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第6話 モヤモヤでイライラな…
桔梗と呼ばせて
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洗面台の鏡の前でヘアピンを直してから息を吐き出す。
何だ?
何が起きている?
何故にリョウと手を繋いだ?
それはトイレに…。
ハッ!
あたしはあのリョウにトイレの案内させたのか?!
お…恐れ多い!
と、とりあえず。
戻ったら無礼を詫びよう…。
切腹覚悟で!
などと、桔梗が物騒なことを考えながらトイレから出ると、
「大丈夫?」
リョウが壁にもたれて待っていた。
「な!何故にっ?」
「ん?」
「いや戻ったかと!」
「桔梗ちゃんを出待ち。」
「何と恐れ多い!」
「クスクス、恐れ多いとか大袈裟。」
「だって…トイレに案内させたり待たせたり…あのリョウに…。」
「いいね。」
「はい?」
「そのまま呼び捨てで呼んでね?」
うはぅ!
何たる大失態!
ついいつものクセで呼び捨てにするとは!
「もう切腹ものだ…!」
「切腹?」
どゆこと?
「桔梗ちゃんが俺を呼び捨てで呼ぶ変わりに、俺も桔梗って呼んでいい?」
「え…?」
「桔梗って呼びたいんだ、呼ばせてくれる?」
「は、はい。」
何とでも好きに呼んでくだされ!
「桔梗今スマホ持ってる?」
「あ、はい…。」
何とか少しずつ落ち着きを取り戻しながら、桔梗はポケットからスマホを取り出す。
「連絡先、内緒で交換しようよ。」
「へっ!」
「誰にも内緒、俺と桔梗だけの秘密、ね?」
何て言って人差し指を口の前で立ててしぃっ、とジェスチャーするリョウを前に、落ち着こうとしていた心臓が、再びドキドキしてしまう。
「は、はい…。」
あたしと、リョウだけの…内緒。
「交換してくれてありがとう、必ず連絡するよ、桔梗とゆっくり話してみたいから。」
「な、何をっ?」
「色々。」
ニコッと笑うリョウを前に、最早何も言えなくなるわけで…。
仲良く話している毅流と光希の向かい側に座ったのは桃也。
「桔梗は?」
「トイレだよ。」
「…のハズだけど少し遅いな、あたし見てくるよ。」
光希が立ち上がろうとしているところに、桔梗が戻って来た、が…!
その後ろにピッタリくっついてリョウも一緒に戻って来た。
「何だよあれ…。」
「モモ兄落ち着いてっ。」
「落ち着いてるよ…!」
何であの男あんなに桔梗と距離近いんだよ!
「桃也さん、落ち着いてるだけじゃなくてイライラもしたら駄目ですよ。」
光希に冷静にツッコまれる。
「お待たせ。」
光希の隣に座ると、その隣にリョウも座る。
「興味深い組み合わせだな。」
それを見ていた和誠が呟いた。
「どしたのカズ君?」
「あの組み合わせ。」
「ん?あぁ、珍しい。」
シュウが言うくらいだから、やっぱ珍しいことなのか。
「リョウはファンに手ぇ出したりする?」
「しないよ、むしろ恋愛対象にはしないね、ファンはrunaのリョウしか見てないし、そういう子たちにはプライベートの顔は絶対見せたくないタイプ、ファンと付き合うことに反対ではないけど、うちのメンバーは今のところない。」
「じゃあもしリョウさんがファンに手を出したとしたら?」
そこでシュウがう~ん、と考えていると、
「そんなの決まってるじゃ~ん。」
ウイスキー片手に黙って聞いていたケントがんふっ、と笑う。
「リョウちゃんがファンに手を出したとしたら、相当○○○○で○○○○(とても不快な発言ですので伏せさせてお送りしております)なのか、もしくは…。」
そこでケントの顔から笑みが消え、途端に真剣な表情になった。
そして低く落ちついた声でひとこと。
「それだけ真剣てこと。」
「それは…。」
けっこうヤバい…。
「そう言えば桔梗は海斗の家に同居してるんだっけ?」
桃也がピクッと反応。
今桔梗って呼んだよなぁ…!
腰を浮かせて今にも臨戦態勢に入りそうな桃也の太ももをぴしゃん!と叩いたのは光希。
「それ…止めて下さい、桔梗が怯える…。」
小声で言って桃也を見据える。
「あいつは昔から人の感情に敏感なんです、イライラするのは勝手だけど桔梗を傷付けたら、桃也さんでもシバきますよ…!」
「す…すいません。」
本物見たことないけど、多分殺し屋ってあんな目してる…!
流石の桃也も百戦錬磨の光希には敵わない。
「はい、両親がフランスに行ってしまいまして…最初は薄情と思ってましたが、今は結果オーライです。」
光希と離れなくて済んだし、黒岸家のみんなとも再会して仲良くなれたし。
「たしかに桔梗が両親とフランスに行かなくて良かったかな。」
「何故に?」
「だって、桔梗が日本に残ってくれたから、こうして俺たち出会えたじゃん?」
「ぬあっ!」
何だこの破壊力!
