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第5話 仄かな想い
付き合ってないの?
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お昼ご飯を食べていると、
「あれ?今日だっけ、桔梗が桃也さんたちと出掛けてんの?」
「うんそうだよ、またお金を使わせてしまうってゴネてたけど、モモ兄に観念しろって言われてた。」
「桔梗ちゃんて節約家?」
「いや、あいつは行き過ぎて貧乏性に近い、昔っからそうなんだよなぁ、おばさんがそういう育て方したわけでもねぇし、誰に教わったわけでもねぇのに、やたら気にするんだよ。」
物を大事にするのはいいんだが、あいつの場合は度を越してるときあるからなぁ。
「確かに、あのスマホとか財布を見ると流石に物を大事にを通り越してるかも。」
「黒岸家の方々のお陰で少しずつ前進はしてくれてるから助かってる、特に桃也さん。」
「桔梗ってモモ兄には甘えるし、モモ兄も桔梗には凄く自然体で接してるんだよ。」
「付き合ってんの?」
「な?恋愛ベタのお前だってそう思うだろ?」
「ベタは余計じゃ。」
相変わらず口の減らねぇ奴じゃ。
「お互い心を許せる相手にはなってるんだよ。」
「それに桃也さんはどうあれ桔梗は桃也さんに恋愛感情抱いてると思うんだよなぁ。」
「俺が見る限りモモ兄にとって桔梗は超特別な存在だよ。」
「何で付き合わないんだ?」
「それはな京介、タラ男とズレ子だからだよ。」
何かきっかけでもあればなぁ。
つっても、相当デカいきっかけでもなきゃ気付かなさそう。
無理して気付くことでもないけど、きづいたときには…何て傷ついてほしくもないから。
「どうにかならんもんか。」
サイズ測定後、桔梗の下着選びとなったのだが…。
「姉様これどぉ~?すっごいセクシーじゃない?」
「ん~、どうせなら色ももっとセクシーにしたいわね。」
静音と冴子はさっきから、やたらセクシー過ぎて普段使い出来なさそうな下着ばかりを選んでは、桔梗に
「いや、そんなのいつ使うの?」
とか、
「それは選択肢にない。」
などと、ことごとく断られていた。
「とりあえず無難な実用的な下着が欲しい。」
「分かってる、今回はそれでいい。」
今、もぉにぃたん今回は、て言った?
次回があるんか?
ば、馬鹿な…!
「今回は少しカラーで背伸びしてみないか?」
「カラーで?」
「ああ、例えば…。」
桃也が言いかけたところで、
「桔梗ちゃんこれどうかしら?」
「これはどう?」
と、またもや場違いなセクシー極まりない下着を持ってくる2人を見てカチン!
「おい、真面目に選ぶ気ないんならこっち来るな、邪魔するな、あっち行ってろ…!」
キレた桃也に言われ2人、
「あ、はい、すいません。」
こりゃヤバいと退散。
「冴子、サイズは分かってるわけだし、あたしたちはあたしたちで、こっちで勝手に選んじゃいましょ。」
「そうね、それも楽しそうだし。」
2人が退散した後で、
「わりぃ、で…何だったっけ?」
「いや、カラーを…。」
「あ、そうそう、例えば形は無難な物でいいから、少しカラーを大人びた物にしたり、普段選ばないような色にしたりするのどうだ?例えば…。」
桃也は近くの下着を物色して、
「これなんかどうだ?赤ってかボルドーだな、ブラとショーツがセットになってるから選びやすいだろ?」
「背伸びし過ぎじゃない?」
てか、もぉにぃたんさり気なく値札隠して出してきとる。
「し過ぎではないんじゃねぇか?」
桔梗よ、今までどんな地味な下着を身に着けてたんだ?
「俺的には高校生ならこれくらい普通じゃねぇか?」
「う~ん、他と比べたことないから分からん。」
「光希ともないのか?」
「あったとしても聞きたい?弟の彼女の下着。」
「あ…。」
そうだった。
「とりあえず実用的なんだから、カラーくらい冒険しようぜ、な?」
「うんまぁ…もぉにぃたんが一緒に選んでくれるなら。」
「それなら任せろ、気合い入れて選んでやるから。」
「うん、助かる。」
和やかに選んでいる2人を遠巻きに見ていた静音と冴子。
「シズ姉様、あの2人ホントに付き合ってないのよね?」
「そうね、付き合ってないわね、残念ながら。」
「いやでもあれ、どう見ても付き合ってるっしょ。」
「そうね、あれで付き合ってないとか詐欺よね、まぁ実際付き合ってないんだけど。」
やっぱりズレてるわよねぇ、あの2人。
まぁ、あの子たちはあの子たちのペースで、ゆっくりじっくり進めばいいのだけど…。
邪魔が入らなければいいんだけど、大丈夫かしら?
