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出発
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俺は今、エリーさんと出会ったあのレストランにいる。
コーヒーを飲みながら、エリーさんを待っているところだ。
「お待たせしました~。」
相変わらず可愛いエリーさんがたたたっとこちらへかけてくる。
俺はコーヒーを一気に飲みほした。
「それでは行きましょうか。」
お代を払って、外へ出た。
そう、今日は超非科学的現象研究所へ見学に行く日なのだ。
「そういえばどうやって行くんですか?」
「ドラゴンに乗っていきます。」
「!?」
また訳の分からないことを・・・。
もう慣れたつもりだが。
「人影のないところに移動しましょう。」
「は、はい。」
俺たちはレストランの横の細い路地に入った。
エリーさんがパチッと指を鳴らした。
「うわっ!」
いきなり体が宙に浮いた。
エリーさんも浮いている。
「驚かせてすいません。もう少し上まで行きますよー。」
勝手にどんどん上がっていく。
ちょっと怖いなぁ。
結構高くまで上がった時に、エリーさんがいきなり
「mia」
と何かの名前を呼んだ。
するとそこに白い、一軒家くらいの大きさのドラゴンが現れた。
「う、お、おわぁっ」
怖い怖い怖い・・・。
「大丈夫ですよ。この子は私のパートナー、miaです。ここからはmiaに乗って行きます。乗ってください。」
「は、はい。」
俺は恐る恐る白いドラゴンに乗る。
「こいつが今日見学に来るっていう奴か?」
??
「エリーさん、今、声がしませんでしたか?」
「miaの声ですよ。」
「あぁ、そうか。・・・・・・んえっ!?」
変な声が出た。
でもドラゴンが喋ったなんて言われたら誰でもこうなると思う。
「miaは喋れるんですよ~。」
当たり前のように言うなぁ。
「そうなんですか。すごいですね。」
「で、お前が今日見学に来るやつなのか?」
「え、あぁはい。飯島咲太っていいます。」
「そうか。よろしくな、咲太。わらわはmiaだ。miaセンパイと呼んでおくれ。」
いきなり呼び捨て!?
しかも偉そう・・・。
でも悪い人・・・ ドラゴンか。
悪いドラゴンではなさそうだな。
「ちょっとmia。偉そうにしないの。」
「いいだろう。実際わらわのほうが偉いのだから。」
「すいませんね、咲太さん。ちょっと傲慢なところがあるんですよ・・・。」
「いえ、大丈夫です。」
「咲太さんは本当に優しいですね。」
この俺が優しいだと!?
自己中心的で、人の不幸を喜んでしまうような俺が?
こんな優しい言葉をかけられたのは初めてだ。
「い、いや!エリーさんの方が何倍も優しいですよ!」
つい熱くなり、エリーさんの手を握ってしまった。
ハッとして手を離す。
「ふふっ、ありがとうございます。」
こっちがありがとうございますぅぅぅ・・・。
可愛いなぁ。
「おーい、そろそろ着くぞー。」
miaセンパイの声で前を向いた。
そこにはmiaセンパイと比べても何倍以上もある天空都市があった。
「す、すごい・・・。」
つい声が出てしまった。
「すごいでしょう?先代の所長の偉大なる魔法によってこの研究所は浮いているのです。それと、研究所だけではなくたくさんの花の咲く広場や、コンビニなどもあるんですよ。」
本当にすごいな。
「到着だぜー。」
宙に浮いた陸地にmiaセンパイが降り立った。
超非科学的現象研究所に到着したのだ。
コーヒーを飲みながら、エリーさんを待っているところだ。
「お待たせしました~。」
相変わらず可愛いエリーさんがたたたっとこちらへかけてくる。
俺はコーヒーを一気に飲みほした。
「それでは行きましょうか。」
お代を払って、外へ出た。
そう、今日は超非科学的現象研究所へ見学に行く日なのだ。
「そういえばどうやって行くんですか?」
「ドラゴンに乗っていきます。」
「!?」
また訳の分からないことを・・・。
もう慣れたつもりだが。
「人影のないところに移動しましょう。」
「は、はい。」
俺たちはレストランの横の細い路地に入った。
エリーさんがパチッと指を鳴らした。
「うわっ!」
いきなり体が宙に浮いた。
エリーさんも浮いている。
「驚かせてすいません。もう少し上まで行きますよー。」
勝手にどんどん上がっていく。
ちょっと怖いなぁ。
結構高くまで上がった時に、エリーさんがいきなり
「mia」
と何かの名前を呼んだ。
するとそこに白い、一軒家くらいの大きさのドラゴンが現れた。
「う、お、おわぁっ」
怖い怖い怖い・・・。
「大丈夫ですよ。この子は私のパートナー、miaです。ここからはmiaに乗って行きます。乗ってください。」
「は、はい。」
俺は恐る恐る白いドラゴンに乗る。
「こいつが今日見学に来るっていう奴か?」
??
「エリーさん、今、声がしませんでしたか?」
「miaの声ですよ。」
「あぁ、そうか。・・・・・・んえっ!?」
変な声が出た。
でもドラゴンが喋ったなんて言われたら誰でもこうなると思う。
「miaは喋れるんですよ~。」
当たり前のように言うなぁ。
「そうなんですか。すごいですね。」
「で、お前が今日見学に来るやつなのか?」
「え、あぁはい。飯島咲太っていいます。」
「そうか。よろしくな、咲太。わらわはmiaだ。miaセンパイと呼んでおくれ。」
いきなり呼び捨て!?
しかも偉そう・・・。
でも悪い人・・・ ドラゴンか。
悪いドラゴンではなさそうだな。
「ちょっとmia。偉そうにしないの。」
「いいだろう。実際わらわのほうが偉いのだから。」
「すいませんね、咲太さん。ちょっと傲慢なところがあるんですよ・・・。」
「いえ、大丈夫です。」
「咲太さんは本当に優しいですね。」
この俺が優しいだと!?
自己中心的で、人の不幸を喜んでしまうような俺が?
こんな優しい言葉をかけられたのは初めてだ。
「い、いや!エリーさんの方が何倍も優しいですよ!」
つい熱くなり、エリーさんの手を握ってしまった。
ハッとして手を離す。
「ふふっ、ありがとうございます。」
こっちがありがとうございますぅぅぅ・・・。
可愛いなぁ。
「おーい、そろそろ着くぞー。」
miaセンパイの声で前を向いた。
そこにはmiaセンパイと比べても何倍以上もある天空都市があった。
「す、すごい・・・。」
つい声が出てしまった。
「すごいでしょう?先代の所長の偉大なる魔法によってこの研究所は浮いているのです。それと、研究所だけではなくたくさんの花の咲く広場や、コンビニなどもあるんですよ。」
本当にすごいな。
「到着だぜー。」
宙に浮いた陸地にmiaセンパイが降り立った。
超非科学的現象研究所に到着したのだ。
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