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第6話 モヤモヤでイライラな…
モヤモヤ、イライラ?
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スタジアムの側に止めてもらい、
「サンキュー、こっからは歩いて行く。」
「平気か?」
「平気だろ、この辺りにいんのはrunaのファンばっかだろうから、誰も俺に何か気付かねぇって。」
心配するマネージャーにそう言って、スライドドアを開ける。
「明日夕方からしか仕事ないからって、羽目外すなよ。」
「分かってるよ。」
そう言って車外に出ると手を振って見送る。
さて、行くか。
サングラスをかけ、あらかじめ決めておいた待ち合わせ場所へ。
今日もあっちぃなぁ。
青空を見上げ
暑いのはあれだが、晴れて良かった。
何て思いながらも足早に向かう。
あいつ今日は浮かれてんだろな。
リョウ推しの桔梗のことを考え、モヤモヤし、何となくイライラしてしまう。
何だこれ、俺らしくもねぇ。
「ガキかよ。」
情けなくなって呟いてると
「もぉにぃたん?」
声を掛けられ振り返る。
「お前何でここに。」
「思ったより人が多いから、もぉにぃたんこの辺りかなって迎えに来た。」
良かった、あたしの勘もまだまだ捨てたもんじゃないな。
「あっ!」
「どうした?」
ショルダーバッグをごそごそすると、ヘアピンを出した。
「待って今付ける。」
「いいよ、貸せ。」
桔梗からヘアピンを受け取り、いつも通り付けてやる。
「ありがとう。」
「どうせならクリアな視界でリョウ見たいもんな。」
「…。」
何か今のもぉにぃたんの言い方…。
モヤっとした…。
「もぉにぃたんといるからヘアピンしただけ、マズい?」
「あぁ、いや…。」
「じゃあ行こう、みんな待ってる。」
そう言うとさっさと歩き出してしまう。
「おいっ。」
桃也も慌てて桔梗の隣に付いた。
「何?」
「いや、別に…。」
「じゃあ行こう。」
さっきのもぉにぃたん、嫌だったな…。
ライブ前に会うのはマズいだろう、ということで、スタッフさんに差し入れだけ渡して、桔梗たちは早々に関係者席に来ていた。
荷物を置いてすぐ、桃也たち喫煙者たちは喫煙スペースへと来ていた。
「何か…緊張してきた。」
「何故ヒロが緊張?」
「だな、-bule-のライブじゃあるまいし、俺たちは今日観戦するだけだぞ。」
和誠と輝が横目で見てくる。
「だって尊敬するリョウのギタープレイを生で見られるんだぞ!緊張すんだろ。」
「とりあえず落ち着こうか?」
そんな3人より少し離れた場所で、海斗は桃也と並んでタバコを吸っていた。
「何かあった~?」
「何が?」
「桔梗、兄貴が迷うといけないからってボクたちは大丈夫だよ~って言ったのに、足取りも軽く迎えに出たのにさぁ、戻って来たときテンション下がってるように見えたんだけど?」
「別に…、それにあいつが今日足取りも軽いのはリョウに会えるからだろ。」
「兄貴、今イライラしてない?」
「別に…ただ桔梗、いくら何でも楽しみ過ぎじゃね?前髪だって…。」
「兄貴、前髪のことで桔梗に何か言ったの?」
「いや、あいつ俺の前でヘアピン出して前髪止めようとしたから、クリアな視界でリョウを見たいのかって…。」
呆れた…。
嫉妬するのは勝手だけど、それ桔梗本人に言うとか…。
「あのヘアピン、テーマパーク行ったときに兄貴がプレゼントしたんじゃないの?」
「まぁ、プレゼント何て大袈裟なもんじゃねぇけど、確かに買ったのは俺だ。」
「兄貴を迎えに行く前にね、桔梗鞄ガサガサして珍しく慌ててたんだよ。」
「何か忘れたんか?」
迎えに来たときはそんな感じじゃなかったが。
「兄貴から貰ったヘアピン入れたハズなのにないって、兄貴と一緒のときは前髪止めるんだって。」
「え…。」
そこでこっちを見てくる桃也をチラッ、と見てから言葉を繋げた。
「やっと見付けてホッとして、桃也さん迎えに行って、そこでヘアピン付けてくるって、桔梗嬉しそうに笑ってた、そんな桔梗に兄貴はリョウのために、みたいなこと言ったわけだよね?」
「それは…。」
言葉に詰まる桃也を見ながら煙を吐き出す。
「雷のあの日、桔梗を寝かし付けてただけの俺に兄貴、傷付けるようなことしたんじゃないかって勘違いして、キレそうになったよね?その兄貴が何やってんの?俺にあんな大層な態度取った兄貴がさ、桔梗を傷付けてさ。」
「それは…、悪かったよ。」
「それ、俺に言うんじゃないよね?」
海斗に言われ、桃也はタバコを揉み消すと
「先戻る。」
とだけ言ってさっさと行ってしまった。
「まったく…。」
呆れた顔でタバコを吸っていると、
「だいぶ強めに煽ったね。」
「ブラコンのお前が桃也さんにキレる何て珍しい。」
3人が寄ってきた。
「別にね、兄貴と桔梗のペースを乱すつもりはないよ、あの2人は何処かズレてるしね、だから見守るつもりではいるけど今回ばかりは無理、兄貴が一方的に桔梗を傷付けた。」
「まぁ…あれは嫉妬だからね。」
「桃也さん好きな芸能人とかいないのか?」
「我が家は芸能一家でしょ?だから芸能界に近いトコにいたせいか、俺もそうだけどみんな感覚がズレてるんだよ、だから芸能人見ても推しを作るみたいな感覚はあんまりね、特に兄貴はホントに興味なかったから、桔梗の気持ちが理解出来ないんじゃない?だからって勝手に嫉妬した挙げ句、桔梗傷付ける理由にはならないけど。」
ムッとした顔で煙を吐き出す。
兄貴、さっさと謝ればいいけど…。
ツアーパンフのリョウを見て、
「ふぉぉぉぉぉっ。」
と歓喜の声を上げている桔梗を見てクスッ、と笑うと
「少しは機嫌直ったか?」
光希が声を掛けた。
「え?桔梗機嫌悪かったの?」
俺全然気付かなかったな、流石光希。
「別に、悪くはない、ただちょっと嫌なことがあっただけ…。」
今思い出しても、あのもぉにぃたんは嫌だな…。
「モモ兄と何かあったの?」
「ない、と思う、てかない、とりあえず今はリョウに集中、せっかくだから楽しむ。」
「まぁいいけどよ。」
言いながらページを捲り、シュウが出てきた瞬間、
「何このシュウえっろ!たまんね!」
光希のテンションが爆上がる。
「毅流、この光希どう?」
「幸せそうで何より、て言うか、ライブ行くって決まってから光希にrunaについてレクチャーしてもらって、俺もシュウのファンになったから、光希がこうなっても仕方ないかなって。」
「素敵だ毅流。」
この光希すら愛せるとは!
「光希、毅流から一生離れちゃ駄目だ!」
「急に何でそんなこと言ったかは知らんが、あたしが毅流を離すつもりがない、だから覚悟してて。」
毅流を見てフフフ、と余裕げに笑う光希。
「絶対離れない!」
こんな光希から離れられるわけがない!
「桔梗、ちょっといいか?」
桃也に呼ばれ振り返る。
「あ、おかえりなさい。」
「少し向こうで話がしたい。」
「う、うん…。」
さっきのことがあるから、今はあんまり乗り気じゃないが…。
仕方がない。
ゆっくり立ち上がり、
「ちょっと、行ってくる。」
やや重い足取りで桃也の後ろに付いて歩く。
少し人気がない場所まで行くと、
「その、迎えに来てくれたのに、変な態度取って悪かった…。」
「あ、うん…、あれ、凄く…。」
嫌だった、何て言ったらもぉにぃたんに失礼だ。
「嫌な思いさせた…。」
「う、うん…。」
バレてた…。
「もぉにぃたん、いつもあったかいのに、さっきのもぉにぃたん、その…。」
「いい、ハッキリ言ってくれ。」
「あの…凄く…、嫌だった。」
うつ向いたままの桔梗に言われた言葉にズキン!と胸が痛む。
「ごめん、俺が勝手に邪推してお前に嫌なこと言っちまって…。」
桔梗相手だと、どうもペースが乱れちまう。
「もう、いいよ。」
いつまでも引きずっても良くないの分かってるし…。
「それよりライブ楽しもう。」
「あ、ああそうだな、じゃあ…戻るか。」
頷いて歩き出す桔梗。
だけれどいつもの2人の距離ではなかった…。
「サンキュー、こっからは歩いて行く。」
「平気か?」
「平気だろ、この辺りにいんのはrunaのファンばっかだろうから、誰も俺に何か気付かねぇって。」
心配するマネージャーにそう言って、スライドドアを開ける。
「明日夕方からしか仕事ないからって、羽目外すなよ。」
「分かってるよ。」
そう言って車外に出ると手を振って見送る。
さて、行くか。
サングラスをかけ、あらかじめ決めておいた待ち合わせ場所へ。
今日もあっちぃなぁ。
青空を見上げ
暑いのはあれだが、晴れて良かった。
何て思いながらも足早に向かう。
あいつ今日は浮かれてんだろな。
リョウ推しの桔梗のことを考え、モヤモヤし、何となくイライラしてしまう。
何だこれ、俺らしくもねぇ。
「ガキかよ。」
情けなくなって呟いてると
「もぉにぃたん?」
声を掛けられ振り返る。
「お前何でここに。」
「思ったより人が多いから、もぉにぃたんこの辺りかなって迎えに来た。」
良かった、あたしの勘もまだまだ捨てたもんじゃないな。
「あっ!」
「どうした?」
ショルダーバッグをごそごそすると、ヘアピンを出した。
「待って今付ける。」
「いいよ、貸せ。」
桔梗からヘアピンを受け取り、いつも通り付けてやる。
「ありがとう。」
「どうせならクリアな視界でリョウ見たいもんな。」
「…。」
何か今のもぉにぃたんの言い方…。
モヤっとした…。
「もぉにぃたんといるからヘアピンしただけ、マズい?」
「あぁ、いや…。」
「じゃあ行こう、みんな待ってる。」
そう言うとさっさと歩き出してしまう。
「おいっ。」
桃也も慌てて桔梗の隣に付いた。
「何?」
「いや、別に…。」
「じゃあ行こう。」
さっきのもぉにぃたん、嫌だったな…。
ライブ前に会うのはマズいだろう、ということで、スタッフさんに差し入れだけ渡して、桔梗たちは早々に関係者席に来ていた。
荷物を置いてすぐ、桃也たち喫煙者たちは喫煙スペースへと来ていた。
「何か…緊張してきた。」
「何故ヒロが緊張?」
「だな、-bule-のライブじゃあるまいし、俺たちは今日観戦するだけだぞ。」
和誠と輝が横目で見てくる。
「だって尊敬するリョウのギタープレイを生で見られるんだぞ!緊張すんだろ。」
「とりあえず落ち着こうか?」
そんな3人より少し離れた場所で、海斗は桃也と並んでタバコを吸っていた。
「何かあった~?」
「何が?」
「桔梗、兄貴が迷うといけないからってボクたちは大丈夫だよ~って言ったのに、足取りも軽く迎えに出たのにさぁ、戻って来たときテンション下がってるように見えたんだけど?」
「別に…、それにあいつが今日足取りも軽いのはリョウに会えるからだろ。」
「兄貴、今イライラしてない?」
「別に…ただ桔梗、いくら何でも楽しみ過ぎじゃね?前髪だって…。」
「兄貴、前髪のことで桔梗に何か言ったの?」
「いや、あいつ俺の前でヘアピン出して前髪止めようとしたから、クリアな視界でリョウを見たいのかって…。」
呆れた…。
嫉妬するのは勝手だけど、それ桔梗本人に言うとか…。
「あのヘアピン、テーマパーク行ったときに兄貴がプレゼントしたんじゃないの?」
「まぁ、プレゼント何て大袈裟なもんじゃねぇけど、確かに買ったのは俺だ。」
「兄貴を迎えに行く前にね、桔梗鞄ガサガサして珍しく慌ててたんだよ。」
「何か忘れたんか?」
迎えに来たときはそんな感じじゃなかったが。
「兄貴から貰ったヘアピン入れたハズなのにないって、兄貴と一緒のときは前髪止めるんだって。」
「え…。」
そこでこっちを見てくる桃也をチラッ、と見てから言葉を繋げた。
「やっと見付けてホッとして、桃也さん迎えに行って、そこでヘアピン付けてくるって、桔梗嬉しそうに笑ってた、そんな桔梗に兄貴はリョウのために、みたいなこと言ったわけだよね?」
「それは…。」
言葉に詰まる桃也を見ながら煙を吐き出す。
「雷のあの日、桔梗を寝かし付けてただけの俺に兄貴、傷付けるようなことしたんじゃないかって勘違いして、キレそうになったよね?その兄貴が何やってんの?俺にあんな大層な態度取った兄貴がさ、桔梗を傷付けてさ。」
「それは…、悪かったよ。」
「それ、俺に言うんじゃないよね?」
海斗に言われ、桃也はタバコを揉み消すと
「先戻る。」
とだけ言ってさっさと行ってしまった。
「まったく…。」
呆れた顔でタバコを吸っていると、
「だいぶ強めに煽ったね。」
「ブラコンのお前が桃也さんにキレる何て珍しい。」
3人が寄ってきた。
「別にね、兄貴と桔梗のペースを乱すつもりはないよ、あの2人は何処かズレてるしね、だから見守るつもりではいるけど今回ばかりは無理、兄貴が一方的に桔梗を傷付けた。」
「まぁ…あれは嫉妬だからね。」
「桃也さん好きな芸能人とかいないのか?」
「我が家は芸能一家でしょ?だから芸能界に近いトコにいたせいか、俺もそうだけどみんな感覚がズレてるんだよ、だから芸能人見ても推しを作るみたいな感覚はあんまりね、特に兄貴はホントに興味なかったから、桔梗の気持ちが理解出来ないんじゃない?だからって勝手に嫉妬した挙げ句、桔梗傷付ける理由にはならないけど。」
ムッとした顔で煙を吐き出す。
兄貴、さっさと謝ればいいけど…。
ツアーパンフのリョウを見て、
「ふぉぉぉぉぉっ。」
と歓喜の声を上げている桔梗を見てクスッ、と笑うと
「少しは機嫌直ったか?」
光希が声を掛けた。
「え?桔梗機嫌悪かったの?」
俺全然気付かなかったな、流石光希。
「別に、悪くはない、ただちょっと嫌なことがあっただけ…。」
今思い出しても、あのもぉにぃたんは嫌だな…。
「モモ兄と何かあったの?」
「ない、と思う、てかない、とりあえず今はリョウに集中、せっかくだから楽しむ。」
「まぁいいけどよ。」
言いながらページを捲り、シュウが出てきた瞬間、
「何このシュウえっろ!たまんね!」
光希のテンションが爆上がる。
「毅流、この光希どう?」
「幸せそうで何より、て言うか、ライブ行くって決まってから光希にrunaについてレクチャーしてもらって、俺もシュウのファンになったから、光希がこうなっても仕方ないかなって。」
「素敵だ毅流。」
この光希すら愛せるとは!
「光希、毅流から一生離れちゃ駄目だ!」
「急に何でそんなこと言ったかは知らんが、あたしが毅流を離すつもりがない、だから覚悟してて。」
毅流を見てフフフ、と余裕げに笑う光希。
「絶対離れない!」
こんな光希から離れられるわけがない!
「桔梗、ちょっといいか?」
桃也に呼ばれ振り返る。
「あ、おかえりなさい。」
「少し向こうで話がしたい。」
「う、うん…。」
さっきのことがあるから、今はあんまり乗り気じゃないが…。
仕方がない。
ゆっくり立ち上がり、
「ちょっと、行ってくる。」
やや重い足取りで桃也の後ろに付いて歩く。
少し人気がない場所まで行くと、
「その、迎えに来てくれたのに、変な態度取って悪かった…。」
「あ、うん…、あれ、凄く…。」
嫌だった、何て言ったらもぉにぃたんに失礼だ。
「嫌な思いさせた…。」
「う、うん…。」
バレてた…。
「もぉにぃたん、いつもあったかいのに、さっきのもぉにぃたん、その…。」
「いい、ハッキリ言ってくれ。」
「あの…凄く…、嫌だった。」
うつ向いたままの桔梗に言われた言葉にズキン!と胸が痛む。
「ごめん、俺が勝手に邪推してお前に嫌なこと言っちまって…。」
桔梗相手だと、どうもペースが乱れちまう。
「もう、いいよ。」
いつまでも引きずっても良くないの分かってるし…。
「それよりライブ楽しもう。」
「あ、ああそうだな、じゃあ…戻るか。」
頷いて歩き出す桔梗。
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