ニートの逆襲〜俺がただのニートから魔王と呼ばれるまで〜

芝桜

文字の大きさ
9 / 215

第8話 激戦

しおりを挟む





  ドラゴンは地に伏せていた頭をこちらに向け、その金色の目で俺をしっかりと見つめていた。
  その目はまるで『なんか身体が怠いんだけど、お前俺に何かした? 』 と問いかけているようだった。

  俺が恐怖で足が震えて動けないでいると、ドラゴンはゆっくりとその身を起こし身体を俺の方に向けていった。その動作は緩慢でとても怠そうに見えたが、それでも数十メートルある巨体に見下ろされる恐怖は計り知れなかった。

  で、デカイ……起き上がるとこんなにもデカイのか……に、逃げなきゃ! 計画通りダッシュで逃げなきゃ! おいっ! 足! 動けよチキン足! 
  
  俺は側に置いてあった剣を拾うことすらできず、とにかく足を叩き動け動けと前に進めとこの恐ろしいドラゴンから逃げることしか考えられなかった。
 
  へ、部屋に逃げ込めば! いやそれは悪手だ、今はブレスを吐けなくても時間が経って魔力が回復したら……それにドラゴンの腕ならここに入る。結局捕まって喰われる。ならやっぱり外に! 

  俺は走るのを諦めうつ伏せになり、腕の力だけで前へと進み部屋の外に出た。

  ドラゴンの視線を背に感じる。何やってんだコイツと思ってるかもしれない。
  俺は蚊ですから! ちょっと魔力を吸っただけですから! もういなくなりますんで見逃してください!

《 グオォォォ! 》

「ヒッ!? 」

  ほふく前進で部屋の隅に向かっていった俺は、背後から聞こえるドラゴンの声に反射的に振り向いた。
  そして俺の目に腕を振り上げその鋭い爪で俺を切り裂こうとするドラゴンの姿が見えた。
  そのあまりの恐怖に俺は身体が固まってしまい、ゆっくりと振り下ろされるその爪を見ているだけしかできなかった。

  そしてその爪が、俺の身体を横から切り裂こうと迫ってきた瞬間。

パシーン

  俺の身体の周りに一瞬白いバリアのような物が現れ、ドラゴンの爪を防いだ。

パリーン

  と思ったらガラスが割れるような音がして、ドラゴンの爪が上体を起こしていた俺の胸元に突き刺さった。

「がっ! 」

  ドラゴンの爪は俺が身に付けていたハーフプレイトアーマーで止まり、俺の身体を切り裂くことはなかったが、俺は出口のある方向へと数十メートル近く吹っ飛ばされ転がった。

「ぐっ、がっ、くはっ……ハァハァ……うう……ゴホゴホッ……ハァハァ……す、スモールヒール……スモールヒール 」

  ドラゴンの爪の攻撃を胸で受け止めた衝撃により一瞬呼吸が止まったが、なんとか呼吸を取り戻し痛む胸や手足にスモールヒールのスキルを掛けた。
  何度か掛けてなんとか痛みが引いたが、俺はこのままでは死ぬと自らを奮い立たせ震える足に力を入れ起き上がろうともがいた。

  立てよ! よ……し……なんとか……生きてる……俺は生きてる。さっきのバリアみたいなのは何だったんだ? アレで威力を弱めてくれたのと、この魔鉄製のハーフプレイトアーマーのおかげで助かった。
  すげえなこの鎧……傷が付いたくらいでへこんでもいない。
  でもあのバリアはいったい……あっ! 護りの指輪ってやつか! 自動で守ってくれるのかあれ! 次も守ってくれるのか? さっき割れた音がしたからもう発動しない可能性もあるか……

  俺がフラつきながらも立ち上がると、ドラゴンはその黒光りする巨体を俺の方へ向け、今度は少し身を捻った。

 「 な、なんだ? 何をしようと? と、とにかく避けなきゃ! 」

  俺が次に何がくるのか分からず身構えていると、ドラゴンは捻っていた身体を戻すと同時にその太い尾を俺に向かって叩きつけてきた。

「うおっ! け、結界!! 」

  俺は勢いよく横から迫ってくるドラゴンの尾を避けるのは不可能と判断し、横っ飛びをして身体を浮かせながら全ての魔力を注いだ結界を尾に向かって張った。

……パリーン!

