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第5話 仄かな想い
お誘い
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本日は桔梗、桃也、静音の例のお買い物の日。
静音の運転する高級セダン車の後部座席では…。
「その日なら確か…。」
桃也はスマホを手にしてスケジュールをチェック。
「あぁ、昼には仕事が終わる。」
「良かった。」
「何かあるのか?」
「runaのライブがある。」
「あのバンドの?あ、確かツアーファイナルか、チケット取れたのか?」
「いや、実は…。」
桔梗が桃也をライブに誘っていた。
「なるほどな。」
海斗のライブでそんなことがあったとは…。
「そんな凄いアーティストにチェックされるってことは、それだけあの子たちのバンドは順調ってことね。」
「俺たちが見に行けるのも、そう遠くないだろうな。」
「うん、-bule-のライブかっこよかった!」
「良かったな。」
海斗を見てかっこいいって言ってると思うと、何となく癪だけど。
「桃也さんも行く?行くなら席用意してもらえるよ。」
「そうだな、あれだけのモンスターバンド、生で見て損はないだろうし。」
そう言えば…。
「お前よくrunaの曲鼻歌で歌ってるよな。」
「あ~、ご機嫌なときは無意識に出ちゃうんだなぁ。」
「部屋にポスター貼ってあるしな。」
「あれは前に行ったツアーのグッズ、お気に入り。」
「ふぅん…。」
何か、ちょっとイラッとした。
何でだ?
「ちなみに桔梗ちゃんはrunaでは誰推しなの?」
「フッフッフッ、よくぞ聞いてくれましたママちゃん、あたしの推しはギターのリョウ!めちゃかっけーです!」
何か…またイラッとした。
「分かるぅ、リョウって男の色気あるわよね。」
「そこも素敵、でもあたしが好きなのはあのパワー系ギター!強くて荒々しくて好き!」
んだよ、そんなに好き好き言うなよ。
しかも俺の前で俺以外の男のこと好きとか…。
「…。」
「どしたの桃也さん、何か考え事?眉間にシワ寄ってる。」
「えっ?いや別に、何でもない。」
今のは何だったんだ?
まるで…独占欲じゃねぇか。
稽古の休憩中、光希は毅流にrunaのライブに招待されたことを伝えた。
「それでさ、誘いたい人がいたら誘っていいって言ってもらえたから、どうしても毅流を誘いたくってさ。」
「俺を?」
「ああ、恐らく桔梗は桃也さんを誘うと思うしどうだ?」
「行ってみたい、光希が好きなバンドでしょ?光希と一緒に見たい。」
本当に嬉しそうに笑う毅流を見ただけで、嬉しくなってしまう。
「ただ俺runaに関してそこまで詳しくないから、光希教えてくれる?」
上目使いで聞いてくる毅流にグッときてデレッ、となってしまいそうになる顔を引き締めながら、
「勿論、色々教えてやるから、今日は家で昼飯食べないか?叔母さんも是非って言ってるし。」
「ホントっ?じゃあ、お言葉に甘えようかな。」
「良かった。」
微笑む光希に見とれてうっとりしていると、
「デザートはあたしの部屋で2人きりで、な?」
不意に言われ思わず顔を赤くしてしまう。
「う、うんっ。」
ふあ~、光希大好き。
「お~い、イチャイチャもいいけど、そろそろ休憩終わりだぞ~。」
京介に声を掛けられ光希はチッ、と舌打ち。
「自分が彼女いねぇからって絡むなよ。」
「んだとぅ!」
「何だよ、ホントのこと言っただけだろうが。」
「光希こっち来やがれ、勝負じゃ!」
「望むところだ、返り討ちにしてやる。」
「まぁまぁ2人ともぉ。」
仕方ないなぁ…。
市街地の中心部にほぼ近い有料駐車場に車を止めて、少し歩いた場所で
「ここよ。」
静音に言われ目をやると、外観から見ただけでも高級と分かる店構え。
「な、何ここ?」
「下着専門店よ、あたしの後輩がやってるの、ちなみに桃也は一時期ここのモデルやってたのよ。」
もぉにぃたんがモデル?
