ニートの逆襲〜俺がただのニートから魔王と呼ばれるまで〜

芝桜

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第19話 メレスロス

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 1階の応接室で魔帝の長い話を聞き終えた俺たちは、魔帝を先頭にマルス公爵、俺、ティナと続き階段を上った。

 2階に着くとそこは1階同様に長い廊下となっており、廊下の中央付近に白い鎧を身に付けた女騎士2人がドアを挟むように立っていた。

 魔帝は廊下を進みその女騎士たちの前で止まり、胸に手を当てて敬礼をする騎士たちに手を上げてから俺たちへと振り向いた。

「ここじゃ。この客間で待っているように伝えておる」

「なんだよ。寝室のじゃないのか。せっかく女の子の部屋に入れると思ったのに」

 チッ……ベッドから身を起こすネグリジェ姿の美女を期待したのにな。

「貴様なぞを余のメレスの部屋に入れる訳がなかろう! よいか? ラージヒールを掛ける時に触れるでないぞ? メレスが汚れるからの」

「汚れるってなんだよクソ魔帝! 800年物の加齢臭をプンプン匂わせておいて、テメーこそ部屋の空気を汚してる自覚がねえみてだな。さぞかし娘も我慢してるんだろうな」

 この野郎! 俺をバイキン扱いしやがって! キツイ香水で誤魔化しきれてねえテメーの加齢臭の方が空気を汚してんだよ。

「なっ!? 余は臭くなどない! 常に強い男のフェロモンを発しておるせいか、すれ違う侍女が頬を赤らめておるくらいじゃ!  」

「ぶっ! フェロモン!? 年寄りのソレを加齢臭ってんだよ! すれ違う女が頬を赤らめてるのはテメーの匂いがキツイから息を止めてんだ! 勘違いしてんじゃねえ! 」

 そりゃもう魔帝が視界に入ってから、このヨボヨボ老人が通り過ぎるまでの長い時間息を止めてたんだろうな。かわそうにな。酸欠している顔を自分を見て頬を赤らめてると思うとか、どんだけ自意識過剰なんだよ。

「なんじゃと! そのようなことがある訳なかろう! よりにもよって余が加齢臭を放っているなどと、言わせておけばおのれ魔王! 常日頃から世界の皇帝である余を侮辱しおって! 今日という今日は許さんぞ! 余が自ら手を下す分には契約違反にはならぬ! どちらが上か思い知らせてやるわ! 」

 この野郎! オリハルコンの剣を抜きやがった! 

「上等だクソ魔帝! ストーカーみてえに毎日毎日電話してきやがって! 俺は老人相談所の相談員じゃねえんだよ! 今日という今日こそ正当防衛でダルマにしてやらぁ!」

 マジでふざけんなよ? テメーが帝国の企業に圧力を掛けて、魔導携帯に着信拒否機能付けさせてねーのはもうわかってんだ。しかもメール機能まで開発させやがって! どんだけ俺に嫌がらせすりゃ気がすむんだこのストーカー野郎が!今日という今日こそ引導を渡してやる! 

「おのれ魔王! 余をすとーかー呼ばわりするとは! どうせそれも悪口じゃろ! 表に出よ! このオリハコンの剣で叩き切ってくれる! 」

「ああ出てやろうじゃねえか! テメエなんか瞬殺だ! 動けなくなったテメエの四肢を切り取って灼熱地獄で焼き尽く……」

「二人ともいい加減にしなさい! 」

「おやめください陛下! 」

「ティ、ティナ……」

 うおっ! ティナが目を吊り上げて怒ってる!

「な、なんじゃアルスト。止めるでない」

「コウ? 私たちは治療の依頼に来たのよ? 依頼主と喧嘩してどうするのよ。飛空宮殿に乗せてくれるんでしょ? ここで陛下をダルマなんかにして湖に沈めたらもらえなくなるじゃない。リズたちがガッカリするわよ? 」

 ティナは長めの緑のチュニックの腰の位置に手を当てて、俺を諭すようにそう言った。

「そ、それは……でもこのクソジジイが俺のことを……」

「いちいち陛下の挑発に乗らないの。陛下も愛娘の治療ができなくなってもいいというの? 喧嘩するなら治療を終えて報酬を渡して、お互い貸し借り無しにしてからにしてちょうだい」

「ぐっ……ぐぬぬぬ……そうじゃな。余のことよりメレスの方が大事じゃ。余としたことがクソガキの魔王如きの戯言に耳を傾けてしまうとはな。クソガキ魔王よ、今日のところは見逃してやる。メレスの件が終わったら追って沙汰をくだす。首を洗って待っておれ」

「この野郎……何を偉そうに! 呼ばれなくても俺からその首を狩りに行ってや……」

「コウ? 」

「うっ……わ、わかったよ……今日のところは我慢するよ……」

 怖い……ティナは滅多に怒らないから余計に怖い。

「もうっ……陛下? 何を笑ってるの? ほらっ、騎士の人たちがびっくりしてるわよ? 早く中に入りなさいな」

「むっ!? 余に指図をす……う、うむ……わかった……水精霊のエルフはやりにくいのぅ……」

「なんと……一触即発だった魔王と陛下を一喝して収めるとは。まるでアルディス様のようだ。恐ろしい……」

「マルス公爵? 何か言った? 」

「い、いや何も……へ、陛下。早く中へ入りましょう」

「そ、そうじゃな。うむ、開けよ」

「「ハッ! 」」

 俺は魔帝がティナのひと睨みでおとなしくなり、言いなりになっている姿を笑いたかった。が、ティナが怖いから神妙な顔を維持するように努めていた。

 飛空宮殿を手に入れるまでの辛抱だ。手に入れたらこのクソジジイを絶対にぶっ飛ばしてやる。


 それから騎士たちがドアを開けると魔帝とマルス公爵が中に入っていき、その後を俺とティナは続いた。その時にティナが俺の耳元で『きつい言い方してごめんね。治療お願いね。愛してるわコウ』とほっぺにキスしてくれたことで、俺は嬉しくなり魔帝のことなんてもうどうでもよくなった。



 俺とティナが魔帝に続いて部屋に入るとそこは1階の応接室と同じくらい広く、見渡す限り真っ白な部屋だった。
 床も壁も中央にある5人掛けの2つのソファだけではなく、魔帝のデカイ背中越しに見える窓の前にある椅子とテーブルにカーテンも全てが真っ白だった。

 そしてその窓際にある椅子には2人の女性がテーブルを挟んで座っており、その背後の壁際に女騎士が6人ほど壁際に立っていた。

 テーブルに座る女性の1人は黒いメイド服を着ており右腕が無いようだった。そしてもう1人の女性も左腕が無かったが、髪の色から何から帝国人とは全てが異なる女性だった。

 その女性は白いドレスを身にまとい、エルフのような透き通るような白い肌に意志の強そうな切れ長の目。スッと通った鼻筋に小さめの唇に、薄い青緑色。青白磁色せいはくじいろと呼ばれる長い金糸のような髪を下ろし、そこからエルフほどではないが少し尖った人族よりは長めの耳が見える美しい女性だった。その姿はまるで氷の妖精のようでとても美しく、そしてとても儚い印象を受けた。

 聞いていた特徴と同じだ。この子が魔帝の娘のメレスロスか。



「お父様」

「おお、メレス。元気にしておったか? 」

 俺が部屋と椅子に座る女性に見惚れていると、その女性は椅子から立ち上がって魔帝へと声を掛けた。それに対して魔帝は女性の名を呼び、彼女。メレスへのもとへと、足首まである真っ赤なジャケットをたなびかせて歩いていった。

「しかしすげえ美人だな……雪女みたいだ……」

「この子が精魔……伝説の氷の精霊と契約をした子……」

 俺とティナはドアの前で立ちすくみ、それぞれ違う意味でメレスと呼ばれたその女性に見惚れていた。

 メレスって子は背が高いな。170はあるんじゃないか? 胸もティナくらいありそうだし、お尻もティナより大きそうだ。なによりあのシミひとつない透明感のある肌がたまんないな。それにあの赤髪のショートカットの隻腕メイドも、ちょっと目が怖いけど美人だな。なによりも背が低いのに、白いブラウスを押し上げるあのデカイ胸は反則だろ。

 俺がメレスとメイドの子を見ていると、魔帝がメレスのもとに辿り着き彼女を抱きしめた。抱きしめられたメレスは恐る恐る魔帝の背にそっと手を回していた。

「親子じゃなかったら大男に襲われている妖精だな」

「あの子は私より背が高そうだど、陛下も190cm以上はあるものね。あのまま絞め殺しそうに見えるわね」

 俺とティナは華奢なメレスを、筋肉ムキムキの魔帝がまるで襲っているかのような光景を目にしてそんな印象を抱いていた。

「魔王よ、すまないが陛下を頼む。ミドルヒールも使えるのだろう? 」

 すると斜め前に立っていた公爵が俺に振り向き、なにやら頼みごとらしきものをしてきた。

「え? 使えるけどなんでだ? 親子の感動の再会中だろ? 敵なんかいないぞ? 」

「あっ! コウ! 精霊が! 陛下の腕! 」

「え? 腕がどうしたって……うおっ! 凍ってる!? ああ、氷の精霊を制御できないんだったか」

 俺が抱きしめ合う魔帝とメレスを遠目からよく見ると、魔帝の腕が徐々に凍っていく様子が確認できた。恐らく氷の精霊がいたずらをしているんだろう。いや、氷の精霊も魔帝が嫌いなのかもしれない。なんか気が合いそうだな。

 しかし娘を抱きしめるのも命懸けとか……魔帝はどうなろうといいけど、娘が可哀想だよな。親の温もりくらいゆっくり感じさせてやれよな精霊さんよ。

「お父様……もう……」

「よい。このままでよい。メレスどうじゃ? 温かいか? 余の体温を感じるか? 」

「…………はい。お父様……でももうこれ以上は……フラウ……もうやめなさい……お父様が……」

「コウ……抑えられないみたい」

「魔王よ……」

「わかってるよ。これはさすがに酷だよな。『滅魔』『ミドルヒール』」

 俺はティナと公爵に頷いて部屋の中央まで歩いて行き、魔帝の腕に絡みついている魔力を滅魔で吸収した後に、魔帝の背にミドルヒールを放った。

 すると滅魔の効果により魔帝の腕を凍らせていた氷の精霊魔法は一瞬にして消え、凍ったことにより凍傷を起こしていた腕も元どおりになっていった。

「む?……魔王か……すまぬの……」

 魔王が顔だけ俺のいる方に向けそう言った。

「え? フラウの精霊魔法が……お父様………腕が……」

 ここからは魔帝に隠れて姿が見えないが、メレスも驚いているようだ。

「美人の娘のためだ。お前のためじゃねえよ」

「ふんっ! 減らず口を……まあ今はこの子を抱きしめられるならそれでもよいか」

「チッ……魔人のくせにいっちょ前に親の顔をしやがって………調子狂うんだよ」

 お前らは魔物だ。人間みたいに親子愛とかふざけんなよ。お前は俺が大量に殺した奴らと同じ魔物なんだよ。

「コウ……」

「なんでもないよ。それよりウンディーネが出てこないのはこういう訳か」

 俺はティナの言葉で余計なことを考えるのをやめ、気持ちを切り替えるためにウンディーネが出てこない理由の話をティナに振った。

「ええ、さっき下で氷の精霊と聞いて私も理解できたわ。相性悪いのよね」

「まあ水と氷じゃな。全部凍らせられちゃうもんな」

 ウンディーネがどんな精霊魔法を放とうが、それが水である限り全て凍らせられてしまう。そりゃ近付きたくないよな。

 しかしフラウだったか? 相当魔帝が嫌いなのか負けず嫌いなのか、それともただ単に乱暴者なのか知らないけどまた魔帝を凍らせようとしているな。メレスはまったく抑えきれてないし。

「『滅魔』」

「しつこいわね? フラウは初めて見るけど相当苛立ってるみたいよ? 精霊はイタズラ好きだけど、本来はあんなに攻撃的じゃないわ。それに契約者の言うことを全く聞かないなんて……いくら氷の精霊でもちょっと酷いわね」

「苛立ってる? 確かに風の精霊もイタズラ大好きだったし、攻撃的な精霊魔法を使うけど好戦的ではないよな。氷だけ特殊なんじゃないか? 」

 俺は島で風の精霊とも仲良くなった。例の如く俺には彼女たちは見えないが、砂や落ち葉をまとって現れてくれるんだ。そして通訳はウンディーネに任せて、魔力水を報酬に風のいたずらでオリビアのスカートやエルフや獣人の女の子たちのスカートをよく捲り上げてくれた。ほんと精霊ってイタズラ好きだよな。俺はそんな精霊が愛しくて仕方ないよ。

「うーん……でも精霊の本質は変わらないはずなのよね……それにどうやってあれだけの魔力を……え? あっ! あの子契約者から勝手に魔力を取ってるわ! なによこれ……あり得ないわよ」  

 ティナが信じられないものを見るかのような顔をしてそう言うのを聞き、俺も少し驚いた。

「え? 勝手に取れるの? ウンディーネはティナから魔力をその都度もらわないと、精霊魔法を行使できないんだよな? 俺はてっきりメレスって子が最初にいっぱい渡してたのかと思ってた」

「違うわ。あの子が勝手に取ってるのが見えるもの。こんなこと余程実力差があって、信頼関係が崩れていなければ起こり得ないことよ」

「んーああ、隔離されてたしな。エルフにも話せなかったから、精霊の扱い方がわからなかったからじゃないか? 」

 母親も生まれてすぐ亡くしたしな。精霊の扱いなんて誰も教えてくれなかったんだろう。ああ、でも制御できないというのは、指示を聞かないだけじゃなくてこういうことも含めてなのか。勝手に魔力を奪われて使われて、それを抑えられないならそりゃ巻き込まれて怪我もするよな。

「それにしたって普通に心を通わせれば……」

「ぬっ!? 」

「ああ! お父様離れて! 」

「うおっ! なんだ!? 『滅魔』! 魔帝! 一旦離れろ! 」

「チッ……フラウめまたか! 『フレイムレディエーション』 」

 俺たちが話していると、突然メレスの身体から大量の魔力が放出されて魔帝の胸から下が氷に包まれた。

 俺は咄嗟に魔帝へ滅魔を放ち氷を消し離れるように言った。
 魔帝は悔しそうな顔をしながらもさすがの身体能力で一瞬でその場から離れた。そして中級火属性スキルである火炎放射を放ち、フラウが発する冷気の波と氷の礫を炎で溶かしていった。

「陛下! リリア! 雪華騎士たちよ! 『ウィンドウォール』 」

「ハッ! 『炎壁』 」

「「「ハッ! 」」」

『『『ファイアーウォール』』』

 そして魔帝の動きを援護するようにマルス公爵は風の壁を魔帝の死角に張り、リリアと呼ばれたメイドと女騎士たちは魔帝とメレスの間に炎の壁を出現させた。

 それによりフラウの冷気と、まるで吹雪のように降り注ぐ氷の礫は魔帝には届くことが無かったが、部屋の天井から壁、窓に椅子やソファなどが徐々に凍りついていっていた。

「これはまた……暴走ってやつか? 」

「ええ、まだフラウは子供ね。コウに精霊魔法をことごとく無力化されて怒ったみたい。でも凄まじい力ね……」

「そうか? 俺の氷河期の方が凍らすのも早いし制御も完璧だけどな。まあ精霊魔法は少ない魔力で発動できるし、自由度が高いからな。この精霊を使いこなせるのが千人もいれば国が滅ぶのも無理はないか」

 俺とティナはまるで子供の癇癪のように暴れ狂うフラウが、俺たちへと無差別に放ってくる氷の礫を滅魔で無効化しながら見ていた。確かにその力は強力だがそれはただ無駄に暴れまわっているだけで、俺の扱う氷河期に比べればあまりにも稚拙な氷の精霊魔法に見えた。

 この精霊と大きな実力差があるって、このメレスって子のステータスはそんなに低いのか? ちょっと見せてもらうか。

 俺はメレスには悪いが、彼女のステータスがどれほどあるのか確認することにした。


『鑑定』



 メレスロス  

 種族:精魔族

 体力:C

 魔力:A-

 力:C-

 素早さ:C

 器用さ:B


 取得スキル:【身体強化 Ⅲ 】.【スモールヒールⅤ】.【鑑定 Ⅳ 】.【隠蔽Ⅳ】.【危機察知Ⅳ】

 備考: 氷の中位精霊 フラウと契約



 うーん、確かに低い。低いけど何というか魔力特化の種族だな。こりゃ精霊の制御に失敗したら手に負えなくなるわけだ。スモールヒールがMAXなのはそれだけ怪我が多いということか。ミドルヒールはかなりレアなスキルだし、さすがにティナのように持ってないみたいだ。まあ持っていても精霊にあれだけ好き勝手に魔力を使われたら、使う暇も魔力も無さそうだけど。ミドルヒールはかなり魔力使うからな。


「フラウ! やめなさい! お父様や騎士たちを傷つけないで! 言うことを聞きなさい! 」

「呆れたあの子……精霊に命令しているわ……そりゃ信頼関係がないわけよね」

「酷いな……精霊は命令をされることを嫌がるのを知らないのか? 友達にならないと力を貸してくれないのにな」

「原因はなんとなくわかるけど……」

「まあ、あの脳筋が親じゃな。周囲もみんな脳筋だしな」

 どうせ力で押さえつけていうことを聞かせるのじゃ。とかなんとか言われて育てられたんだろうな。あの脳筋魔帝なら言うな。うん、間違いなく言う。

 親は選べないとはいえ可哀想な娘だ。

「とりあえずコウ、お願い」

「ああ、なんとかしてくるよ。ティナは落ち着くまでここにいてくれ『結界』」


 ティナと自分に結界を掛けた俺は、炎と氷が渦巻く場所へと歩いていった。


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