジークレン様の相手の事か!! 英雄様が認める相手なら良い事かも知れないが、国王陛下に手渡すと言うなら、王家として政略結婚となるのか?)
イールス達が準備を終わらせて、町中を進み、沿道では多くの住民が歓声をあげながら見送っている
イールス達は順調に進み、国境の砦が見えてくる
「兄様、帰ったら何をしますか?」
リシリアが馬車から外を見ながら言う
「まずは国王陛下に仕返しをしないとね… それよりも多くの義勇兵が同行してくれたな… どうしよう」
イールスが外を見ながら言う
「どうするのですか?」
「どうしようかな? 冒険者になるから、各自任せるよ」
イールスが考えながら言う
「兄様、どこまでも着いていきます」
リシリアが笑顔で言う
「面倒な事になる前に旅に出たいな」
イールスが考え込んでいる
国境の砦に到着すると、兵士達が慌ただしくしている姿をイールス達が見て、クリストファーが聞き込みに向かう
「イールス様!! 一大事です!!」
クリストファーが慌ててイールスの馬車に来て言う
「何か有りましたか?」
「スタンピードが発生して、莫大な被害が発生しています!! 未確認ですが、スタンピードは王都に向かっております!!」
クリストファーが聞いた内容を説明している
「え! スタンピード!! 何故? どうなっているの?」
イールスが困惑したように声をあげる
スタンピード、クリストファーさんの話が本当なら、相当大規模な事だけど… 詳しい情報が欲しい… 早く王都に向かった方が良いのかな? 発生地点を強襲した方が良いのかな? どうしたら? 判断は早くしないと…
「イールス様、情報収集に向かいます」
ディオルバルクが大声で言うと、ディオルバルクの隊が馬を疾走させていく
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