打ち上げも終わり、店の外に出たところで
「今日は楽しかったよ、またね。」
リョウから言われたまたね、に内心ドキドキしていると、あらかじめ用意してくれていたタクシーが停車した。
「ま、また…。」
来たときと同じく光希、毅流と乗り込もうとしたが
「お前はこっち。」
桃也にいきなり腕を掴まれ、強引にタクシーに乗せられる。
「ちょっ。」
「運転手さん出して下さい。」
押し込まれたように乗せられた挙げ句、さっさとタクシーを出されたことに桔梗はムッとした。
「もぉにぃたん、これはない。」
「お前こそトイレ案内してもらってる間にあの男と何があったんだよ。」
「あの男じゃない、リョウだよ。」
「そんなのどうでもいい、何があった…!」
「あのぉ…。」
緊迫した空気の中、申し訳なさそうに運転手の声が割って入った。
「車出しましたけど、何処に行きましょうか…?」
「あ、すいません。」
桃也は慌てて自宅の住所を伝えた。
その間に桔梗は座り直し、窓の外に目をやる。
「桔梗。」
呼んでもこっちを見ようともしない。
「聞こえてんだろ。」
肩を掴んだ手をパンッ、と乱暴に叩き落とされる。
「おい…!」
「何をイライラしてるか知らんが、今のもぉにぃたんとは話したくない。」
「お前なぁ…!」
「気に入らないならタクシー止めて、降りるから。」
見向きもしない桔梗を見て溜め息。
「勝手にしろ…。」
勝手したのはもぉにぃたんなのに、何であたしが勝手と言われるんだ?
あたしの何処が勝手?
勝手にしろはこっちの台詞だ。
一緒にタクシーに乗り込んだリョウの顔を覗き込む。
「ケント、言いたいことあるなら言えよ。」
「分かってるクセにぃ、リョウちゃんにしては珍しいね。」
「桔梗のこと?」
「あらやだもう呼び捨て?」
「からかうなよ。」
「だったら真面目に聞くけど…。」
「何だよ?」
「本気?遊びなら…。」
「遊びじゃない。」
「あぁ、そっ、かぁ…。」
遊び相手にしていい子じゃないけど、本気は本気でマズい気が…。
「まぁねぇ、リョウちゃんもいい大人だから何も言わないけど、強引に押すのは良くないよ。」
「分かってる。」
「ホントにぃ?」
「まぁ…少しは焦ってる。」
どう見ても分が悪いのは俺だし、相当リードされてるし…。
でも焦りは禁物。
「ま、冷静に情熱的にやってみるよ。」
何だ?
何が起きている?
何故にリョウと手を繋いだ?
それはトイレに…。
ハッ!
あたしはあのリョウにトイレの案内させたのか?!
お…恐れ多い!
と、とりあえず。
戻ったら無礼を詫びよう…。
切腹覚悟で!
などと、桔梗が物騒なことを考えながらトイレから出ると、
「大丈夫?」
リョウが壁にもたれて待っていた。
「な!何故にっ?」
「ん?」
「いや戻ったかと!」
「桔梗ちゃんを出待ち。」
「何と恐れ多い!」
「クスクス、恐れ多いとか大袈裟。」
「だって…トイレに案内させたり待たせたり…あのリョウに…。」
「いいね。」
「はい?」
「そのまま呼び捨てで呼んでね?」
うはぅ!
何たる大失態!
ついいつものクセで呼び捨てにするとは!
「もう切腹ものだ…!」
「切腹?」
どゆこと?
「桔梗ちゃんが俺を呼び捨てで呼ぶ変わりに、俺も桔梗って呼んでいい?」
「え…?」
「桔梗って呼びたいんだ、呼ばせてくれる?」
「は、はい。」
何とでも好きに呼んでくだされ!
「桔梗今スマホ持ってる?」
「あ、はい…。」
何とか少しずつ落ち着きを取り戻しながら、桔梗はポケットからスマホを取り出す。
「連絡先、内緒で交換しようよ。」
「へっ!」
「誰にも内緒、俺と桔梗だけの秘密、ね?」
何て言って人差し指を口の前で立ててしぃっ、とジェスチャーするリョウを前に、落ち着こうとしていた心臓が、再びドキドキしてしまう。
「は、はい…。」
あたしと、リョウだけの…内緒。
「交換してくれてありがとう、必ず連絡するよ、桔梗とゆっくり話してみたいから。」
「な、何をっ?」
「色々。」
ニコッと笑うリョウを前に、最早何も言えなくなるわけで…。
仲良く話している毅流と光希の向かい側に座ったのは桃也。
「桔梗は?」
「トイレだよ。」
「…のハズだけど少し遅いな、あたし見てくるよ。」
光希が立ち上がろうとしているところに、桔梗が戻って来た、が…!
その後ろにピッタリくっついてリョウも一緒に戻って来た。
「何だよあれ…。」
「モモ兄落ち着いてっ。」
「落ち着いてるよ…!」
何であの男あんなに桔梗と距離近いんだよ!
