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第1話 出会い
「陛下、どうでしょう学園は」
嫌味が大好きそうな男に声を掛けられる。この国の宰相をしている男だ。学園の見学に行くと言ったら着いてきたのだ。
あぁ私は誰だって?
私の名前はザッカルト・ジグルド・プリマ。我が国の第1王子だ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「殿下?」
「あぁすまない。とても良いところだな」
そういうと嫌味が好きな男。いや宰相 、ジリアン
は聞いてもないことをベラベラと話し出す。
「この学園は身分関係なく通えることが特徴でして…」
冗長な話を右から左に流していると長身の男がやってくる。近衛騎士のザレビアだ。
「ジリアン様。殿下は日頃の御公務でお疲れですのでその程度でお願い致します。」
ザレビアがそういうと不満そうにジリアンが
「御公務ねぇ」
と呟く
「ジリアン様それ以上は無礼ですよ。」
「ふっ私はまだ公務としか言っていないのにそれ以降に続く事が分かるなんて余程騎士様は賢いのですね。流石王子様に仕える騎士様ですね。」
というジリアンの言葉は無視しザレビアはこちらを向き膝まづく
「ザッカルト第1王子殿下。もうそろそろお帰りのお時間です。向かいましょう」
「あぁ。最後に少しよってもいいか?」
私が聞くとザレビアは
「はっ。」
と頷く。
「では少し待っていろ。行ってくる」
「陛下。1人では危険です。」
そういうザレビアに私は言い返す
「私は成人したし剣術も特訓している。1人で大丈夫だ。」
「しかし陛下」
そう反論するザレビアを尻目に私は
ザッッッ
走り出す。
「陛下!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「はぁ…はぁ…はぁ」
ズサッズサッズサッズサッ
しばらく走っていると庭に出た。
まあ何がしたかったわけでもない。ただ1人になりたかっただけなのだ。
足を緩め歩いていると黒い人影が見える。
どうやら黒いローブを被っているようだ、こちらに気づいていないようでただひたすらに中央にある大木だけを見つめている。
「そこの君。一体どうしたんだ?」
声をかけた瞬間黒い影が動く
「っ!?」
こちらを向いた瞬間黒い影は走り出した
「待ってくれ!俺は怪しい人ではなっ」
急に走り出したせいでローブが脱げ顔が明らかになる。そこには白髪の片目を隠した妖精がいた。顔に痣があるためおそらく忌み子なのだろう。
「君の名前は!」
そう聞くと彼はこちらを振り向き一言言う
「っジンだ。」
そういうと彼は走り去ってしまった。
忌み子…それは神に愛されなかった者の証。
10歳の誕生日までに体のどこかに痣が出現することで 発覚する。
しかし彼…何処で見た…よ う な…
彼は何故あの大木を見つめていたのだ?それにここ何故か見覚えが…
「殿下!」
思い更けているとザレビアが走って俺の前で跪く。
どうやらもう帰らなくては行けないらしい
「あぁザレビア。すまないもう帰るか」
「帰るかじゃありませんよ。殿下、勝手な行動はおやめ下さい」
真面目なザレビアは俺が1人で行動したのが不満なようだった。
「なあザレビア。白髪の妖精のような忌み子を知っているか?総師団長のような髪型をしている」
彼の髪型は総師団長 アルカ・ラ・マスカルのものによく似ていたのだった。
「白髪の…妖精……さあ?知りませんね。その忌み子がどうかなさったのですか?」
不思議そうにザレビアが尋ねてくる
「あの大木を見つめていたのだ。ずっと」
「…分かりませんね。その忌み子にとってなにか思い出の場所などだったのではありませんか?」
「そうか。きっとそうだな。…帰るか」
嫌味が大好きそうな男に声を掛けられる。この国の宰相をしている男だ。学園の見学に行くと言ったら着いてきたのだ。
あぁ私は誰だって?
私の名前はザッカルト・ジグルド・プリマ。我が国の第1王子だ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「殿下?」
「あぁすまない。とても良いところだな」
そういうと嫌味が好きな男。いや宰相 、ジリアン
は聞いてもないことをベラベラと話し出す。
「この学園は身分関係なく通えることが特徴でして…」
冗長な話を右から左に流していると長身の男がやってくる。近衛騎士のザレビアだ。
「ジリアン様。殿下は日頃の御公務でお疲れですのでその程度でお願い致します。」
ザレビアがそういうと不満そうにジリアンが
「御公務ねぇ」
と呟く
「ジリアン様それ以上は無礼ですよ。」
「ふっ私はまだ公務としか言っていないのにそれ以降に続く事が分かるなんて余程騎士様は賢いのですね。流石王子様に仕える騎士様ですね。」
というジリアンの言葉は無視しザレビアはこちらを向き膝まづく
「ザッカルト第1王子殿下。もうそろそろお帰りのお時間です。向かいましょう」
「あぁ。最後に少しよってもいいか?」
私が聞くとザレビアは
「はっ。」
と頷く。
「では少し待っていろ。行ってくる」
「陛下。1人では危険です。」
そういうザレビアに私は言い返す
「私は成人したし剣術も特訓している。1人で大丈夫だ。」
「しかし陛下」
そう反論するザレビアを尻目に私は
ザッッッ
走り出す。
「陛下!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「はぁ…はぁ…はぁ」
ズサッズサッズサッズサッ
しばらく走っていると庭に出た。
まあ何がしたかったわけでもない。ただ1人になりたかっただけなのだ。
足を緩め歩いていると黒い人影が見える。
どうやら黒いローブを被っているようだ、こちらに気づいていないようでただひたすらに中央にある大木だけを見つめている。
「そこの君。一体どうしたんだ?」
声をかけた瞬間黒い影が動く
「っ!?」
こちらを向いた瞬間黒い影は走り出した
「待ってくれ!俺は怪しい人ではなっ」
急に走り出したせいでローブが脱げ顔が明らかになる。そこには白髪の片目を隠した妖精がいた。顔に痣があるためおそらく忌み子なのだろう。
「君の名前は!」
そう聞くと彼はこちらを振り向き一言言う
「っジンだ。」
そういうと彼は走り去ってしまった。
忌み子…それは神に愛されなかった者の証。
10歳の誕生日までに体のどこかに痣が出現することで 発覚する。
しかし彼…何処で見た…よ う な…
彼は何故あの大木を見つめていたのだ?それにここ何故か見覚えが…
「殿下!」
思い更けているとザレビアが走って俺の前で跪く。
どうやらもう帰らなくては行けないらしい
「あぁザレビア。すまないもう帰るか」
「帰るかじゃありませんよ。殿下、勝手な行動はおやめ下さい」
真面目なザレビアは俺が1人で行動したのが不満なようだった。
「なあザレビア。白髪の妖精のような忌み子を知っているか?総師団長のような髪型をしている」
彼の髪型は総師団長 アルカ・ラ・マスカルのものによく似ていたのだった。
「白髪の…妖精……さあ?知りませんね。その忌み子がどうかなさったのですか?」
不思議そうにザレビアが尋ねてくる
「あの大木を見つめていたのだ。ずっと」
「…分かりませんね。その忌み子にとってなにか思い出の場所などだったのではありませんか?」
「そうか。きっとそうだな。…帰るか」
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