191 / 207
第4部 帝国の終焉 ~滅亡をもたらすダークエルフ~
第191話 連隊長トートフ
しおりを挟む
ギルフレイ侯爵領の反乱軍掃討作戦は連隊長トートフが指揮していた。
下級貴族出身のトートフは士官学校を出てから戦場を渡り歩いてここまで成り上がってきた実力ある軍人だ。
かろうじて貴族の出とはいえ、たたき上げタイプの軍人だったトートフは、貴族的ではない価値観を持ち実力でその地位を奪い取ったかつてのギルフレイ卿アンドル・ラウヴィルを英雄視していた。
そのため、ギルフレイ侯爵アラム・ラウヴィルの保護と侯爵領内の反乱軍掃討という任務を命じられた時、トートフはとても喜んだ。
この手で侯爵領に蔓延る反乱軍どもを殲滅してやると、戦意高く意気揚々とトートフは侯爵領に乗り込んだのだ。
ハザリア平原の戦闘で敗北した反乱軍の戦意は低く、ひたすら逃走に徹していた。
それを不思議に思うこともなく、トートフとその指揮下の部隊は無傷でヨルヴァ城まで着いた。
ヨルヴァ城は敵の手に落ちているという情報もあったため、トートフは慎重に城を包囲したが、実際に中にいたのはギルフレイ侯爵アラム・ラウヴィルとその部下だけだった。
無事、トートフは若き侯爵を保護できたが、若干13歳の時に父を亡くしギルフレイ侯爵となったアラム・ラウヴィルは、可哀そうなことに反乱軍の残虐な行為によってすでに心を病んでしまっていた。
同じような年頃の子どもがいるトートフは、幼い領主に心底同情し、反乱軍掃討の決意をあらたにした……のだが。
トートフの部下が直立敬礼し、一枚の紙をさしだした。
「連隊長、侯爵閣下の姿が見えません。このようなものが閣下のお部屋のテーブルに残されていました」
部下に渡されたのは、アラムが書き置いた手紙だった。
そこには、「不死者の王が城にせまっています。不死者の王に殺害されたものは不死者の王の兵士にされてしまいます。早く部隊を撤退させてください」と書かれていた。
それを読んだトートフは胸を痛めた。
「おかわいそうに。侯爵殿は錯乱され部屋を出てしまわれたようだ。早く保護せねば」
「連隊長、いなくなったのは侯爵閣下だけではなく、その召使い達も皆、城内から消えています。また、脱獄の報告もあります」
「召使いたちは侯爵閣下を探しているのかもしれないな」
トートフがそう言った時だった。
突然の轟音と揺れと目のくらむ激しい光がトートフ達を襲った。
そして、それが収まった時には、ヨルヴァ城内にいたはずのトートフの頭上に空が広がっていた。
「な、なにが……」
最初の一撃で消え失せなかった壁材がゆっくりと崩れ落ちていく中、兵士が駆け込んできた。
「バケモノです! 巨大なバケモノが城を砲撃? とにかく、攻撃されています!」
「バケモノの攻撃……? 何を……」
馬鹿なことを、と言いたかったが、トートフは空を見上げた。
城の上部を消し去るほどの威力を持つ攻撃を、反乱軍が持ち合わせているとは思えなかった。
反乱軍側に寝返ったというウェルグァンダルの召喚士達なら不可能ではないかもしれないが。
いずれにせよ、異常事態が起きていることに、間違いはない。
トートフは外へ、中庭へ走り出て、胸壁にあけられた細長いスリットのような銃眼に駆け寄った。
草木を踏み倒しながら歩いてくる不気味な死神のような巨人の姿が目に入った。
「侯爵殿が恐れていたものは幻ではなかったのか。これが……不死者の王……」
トートフは敵国チュラナム共和国の機械兵や大型兵器のことはよく知っている。自軍の魔導士部隊が使う魔術のことも当然知っている。
だが、今、目の前に存在しているのは、そのどれとも違った。
まるで冥界から出てきたような、見るも恐ろしい巨大なバケモノとしかいいようがない存在だった。
そして、不死者の王の周りを大勢の死者達が歩いている。
ある者は顔の半分がなく、ある者ははらわたがとび出た状態で。
帝国軍の軍服を着ている者もいれば、反乱軍の貧民もいるが、彼らが生者ではないことだけはたしかだった。
