いじっぱりなシークレットムーン

奏多

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  Funky Moon 8

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「掴めそうな気がするだろう?」

 手を伸ばしてグーとパーを繰り返すあたしに、朱羽が笑う。

「うん、見えるのにね。あんなに近くに宝石みたいに輝いて、ちゃんとあるように思えるのに」

 ややしばらくして、朱羽がふっと笑ったような気配がした。

「もう、笑わないでよ、どうせ発想力は貧困ですよ!」

「いや、そうじゃなく……」

 朱羽の目はあたしではなく、遠い星空を見つめていた。

 綺麗な綺麗な、星の王子様……朱羽は星と欠けた月光に照らされて、神秘的な美しさを際立たせていた。

「俺も、そうだったから。近くに見えて捕まえられそうに思いながら手を伸ばしても届かなくて。きっと向こうは俺のことなんか気づいちゃいない。その他大勢の中のひとつで、どうでもいいもので。……俺は、いつか空から俺の手に落ちてきてくれることを願いつづけるだけで、どうやったら手に入るのかわからず、ただ無駄に時間が過ぎ去っていたから」

「……随分とロマンティストなんだね。そこまで朱羽もあの星欲しかった?」

 すると朱羽が横を向いて手を伸ばし、あたしの腕を掴んだ。

「――やっと、捕まえられた。……あなたのことだよ」

 レンズ越しの朱羽の目が、星の瞬き以上に綺麗に煌めき、あたしの胸の奥に熱を灯した。

「ずっと欲しかった。ずっと俺のものにしたかった。……やっと、空から落ちてきてくれた」

 無数の星を凝縮したような朱羽の瞳に、吸い込まれていく。

 とくとくと、急いたように息吹くのは朱羽への愛情。

 ……好き。

 あたしこのひとが本当に好きで、たまらない。

 どうしよう、切なくてたまらないよ。

 朱羽はあたしの手の甲に口づけた。

 あたしはそれだけで生じた甘い痺れに、声を上げるのを必死に堪える。

「やっと手に入れたのに、いまだ……あなたに恋し続けてる」

 そして反対の手であたしの後頭部を引き寄せ、彼も身を乗り出す。

「嬉しくて幸せなのに、それでもあなたを想うと、今でも切なくなる。あなたをひとつ知る度、また好きが増えて苦しくて、俺が壊れてしまいそうで」

 掠れた声を出す朱羽の唇が近づいてきた。

 朱羽の濡れた瞳が、星が落ちたようにきらりと光る。


「俺を助けて……」


 絞るような声に、あたしの心も共鳴して悲痛な声を上げた。


「陽菜……」


 熱い吐息があたしの唇の表面を震わせ、そして柔らかな唇が重なった。

「んぅぅっ、んんっ」

「ひ、なっ、俺の……んっ」

 もう何度したかわからない朱羽とのキスは、蕩けるように甘く。あたしは朱羽のキスに酔い痴れながら心も熱く溶けていく。

 ここは外で、誰が見ているかわからないというのに、それでも朱羽が愛おしくて朱羽の吐息を朱羽の匂いを、あたしの腕の中で感じたくてたまらなかった。

 キスがとまらず、離れても互いの瞳に吸い込まれるようにして、またやるせなさそうに吐息を漏らして唇を重ね合う。

 緩やかにかけられている暖房も手伝い、熱情に身体が熱くてたまらない。

 火照った身体を鎮めて欲しい――。

 こんなにふたりで荒い息を吐いて、こんなにひとつのリズムになりたいと身体を揺らして、こんなに切ない声を漏らしている。

 どうすれば、溢れる好きが止まるの?
 どうすれば、この急いた心を止められるの?

 あたしも朱羽をひとつ知る度に、好きになっていく。
 何度でもあたしは、朱羽に恋していく。

 恋してドキドキして、胸が切なくなって。
 それくらい、あたしも朱羽が好きなの。

「好、き……っ」

 キスの合間にあたしは叫ぶ。

「朱羽、好きでたまらないっ」

「……っ」

 朱羽の目がやるせなさそうに細められる。

 理性と葛藤しているような瞳は苦しそうだった。
 

「朱羽……あたしも助けて……」

 あたしは唇を朱羽の首に這わせる。


「好きで……苦しいの……」


 露わな肌を舌で舐める。

「陽、菜……」

 掠れた声を出した朱羽が、その手をあたしのカーディガンの下に入れて脱がせるから、あたしも朱羽の服を脱がしていく。

 互いに袖を外すことに抗うことはなく、繋がりたいと自ら服を脱ぐ。

 好き。

 好きだからひとつになりたいと、互いの目と動きでそれを示しているのに、それを口にするのがなぜか怖い。

 先週あんなに繋がったのに、あんなに溶け合ったのに、そこまでの大胆さを失ったように羞恥に勇気が出ない。

 朱羽の瞳が、星の瞬きのように揺れている。

「この距離が、もどかしいよ……」

 あたしは朱羽の唇を舐めて、唇を割って舌を入れた。

 そしてあたしは朱羽のワイン色のカットソーの下に手を入れて、直接朱羽の熱い肌をなで回すと、朱羽はぶるりと身震いした。

 視線は絡まったまま。

 すぐにでもキスをしたくなるようなとろりとした目をしながら、朱羽はため息をつくと、間を跨いであたしの上にやって来た。

 あたしの足の間に割って入り、膝立ちした状態であたしを見下ろす。

「俺、止らないよ?」

 既にその顔は、艶めいたオスの顔で。

 あたしに欲情してくれたのだと思ったら、ぞくぞくと興奮した。

「……うん」

「こんなところでいいの?」

「ここでいい」

「あなたの家にくる途中で買ったから、ゴムは持ってる。俺のストッパー、ないよ?」

「ストッパーなんていらない。……抱いて?」

「……っ」

 ようやく口に出したおねだりはか細く震えた。朱羽は無言で眼鏡を外し、両手でワイン色のセーターを一気に頭から脱いだ。

 星と月明かりに朱羽の逞しい上半身が、青白く浮かび上がる。

 媚香のような匂いを漂わせ、男の妖艶さを強めた朱羽は、欲情した眼差しであたしを食らおうと艶笑した。

 その扇情的な光景に、あたしはただの……魅入られたメスだった。

 星に包まれた朱羽の青白く発光した身体が、あたしの身体に覆い被さり、あたしはぎゅっと抱きしめられた。

 この世界にふたりだけしかいない……そう思わせるような、星と共に密閉された空間で、星の数ほどある女の中からあたしを選び、あの空から降りてきて、こうして抱きしめてくれたこの奇跡に感謝して、密やかに涙する。

 朱羽の熱。
 朱羽の強さ。
 朱羽の匂い。

 服越に感じる朱羽の身体が恋しいと、あたしの身体が切なく疼く。

 その滑らかな背中を手で撫でて身体を密着させながら、色香としか思えない魅惑的な香りを肺にまで一杯に吸い込めば、至悦に息が乱れて細くなった。

 朱羽と熱い視線が絡み合うと、それを合図に唇が重なる。

 最初は啄むようにちゅっと軽く、やがて堪えきれなくなり激しいキスとなり、朱羽の獰猛な舌に翻弄されたあたしは、淫らな声を上げた。

 朱羽の唇があたしの耳をなぶり、首筋に落ちる。

「んっ……」

 ゾクゾクして鼻にかかったような声を出した瞬間、朱羽の手があたしの背中に回り、くっと上に持ち上げられる。

 背中のチャックが降ろされると、時間差でパチンと音がして胸元の締め付けがなくなった。ブラごと袖を抜かれている間、朱羽の反対の手は下に移動し、尻を揉み込みながらパンストごとショーツを一気に下ろした。

 あたしの腰回りにスカートが一枚。

 全裸ではないとはいえ、外で服を脱いでいることが恥ずかしくて、そして乳房を隠すように、ワンピースを持ち上げながら朱羽の首筋に抱きついて、彼の肩に顔を埋める。

「恥ずかしい……っ」

 朱羽はあたしの後頭部を優しく撫でていたが、やがてあたしから身体を離して、あたしを見下ろしながら言う。

「服を全部脱いで、俺に見せて」

 強制力のある強い瞳は、あたしを縛る。
 ……挑発される。

 あたしを支配しようとする男の部分に魅入られたあたしは、ワンピースを下げた。

 乳房が風にあたる。

 朱羽の眼差しで、肌が焦げそう。

 ……恥ずかしくてたまらない。なにか言ってよ、もういい?

 星空の元、朱羽に見つめられている胸は震えて。

「下もだ」

 ああ、なんで逆らえないんだろう。

 夜に煌めくこの美しい男は、その蠱惑的な姿態であたしを操る。

「脱いで」

 恥ずかしいのに。
 それなのに朱羽に見られながら、あたしはワンピースを足元から抜き取って、運転席に放った。

 朱羽の目が黒い茂みに注がれただけで、秘部を触られたかのように潤うのがわかる。

 恥ずかしくて腕と足で胸と秘部を隠そうと身体を捩らせると、朱羽がその手を掴んで、足を伸ばさせた。

 黒い茂みが晒される。

 恥ずかしくてたまらないのに、それでも白昼の元ではないということが、なんとかあたしの羞恥と理性を両側に持つ天秤の均衡を保たせる。

「も……いい? お外で、恥ずかしいよ……」

 そう羞恥に震えた声で言って思わず目をそらすと、上からごくりと唾を飲み込んだ音がした。

 そして、朱羽を見上げると顔に手を当てて空を仰いでいた。

「……朱羽?」

「……ごめん。星明かりを浴びたあなたが、想像以上で……理性、壊れた」

「え?」

「早くあなたの中で包まれたい」

 突如覆い被さりあたしの唇に強引に舌をねじこませて暴れさせる。

 はっはっと性急な息遣いをしながら、片手が乳房を強く揉み込み、反対の手はあたしの脇を滑り降りて、腰から尻から回る手が、太股の裏側をいやらしく撫でながら足を折り曲げていく。

「早く、いやらしいあなたの中に入りたい」

 カチャカチャとベルトが外れる音がして、朱羽の手が伸び荒くバンバンと音がしてダッシュボードを開けたようだ。

 なにを取り出すのかわかった。

 だけど箱の中の包みが上手く開けられなかったらしい。舌打ちしながらどうにか開けて、装着しているようだ。

 いつもは優雅な動きをしているのに、こういう性急さが嬉しくてたまらない。朱羽に見られているだけでもう蕩けていた秘部に、朱羽のが大きくなすりつけられる。
 
「ん……っ」

 熱く動く太くて硬い生物が、あたしの花園に蠢いているようだ。

 花園を蹂躙しながら朱羽が動く度、あたしは切ない声を上げて朱羽の首に両手を絡ませた。

 そして朱羽が静かに目を伏せた時、両足を折りたたむようにぐっと持ち上げられ、蜜壷の入り口に硬いものが宛がわれた。

 そして、狭い道を拡張しながら入ってきた。

「は……ぅん…っ」

 朱羽が苦しそうに眉間に皺を刻む度に、朱羽があたしのナカに深く挿り込んでくる。

「ぁ……んんっ」

 息苦しいほどの膨張した猛々しい異物で、あたしの胎内を貫く朱羽は、やがて薄く目を開けるとあたしに微笑んだ。

「あなたの中、すごく……熱い」

 汗ばんだ顔は艶めいて、色香に満ちている。

 彼はこうして深く繋がる度に、男の艶を強めていく。

「朱羽も……熱い」

 とろとろと蕩けているのはどこか。

「そんなに……欲しかった? きゅうきゅうして俺の離さないから、大変なんだけど」

 朱羽の上擦った声と熱い吐息が、顔にかかる。

「欲しかった。朱羽が欲しかった。とっても気持ちがいいの……」

「はは……。俺の彼女は、俺の理性壊すほどに、いやらしくて可愛いね」

 朱羽はあたしの唇にちゅっとリップ音をたててキスをすると、ゆっくりと腰を動かし始めた。

「はぅぅ……ん、ああっ」

「キツ……。あれだけしてもまだキツいのか、あなたの中は……」

 質量ある朱羽のがあたしの膣壁を擦り上げる度、ぞわぞわと鳥肌が立つほど気持ちがいい。

 出て行くのが無性に悲しくて、挿ってくると嬉しくてたまらない。

 やがてそれすらわからないほど、朱羽はあたしを揺さぶりながら早く律動し始めた。

「朱羽、朱羽、ああ、あああっ、気持ちいい、気持ちいい……っ」

「はっはっ、俺も気持ちがいい……なんでこんな……くっ」

 ひとつのリズムを刻んで、あたし達は揺れる。車体も揺れる。

 奥に向けて、猛る太い楔を容赦なく打ち込まれる。
 
「朱羽、そこ駄目、駄目なのっ」

「ん? ここ? ここがいいの?」

「違う、駄目、駄目ぇぇぇっ、変になっちゃう!」

「いい、よ……変になって? 俺に狂って、陽菜っ」

「あああああああんっ」

 快感の奔流に、朱羽の背中にあたしの指が食い込む。

 上り詰めようとすると、朱羽が減速する。

「駄目、まだイカせないよ。俺に車でこんなことをさせた、お仕置きだからっ」

「朱羽、朱羽っ、意地悪、朱羽っ、もっともっと動いてっ」

 律動は今にも力尽きて静止しそうなほどにゆっくりとなり、緩やかに奥を貫こうと力強い抽送に変わる。

「やぁぁんっ、やぁぁあん、それ、気持ちいいっ、朱羽っ」

「はっ、あなたの熱と蜜で、溶けそうっ」

 天井がないとはいえ、狭い空間の中で朱羽が動く度に肌と肌が滑り合う。それが朱羽の身体全体での愛撫のようで、胸の頂きが朱羽の身体に擦られて捏ねられて、たまらない。

 恥丘の黒い茂みも互いのが擦れ合って、それもまた快感になる。

 ああ、好きなひととひとつになるって、なんて素晴らしく気持ちがいいことなんだろう。

 細胞まで奮えるセックスが出来るのは、朱羽が相手だからだ。

 朱羽の胸に頬をすり寄せながら、時折キスをして、身体をこんなに密着させたままの結合が幸せでたまらない。

「朱羽、好き、好きっ」

 もっと溶け合いたいとぎゅっと抱きつけば、あたしの中を忙しく出入りする朱羽がさらに怒張してびくびくと脈動する。

「陽、菜っ」

 熱く掠れた朱羽の声。凶悪なそれで獰猛に大きく擦られながら、朱羽はあたしを抱きしめながら、あたしごと起き上がってシートに座った。

 景色が変わる。

 対面座位の形であたしの周囲が星に包まれた。
 
 沢山の星が見える綺麗な夜景の中で、朱羽に抱かれているこの悦びに打ち震えながら、空の果てに向かってあたしは手を伸ばす。

 今なら、朱羽に抱かれて朱羽に愛されている今なら、星を掴めそうな気がして。

 だけど伸ばした手は朱羽に指を絡められて握られる。

「俺は、ここにいるだろう?」

 彼が滴らせる雫は、夜空の光に煌めき、星の輝きとなる。

「うん。うん……あたしだけの星の王子様」

 どうかお願い、あたしにその輝きを見せ続けていて欲しい。

 永遠にあたしの傍で瞬いて欲しい。

「……俺だけの、星のお姫様だよ。陽菜、星を纏って……本当に綺麗だ」

 朱羽に眩しそうに見つめられて、あたしも星になれる?

 朱羽だけに光っていられる?

 上下に揺れるあたしの身体。

 下から打ち込まれる彼が、あたしの身体に火花を散らす。

 いつしか指を絡めて握り合ったのは両手となり、より強く繋ぎ合いながら、あたし達は煌めく星になる。

「陽菜っ」

 朱羽に呼ばれてあたしは朱羽を見下ろし、朱羽も一緒においでと口づけを交わす。

 あたしの足が朱羽の腰を締め付ける。
 
 朱羽の動きが激しくなり、あたしも自分で腰を振り、結合場所が熱くて蕩けていきそうだ。

 朱羽の香りが汗と入り交じり、淫らな匂いになっている。

 朱羽に触りたい。
 朱羽と溶け合いたい。

「朱羽……好き、好きっ」

 愛おしすぎて泣けてくる。
 なんでここまで朱羽が好きなんだろう。

「あたしを……離さないでっ」

 朱羽に向けた悲痛な叫びは、朱羽の唇で塞がれた。

「――…一生、離さない。陽菜が俺を離したくても、俺が離さないっ」

 朱羽がさらに猛る。

 あたしは夜空に向かって嬌声を上げた。

 好き。
 好き。

 身体の快楽に負けないほど、あたしは朱羽が好き。

 好きだからこんなに気持ちがいいの。

 好きだから――。


 ねぇ、朱羽も気持ちがいい?
 気持ちがいいほど、あたしを好きでいてくれている?

 あたしの好きが、どうか朱羽に届きますよう――。


 やがて見えてくる果て。

「あああああっ、朱羽、朱羽っ」

「陽菜、陽菜――っ」

 夜の帳が下りた星空の元、あたし達も同時に弾けて星となった。 
 
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