夕食後、桃也と海斗はリビングから庭のウッドデッキに出て、そこにあるベンチに並んで座るとタバコに火を点けた。
「それでぇ、今日の買い物はどうだったの?」
「それなぁ、下着も水着もお袋が真面目に選ぶ気がなくてよ。」
「そうなの?テンション上がり過ぎちゃってとかぁ?」
「それもあったんかもしんねぇけど、とにかくセクシーなもんばっかり選ぼうとすんだよ、桔梗本人も断ってたし年相応じゃなかったからな、お袋にキレちまった。」
「兄貴がぁ?珍しいねぇ。」
桔梗絡みだから余計キレたんだろうけど、本人は気付いてないんだろうねぇ。
「楽しくなっちまったお袋には悪いけど、ちゃんと選べねぇからな、途中でお袋には選ぶの我慢してもらって、下着も水着も俺が一緒に選んだ。」
「は?今何て言った?」
「だから俺が一緒に…。」
「嘘でしょ~。」
心底呆れた顔をして、大きく溜め息をつく。
「何だよ?」
海斗のリアクションの意味が分からずにいる桃也を見て、
ホントに分かってない。
と思いながら更に呆れた顔をしつつ、タバコを吸う。
「兄貴さぁ、どういうつもりで桔梗の下着選んだわけぇ?」
「いや、桔梗はとりあえず安いのとか、やたら地味なの選びそうだからな、ちゃんとした物を選ぼうと思って。」
ジトーッとした目で桃也をみて、タバコを吸ってから言った。
「兄貴ぃ、理由はどうあれ兄貴は年頃の女子高生の下着を一緒に選んだんだよ、水着はどうあれ下着はさぁ、しかも本人より熱心に選ぶとか…兄貴が桔梗の彼氏なら分かるよぉ、でも違うよね?」
「まぁ…そうだな。」
と言ってタバコを吸う。
「彼氏でもない男が一緒に下着選ぶとか、もうドン引きレベル。」
「そうなのかっ?」
「まぁさぁ、兄貴は冴子さんトコのモデルもやってたから、女性物の下着も見慣れてるかもしれないしぃ、選ぶことに何の恥じらいも躊躇いもないかもしれないけどさぁ、普通なら嫌がられるレベルだよぉ。」
「マジかよ。」
でも桔梗も何も言わなかったし…。
いや、もしかして我慢してただけかっ?
桃也が困惑していると、
「スイカ切ってきたよ。」
桃也、海斗にスイカを渡し、自分の分を持って桃也の隣に座る。
「どしたの桃也さん、何か元気ない。」
「兄貴なら大丈夫だからさぁ、桔梗に聞きたいことあるんだけどいいかなぁ?」
「うん?」
「今日下着と水着兄貴と選んだんでしょ~?どうだった?」
「凄く助かった、ママちゃんが暴走しっぱなしだったから、桃也さんが一緒に選んでくれて良かったよ。」
ママちゃんの暴走止めてくれてたし。
今日はもぉにぃたんにお世話になりまくりだった。
「大丈夫か?無理してねぇか?」
「まぁ…桃也さんが選んだ色、物によってはちょっと背伸びしてないか?と思ったけど、誰に見せるわけでなし、確かにたまには冒険もいいかもと思った。」
「そ、そうかっ、なら良かった。」
ホッとしているのも束の間、
「兄貴が一緒に選んで嫌じゃなかった~?」
「おい海斗っ。」
余計なこと聞きやがって!
「嫌?何故に?わざわざあたしの下着と水着を選んでくれたのに、感謝はしてる、改めてありがとう桃也さん。」
「気にすんな、俺が好きでやってんだから。」
と言いながら、桔梗にバレないように海斗にドヤる。
「まぁ桔梗が助かったのなら良かったよ~。」
ズレてる、やっぱりズレてる。
この2人大丈夫なわけ?
「そういや毅流はどうした?」
あぁ、もうこの問題は解決したことになるんだねぇ。
「毅流なら光希のトコにお泊まり、光希のイトコの京介さんとゲームするんだって。」
今後泊まりが増えるようなら、光希に毅流の宿題管理してもらおう。」
「毅流と光希は順調だねぇ、桔梗羨ましかったりしない?」
「羨ましいとかではなく、幸せになってほしい。」
「あぁそう。」
これはしばらく何も起きそうにないな。
「あれ?今日だっけ、桔梗が桃也さんたちと出掛けてんの?」
「うんそうだよ、またお金を使わせてしまうってゴネてたけど、モモ兄に観念しろって言われてた。」
「桔梗ちゃんて節約家?」
「いや、あいつは行き過ぎて貧乏性に近い、昔っからそうなんだよなぁ、おばさんがそういう育て方したわけでもねぇし、誰に教わったわけでもねぇのに、やたら気にするんだよ。」
物を大事にするのはいいんだが、あいつの場合は度を越してるときあるからなぁ。
「確かに、あのスマホとか財布を見ると流石に物を大事にを通り越してるかも。」
「黒岸家の方々のお陰で少しずつ前進はしてくれてるから助かってる、特に桃也さん。」
「桔梗ってモモ兄には甘えるし、モモ兄も桔梗には凄く自然体で接してるんだよ。」
「付き合ってんの?」
「な?恋愛ベタのお前だってそう思うだろ?」
「ベタは余計じゃ。」
相変わらず口の減らねぇ奴じゃ。
「お互い心を許せる相手にはなってるんだよ。」
「それに桃也さんはどうあれ桔梗は桃也さんに恋愛感情抱いてると思うんだよなぁ。」
「俺が見る限りモモ兄にとって桔梗は超特別な存在だよ。」
「何で付き合わないんだ?」
「それはな京介、タラ男とズレ子だからだよ。」
何かきっかけでもあればなぁ。
つっても、相当デカいきっかけでもなきゃ気付かなさそう。
無理して気付くことでもないけど、きづいたときには…何て傷ついてほしくもないから。
「どうにかならんもんか。」
サイズ測定後、桔梗の下着選びとなったのだが…。
「姉様これどぉ~?すっごいセクシーじゃない?」
「ん~、どうせなら色ももっとセクシーにしたいわね。」
静音と冴子はさっきから、やたらセクシー過ぎて普段使い出来なさそうな下着ばかりを選んでは、桔梗に
「いや、そんなのいつ使うの?」
とか、
「それは選択肢にない。」
などと、ことごとく断られていた。
「とりあえず無難な実用的な下着が欲しい。」
「分かってる、今回はそれでいい。」
今、もぉにぃたん今回は、て言った?
次回があるんか?
ば、馬鹿な…!
「今回は少しカラーで背伸びしてみないか?」
「カラーで?」
「ああ、例えば…。」
桃也が言いかけたところで、
「桔梗ちゃんこれどうかしら?」
「これはどう?」
と、またもや場違いなセクシー極まりない下着を持ってくる2人を見てカチン!
「おい、真面目に選ぶ気ないんならこっち来るな、邪魔するな、あっち行ってろ…!」
キレた桃也に言われ2人、
「あ、はい、すいません。」
こりゃヤバいと退散。
「冴子、サイズは分かってるわけだし、あたしたちはあたしたちで、こっちで勝手に選んじゃいましょ。」
「そうね、それも楽しそうだし。」
2人が退散した後で、
「わりぃ、で…何だったっけ?」
「いや、カラーを…。」
「あ、そうそう、例えば形は無難な物でいいから、少しカラーを大人びた物にしたり、普段選ばないような色にしたりするのどうだ?例えば…。」
桃也は近くの下着を物色して、
「これなんかどうだ?赤ってかボルドーだな、ブラとショーツがセットになってるから選びやすいだろ?」
「背伸びし過ぎじゃない?」
てか、もぉにぃたんさり気なく値札隠して出してきとる。
「し過ぎではないんじゃねぇか?」
桔梗よ、今までどんな地味な下着を身に着けてたんだ?
「俺的には高校生ならこれくらい普通じゃねぇか?」
「う~ん、他と比べたことないから分からん。」
「光希ともないのか?」
「あったとしても聞きたい?弟の彼女の下着。」
「あ…。」
そうだった。
「とりあえず実用的なんだから、カラーくらい冒険しようぜ、な?」
「うんまぁ…もぉにぃたんが一緒に選んでくれるなら。」
「それなら任せろ、気合い入れて選んでやるから。」
「うん、助かる。」
和やかに選んでいる2人を遠巻きに見ていた静音と冴子。
「シズ姉様、あの2人ホントに付き合ってないのよね?」
「そうね、付き合ってないわね、残念ながら。」
「いやでもあれ、どう見ても付き合ってるっしょ。」
「そうね、あれで付き合ってないとか詐欺よね、まぁ実際付き合ってないんだけど。」
やっぱりズレてるわよねぇ、あの2人。
まぁ、あの子たちはあの子たちのペースで、ゆっくりじっくり進めばいいのだけど…。
邪魔が入らなければいいんだけど、大丈夫かしら?
