4 / 207
第1部 グランドール魔術学校 ~亡国の古城と地底竜の守るもの~
第4話 実技試験終了
しおりを挟む
2つ目の試験が終わると、受験生たちは大きなホールのような場所に案内された。
この部屋の天井には召喚術を可能にする召喚ゲートの模様が描かれている。
3人目の試験官の人が前に出てきた。今度の先生はおじいさんだ。
「最後の試験は、召喚術です」
(やったぁ!)
イーアは召喚術だけは得意だった。ユウリにも負けない。だから、今日はずっと試験の中に召喚術があることを祈り続けてきた。
「この部屋では、召喚道具がなくても、召喚することができる。呼んでもらうのは『風船魚(プープク)』だ。もしもプープクと契約していない人がいたら、手をあげなさい」
誰も手をあげなかった。
『風船魚(プープク)』は誰でも初等魔学校で契約をしている、とっても初級な召喚獣だ。
プクーとふくらむだけの無害なかわいいまん丸の精霊だ。
何の役にも立たないけれど、無害で召喚の練習にいいので、プープクは初等魔学校の召喚術の授業でよく使われている。
(プープクなら、楽勝!)
試験は10人ずつ行われた。
まずは受験番号1番から10番の受験生が番号順に部屋の真ん中に一列に並ぶようにいわれた。
10人いっぺんに召喚するのだ。
その他の受験生たちは部屋の端で待つことになった。
最初の10人は、全員なんなく風船魚(プープク)を呼び出した。
10人全員の手の上に、まん丸の小さな風船魚(プープク)がのってふわふわ跳びはねている。
「全員、よくできました」
試験官の先生がそうほめた。
(ユウリは当然、成功だよね!)
でも、召喚術だけは、イーアの方がユウリより得意なのだ。
「全員合格。後ろの扉から外に出なさい。では、次の10人、11番から20番まで、前に出て番号順に並びなさい」
そんな調子でどんどんと進み、やがてイーアの順番がまわってきた。
41番から50番までだから、イヤミな少年もいっしょだ。
召喚の呪文は二つの部分からなる。
前半は<魔導語>で、異界のゲートをあけるための呪文だ。
後半は召喚する相手に呼びかける『精霊語』だ。
呪文は良い召喚道具があったり召喚士の腕がよければ一部省略可能。
でも、今日は失敗するわけにはいかないので、イーアはちゃんと前置きの呪文から唱えた。
<異界の扉を開きて我が僕を呼び遣わさん。開け霊界の門>
イーアはしっかり集中して唱えた。
イーアが知る限り、召喚は集中力が全てだ。
記憶力とか思考力とかは、全然要らない。
『聞け、我が声を。来たれ、風船魚。霊界に住まう者』
呪文の詠唱が終わるとすぐに、イーアの前にドーンとプープク(?)が現れた。
手の上じゃなくて、イーアの差し出した手の前に、風船魚のまんまるな顔がある。
直径数メートルはある巨大な顔だ。
(あれ? なんかちがう……)
しかもこの風船魚は、プクーッと頬《ほお》をふくらませて、怒ったような顔でイーアをにらんでいた。
(怒ってる? このプープク、なんか怒ってる!?)
そこで、試験官の先生のあわてた声が聞こえた。
「まずい。あれは上位種ドプープクだ。危険だから、全員、すぐに離れなさい!」
ドプープクはさらに膨れあがり跳びはねるように上下左右に揺れ動いた。
イーアの左右の生徒はあわてて逃げていった。イーアも後ろにとびのいた。
巨大風船魚がくるっと縦に一回転しながら跳ね動いた。そして……。
パーンッ
大きな破裂音とともに、イーアは後方にはじきとばされてひっくり返った。
「いったぁ~」
イーアが床にぶつけた頭を抱えて起き上がったときには、巨大風船魚の姿はどこにもなかった。
さっきまでイーアの左右にいた受験生たちは、遠くから恐る恐るこっちのようすを観察していた。
「だいじょうぶ?」
髪の毛をピンでとめたキリッとした顔の女の子が、離れたところからイーアに声をかけた。
「うん。だいじょうぶ」
その時、反対側から怒声が響いた。
「なんてことをしてくれるんだ!」
イーアが振り返ると、列の左端にいたイヤミな少年がはね飛ばされて転んでいた。
イヤミな少年は倒れたまま、青ざめた顔でイーアに怒鳴った。
「君のせいで召喚できなかったじゃないか! 1つ目の試験の時も、もうちょっとでわかりそうなところで君が後ろで爆発を起こしたせいで失敗したんだぞ! 毎回毎回集中力が切れるようなことばかり! 俺の邪魔をするな!」
こんな風にどなられると謝りたくなくなるけれど、今回は全員におおいに迷惑をかけているので、イーアはみんなにむかって「ごめん。みんな」と謝った。
「あたしはいいけど、それより……」
きりっとした顔の女の子は、前の方を指さした。
その指の先をみて、イーアは教室のはしっこで試験官の先生がひっくりかえって気絶しているのに気が付いた。
先生は止めようとして近づいたところで、ドプープクの破裂の直撃を受けてしまったようだった。
他の先生たちが駆け寄って声をかけていた。
「オレン先生、だいじょうぶですか?」
「うーん……」
試験官のおじいさん先生はうなったまま起き上がれずにいる。
その様子を見ながら、イーアは思った。
(終わった……もうダメだ……)
・
・
・
3つの試験が終わると、その後は午後の面接が始まるまで、お昼休みだった。
親切なことにグランドール魔術学校は受験生のためにサンドイッチと飲み物を用意していてくれた。
イーアは配布されたサンドイッチを手に持ったまま、ユウリと一緒に中庭のベンチに座って魂の抜けた顔でぼーっとしていた。
ユウリはイーアをはげまそうとして言った。
「きっと召喚は成功って認められたよ。ちゃんと風船魚を呼び出したんだから。他の子より強い風船魚を呼びだしちゃっただけなんだ。大成功だよ」
あの後、しばらくして試験官の先生は無事に起き上がった。そして、イーア以外は、もう一度召喚術の試験を行った。
イーアは「君はもういい」と言われて外に出されたけれど、それが何を意味するのかは、受験生には誰にもわからない。
イーアはうなだれたまま首をふった。
「召喚が合格でも、それでも、全然たりないよ……」
魔法陣は0点だ。
自然魔法も、きっと、受験者たちの中で下から何番目かだ。
もしもイーアの召喚でKOされちゃった先生の心が海のように広くて召喚術の試験に満点をくれたとしても、イーアは上から10番目になんてなれそうにない。
ユウリは言った。
「だいじょうぶ。まだ午後の面接があるよ」
「……そうだね!」
イーアはがばっと顔をあげると、サンドイッチにかぶりついて、食べながら元気よく言った。
「こふなっはら、ほれにはへるひはなひもんね!」
この部屋の天井には召喚術を可能にする召喚ゲートの模様が描かれている。
3人目の試験官の人が前に出てきた。今度の先生はおじいさんだ。
「最後の試験は、召喚術です」
(やったぁ!)
イーアは召喚術だけは得意だった。ユウリにも負けない。だから、今日はずっと試験の中に召喚術があることを祈り続けてきた。
「この部屋では、召喚道具がなくても、召喚することができる。呼んでもらうのは『風船魚(プープク)』だ。もしもプープクと契約していない人がいたら、手をあげなさい」
誰も手をあげなかった。
『風船魚(プープク)』は誰でも初等魔学校で契約をしている、とっても初級な召喚獣だ。
プクーとふくらむだけの無害なかわいいまん丸の精霊だ。
何の役にも立たないけれど、無害で召喚の練習にいいので、プープクは初等魔学校の召喚術の授業でよく使われている。
(プープクなら、楽勝!)
試験は10人ずつ行われた。
まずは受験番号1番から10番の受験生が番号順に部屋の真ん中に一列に並ぶようにいわれた。
10人いっぺんに召喚するのだ。
その他の受験生たちは部屋の端で待つことになった。
最初の10人は、全員なんなく風船魚(プープク)を呼び出した。
10人全員の手の上に、まん丸の小さな風船魚(プープク)がのってふわふわ跳びはねている。
「全員、よくできました」
試験官の先生がそうほめた。
(ユウリは当然、成功だよね!)