「ありえない。なんだこれは……まるで地獄、まるで冥府の王じゃないか。これは幻か? 私は気が狂ったのか?」
トートフの横で、胸壁の上から外の様子を確認していた副官があえぐように言った。
「私の目にも、あの恐ろしい化け物の姿が見えます」
「つまり、これは現実……」
いくつもの戦場を渡り歩き数多の死者を目にしてきたトートフは、もはや大抵のことには動じないと自負していた。だが、トートフは今、自分の足が震えているのを感じた。
ヨルヴァ城を震わすほどの大砲の音が鳴り響いた。
帝国軍砲兵部隊が、不死者の王への攻撃を開始したのだ。
一部の砲撃は外れたが、いくつかは不死者の王の腹部に当たった。少なくとも、トートフの目にははっきりと命中したのが見えた。
だが、まるで効いていないように、不死者の王は前進を続けている。
「撃てぃ撃てー!」
砲兵部隊長の必死の叫びと砲撃の音は続くが、不死者の王はひるむことすらなく前進を続けていた。
城の前の坂を下りた先の平坦地では訓練中だった銃剣部隊が隊列を組んでいた。
トートフの部下たちは、この異常事態にも決して無能ではなかった。不気味な巨人相手に、勇敢に戦おうとしている。
「連隊長、いかがしますか?」
傍で副官の声が聞こえた。凍り付いたようになっていたトートフはその声で我に返った。
だが、答えがみつからなかった。
トートフはつぶやいた。
「どうする……?」
「応戦しますか? 城を放棄して撤退しますか?」
「我らが帝国軍が敵前で逃げるものか。だが、あれと戦う……?」
帝国軍指揮官として勇敢に戦う部下達を鼓舞しこの戦いの指揮をとるべきだった。
だが、トートフにはあのバケモノとどう戦うべきなのか、皆目見当がつかなかった。
砲撃がまったくきかないようなバケモノ相手に、何ができるだろう。
いつも優秀な副官がこの状況にも動じず冷静な声で言った。
「おっしゃる通り、作戦目標は反乱軍の掃討です。正体不明の巨人を倒すことではありません。この崩壊した城にもすでに守る価値はありません」
トートフが探していた逃走の言い訳を見つけてくれた副官に、トートフは深くうなずいた。
犠牲を生むだけで得るもののない戦いに突入するべきではない。
この副官がいてくれたことにトートフは心の中で感謝しながら言った。
「その通りだ。撤退だ」
「撤退戦の配置は?」
トートフはすみやかに撤退のための指示を出し、連絡係の兵士が連絡用水晶にむかって叫びながら、各地に走った。
トートフが城外に出た時、その時には不死者の王はすでに城のすぐ近くに迫っていた。
不死者の王が巨大な王笏を地面にたたきつけた。とたんに地面が激しく、立っていられないほどに揺れた。その揺れのせいで撤退はすみやかには進まなかった。
じきに不死者の王とその死せる兵の軍勢はしんがりを務める部隊のところに到達した。
兵士の数はこちらの方が多い。だが、不気味な死せる敵兵は撃っても斬っても死なない。
兵士達の中には絶望と恐怖に駆られて、戦闘を放棄して逃げだすものもいたが、逃げようとしても逃げ切れなかった。
トートフが後方の部隊の様子をみるために振りかえったその時、不死者の王は巨大な剣で兵士達をなぎ払おうと、王笏と反対がわの手に持っている巨大な剣を横に振ろうとしていた。
必死に走って逃げても、その巨大な剣のリーチからは逃れられない。何十という数の兵士が不死者の王の一振りに切り捨てられようとしていた。
その時、突然、縦に巨大な扇を広げるように現われた光が、剣を持つ不死者の王の腕を斬り落とした。
「なんだあれは!?」
「ドラゴン!?」
どよめく兵士達が見ていたのは、トートフ達が後にしたヨルヴァ城の方だった。
オーロラ色に光る美しいドラゴンが城の胸壁の上に姿をのぞかせていた。
そして、城壁の上には不死者の王を見すえる人影があった。
トートフはうめくようにつぶやいた。
「あれは、ドラゴンと……ダークエルフ?」
噂で聞くような銀色の髪ではなく、ただのバララセ人の少女にしかみえなかった。
だが、あれが噂に聞く「精霊の女王ダークエルフ」だと、トートフは見た瞬間に確信していた。
下級貴族出身のトートフは士官学校を出てから戦場を渡り歩いてここまで成り上がってきた実力ある軍人だ。
かろうじて貴族の出とはいえ、たたき上げタイプの軍人だったトートフは、貴族的ではない価値観を持ち実力でその地位を奪い取ったかつてのギルフレイ卿アンドル・ラウヴィルを英雄視していた。
そのため、ギルフレイ侯爵アラム・ラウヴィルの保護と侯爵領内の反乱軍掃討という任務を命じられた時、トートフはとても喜んだ。
この手で侯爵領に蔓延る反乱軍どもを殲滅してやると、戦意高く意気揚々とトートフは侯爵領に乗り込んだのだ。
ハザリア平原の戦闘で敗北した反乱軍の戦意は低く、ひたすら逃走に徹していた。
それを不思議に思うこともなく、トートフとその指揮下の部隊は無傷でヨルヴァ城まで着いた。
ヨルヴァ城は敵の手に落ちているという情報もあったため、トートフは慎重に城を包囲したが、実際に中にいたのはギルフレイ侯爵アラム・ラウヴィルとその部下だけだった。
無事、トートフは若き侯爵を保護できたが、若干13歳の時に父を亡くしギルフレイ侯爵となったアラム・ラウヴィルは、可哀そうなことに反乱軍の残虐な行為によってすでに心を病んでしまっていた。
同じような年頃の子どもがいるトートフは、幼い領主に心底同情し、反乱軍掃討の決意をあらたにした……のだが。
トートフの部下が直立敬礼し、一枚の紙をさしだした。
「連隊長、侯爵閣下の姿が見えません。このようなものが閣下のお部屋のテーブルに残されていました」
部下に渡されたのは、アラムが書き置いた手紙だった。
そこには、「不死者の王が城にせまっています。不死者の王に殺害されたものは不死者の王の兵士にされてしまいます。早く部隊を撤退させてください」と書かれていた。
それを読んだトートフは胸を痛めた。
「おかわいそうに。侯爵殿は錯乱され部屋を出てしまわれたようだ。早く保護せねば」
「連隊長、いなくなったのは侯爵閣下だけではなく、その召使い達も皆、城内から消えています。また、脱獄の報告もあります」
「召使いたちは侯爵閣下を探しているのかもしれないな」
トートフがそう言った時だった。
突然の轟音と揺れと目のくらむ激しい光がトートフ達を襲った。
そして、それが収まった時には、ヨルヴァ城内にいたはずのトートフの頭上に空が広がっていた。
「な、なにが……」
最初の一撃で消え失せなかった壁材がゆっくりと崩れ落ちていく中、兵士が駆け込んできた。
「バケモノです! 巨大なバケモノが城を砲撃? とにかく、攻撃されています!」
「バケモノの攻撃……? 何を……」
馬鹿なことを、と言いたかったが、トートフは空を見上げた。
城の上部を消し去るほどの威力を持つ攻撃を、反乱軍が持ち合わせているとは思えなかった。
反乱軍側に寝返ったというウェルグァンダルの召喚士達なら不可能ではないかもしれないが。
いずれにせよ、異常事態が起きていることに、間違いはない。
トートフは外へ、中庭へ走り出て、胸壁にあけられた細長いスリットのような銃眼に駆け寄った。
草木を踏み倒しながら歩いてくる不気味な死神のような巨人の姿が目に入った。
「侯爵殿が恐れていたものは幻ではなかったのか。これが……不死者の王……」
トートフは敵国チュラナム共和国の機械兵や大型兵器のことはよく知っている。自軍の魔導士部隊が使う魔術のことも当然知っている。
だが、今、目の前に存在しているのは、そのどれとも違った。
まるで冥界から出てきたような、見るも恐ろしい巨大なバケモノとしかいいようがない存在だった。
そして、不死者の王の周りを大勢の死者達が歩いている。
ある者は顔の半分がなく、ある者ははらわたがとび出た状態で。
帝国軍の軍服を着ている者もいれば、反乱軍の貧民もいるが、彼らが生者ではないことだけはたしかだった。
「ありえない。なんだこれは……まるで地獄、まるで冥府の王じゃないか。これは幻か? 私は気が狂ったのか?」
トートフの横で、胸壁の上から外の様子を確認していた副官があえぐように言った。