夕食後、桃也と海斗はリビングから庭のウッドデッキに出て、そこにあるベンチに並んで座るとタバコに火を点けた。
「それでぇ、今日の買い物はどうだったの?」
「それなぁ、下着も水着もお袋が真面目に選ぶ気がなくてよ。」
「そうなの?テンション上がり過ぎちゃってとかぁ?」
「それもあったんかもしんねぇけど、とにかくセクシーなもんばっかり選ぼうとすんだよ、桔梗本人も断ってたし年相応じゃなかったからな、お袋にキレちまった。」
「兄貴がぁ?珍しいねぇ。」
桔梗絡みだから余計キレたんだろうけど、本人は気付いてないんだろうねぇ。
「楽しくなっちまったお袋には悪いけど、ちゃんと選べねぇからな、途中でお袋には選ぶの我慢してもらって、下着も水着も俺が一緒に選んだ。」
「は?今何て言った?」
「だから俺が一緒に…。」
「嘘でしょ~。」
心底呆れた顔をして、大きく溜め息をつく。
「何だよ?」
海斗のリアクションの意味が分からずにいる桃也を見て、
ホントに分かってない。
と思いながら更に呆れた顔をしつつ、タバコを吸う。
「兄貴さぁ、どういうつもりで桔梗の下着選んだわけぇ?」
「いや、桔梗はとりあえず安いのとか、やたら地味なの選びそうだからな、ちゃんとした物を選ぼうと思って。」
ジトーッとした目で桃也をみて、タバコを吸ってから言った。
「兄貴ぃ、理由はどうあれ兄貴は年頃の女子高生の下着を一緒に選んだんだよ、水着はどうあれ下着はさぁ、しかも本人より熱心に選ぶとか…兄貴が桔梗の彼氏なら分かるよぉ、でも違うよね?」
「まぁ…そうだな。」
と言ってタバコを吸う。
「彼氏でもない男が一緒に下着選ぶとか、もうドン引きレベル。」
「そうなのかっ?」
「まぁさぁ、兄貴は冴子さんトコのモデルもやってたから、女性物の下着も見慣れてるかもしれないしぃ、選ぶことに何の恥じらいも躊躇いもないかもしれないけどさぁ、普通なら嫌がられるレベルだよぉ。」
「マジかよ。」
でも桔梗も何も言わなかったし…。
いや、もしかして我慢してただけかっ?
桃也が困惑していると、
「スイカ切ってきたよ。」
桃也、海斗にスイカを渡し、自分の分を持って桃也の隣に座る。
「どしたの桃也さん、何か元気ない。」
「兄貴なら大丈夫だからさぁ、桔梗に聞きたいことあるんだけどいいかなぁ?」
「うん?」
「今日下着と水着兄貴と選んだんでしょ~?どうだった?」
「凄く助かった、ママちゃんが暴走しっぱなしだったから、桃也さんが一緒に選んでくれて良かったよ。」
ママちゃんの暴走止めてくれてたし。
今日はもぉにぃたんにお世話になりまくりだった。
「大丈夫か?無理してねぇか?」
「まぁ…桃也さんが選んだ色、物によってはちょっと背伸びしてないか?と思ったけど、誰に見せるわけでなし、確かにたまには冒険もいいかもと思った。」
「そ、そうかっ、なら良かった。」
ホッとしているのも束の間、
「兄貴が一緒に選んで嫌じゃなかった~?」
「おい海斗っ。」
余計なこと聞きやがって!
「嫌?何故に?わざわざあたしの下着と水着を選んでくれたのに、感謝はしてる、改めてありがとう桃也さん。」
「気にすんな、俺が好きでやってんだから。」
と言いながら、桔梗にバレないように海斗にドヤる。
「まぁ桔梗が助かったのなら良かったよ~。」
ズレてる、やっぱりズレてる。
この2人大丈夫なわけ?
「そういや毅流はどうした?」
あぁ、もうこの問題は解決したことになるんだねぇ。
「毅流なら光希のトコにお泊まり、光希のイトコの京介さんとゲームするんだって。」
今後泊まりが増えるようなら、光希に毅流の宿題管理してもらおう。」
「毅流と光希は順調だねぇ、桔梗羨ましかったりしない?」
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「あぁそう。」
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