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第一章:突然の気持ち
第7話 見えちゃった
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「ほら、ちょうどいい温度よ」
早紀さんがシャワーヘッドを手に取り、流れ出るお湯を手のひらで受けながら、とろけるような甘い声で言った。
「気持ちいいわよ……?」
それは、まるで熟した果実から溢れ出す蜜の罠。
巧妙に仕組まれた誘惑に、倖輔の思考回路は完全にショート寸前だった。
本能と欲望が、理性の堤防をじわじわと侵食していく。
「私も、汚れちゃったから……」
早紀が、麦茶の染みたTシャツの裾をクイと引っ張る。
強調される柔らかな曲線、布地越しに伝わる圧倒的なリアリティ。
倖輔は思わず生唾を飲み込んだ。
喉の奥がカラカラに乾き、熱を帯びていく。
微笑みの中、潤んだ瞳で上目遣いに見つめてくる彼女。
その瞳は、深淵のように妖しく輝き、倖輔の魂を丸ごと吸い込もうとしていた。
「じゃあ……一緒に入ってもいいかしら? ……隅々まで洗ってあげるから。ふふふっ」
ドクン、と心臓が大きく波打った。
狭い脱衣所を満たしていく白い湯気が、二人の輪郭を曖昧にし、現実感を奪っていく。
まるで、フルダイブ型RPGのバグ――ありえないはずの隠しイベントに迷い込んでしまったかのような、非現実的な静寂。
「えっ、えっと……っ」
「いいのよ。誰も帰ってこないわ。だいじょうぶ……」
耳元に吹きかけられたのは、悪魔の囁きよりも甘美な言葉。
目の前の女性は、もはや「義妹の友達のお母さん」ではない。
一人の、狂おしいほど魅力的な女性として、彼を求めている。
その認識が、倖輔の中に眠っていた「男」の鎖を、音を立てて引きちぎった。
「……いいの……? 本当に」
震える声で問いかける。それはもはや、シャワーの許可を求めているのではなかった。
早紀は答える代わりに、ゆっくりと、けれど確かな動作で、自らのTシャツの裾に指をかけた。
「だいじょうぶよ……。これは、私と倖輔くんだけの……秘密」
シュルリ、と布が頭上を抜け、床に落ちた。
露わになったのは、淡い水色のレースに包まれた、眩いばかりの女性の神秘。
目の前を埋め尽くす柔らかな曲線と、湯気に濡れて光る白い肌。
倖輔はただ息を呑み、そのあまりに美しい光景に釘付けになった。
運命の歯車は、もう誰にも止められない速度で、音を立てて回り始めていた。
早紀さんがシャワーヘッドを手に取り、流れ出るお湯を手のひらで受けながら、とろけるような甘い声で言った。
「気持ちいいわよ……?」
それは、まるで熟した果実から溢れ出す蜜の罠。
巧妙に仕組まれた誘惑に、倖輔の思考回路は完全にショート寸前だった。
本能と欲望が、理性の堤防をじわじわと侵食していく。
「私も、汚れちゃったから……」
早紀が、麦茶の染みたTシャツの裾をクイと引っ張る。
強調される柔らかな曲線、布地越しに伝わる圧倒的なリアリティ。
倖輔は思わず生唾を飲み込んだ。
喉の奥がカラカラに乾き、熱を帯びていく。
微笑みの中、潤んだ瞳で上目遣いに見つめてくる彼女。
その瞳は、深淵のように妖しく輝き、倖輔の魂を丸ごと吸い込もうとしていた。
「じゃあ……一緒に入ってもいいかしら? ……隅々まで洗ってあげるから。ふふふっ」
ドクン、と心臓が大きく波打った。
狭い脱衣所を満たしていく白い湯気が、二人の輪郭を曖昧にし、現実感を奪っていく。
まるで、フルダイブ型RPGのバグ――ありえないはずの隠しイベントに迷い込んでしまったかのような、非現実的な静寂。
「えっ、えっと……っ」
「いいのよ。誰も帰ってこないわ。だいじょうぶ……」
耳元に吹きかけられたのは、悪魔の囁きよりも甘美な言葉。
目の前の女性は、もはや「義妹の友達のお母さん」ではない。
一人の、狂おしいほど魅力的な女性として、彼を求めている。
その認識が、倖輔の中に眠っていた「男」の鎖を、音を立てて引きちぎった。
「……いいの……? 本当に」
震える声で問いかける。それはもはや、シャワーの許可を求めているのではなかった。
早紀は答える代わりに、ゆっくりと、けれど確かな動作で、自らのTシャツの裾に指をかけた。
「だいじょうぶよ……。これは、私と倖輔くんだけの……秘密」
シュルリ、と布が頭上を抜け、床に落ちた。
露わになったのは、淡い水色のレースに包まれた、眩いばかりの女性の神秘。
目の前を埋め尽くす柔らかな曲線と、湯気に濡れて光る白い肌。
倖輔はただ息を呑み、そのあまりに美しい光景に釘付けになった。
運命の歯車は、もう誰にも止められない速度で、音を立てて回り始めていた。
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