「桃也さん、落ち着いてるだけじゃなくてイライラもしたら駄目ですよ。」
光希に冷静にツッコまれる。
「お待たせ。」
光希の隣に座ると、その隣にリョウも座る。
「興味深い組み合わせだな。」
それを見ていた和誠が呟いた。
「どしたのカズ君?」
「あの組み合わせ。」
「ん?あぁ、珍しい。」
シュウが言うくらいだから、やっぱ珍しいことなのか。
「リョウはファンに手ぇ出したりする?」
「しないよ、むしろ恋愛対象にはしないね、ファンはrunaのリョウしか見てないし、そういう子たちにはプライベートの顔は絶対見せたくないタイプ、ファンと付き合うことに反対ではないけど、うちのメンバーは今のところない。」
「じゃあもしリョウさんがファンに手を出したとしたら?」
そこでシュウがう~ん、と考えていると、
「そんなの決まってるじゃ~ん。」
ウイスキー片手に黙って聞いていたケントがんふっ、と笑う。
「リョウちゃんがファンに手を出したとしたら、相当○○○○で○○○○(とても不快な発言ですので伏せさせてお送りしております)なのか、もしくは…。」
そこでケントの顔から笑みが消え、途端に真剣な表情になった。
そして低く落ちついた声でひとこと。
「それだけ真剣てこと。」
「それは…。」
けっこうヤバい…。
「そう言えば桔梗は海斗の家に同居してるんだっけ?」
桃也がピクッと反応。
今桔梗って呼んだよなぁ…!
腰を浮かせて今にも臨戦態勢に入りそうな桃也の太ももをぴしゃん!と叩いたのは光希。
「それ…止めて下さい、桔梗が怯える…。」
小声で言って桃也を見据える。
「あいつは昔から人の感情に敏感なんです、イライラするのは勝手だけど桔梗を傷付けたら、桃也さんでもシバきますよ…!」
「す…すいません。」
本物見たことないけど、多分殺し屋ってあんな目してる…!
流石の桃也も百戦錬磨の光希には敵わない。
「はい、両親がフランスに行ってしまいまして…最初は薄情と思ってましたが、今は結果オーライです。」
光希と離れなくて済んだし、黒岸家のみんなとも再会して仲良くなれたし。
「たしかに桔梗が両親とフランスに行かなくて良かったかな。」
「何故に?」
「だって、桔梗が日本に残ってくれたから、こうして俺たち出会えたじゃん?」
「ぬあっ!」
何だこの破壊力!
打ち上げも終わり、店の外に出たところで
「今日は楽しかったよ、またね。」
リョウから言われたまたね、に内心ドキドキしていると、あらかじめ用意してくれていたタクシーが停車した。
「ま、また…。」
来たときと同じく光希、毅流と乗り込もうとしたが
「お前はこっち。」
桃也にいきなり腕を掴まれ、強引にタクシーに乗せられる。
「ちょっ。」
「運転手さん出して下さい。」
押し込まれたように乗せられた挙げ句、さっさとタクシーを出されたことに桔梗はムッとした。
「もぉにぃたん、これはない。」
「お前こそトイレ案内してもらってる間にあの男と何があったんだよ。」
「あの男じゃない、リョウだよ。」
「そんなのどうでもいい、何があった…!」
「あのぉ…。」
緊迫した空気の中、申し訳なさそうに運転手の声が割って入った。
「車出しましたけど、何処に行きましょうか…?」
「あ、すいません。」
桃也は慌てて自宅の住所を伝えた。
その間に桔梗は座り直し、窓の外に目をやる。
「桔梗。」
呼んでもこっちを見ようともしない。
「聞こえてんだろ。」
肩を掴んだ手をパンッ、と乱暴に叩き落とされる。
「おい…!」
「何をイライラしてるか知らんが、今のもぉにぃたんとは話したくない。」
「お前なぁ…!」
「気に入らないならタクシー止めて、降りるから。」
見向きもしない桔梗を見て溜め息。
「勝手にしろ…。」
勝手したのはもぉにぃたんなのに、何であたしが勝手と言われるんだ?
あたしの何処が勝手?
勝手にしろはこっちの台詞だ。
一緒にタクシーに乗り込んだリョウの顔を覗き込む。
「ケント、言いたいことあるなら言えよ。」
「分かってるクセにぃ、リョウちゃんにしては珍しいね。」
「桔梗のこと?」
「あらやだもう呼び捨て?」
「からかうなよ。」
「だったら真面目に聞くけど…。」
「何だよ?」
「本気?遊びなら…。」
「遊びじゃない。」
「あぁ、そっ、かぁ…。」
遊び相手にしていい子じゃないけど、本気は本気でマズい気が…。
「まぁねぇ、リョウちゃんもいい大人だから何も言わないけど、強引に押すのは良くないよ。」
「分かってる。」
「ホントにぃ?」
「まぁ…少しは焦ってる。」
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