ママちゃんの後輩?
間違いない!
絶対高級!絶対お高い!
桔梗はバッ!と桃也を見る。
「お前が言わんとすることは分かるが諦めろ。」
「ぬぅ…。」
また…またお金を使わせてしまうぅ。
桔梗の心のダメージも何のその、静音は足どりも軽やかに店内へ…。
「行くぞ桔梗、なるべくリーズナブルなやつ選んでやるから。」
「頼みます…。」
静音の後に続き2人も店内に入ると、モノトーンで統一された落ち着いた感じの店内。
「1階が女性用、2階が男性用の下着に分かれてるのよ。」
ここから見る限り、あたしに似合う下着がここにあるとは思えない。
セクシー!
セクシーが過ぎる!
「いらっしゃいませ。」
「オーナーに黒岸が来たと伝えてくれる?」
「かしこまりました。」
「もぉにぃたん…。」
そんな中桔梗が小声で桃也に話し掛ける。
「どうした?」
「ないよ、ここにはない。」
「ないって何だよ、サイズなら豊富にあるぞ。」
「違う、こんなゴージャスなお店に、あたしに似合う下着などない。」
「大丈夫だって、10代に似合うのも売ってる、とりあえず落ち着け。」
桃也が桔梗の頭をポンポンして落ち着かせていると、
「シズ姉様~っ。」
という声が飛んできて、背の大きな女性が静音に抱き着いた。
「久し振りね冴子。」
「ホントよ~っ!シズ姉様全然来てくれないんだものっ。」
「忙しかったのよ、ごめんね。」
静音になだめられている冴子をじぃっ、と見つめる。
スラーっと背が高いモデルのようなスタイルだけど、あの骨格、筋肉のバランス…。
「ほほぅ。」
「どした?」
「オーナーさんて…男性だったのでは?」
「よく分かったな。」
「体のバランスで分かった。」
あのお胸はどういう過程で大きくなったんだろうか?
柔らかそうだし…。
絶対あたしよりデカいな。
あたしのは…まだ成長するのだろうか?
桔梗が自分の乳の大きさに悩んでいると、
「桔梗ちゃん紹介するわね。」
静音と冴子が桔梗たちの前に並んで立つ。
「ここのオーナーの冴子、前にも話したけどあたしの後輩。」
「冴子です、よろしくね桔梗ちゃん。」
「よろしくお願いします。」
「ちなみに冴子は元男よ、今は見も心も完全に女性だけどね。」
「体のバランスで気付いた。」
「あらやだ、あたしの体のバランスおかしい?」
「いやいやそうではなく、骨格や筋肉のバランスで分かりました、スタイルは抜群だと思います。」
胸大きいし。
「ありがと~、て言うか会いたかったの桔梗ちゃん。」
あぁ…、この人もママちゃんにあたしの話たくさん聞かされたんだろうて。
「冴子、頼んでおいた準備出来てる?」
「勿論、ささ桔梗ちゃん奥へ行きましょ、桃也ちゃんは終わるまで適当に見てて。」
「はいはい。」
え?え?奥?