「私の目にも、あの恐ろしい化け物の姿が見えます」
「つまり、これは現実……」
いくつもの戦場を渡り歩き数多の死者を目にしてきたトートフは、もはや大抵のことには動じないと自負していた。だが、トートフは今、自分の足が震えているのを感じた。
ヨルヴァ城を震わすほどの大砲の音が鳴り響いた。
帝国軍砲兵部隊が、不死者の王への攻撃を開始したのだ。
一部の砲撃は外れたが、いくつかは不死者の王の腹部に当たった。少なくとも、トートフの目にははっきりと命中したのが見えた。
だが、まるで効いていないように、不死者の王は前進を続けている。
「撃てぃ撃てー!」
砲兵部隊長の必死の叫びと砲撃の音は続くが、不死者の王はひるむことすらなく前進を続けていた。
城の前の坂を下りた先の平坦地では訓練中だった銃剣部隊が隊列を組んでいた。
トートフの部下たちは、この異常事態にも決して無能ではなかった。不気味な巨人相手に、勇敢に戦おうとしている。
「連隊長、いかがしますか?」
傍で副官の声が聞こえた。凍り付いたようになっていたトートフはその声で我に返った。
だが、答えがみつからなかった。
トートフはつぶやいた。
「どうする……?」
「応戦しますか? 城を放棄して撤退しますか?」
「我らが帝国軍が敵前で逃げるものか。だが、あれと戦う……?」
帝国軍指揮官として勇敢に戦う部下達を鼓舞しこの戦いの指揮をとるべきだった。
だが、トートフにはあのバケモノとどう戦うべきなのか、皆目見当がつかなかった。
砲撃がまったくきかないようなバケモノ相手に、何ができるだろう。
いつも優秀な副官がこの状況にも動じず冷静な声で言った。
「おっしゃる通り、作戦目標は反乱軍の掃討です。正体不明の巨人を倒すことではありません。この崩壊した城にもすでに守る価値はありません」
トートフが探していた逃走の言い訳を見つけてくれた副官に、トートフは深くうなずいた。
犠牲を生むだけで得るもののない戦いに突入するべきではない。
この副官がいてくれたことにトートフは心の中で感謝しながら言った。
「その通りだ。撤退だ」
「撤退戦の配置は?」
トートフはすみやかに撤退のための指示を出し、連絡係の兵士が連絡用水晶にむかって叫びながら、各地に走った。
トートフが城外に出た時、その時には不死者の王はすでに城のすぐ近くに迫っていた。
不死者の王が巨大な王笏を地面にたたきつけた。とたんに地面が激しく、立っていられないほどに揺れた。その揺れのせいで撤退はすみやかには進まなかった。
じきに不死者の王とその死せる兵の軍勢はしんがりを務める部隊のところに到達した。
兵士の数はこちらの方が多い。だが、不気味な死せる敵兵は撃っても斬っても死なない。
兵士達の中には絶望と恐怖に駆られて、戦闘を放棄して逃げだすものもいたが、逃げようとしても逃げ切れなかった。
トートフが後方の部隊の様子をみるために振りかえったその時、不死者の王は巨大な剣で兵士達をなぎ払おうと、王笏と反対がわの手に持っている巨大な剣を横に振ろうとしていた。
必死に走って逃げても、その巨大な剣のリーチからは逃れられない。何十という数の兵士が不死者の王の一振りに切り捨てられようとしていた。
その時、突然、縦に巨大な扇を広げるように現われた光が、剣を持つ不死者の王の腕を斬り落とした。
「なんだあれは!?」
「ドラゴン!?」
どよめく兵士達が見ていたのは、トートフ達が後にしたヨルヴァ城の方だった。
オーロラ色に光る美しいドラゴンが城の胸壁の上に姿をのぞかせていた。
そして、城壁の上には不死者の王を見すえる人影があった。
トートフはうめくようにつぶやいた。
「あれは、ドラゴンと……ダークエルフ?」
噂で聞くような銀色の髪ではなく、ただのバララセ人の少女にしかみえなかった。
だが、あれが噂に聞く「精霊の女王ダークエルフ」だと、トートフは見た瞬間に確信していた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる