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15話 ボルドーの陥落
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「ササリア……お前は……!!」
「そこまでにしておけ、ボルドー」
妹のササリアに怒りを露わにして、今にも襲い掛かろうとしていたボルドー様。それを言葉で制止したのは、ジスパ様だった。
「兄上……! しかし……!」
「何を激昂している? お前は馬鹿なのか? 周りを見て見ろ」
「えっ……周り?」
ボルドー様は自分が嵌められたことを悟り、怒っていたけれど、ジスパ様に諭され冷静になったみたい。その状態だからこそ聞こえて来る周囲の物音……それはボルドー様を批判する声となって、彼の耳に届いていた。
「信じられない……王子殿下という身であるにも関わらず」
「目を合わせない方が良いかもしれませんね」
「フリージア様とササリア様が可哀想だわ……ボルドー王子殿下に振り回されていたなんて」
明らかにボルドー様の悪い噂が広まっている。周りの貴族の誰一人として、彼を擁護する者は居なかった。逆に、私とササリアにはフォローが入っているような気がする。
「な、なんということだ……! こんなことが……!」
「ボルドー、これ以上、王家の名を汚すことはやめるんだ」
「兄上……最初から、私を嵌めるつもりだったのか……?」
「そんなことを聞いてどうするんだ? お前の自業自得だろう? こうなることは、遅かれ早かれ決まっていたのだから」
ジスパ様は頷くことはしなかったけれど、否定することもなかった。ボルドー様にはどのように映ったのか……それは、その直後に分かる。
「兄上!」
「捕らえろ!」
「はっ!」
ボルドー様はジスパ様に襲い掛かろうとしていた。身の危険を感じたジスパ様は容赦なく、護衛にボルドー様を捕らえるように命令する。彼の両腕は瞬く間に拘束されてしまった……。
「くそ、離せ……! 離せ……! ササリア、絶対に許さんぞ! お前だけは絶対に……!」
「ボルドー王子殿下、姉さまにあんなに酷いことをしておいて、よくそんなことが言えますね? 怒りや呆れすら通り越してしまいますわ」
「き、貴様~~~!!」
ボルドー様の叫びは会場全体に響き渡っている。今の彼は街中に居るチンピラと変わらない。王家の評判を叩き落とす人物なのは間違いないだろう。
「もうこれ以上は駄目だな。すぐに連れて行け!」
「畏まりました、ジスパ王子殿下!」
「うおおお~~~! 兄上……!!」
ボルドー様は護衛に拘束されたまま、会場の外へと連れ出されて行った。最後まで情けない叫び声を上げながら……。周囲の貴族はボルドー様のあまりの態度に言葉を失っているようだった。
「そこまでにしておけ、ボルドー」
妹のササリアに怒りを露わにして、今にも襲い掛かろうとしていたボルドー様。それを言葉で制止したのは、ジスパ様だった。
「兄上……! しかし……!」
「何を激昂している? お前は馬鹿なのか? 周りを見て見ろ」
「えっ……周り?」
ボルドー様は自分が嵌められたことを悟り、怒っていたけれど、ジスパ様に諭され冷静になったみたい。その状態だからこそ聞こえて来る周囲の物音……それはボルドー様を批判する声となって、彼の耳に届いていた。
「信じられない……王子殿下という身であるにも関わらず」
「目を合わせない方が良いかもしれませんね」
「フリージア様とササリア様が可哀想だわ……ボルドー王子殿下に振り回されていたなんて」
明らかにボルドー様の悪い噂が広まっている。周りの貴族の誰一人として、彼を擁護する者は居なかった。逆に、私とササリアにはフォローが入っているような気がする。
「な、なんということだ……! こんなことが……!」
「ボルドー、これ以上、王家の名を汚すことはやめるんだ」
「兄上……最初から、私を嵌めるつもりだったのか……?」
「そんなことを聞いてどうするんだ? お前の自業自得だろう? こうなることは、遅かれ早かれ決まっていたのだから」
ジスパ様は頷くことはしなかったけれど、否定することもなかった。ボルドー様にはどのように映ったのか……それは、その直後に分かる。
「兄上!」
「捕らえろ!」
「はっ!」
ボルドー様はジスパ様に襲い掛かろうとしていた。身の危険を感じたジスパ様は容赦なく、護衛にボルドー様を捕らえるように命令する。彼の両腕は瞬く間に拘束されてしまった……。
「くそ、離せ……! 離せ……! ササリア、絶対に許さんぞ! お前だけは絶対に……!」
「ボルドー王子殿下、姉さまにあんなに酷いことをしておいて、よくそんなことが言えますね? 怒りや呆れすら通り越してしまいますわ」
「き、貴様~~~!!」
ボルドー様の叫びは会場全体に響き渡っている。今の彼は街中に居るチンピラと変わらない。王家の評判を叩き落とす人物なのは間違いないだろう。
「もうこれ以上は駄目だな。すぐに連れて行け!」
「畏まりました、ジスパ王子殿下!」
「うおおお~~~! 兄上……!!」
ボルドー様は護衛に拘束されたまま、会場の外へと連れ出されて行った。最後まで情けない叫び声を上げながら……。周囲の貴族はボルドー様のあまりの態度に言葉を失っているようだった。
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