「ぐあっ! がっ! あがっ! 」

  結界はドラゴンの尾を一瞬受け止めたように見えたが呆気なく破られ、尾は背中の黒竜のマント越しにハーフプレイトアーマーに当たった。そして俺はダメージを少しでも減らすために浮かせていた身体ごと吹き飛ばされ、何度も転がり遠く離れていたはずの壁に背中を打ち付けて止まった。

 「 あぐっ……かはっ! す、スモール……ヒール……」

  全身がひどく痛み全く動けそうもない俺は、それでも死にたくない一心でスモールヒールのスキルを発動させようとした。だが、魔力をさっきの結界に全て使ったためスモールヒールは発動しなかった。

  魔力……切れ? そ、そうだポーション……を……

  俺は右腕に嵌めている空間収納の腕輪から、ランクⅢのポーションを取り出すために念じた。そして手に現れたポーションを俺は震える手で口に運んだ。

  その時、緩慢な動きで腕を振り上げようとするドラゴンの姿が俺の目に映った。

  ああ……こりゃもうダメだわ。ポーション飲んでも動けるようになる前にミンチだわ。

  がんばった……今日という一日は俺は過去最高に頑張った。
  どんなに絶望的な状態でも、どんなに痛くて怖くても生きることを諦めなかった。
  足が震えて思うように動けなかったのは心残りだけど、こんな化け物を前にしたら誰だってこうなるさ。
  俺は怪獣退治する巨大宇宙人じゃないんだし。
  まあ俺にしてはよくやったよ。
  
  ああ……クソ……でも悔しいな……会社でこき使われて上司に追い込まれて……なかなか会えないからとやっとできた恋人にもフラれ……それでも仕事頑張ってとうとう身体を壊して……辞めてやっと自由になれたと思ったら国に売られて……普段人権人権叫んでいる奴らはこういう時はダンマリで……施設で仲良くなったやつはみんな死んじまって……悔しいなぁ……理不尽だよなぁ……俺は平和に誰に迷惑を掛けるでもなく生きてきたのにな……社会の理不尽に魔物という圧倒的暴力の理不尽……俺はなんで理不尽てやつにいつも目を付けられるんだろうな……俺はなんでいつも理不尽に勝てねえのかな……

  ドラゴンは腕を振りかぶるの怠そうだな。へっ、ざまーみろ。

  でもアレをモロに食らったら痛そうだな……これで俺もここにいる骸の仲間入りか……死ぬのか……浜田……馬場さん……

 浜田……最初は運動神経ゼロでドンくさい奴だったけど、とても真面目な奴だった。一生懸命努力してぐんぐん強なっていったな……しかも俺なんかを慕ってくれてさ……阿久津さん阿久津さんって、かわいい奴だった。

  馬場さんはいつも俺たちを支えてくれた。常に一番危険な先頭に立って俺たちを守ってくれていた。そしていつもすぐヤケになる俺を叱り励ましてくれた。

  そんな2人はもう……

『阿久津さん! 先に! 先に逃げ……グボッ 』

『グッ……ここでお別れだ! 生き残ったら必ず仇を! 皆の仇を! がああああ! 』


  くそっ!くそっ! そうだ! そうだよ! 俺はみんなの仇を取らないといけないんだ! 日本という国に! 日本というこの腐った社会に! 俺たちをこんなダンジョンに突っ込んだ探索者協会とあの裏切り者の刃鬼の奴らに!

  諦めるな! まだ何か手があるはずだ! 考えろ! あの腕が振り下ろされるまでは俺は生きている! 脳を高速回転させろ! 