何が何だか分からないまま、静音と冴子に連れられて店内の奥にある、サイズを測るために大きく作られたフィッティングルームに入れられる。
「じゃあ冴子頼んだわよ。」
「お任せあれ。」
静音がドアを閉めたことにより、広いフィッティングルームに冴子と2人きりに…。
「じゃあ早速始めましょうか。」
冴子は目をキラーン!と輝かせながらメジャーを取り出す。
「え?メジャー?」
「そうよ、これから桔梗ちゃんのサイズを測るのよ、ちゃんと桔梗ちゃんの体にフィットする下着を買うためにね、ささ、お洋服脱ぎ脱ぎしましょうね~。」
「ぬおっ?脱いでっ?」
本格的だなっ。
「大丈夫大丈夫、女同士なんだから。」
「いやそこ心配してなくて、わざわざ申し訳なくて。」
「いいのよっ、桔梗ちゃんのサイズ測り、楽しむから。」
「そうなんですか?」
なら、まぁ、いっか。
「お願いします。」
静音の運転する高級セダン車の後部座席では…。
「その日なら確か…。」
桃也はスマホを手にしてスケジュールをチェック。
「あぁ、昼には仕事が終わる。」
「良かった。」
「何かあるのか?」
「runaのライブがある。」
「あのバンドの?あ、確かツアーファイナルか、チケット取れたのか?」
「いや、実は…。」
桔梗が桃也をライブに誘っていた。
「なるほどな。」
海斗のライブでそんなことがあったとは…。
「そんな凄いアーティストにチェックされるってことは、それだけあの子たちのバンドは順調ってことね。」
「俺たちが見に行けるのも、そう遠くないだろうな。」
「うん、-bule-のライブかっこよかった!」
「良かったな。」
海斗を見てかっこいいって言ってると思うと、何となく癪だけど。
「桃也さんも行く?行くなら席用意してもらえるよ。」
「そうだな、あれだけのモンスターバンド、生で見て損はないだろうし。」
そう言えば…。
「お前よくrunaの曲鼻歌で歌ってるよな。」
「あ~、ご機嫌なときは無意識に出ちゃうんだなぁ。」
「部屋にポスター貼ってあるしな。」
「あれは前に行ったツアーのグッズ、お気に入り。」
「ふぅん…。」
何か、ちょっとイラッとした。
何でだ?
「ちなみに桔梗ちゃんはrunaでは誰推しなの?」
「フッフッフッ、よくぞ聞いてくれましたママちゃん、あたしの推しはギターのリョウ!めちゃかっけーです!」
何か…またイラッとした。
「分かるぅ、リョウって男の色気あるわよね。」
「そこも素敵、でもあたしが好きなのはあのパワー系ギター!強くて荒々しくて好き!」
んだよ、そんなに好き好き言うなよ。
しかも俺の前で俺以外の男のこと好きとか…。
「…。」
「どしたの桃也さん、何か考え事?眉間にシワ寄ってる。」
「えっ?いや別に、何でもない。」
今のは何だったんだ?
まるで…独占欲じゃねぇか。
稽古の休憩中、光希は毅流にrunaのライブに招待されたことを伝えた。
「それでさ、誘いたい人がいたら誘っていいって言ってもらえたから、どうしても毅流を誘いたくってさ。」
「俺を?」
「ああ、恐らく桔梗は桃也さんを誘うと思うしどうだ?」
「行ってみたい、光希が好きなバンドでしょ?光希と一緒に見たい。」
本当に嬉しそうに笑う毅流を見ただけで、嬉しくなってしまう。
「ただ俺runaに関してそこまで詳しくないから、光希教えてくれる?」
上目使いで聞いてくる毅流にグッときてデレッ、となってしまいそうになる顔を引き締めながら、
「勿論、色々教えてやるから、今日は家で昼飯食べないか?叔母さんも是非って言ってるし。」
「ホントっ?じゃあ、お言葉に甘えようかな。」
「良かった。」
微笑む光希に見とれてうっとりしていると、
「デザートはあたしの部屋で2人きりで、な?」
不意に言われ思わず顔を赤くしてしまう。
「う、うんっ。」
ふあ~、光希大好き。
「お~い、イチャイチャもいいけど、そろそろ休憩終わりだぞ~。」
京介に声を掛けられ光希はチッ、と舌打ち。
「自分が彼女いねぇからって絡むなよ。」
「んだとぅ!」
「何だよ、ホントのこと言っただけだろうが。」
「光希こっち来やがれ、勝負じゃ!」
「望むところだ、返り討ちにしてやる。」
「まぁまぁ2人ともぉ。」
仕方ないなぁ…。
市街地の中心部にほぼ近い有料駐車場に車を止めて、少し歩いた場所で
「ここよ。」
静音に言われ目をやると、外観から見ただけでも高級と分かる店構え。
「な、何ここ?」
「下着専門店よ、あたしの後輩がやってるの、ちなみに桃也は一時期ここのモデルやってたのよ。」
もぉにぃたんがモデル?
ママちゃんの後輩?
間違いない!
絶対高級!絶対お高い!
桔梗はバッ!と桃也を見る。
「お前が言わんとすることは分かるが諦めろ。」
「ぬぅ…。」
また…またお金を使わせてしまうぅ。
桔梗の心のダメージも何のその、静音は足どりも軽やかに店内へ…。
「行くぞ桔梗、なるべくリーズナブルなやつ選んでやるから。」
「頼みます…。」
静音の後に続き2人も店内に入ると、モノトーンで統一された落ち着いた感じの店内。
「1階が女性用、2階が男性用の下着に分かれてるのよ。」
ここから見る限り、あたしに似合う下着がここにあるとは思えない。
セクシー!
セクシーが過ぎる!
「いらっしゃいませ。」
「オーナーに黒岸が来たと伝えてくれる?」
「かしこまりました。」
「もぉにぃたん…。」
そんな中桔梗が小声で桃也に話し掛ける。
「どうした?」
「ないよ、ここにはない。」
「ないって何だよ、サイズなら豊富にあるぞ。」
「違う、こんなゴージャスなお店に、あたしに似合う下着などない。」
「大丈夫だって、10代に似合うのも売ってる、とりあえず落ち着け。」
桃也が桔梗の頭をポンポンして落ち着かせていると、
「シズ姉様~っ。」
という声が飛んできて、背の大きな女性が静音に抱き着いた。
「久し振りね冴子。」
「ホントよ~っ!シズ姉様全然来てくれないんだものっ。」
「忙しかったのよ、ごめんね。」
静音になだめられている冴子をじぃっ、と見つめる。
スラーっと背が高いモデルのようなスタイルだけど、あの骨格、筋肉のバランス…。
「ほほぅ。」
「どした?」
「オーナーさんて…男性だったのでは?」
「よく分かったな。」
「体のバランスで分かった。」
あのお胸はどういう過程で大きくなったんだろうか?
柔らかそうだし…。
絶対あたしよりデカいな。
あたしのは…まだ成長するのだろうか?
桔梗が自分の乳の大きさに悩んでいると、
「桔梗ちゃん紹介するわね。」
静音と冴子が桔梗たちの前に並んで立つ。
「ここのオーナーの冴子、前にも話したけどあたしの後輩。」
「冴子です、よろしくね桔梗ちゃん。」
「よろしくお願いします。」
「ちなみに冴子は元男よ、今は見も心も完全に女性だけどね。」
「体のバランスで気付いた。」
「あらやだ、あたしの体のバランスおかしい?」
「いやいやそうではなく、骨格や筋肉のバランスで分かりました、スタイルは抜群だと思います。」
胸大きいし。
「ありがと~、て言うか会いたかったの桔梗ちゃん。」
あぁ…、この人もママちゃんにあたしの話たくさん聞かされたんだろうて。
「冴子、頼んでおいた準備出来てる?」
「勿論、ささ桔梗ちゃん奥へ行きましょ、桃也ちゃんは終わるまで適当に見てて。」
「はいはい。」
え?え?奥?
何が何だか分からないまま、静音と冴子に連れられて店内の奥にある、サイズを測るために大きく作られたフィッティングルームに入れられる。
「じゃあ冴子頼んだわよ。」
「お任せあれ。」
静音がドアを閉めたことにより、広いフィッティングルームに冴子と2人きりに…。
「じゃあ早速始めましょうか。」
冴子は目をキラーン!と輝かせながらメジャーを取り出す。
「え?メジャー?」
「そうよ、これから桔梗ちゃんのサイズを測るのよ、ちゃんと桔梗ちゃんの体にフィットする下着を買うためにね、ささ、お洋服脱ぎ脱ぎしましょうね~。」
「ぬおっ?脱いでっ?」
本格的だなっ。
「大丈夫大丈夫、女同士なんだから。」
「いやそこ心配してなくて、わざわざ申し訳なくて。」
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「そうなんですか?」
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