48 / 207
第1部 グランドール魔術学校 ~亡国の古城と地底竜の守るもの~
第48話 岩壁の精霊
しおりを挟む
放課後、イーアは学校の中を歩いていた。
ユウリは今日も先生に授業の質問をしながら、学園祭の日に白装束たちに協力をした犯人の手がかりを探している。
オッペンは、ドルボッジ部に行って修行中だ。
でも、イーアはもう防御魔法の練習はあきらめた。
(白装束の共犯者を探すために、わたしも先生に何か質問しようかな。それか、アルバイトを探そうかな)
迷いながら、イーアはアルバイトの掲示板や職員室がある方へ歩いていった。
歩いていると、職員室前から「参ったな」というマジーラ先生の声が聞こえてきた。
マジーラ先生と庭師のヘクトルさんが、しかめっ面で廊下で立ち話をしていた。
「オレン先生が見つからないとなると、あの呪文を使える教員は、今いないんだ」
「それじゃ、オレン先生がお戻りになるのを待ちますよ。あいつら、移動しちまうかもしれませんが」
そんな会話が聞こえて、なんだか気になったので、イーアは「こんにちは。マジーラ先生、ヘクトルさん」とあいさつをした。
「ああ、こんにちは。どうした? 何か質問か?」
マジーラ先生はすぐにイーアの方を見てそうたずねた。続いて、ヘクトルさんもイーアの方に振り返って言った。
「おう。この前のバイトか。そういえば、おまえは、なんか変な踊るホウキを連れ歩いてたな。ひょっとして、おまえはアレ、しゃべれるんじゃないか? バケモンに通じるアレ」
ヘクトルさんはアレアレ言っているけど、アレが何のことだかよくわからない。
「アレって、なんですか?」
イーアがたずねると、ヘクトルさんのかわりにマジーラ先生が説明してくれた。
「召喚術に使う精霊語のことだ」
「精霊語なら得意です。誰にも負けません」
イーアが自信をもって答えると、ヘクトルさんは言った。
「そりゃ頼もしいな。先生、ダメ元でこの生徒にバイトでやってもらっちゃいかんですか? 時間がたつと、あいつら、動き回って見つからなくなっちまうかもしれませんから」
マジーラ先生は少し考えこみながら言った。
「うーん。1年に頼むレベルの仕事じゃないんだが。まぁ、危険はないはずだからな」
なんだか、臨時のバイトを見つけられそうだ。イーアはたずねた。
「どういう仕事ですか?」
「モンペルという精霊を移動させる仕事なんだが……」
マジーラ先生の説明によると、グランドールの敷地のはずれには崖があって、その崖下の谷底に四角い岩みたいなモンペルという精霊が大量に住んでいるらしい。
「学校にも精霊がいたんですか!?」
イーアがおどろいてたずねると、マジーラ先生はうなずいた。
「ああ。もちろん、危険な精霊はいないがな。それに、モンペルのいる崖は立ち入り禁止なんだ。許可なく行くんじゃないぞ。それはそうと、困ったことに、あのモンペルという岩の精霊は、たまに大量発生するんだ。人を襲うことはないが、もともと城壁に使われていたといわれるだけあって、とにかく固い。だから、道路にモンペルが集まると、通行不能になってしまうんだ」
モンペルは、たまに谷底から出て林の中をうろつくことがあって、そして、さらに外にまで出て、学校の外の道路を通行止めにしてしまうことがあるらしい。
そうなると大変だから、そうなる前に、モンペルを谷底に帰らせないといけない。
マジーラ先生は困ったように言った。
「モンペルを帰らせるための呪文があるんだが、それが、魔導語ではなく精霊語の呪文なんだ。精霊語は特殊だから、今はオレン先生以外にまともに使える者がいない」
イーアは胸を張って言った。
「精霊とおしゃべりするのは、得意です。マジーラ先生、任せてください」
「じゃ、とりあえず、やってみてくれ。成功したらアルバイト代がでるようにしておく。でも、失敗しても気にしなくていいぞ」
マジーラ先生はあまり期待してなさそうに言った。
先生の許可がおりたので、イーアはヘクトルさんにモンペルのいた場所までつれていってもらった。
ヘクトルさんとイーアは、林の中をどんどんと歩いて行った。
「いたいた。ほら、あれだ」
林の中、ヘクトルさんが指さす先に、とても濃いダークブルーの少し光る四角い岩が数個あった。
一見、ただのきれいな色の岩にしか見えない。
でも、じっと見ていると、その岩は、たまーに勝手に動いていた。
あれがモンペルという精霊らしい。
ヘクトルさんは言った。
「絶対に攻撃するなよ。刺激を与えると、あいつら、くっついて壁みたいになっちまうんだ。そうなると、にっちもさっちも動かなくなる。しかも、あいつらは、本当にかたくてな。俺のクワはもちろん、先生たちの魔法でもちょっとやそっとじゃ砕けない。だから、刺激しないようにそっと近づいて呪文を唱えるんだ」
「わかりました」
イーアは呪文のかかれたけっこう古そうなメモを見た。
そこには精霊語で『精霊モンペルよ。盟約に従い、キャスエルテスの西の谷へと戻れ』と書かれていた。
イーアはそーっとモンペルたちのほうへ近づき、精霊語でメモを読み上げた。
モンペルたちは、一度おどろいたように跳び上るように動いた。
それから、跳びはねながら林の中を移動しはじめた。
ヘクトルさんが近づいてきて言った。
「よしよし。あっちは崖の方角だ。大したもんだ。先生と同じように、ちゃんとできてるじゃないか」
ヘクトルさんはすっかり感心したようすだ。
でも、イーアは最初からできる自信があったので、別になんとも思わなかった。イーアは精霊語だけはオレン先生にも負ける気がしない。
イーアはヘクトルさんにたずねた。
「モンペルはあちこちにいるんですか?」
「ああ。1か月くらい前……学園祭の後くらいからか。林の中でよく見るようになってな。見つけるたびに先生を呼んで谷に戻してるんだが」
「じゃ、もうちょっとひとりで探してみます。モンペルを見つけたら、谷にもどるように言っておきます」
「おう、たのもしいな。じゃ、たのんだぞ。成功の報告をしておくから、好きな時にもどってバイト代を受け取ってくれ」
「はい。ありがとうございました」
イーアは、去って行くヘクトルさんを見送りながら、心の中で(よし!)と思った。
イーアはひとりでモンペルとお話したかったのだ。
そして、あわよくば、モンペルと召喚の契約をしたかった。
マジーラ先生やヘクトルさんの話によると、モンペルは集まって頑丈な壁をつくることができるみたいだ。
つまり、もしモンペルを自在に操れたら、強力な障壁魔法代わりになる。
イーアは、モンペルたちが去って行った方向に急いで進んで行った。
早歩きでしばらく進むと、木々の間にモンペルが跳ねているのが見えてきた。
イーアはモンペルたちの後を追いかけた。
さらにしばらく進むと、林のはずれ、崖の上に出た。
モンペルたちは、崖の上から飛び降りるように跳ね降りていく。
イーアは左右を確認した。左の方に看板が見えた。
近づいてみると、看板には「この先進入禁止」と書かれていて、その先に細い道が続いていた。
ここから崖の下に降りられそうだ。
さっきマジーラ先生に入っちゃだめだと言われたばっかりだけど。
イーアは気にせず、そのまま崖をくだる道を進んで行った。
ユウリは今日も先生に授業の質問をしながら、学園祭の日に白装束たちに協力をした犯人の手がかりを探している。
オッペンは、ドルボッジ部に行って修行中だ。
でも、イーアはもう防御魔法の練習はあきらめた。
(白装束の共犯者を探すために、わたしも先生に何か質問しようかな。それか、アルバイトを探そうかな)
迷いながら、イーアはアルバイトの掲示板や職員室がある方へ歩いていった。
歩いていると、職員室前から「参ったな」というマジーラ先生の声が聞こえてきた。
マジーラ先生と庭師のヘクトルさんが、しかめっ面で廊下で立ち話をしていた。
「オレン先生が見つからないとなると、あの呪文を使える教員は、今いないんだ」
「それじゃ、オレン先生がお戻りになるのを待ちますよ。あいつら、移動しちまうかもしれませんが」
そんな会話が聞こえて、なんだか気になったので、イーアは「こんにちは。マジーラ先生、ヘクトルさん」とあいさつをした。
「ああ、こんにちは。どうした? 何か質問か?」
マジーラ先生はすぐにイーアの方を見てそうたずねた。続いて、ヘクトルさんもイーアの方に振り返って言った。
「おう。この前のバイトか。そういえば、おまえは、なんか変な踊るホウキを連れ歩いてたな。ひょっとして、おまえはアレ、しゃべれるんじゃないか? バケモンに通じるアレ」
ヘクトルさんはアレアレ言っているけど、アレが何のことだかよくわからない。
「アレって、なんですか?」
イーアがたずねると、ヘクトルさんのかわりにマジーラ先生が説明してくれた。
「召喚術に使う精霊語のことだ」
「精霊語なら得意です。誰にも負けません」
イーアが自信をもって答えると、ヘクトルさんは言った。
「そりゃ頼もしいな。先生、ダメ元でこの生徒にバイトでやってもらっちゃいかんですか? 時間がたつと、あいつら、動き回って見つからなくなっちまうかもしれませんから」
マジーラ先生は少し考えこみながら言った。
「うーん。1年に頼むレベルの仕事じゃないんだが。まぁ、危険はないはずだからな」
なんだか、臨時のバイトを見つけられそうだ。イーアはたずねた。
「どういう仕事ですか?」
「モンペルという精霊を移動させる仕事なんだが……」
マジーラ先生の説明によると、グランドールの敷地のはずれには崖があって、その崖下の谷底に四角い岩みたいなモンペルという精霊が大量に住んでいるらしい。
「学校にも精霊がいたんですか!?」
イーアがおどろいてたずねると、マジーラ先生はうなずいた。
「ああ。もちろん、危険な精霊はいないがな。それに、モンペルのいる崖は立ち入り禁止なんだ。許可なく行くんじゃないぞ。それはそうと、困ったことに、あのモンペルという岩の精霊は、たまに大量発生するんだ。人を襲うことはないが、もともと城壁に使われていたといわれるだけあって、とにかく固い。だから、道路にモンペルが集まると、通行不能になってしまうんだ」
モンペルは、たまに谷底から出て林の中をうろつくことがあって、そして、さらに外にまで出て、学校の外の道路を通行止めにしてしまうことがあるらしい。
そうなると大変だから、そうなる前に、モンペルを谷底に帰らせないといけない。
マジーラ先生は困ったように言った。
「モンペルを帰らせるための呪文があるんだが、それが、魔導語ではなく精霊語の呪文なんだ。精霊語は特殊だから、今はオレン先生以外にまともに使える者がいない」
イーアは胸を張って言った。
「精霊とおしゃべりするのは、得意です。マジーラ先生、任せてください」
「じゃ、とりあえず、やってみてくれ。成功したらアルバイト代がでるようにしておく。でも、失敗しても気にしなくていいぞ」
マジーラ先生はあまり期待してなさそうに言った。
先生の許可がおりたので、イーアはヘクトルさんにモンペルのいた場所までつれていってもらった。
ヘクトルさんとイーアは、林の中をどんどんと歩いて行った。
「いたいた。ほら、あれだ」
林の中、ヘクトルさんが指さす先に、とても濃いダークブルーの少し光る四角い岩が数個あった。
一見、ただのきれいな色の岩にしか見えない。
でも、じっと見ていると、その岩は、たまーに勝手に動いていた。
あれがモンペルという精霊らしい。
ヘクトルさんは言った。
「絶対に攻撃するなよ。刺激を与えると、あいつら、くっついて壁みたいになっちまうんだ。そうなると、にっちもさっちも動かなくなる。しかも、あいつらは、本当にかたくてな。俺のクワはもちろん、先生たちの魔法でもちょっとやそっとじゃ砕けない。だから、刺激しないようにそっと近づいて呪文を唱えるんだ」
「わかりました」
イーアは呪文のかかれたけっこう古そうなメモを見た。
そこには精霊語で『精霊モンペルよ。盟約に従い、キャスエルテスの西の谷へと戻れ』と書かれていた。
イーアはそーっとモンペルたちのほうへ近づき、精霊語でメモを読み上げた。
モンペルたちは、一度おどろいたように跳び上るように動いた。
それから、跳びはねながら林の中を移動しはじめた。
ヘクトルさんが近づいてきて言った。
「よしよし。あっちは崖の方角だ。大したもんだ。先生と同じように、ちゃんとできてるじゃないか」
ヘクトルさんはすっかり感心したようすだ。
でも、イーアは最初からできる自信があったので、別になんとも思わなかった。イーアは精霊語だけはオレン先生にも負ける気がしない。
イーアはヘクトルさんにたずねた。
「モンペルはあちこちにいるんですか?」
「ああ。1か月くらい前……学園祭の後くらいからか。林の中でよく見るようになってな。見つけるたびに先生を呼んで谷に戻してるんだが」
「じゃ、もうちょっとひとりで探してみます。モンペルを見つけたら、谷にもどるように言っておきます」
「おう、たのもしいな。じゃ、たのんだぞ。成功の報告をしておくから、好きな時にもどってバイト代を受け取ってくれ」
「はい。ありがとうございました」
イーアは、去って行くヘクトルさんを見送りながら、心の中で(よし!)と思った。
イーアはひとりでモンペルとお話したかったのだ。
そして、あわよくば、モンペルと召喚の契約をしたかった。
マジーラ先生やヘクトルさんの話によると、モンペルは集まって頑丈な壁をつくることができるみたいだ。
つまり、もしモンペルを自在に操れたら、強力な障壁魔法代わりになる。
イーアは、モンペルたちが去って行った方向に急いで進んで行った。
早歩きでしばらく進むと、木々の間にモンペルが跳ねているのが見えてきた。
イーアはモンペルたちの後を追いかけた。
さらにしばらく進むと、林のはずれ、崖の上に出た。
モンペルたちは、崖の上から飛び降りるように跳ね降りていく。
イーアは左右を確認した。左の方に看板が見えた。
近づいてみると、看板には「この先進入禁止」と書かれていて、その先に細い道が続いていた。
ここから崖の下に降りられそうだ。
さっきマジーラ先生に入っちゃだめだと言われたばっかりだけど。
イーアは気にせず、そのまま崖をくだる道を進んで行った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる