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第18話 精魔
しおりを挟む「エルフを家畜と同じように見れるように教育した理由ねぇ。聞かせてもらおうじゃねえか変人」
俺はティナから変態を見る目で見られ焦っている魔帝に対し、理由を聞いてやるとニヤついた顔でそう言った。
コイツらの魔族至上主義は筋金入りだ。まあ公爵より下の奴らは神族だと思ってるようだけどな。獣人を家畜としか思っていないし、エルフも家畜とまではいかないが希少な動物的な扱いだ。
たが滅んだ人族とは子を作っている。ならエルフに欲情しない理由も無いとは思うんだよな。それをなぜ人族以下の存在にまで落としたのかは知りたいな。
獣人に関してはどうせ胸くそ悪くなるから聞かない。ダンジョンで獣だなんだとさんざん聞いてきたからな。まあ全員ぶっ飛ばしたけど。
「ぐっ……エスティナはそのような目で余を見るでない」
ん? 俺の笑いよりエスティナを気にしてる? そういえば帝城での戦いの時もやたらエスティナを気にしてたな。リズとシーナは殺すよう指示していたが、エスティナだけは捕らえろとも言ってた。惚れた女性が同じエルフだったからかね?
「そうね……すとらいくぞーんというのが広すぎて、人の形をしていれば何でもいいのだったわね。コウの言う通りね。そういう人も数千年に一人くらいはいるのかもしれないわね」
「グハッ! 魔王……貴様……」
ぶはははは! 魔帝がティナの言葉にダメージ受けてやがる!
おいおい、まさかティナに惚れてたりしてねえだろうな?
「ハハハ! エスティナ、陛下の愛した女性は水精霊の湖のエルフだ。同じ水精霊の湖のエルフからそういう事を言われると堪えるのだろう。ほどほどにしてくれ」
「え……水精霊の湖の? 風精霊の森ならともかく……」
「そうだったのか。確か攻撃的な精霊魔法の多い風精霊の方が、上位貴族には人気があるんだったよな? 水精霊はその柔軟性から、どちらかというと防御や支援の精霊魔法の方が多いよな」
脳筋魔族は攻撃特化型が多い。それは魔人に近くなればなるほど顕著に現れる。だから上位貴族でダンジョンの下層に挑めるほどの実力がある者は、風精霊の森のエルフを欲しがる。本当は下層に行けばいくほど、防御やトラップを見つけることの方が大事になるんだけどな。
「陛下のパーティにいたハマール公爵の叔母は慎重なお方でな。私の父と陛下にその他の騎士も攻撃特化タイプだったので、今から300年ほど前に水精霊の湖のエルフであるアルディス様を連れてきたのだ」
「はあ!? アルディスですって!? 」
「え? ティナどうしたんだよ。知り合い? 」
俺は急に大きな声を出して驚くティナに知り合いなのか聞いた。
「長老の娘さんよ。200年前にダンジョンで亡くなったと聞いたわ……まさか公爵の奴隷になってたなんて……しかも陛下と子を……長老が聞いたら卒倒するわよ」
「マジか! 長老の!? 」
まさか俺の知ってる人と繋がるとは思わなかった。なら二階にいるのは長老の孫ってことか。
でもエルフを長年奴隷として扱ってきた魔人との子じゃ祝福はされなさそうだな。だからここで隔離されてんのかな。
「やはりアルディスを知っておったか。だが娘の存在は水精霊の湖のエルフの長には言えぬ。エスティナも魔王も他言は無用じゃ」
「そんな……」
「まあ娘が魔人との間に子を作ったなんて、長老の地位を脅かしかねないからな。帝国を恨んでいるエルフやダークエルフはいるしな」
エルフだって全員がサッパリしてるわけじゃない。復讐したい気持ちを呑み込んで、未来を見ようとしているだけの子も多い。ダークエルフなんて実際に帝国人に復讐しに行ったくらいだ。その帝国人との間に孫がいると知られれば、エルフたちから長老への信頼が揺れるかもしれない。
「娘ができた時にアルディスに黙っているよう言われての。禁忌の子ゆえ父に迷惑が掛かると……」
「禁忌? ただのハーフだろ。半魔人と同じじゃねえか。そこまで言うほどか? 」
「そうよ。滅ぼした人族との間に作った帝国人が殆どじゃない。純血種なんて上位貴族くらいでしょ」
「それがエルフを人として見ないように教育した理由よ。魔人とエルフの子は『精魔』という種族となり、強力な氷の精霊を使役するのじゃ」
「なっ!? 氷の精霊!? まさかフラウ!? 」
「なっ!? 『性魔』だって!? 」
マジかよ! 性魔ってアレだろ? サキュバスだよな?
「うむ……余の罪じゃ」
「信じられないわ……伝説の精霊をまさか魔人とエルフの子が契約できるなんて……」
「信じられねえ……伝説の性魔が魔人とエルフの子だったなんて……」
でもドスケベ魔人とエロフの子ならあり得るかもな。サキュバスが生まれても仕方ないと納得できなくもない。それに魔帝が落ち込むのもわかる。娘が夜な夜な男から精気を吸い取るなんて、世のお父さん方からしたら悪夢だろう。
ハッ!? も、もしかして治療ってそれか? 氷の精霊に凍らせられてもげるとかか? それに耐えて吸い取られ続けなきゃいけない? でもそれなら大丈夫だ。俺には滅魔があるから、精霊の魔法を無力化できる。つまり心ゆくまでサキュバスと楽しむことができる! おいおい、さすが皇帝だな。適材適所を心得てる。
「うむ。フラウと契約しての。精霊の力を制御しきれず全てを凍らせてしまうのじゃ」
「フラウは強力な精霊だと聞いたわ。大昔にエルフとテルミナ人に大きな被害が出たとも」
「心配いらない。俺がなんとかしてみせる。新発売の強い味方があるし、今朝も飲んだばかりだ。ティナごめんな? 今日は長い戦いになりそうだ 」
俺は自信ありげにそう言い、ティナに夜の相手は難しくなりそうだと詫びた。
「今朝飲んだって……ちょっとコウ? まさか精魔を勘違いしてない? 恐らく精霊と魔で精魔よ? チキュウの小説とかに出てくる、男の人から精気を吸い取る悪魔じゃないわよ? 」
「なっ!? 魔王貴様! 余の娘をよりにもよって悪魔のサキュバスだと思っていたのか! 許せぬ! 」
「へ、陛下! 落ち着いてください! 」
「え!? あ、いや……知ってるよ? そ、そんな強い精霊なら……ち、治療も長期戦になると思ったんだ……うん」
ええ!? そっち!?
俺は呆れるティナと、顔を真っ赤にして腰のマジックポーチからオリハルコンの剣を取り出そうとして、マルス公爵に止められるている魔帝に必死に取り繕った。
なんだよ精魔かよ……でも精気を吸い取る魔族とも読めるよな。でもなんか違いそうだ。
ん? 魔帝は今、悪魔にサキュバスが存在するみたいなこと言ってたな? 転移前の世界にはいたのかね? それは是非会ってみたいな。
「コウったらもう……そういうことにしておいてあげるわ。でも陛下、それなら納得よ。魔人とエルフとの間にフラウと契約できる子が生まれるなら、帝国にとって危険な存在になりかねないわね」
「ぐっ……魔王覚えておれよ! ……エスティナの言う通りじゃ。数千年前、まだ帝国がこの大陸を統一する前に一度、精魔による反乱が起こった。それにより一国が滅びたのじゃ。それゆえ魔人とエルフの間に子を持つことは禁じることになった。そして2度と間違いが起こらぬよう、幼き頃からエルフに対し欲情せぬよう徹底的に忌避感を植え付けたのじゃ」
「一国が滅ぶって……エルフと子供ができ難いのは変わらないんだろ? そんなに数はいないと思うんだけど、それほどまでに強い精霊なのか? それに人族を滅ぼした時に隷属の首輪の技術も得ていたんだろ? 制御できなかったのか? 」
長命種が子ができ難いのはこの世の真理だ。それなら増やしたところで、今のエルフとそう変わらない数だろう。二千とか三千とかそんなもんか? それだって隷属の首輪があれば制御できたはずだ。現にエルフもダークエルフも反乱できないでいた。
「ランクの高い精魔には隷属の首輪の効果は効きにくいそうじゃ。首輪と首の間に強固な氷を張るらしい。それゆえに主人を簡単に亡き者にし、そのあと魔力が尽きるまで戦い続ける。反乱が発生した国は配下の魔人の反乱を恐れ、限られた者が複数の奴隷を使役しておった。そのうえ精魔のランクを上げた。結果として首輪の効果が効き難いこともあり、反乱を起こさせやすい環境でもあったのじゃ。そうじゃな……ちと皇家に伝わる歴史を話すかの……」
魔帝はそう言って、帝国ができる前の歴史を語り始めた。
それは今から数千年も昔の話。魔界から魔人が侵攻してきた。そして一度は勇者に敗れたが、勇者が帰還した隙を狙いテルミナ大陸の先住民である人族を滅ぼした。そしてそれに味方した獣人とエルフを奴隷とした。しかし魔人は人族の勇者との戦いで一度敗れていたこともあり、大きく数を減らしていた。
そこで苦肉の策として人族の女性と子を作り、半魔人を増やした。それはエルフに対しても行われた。今でこそエルフは無理やり犯されるとなれば自死を選ぶが、それは親を知らず生まれ、物心ついた時には隷属の首輪を嵌められ里から離されたからだ。当時は家族がいてその繋がりは強かった。家族を人質に取られ、泣く泣く魔人との子を産んだようだ。
やっぱコイツら鬼畜だな。まあ地球の人間も同じことやりそうだけどさ。
獣人は対象じゃなかった。その理由は魔帝も俺に気を使って言わなかった。きっと殴られると思ったんだろう。俺もその話になりそうな時に睨んだしな。
そしてエルフとダークエルフに魔人との子が生まれた。エルフとダークエルフの子は、精魔という新しい種族となった。エルフの精魔は寿命が長い上に、100年ほどでフラウという強力な氷の精霊と契約できた。しかしダークエルフの精魔は寿命はそのままで魔人より長いが、ダークエルフと同じ闇精霊としか契約できなかった。しかし精霊と契約できない者が多く現れた。
魔人たちはダークエルフの精魔に落第の烙印を押した。半魔人以下という評価だそうだ。
その一方でエルフの精魔の力を利用しようとした。
そうして時が流れ、魔人は数を増やし集団が分裂し複数の国ができた。魔人の内訳としては半魔人が繁殖力が強く、たまに先祖がえりで魔人が生まれることもあり、テルミナ大陸は半魔人が圧倒的多数となった。そして覇権を争うために各国はダンジョンを奪い合い力を付けていき、最終的にテルミナ大陸は3つの大国で睨み合い続けることになった。
しかし大陸統一を目論む一つの大国が、精魔をどの国よりも増やした。そしてその精魔をダンジョンで鍛え、隣接する国に攻め込んだ。が、その時に精魔の反乱にあって滅んだ。
相当な扱いをしていたんだろう。その頃から自分たちを神の子と思い込んでいたらしいしな。魔人より力がある者が、迫害されたまま魔人にいつまでも従うはずもないわな。
精魔たちは自分たちを拒絶し受け入れなかったエルフにも襲い掛かり、残った魔人の国の内部でも精魔による反乱が起こった。しかし残った二つの大国は自国にいる精魔の反乱を抑え、連携して滅んだ国にいる精魔と戦争を始めた。そして多大な犠牲を出しながらも精魔を滅ぼすことに成功した。
その後は連携した国の国力が落ちたところで魔帝の先祖が不意打ちをし、その国を滅ぼしテルミナ帝国が大陸を統一した。
こういうところが魔人らしいよな。まあ三つ巴の均衡が崩れればこうなるか。
大陸を統一したテルミナ帝国は魔人に多大な被害を出した精魔を恐れ、精魔の扱い方や氷の精霊にまつわる資料を全て処分させた。二度と野心を持つ者が精魔に手を出さないように。そして皇家には口伝でのみ起こったことを伝え、貴族と国民にはエルフ種との性交を禁じた。
しかしただ禁じるだけでは禁を破る者が出ると思ったのだろう。徹底した世論形成と価値観の変化で、エルフは帝国人からその存在に忌避感を持たれるまでになっていった。ダークエルフも含めたのは見た目がそっくりだからだろう。さらに初代皇帝はエルフの奴隷は同性の者しか持てない法を作ってそれを保険とした。
「そんなことが……」
「なるほどな。魔人を追い込むとはたいしたもんだな。そんな禁じられている精魔が生まれたから隔離してんのか。治療ってのはその子が制御できない精霊による自傷行為的な物の治療か」
皇帝がその禁を破ったんじゃな。そりゃバレたくはないわな。
それにその存在をエルフにも話せない、過去の資料も無いじゃあ精霊の知識も無いんだろうな。だから自爆してるってとこかな。
「うむ、そうじゃ。フラウが定期的に暴走しての。メレスロスの腕や足を凍らせて破壊するのじゃ。2等級ポーションも尽きての……そこで魔王にがラージヒールを取得したと聞いての。これぞデルミナ様の導きじゃと思ったのじゃ」
「げっ! 魔神の導きとか縁起でもないこと言うんじゃねえよ! ただの依頼だ。報酬はもらうし美女だからやるんだ。男だったら断ってる」
「ふふふ、コウはそれでも飛空宮殿のためにやってくれるわ」
「うっ……ま、まあ報酬次第だ………」
チキショウ……ティナたちが食い付く報酬を用意しやがって。
「ククク……エスティナには弱いのう。まあやってくれるならなんでも良いがな。魔王よ、メレスロスを救ってやってくれ」
「魔帝に頼まれるとか気持ち悪いからやめろ。でもよ、魔帝も何千年も忌避感を植え付けられてきたエルフに欲情するとはな。やっぱドスケベを通り越して変態だよな」
そうだ。魔帝は誰もがエルフを家畜のように見てる中で欲情したわけだ。二千年以上植え付けられた価値観を破壊するほどのドスケベというわけだ。人間で例えるならなんだ? 絶対無いと言える生物……イルカに欲情するとかか? 鬼畜だろ。
「ぐっ……よ、余は何者にも干渉を受けぬ。自ら見て感じた物しか信じぬのよ……」
「ハハハ、父が言うには陛下は当初エルフを忌避していたそうだ。それはもう消耗品としてしか見ていなかった。しかしダンジョン攻略中に転移トラップに陛下とお付きの騎士、それとアルディス様が下層に転移させられてな。騎士は力尽きたようだが、陛下とアルディス様で見事地上に戻られたそうだ。その頃から二人は……」
「ぬおっ! アルスト! 何を言うのじゃ! 余は初めからその他の者の価値観など気にしてはおらぬ! 博愛主義者なのじゃ! 」
「ぶはっ! 貴族を粛清しまくってる奴が博愛主義とか! ないわ~。いいよいいよ魔帝。気持ちはわかる。俺も孤独に押し潰されそうな時にティナたちと出会って救われたからな。俺の場合は一目惚れだったけどな。まあダンジョンの下層で死が間近に迫ってたんだ。吊り橋効果的なものが起こっても不思議じゃない。俺は違うけどな。命の危険なんて感じなかったし」
むしろティナと出会った階層なんて目をつぶってでも進めたしな。まあ魔帝は吊り橋効果だろうな。それまでの価値観をひっくり返すほどの効果があるなんてな。あれ? ティナたちは違うよな? 結構ピンチだったし……
「ふふふ、私も一目惚れよ。リズやシーナだってそう言ってたわ。あの時のコウはカッコよかったもの。それにコウは優しいし。なによりコビールのところでの事が決定的ね。帝国を敵に回してでも助けに来てくれたコウの勇気と愛情に、私たちはもう全てを捧げようと思ったの」
「そ、そうか。照れるな……あの時は必死だったからな。まあ魔帝の死と隣り合わせの時に、子孫を残そうとする本能から起こる吊り橋効果と俺たちは違うよな」
よかった~。俺たちの愛は本物だ。魔帝とは違う。
「ち、違う! 死の淵にいたからではない! アルディスとはダンジョンを出てからも……クッ……ぐぬぬぬ……」
「熱々だったではないですか。ハマールの叔母殿のところへしょっ中通っておられたとハマールから聞いてます」
「あ、アルスト貴様! 」
ぶはっ! 魔帝が惚れ込んでたのかよ! しかしなにげにマルス公爵って魔帝の弱みをグイグイ突っつくよな。普段からロクな目にあってないんだろうな。いいぞもっとやれ。
「先代皇帝にアルディス様が殺された時も、古代ダンジョンにまで追って行き先代皇帝に復讐をなされました。それほど愛しておられたということでしょう」
「そ、それ以上喋るでないアルスト! 余は余のモノを他人に奪われるのが嫌だっただけじゃ! それがたとえ祖父であってもじゃ! 」
「おいおい……マジかよ……そこまでしたのかよ」
「まさか先代皇帝がダンジョンで亡くなったというのが実は暗殺だったなんて……」
ティナも驚いているな。皇帝にアルディスというエルフが殺されたのは禁を破ったからか?よく子供が無事だったな。
しかしまさか自分の祖父であり皇帝を殺すとか……次の皇帝に選ばれてなかったら間違いなく殺されてただろうな。くそっ、ちょっとカッコいいとか思っちまった。
「昔の話じゃ。それよりエルフとのことはそういう理由じゃ。今はもう奴隷から解放したゆえ、もう魔人とエルフに子ができることはないじゃろうがな。それに今の帝国であれば精魔が何千いようが滅ぶことはない。しかし余は皇帝ゆえ禁忌を冒したとは公表できぬ。アルディスとの約束もあるでな。その結果、余のせいでメレスロスは自由もなく、精魔も制御できず苦しんでおる。その苦しみを取り除いてやりたいのじゃ。魔王よ頼むぞ」
「なるほどな。ティナを指名したのは、治療のほかに精霊の制御を教えさせるためか」
「フラウはかなり乱暴な子だと聞いたことがあるからできるか約束はできないけど、精霊は純粋だからなぜ暴走するのか話してみるわ」
「うむ、頼むぞ。うまくいけば飛空宮殿の魔道具を全て最新の物に変えてやろう。今の設備に変えたのは100年ほど前じゃからの。一新してやろう」
「ええ!? こ、コウ! 絶対なんとかしてみせるわ! フラウから守ってね! 」
「あ、ああ。わかったよ」
「ククク……やはりエスティナを落とすのが魔帝に言うことをきかすには効果的よのぅ。さて、メレスロスが2階で待っておる。ハマールは先に帰すゆえ心置きなく治療をしてくれ」
「それはホントに頼むわ……」
俺はドM女公爵を思い出し身震いをしつつ、魔帝と共にに2階へと向かった。
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