  剣は……ちっ、扉のところか。結界……は魔石から魔力を吸収して全力で張っても、今の俺の魔力量じゃ役に立たない。
  それはわかってたはずだ。だから吸魔と魔力譲渡のスキルに賭けたんだ。結果はブレスを防げてもあの巨体から繰り出される物理攻撃は防ぎようがなかったけどな。

  ん? 巨体? そうだ巨体だ! 
  なんでドラゴンはあんな40m以上ある巨体で立ってられるんだ? このドラゴンはどう見たって特撮の怪獣並みの質量はあるだろ。ダンジョンには重力がある。現に俺はダンジョンに入っても身体が軽くも重くもならなかった。ならドラゴンだって俺と同じ重力がかかってるはずだ。

  ならなんで立ってられる? 特殊な骨格をしてる? いや、なら皮膚や肉がなぜくっ付いたままなんだ? アニメの風の谷の巨人みたいにドロドロ落ちなきゃおかしいだろ。
  
  きっと竜独特の身体強化系の魔法か何かだろう。それで骨も肉も皮膚も強化固定をしてるとしか思えない。
  つまりその竜魔法の源の魔力がなくなれば?
  さっき魔力を吸収している時に魔力が吸い取りにくくなったから、魔力がもう空になったと思った。
  でもまだ頑張れば吸い取れる感覚はあった。多分あの先に身体を支えている魔力があるんだ。

  試す価値はある。いや、これしかやる時間がない。
  でも吸いとった魔力はどうする? 魔石は拳大のものが数個しかない。あの巨体を支えるほどの魔力がこの魔石に収まるか? 無理だな。そもそも魔石を取り替えてる暇はない。

  マズイ! 腕が振り下ろされそうだ!
  譲渡できるもの、魔力を受け止めてくれる物質……何か! 何かないか何か!

  俺は今にも振り下ろされそうなドラゴンの腕を見上げながら、目を忙しく動かし周囲にある物を探した。

  なんもねーよ! 骨しかねーよ! 魔力を譲渡できる物なんてここにはな…………ん? 魔力? 魔力って確か元はこの地球にはなくて、ダンジョンが現れてから存在するようになったと座学で言ってたな……確か元は魔素とかいうものでそれが人の体内で………あっ! あった! いける! イメージだ! 俺が物と思ったら物だ! そもそもいけなきゃおかしい! でなきゃ魔力が回復する理屈が成り立たない! 
  でも大量の魔力を処理しきれるのか?  いやできる! 俺はやればできる子だって言われて育ったんだ! できる! やってみせる! 俺はこれに全てを賭ける!

  俺はその鋭い爪を振り下ろそうとするドラゴンへ向かって右手を突き出した。

「オラァッ! デカイトカゲ野郎! テメーの理不尽をぶっ潰してやる! 喰らいやがれ! 全力全開の『吸魔』! そして『魔力譲渡』! 」

  俺は右手でドラゴンの体内にある全ての魔力を吸い取るイメージで吸魔のスキルを発動し、左手でに対して魔力譲渡のスキルを発動した。
  
  ぐっ……かなりある……ドラゴンの胸の中心部からかなりの……胸の中心? 魔石か! 魔石の魔力が身体を支えてたのか! ならそこに一点集中で……吸い出せ吸い出せ! 流せ流せ! 右から左、右から左、俺はポンプのホース俺は人間ホース……

  俺は魔力を吸い取っていくうちに、ドラゴンの魔石があるらしき場所を見つけた。この魔石の魔力がこのドラゴンの身体の維持をしていると判断した俺は、魔石のある場所の魔力を一点集中で吸い上げた。
  そして魔石の魔力を吸い上げられたドラゴンは……

ズズゥゥゥゥゥン

  自身の重さに耐えられなくなったのか、その場で足を折るように横に倒れた。
  そして身体中の穴という穴から、体液や出てはいけないものを大量にだしてスプラッター状態となって息絶えた。

  ……や……やった? 勝った? 俺がドラゴンを倒した? ……倒した……ははっ……理不尽に勝った……俺がこの理不尽に……はは……ざまぁ……ははは……あははははは! ざまーみろトカゲ野郎! 

  俺はこの黒く恐ろしいドラゴンを倒したことで、なぜかハイテンションになり笑っていた。

  腰が抜けその場にへたり込みながら。

  




しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~

虎柄トラ
ファンタジー
 下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。  意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。  女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。  敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。  剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。  一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。  快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

処理中です...