でも、召喚術だけは、イーアの方がユウリより得意なのだ。
「全員合格。後ろの扉から外に出なさい。では、次の10人、11番から20番まで、前に出て番号順に並びなさい」
そんな調子でどんどんと進み、やがてイーアの順番がまわってきた。
41番から50番までだから、イヤミな少年もいっしょだ。
召喚の呪文は二つの部分からなる。
前半は<魔導語>で、異界のゲートをあけるための呪文だ。
後半は召喚する相手に呼びかける『精霊語』だ。
呪文は良い召喚道具があったり召喚士の腕がよければ一部省略可能。
でも、今日は失敗するわけにはいかないので、イーアはちゃんと前置きの呪文から唱えた。
<異界の扉を開きて我が僕を呼び遣わさん。開け霊界の門>
イーアはしっかり集中して唱えた。
イーアが知る限り、召喚は集中力が全てだ。
記憶力とか思考力とかは、全然要らない。
『聞け、我が声を。来たれ、風船魚。霊界に住まう者』
呪文の詠唱が終わるとすぐに、イーアの前にドーンとプープク(?)が現れた。
手の上じゃなくて、イーアの差し出した手の前に、風船魚のまんまるな顔がある。
直径数メートルはある巨大な顔だ。
(あれ? なんかちがう……)
しかもこの風船魚は、プクーッと頬《ほお》をふくらませて、怒ったような顔でイーアをにらんでいた。
(怒ってる? このプープク、なんか怒ってる!?)
そこで、試験官の先生のあわてた声が聞こえた。
「まずい。あれは上位種ドプープクだ。危険だから、全員、すぐに離れなさい!」
ドプープクはさらに膨れあがり跳びはねるように上下左右に揺れ動いた。
イーアの左右の生徒はあわてて逃げていった。イーアも後ろにとびのいた。
巨大風船魚がくるっと縦に一回転しながら跳ね動いた。そして……。
パーンッ
大きな破裂音とともに、イーアは後方にはじきとばされてひっくり返った。
「いったぁ~」
イーアが床にぶつけた頭を抱えて起き上がったときには、巨大風船魚の姿はどこにもなかった。
さっきまでイーアの左右にいた受験生たちは、遠くから恐る恐るこっちのようすを観察していた。
「だいじょうぶ?」
髪の毛をピンでとめたキリッとした顔の女の子が、離れたところからイーアに声をかけた。
「うん。だいじょうぶ」
その時、反対側から怒声が響いた。
「なんてことをしてくれるんだ!」
イーアが振り返ると、列の左端にいたイヤミな少年がはね飛ばされて転んでいた。
イヤミな少年は倒れたまま、青ざめた顔でイーアに怒鳴った。
「君のせいで召喚できなかったじゃないか! 1つ目の試験の時も、もうちょっとでわかりそうなところで君が後ろで爆発を起こしたせいで失敗したんだぞ! 毎回毎回集中力が切れるようなことばかり! 俺の邪魔をするな!」
こんな風にどなられると謝りたくなくなるけれど、今回は全員におおいに迷惑をかけているので、イーアはみんなにむかって「ごめん。みんな」と謝った。
「あたしはいいけど、それより……」
きりっとした顔の女の子は、前の方を指さした。
その指の先をみて、イーアは教室のはしっこで試験官の先生がひっくりかえって気絶しているのに気が付いた。
先生は止めようとして近づいたところで、ドプープクの破裂の直撃を受けてしまったようだった。
他の先生たちが駆け寄って声をかけていた。
「オレン先生、だいじょうぶですか?」
「うーん……」
試験官のおじいさん先生はうなったまま起き上がれずにいる。
その様子を見ながら、イーアは思った。
(終わった……もうダメだ……)
・
・
・
3つの試験が終わると、その後は午後の面接が始まるまで、お昼休みだった。
親切なことにグランドール魔術学校は受験生のためにサンドイッチと飲み物を用意していてくれた。
イーアは配布されたサンドイッチを手に持ったまま、ユウリと一緒に中庭のベンチに座って魂の抜けた顔でぼーっとしていた。
ユウリはイーアをはげまそうとして言った。
「きっと召喚は成功って認められたよ。ちゃんと風船魚を呼び出したんだから。他の子より強い風船魚を呼びだしちゃっただけなんだ。大成功だよ」
あの後、しばらくして試験官の先生は無事に起き上がった。そして、イーア以外は、もう一度召喚術の試験を行った。
イーアは「君はもういい」と言われて外に出されたけれど、それが何を意味するのかは、受験生には誰にもわからない。
イーアはうなだれたまま首をふった。
「召喚が合格でも、それでも、全然たりないよ……」
魔法陣は0点だ。
自然魔法も、きっと、受験者たちの中で下から何番目かだ。
もしもイーアの召喚でKOされちゃった先生の心が海のように広くて召喚術の試験に満点をくれたとしても、イーアは上から10番目になんてなれそうにない。
ユウリは言った。
「だいじょうぶ。まだ午後の面接があるよ」
「……そうだね!」
イーアはがばっと顔をあげると、サンドイッチにかぶりついて、食べながら元気よく言った。
「こふなっはら、ほれにはへるひはなひもんね!」
11
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる