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第四章
ハーレムって怖い
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「ギャハハハハハハハハ!!!」
「笑いすぎだろクソジジイ!!」
「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
こいつと言いレデンと言い、なんでこんなに笑いやがる。
「つか、元はただのおっさんが、なんでジジイ口調なわけ?」
「人によるんじゃろ。ワシは精神年齢に引っ張られているからなんとなくこの方がしっくりくるんじゃよ」
「んな適当な……」
「そんなもんじゃろ」
そんなもんか。
「それよりお主、将来はどうするつもりなんじゃ?騎士団志望なら楽そうな部署に口利きしてやらんでもないぞ?」
「あーどうすっかなぁ」
最初はその辺にと思って高等学園まで来たけど、戦争あるって言うしさぁ。
それに今の便利屋みたいな生活が楽でしょうがねぇんだよね。
「まだあと二年あるから保留ってとこだわ」
「そうかい。ならワシからは何も言うまい。この世界には前世で言うとこのフリーターなんぞウジャウジャいるからの。ただ結婚する気があるなら就職先はかんがえたほうがいいぞ」
「はいはい。わーってますよ」
結婚ねー。
まず相手がいねぇや。
*****
気がつけばもう夕方。
いやあ語り合った語り合った。
この世界の面白い話やらハーレムメンバーの話やらを聞いたり、俺の体験談を話したりして、すっかり仲良くなれたと思う。
あれだ。
心の友ってこういう相手のことを言うんじゃねぇかな。
「んじゃそろそろお暇しますかね」
「わりーな。奢ってもらっちゃって」
「ま、またこうやってジジイの相手をしてくれ」
「はいよ。俺もまた話してぇしな。今度は酒でも飲もうや」
「ならいいところがあるぞ。いい地酒が置いてあってな」
夕暮れの道を二人で歩いていると、俺は何故か地面に押さえつけられ、ナイフを首に当てられていた。
俺は何を言ってるんだろうか。
「貴様、何者だ」
「いやそれ俺のセリフだから」
声を聞く限り、俺の上に乗っかって、腕を後ろ手に極めているのは女性のようだ。
「言い方を変えよう。ミリーさんに近づいて何をするつもりだ」
「…………ミリエラさーん?」
右側を見ると、当人は正座して汗を流してキョドっていた。
なんでだよ……。
「貴様、ミリーさんに何を言った」
「なんのことだかわからんが、俺は特に何も言ってねぇ。会って話したいと手紙に書いただけだ」
よくわからんが正直に話すことにした。
まあ嘘つくようなことは何もねぇしな。
「あのミリーさんが、それだけで男と話すことなぞありえん。嘘をつくならもっとマシな嘘をつけ」
「嘘じゃねぇ。なんならミリエラさんに言って、手紙を読ませてもらえ」
「もう読んだ。だが何もなかった。それがおかしい」
いつの間にか俺の前にもう一人の女性がしゃがんで、俺の頬に杖のような棒の先を当ててくる。
目が光ってない。
もう一度言おう。
目が光ってない。
「ミリエラさーん」
目だけを動かしてミリエラさんを見ると、土下座していた。
その背中には小柄な女性がちょこんと横座りしている。
その手には、体格に合わないどでかい槍。
その先はミリエラさんのケツに向けられていた。
ダメだ。
役に立たない。
というかわけがわからない。
「あー……その……えー……とです……ねぇ……。ワタクシ別にミリエラさんに対して何かしようなどとは微塵も思っていませんし、そんな実力も無いのでよろしければ開放していただけないでせうか」
「犯罪者は皆そう言うものだ」
「犯罪者呼ばわりかよ!」
「呼ばわりではない。ミリーさんを誑かす不届き者は犯罪者だ」
やっぱりだ。
多分こいつら、ミリエラさんのハーレムメンバーだ。
つまり、俺は浮気相手ってことか。
「ふざけんな。誰かあんなの好きになるか離せどけおmだだだだだだ!!!折れる折れる折れる折れる!!!ごめんなさい!離してください!俺は無実だ!」
「犯罪者はみんなそう言うよね」
「あのーなんか杖の先が光ってるんですけど。真っ赤なんですけど。何する気?それ俺の目の前にあるけど何する気?」
こいつらやべえよ。
ミリエラさんなんかガタガタ震えてるし。
よし。
ここは一つ穏便に済ますか。
「聞いてくれ」
「やだ」
「拒否する」
「聞いてください奇麗なお姉様方!」
「少しだけ聞いてやろう。速やかに話せ」
「私も聞いてあげる!お姉さんだから!」
チョロいなこの二人。
「俺は浮気相手じゃありません。俺はミリエラさんに相談されたんです。皆さんとの生活が大変だと。そして俺は皆さんのことを知らなかったから色々と皆さんの陰口を聞かされていただけなんですでも今皆さんに会えて気が変わりましたやはりミリエラさんを支えられるのはお姉様方だけですなので俺は帰っていいですか美しいお姉様方!」
「許す」
「はい、どうぞ」
「あざあす!!」
俺は開放された。
ミリエラさんが裏切り者を見るような目で俺を睨んでいるが、何故か口を開こうとはしていない。
なんとなくだが魔法で口を閉ざされているような気がする。
「ちなみにミリーさんはなんと言っていた?」
「え?えーあーそーれはー……ん?どうしましたミリエラさん。まるで自分で言うから黙れとばかりに睨んで。ですが、そういうことなら仕方ありませんね。というわけでお姉様方、俺はミリエラさんに好意はなくとも恩義はあるので、私から何も……。ただミリエラさんが何か言いたくてしょうがないようなので、彼女から聞くといいでしょう。では俺はこれで!さらば!」
グッバイ心の友。
来世もあるといいな。
にしてもなんちゅうメンバーなんだよ。
もれなくヤンデレズってありえねぇだろ。
ハーレムって怖いわー。
「笑いすぎだろクソジジイ!!」
「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
こいつと言いレデンと言い、なんでこんなに笑いやがる。
「つか、元はただのおっさんが、なんでジジイ口調なわけ?」
「人によるんじゃろ。ワシは精神年齢に引っ張られているからなんとなくこの方がしっくりくるんじゃよ」
「んな適当な……」
「そんなもんじゃろ」
そんなもんか。
「それよりお主、将来はどうするつもりなんじゃ?騎士団志望なら楽そうな部署に口利きしてやらんでもないぞ?」
「あーどうすっかなぁ」
最初はその辺にと思って高等学園まで来たけど、戦争あるって言うしさぁ。
それに今の便利屋みたいな生活が楽でしょうがねぇんだよね。
「まだあと二年あるから保留ってとこだわ」
「そうかい。ならワシからは何も言うまい。この世界には前世で言うとこのフリーターなんぞウジャウジャいるからの。ただ結婚する気があるなら就職先はかんがえたほうがいいぞ」
「はいはい。わーってますよ」
結婚ねー。
まず相手がいねぇや。
*****
気がつけばもう夕方。
いやあ語り合った語り合った。
この世界の面白い話やらハーレムメンバーの話やらを聞いたり、俺の体験談を話したりして、すっかり仲良くなれたと思う。
あれだ。
心の友ってこういう相手のことを言うんじゃねぇかな。
「んじゃそろそろお暇しますかね」
「わりーな。奢ってもらっちゃって」
「ま、またこうやってジジイの相手をしてくれ」
「はいよ。俺もまた話してぇしな。今度は酒でも飲もうや」
「ならいいところがあるぞ。いい地酒が置いてあってな」
夕暮れの道を二人で歩いていると、俺は何故か地面に押さえつけられ、ナイフを首に当てられていた。
俺は何を言ってるんだろうか。
「貴様、何者だ」
「いやそれ俺のセリフだから」
声を聞く限り、俺の上に乗っかって、腕を後ろ手に極めているのは女性のようだ。
「言い方を変えよう。ミリーさんに近づいて何をするつもりだ」
「…………ミリエラさーん?」
右側を見ると、当人は正座して汗を流してキョドっていた。
なんでだよ……。
「貴様、ミリーさんに何を言った」
「なんのことだかわからんが、俺は特に何も言ってねぇ。会って話したいと手紙に書いただけだ」
よくわからんが正直に話すことにした。
まあ嘘つくようなことは何もねぇしな。
「あのミリーさんが、それだけで男と話すことなぞありえん。嘘をつくならもっとマシな嘘をつけ」
「嘘じゃねぇ。なんならミリエラさんに言って、手紙を読ませてもらえ」
「もう読んだ。だが何もなかった。それがおかしい」
いつの間にか俺の前にもう一人の女性がしゃがんで、俺の頬に杖のような棒の先を当ててくる。
目が光ってない。
もう一度言おう。
目が光ってない。
「ミリエラさーん」
目だけを動かしてミリエラさんを見ると、土下座していた。
その背中には小柄な女性がちょこんと横座りしている。
その手には、体格に合わないどでかい槍。
その先はミリエラさんのケツに向けられていた。
ダメだ。
役に立たない。
というかわけがわからない。
「あー……その……えー……とです……ねぇ……。ワタクシ別にミリエラさんに対して何かしようなどとは微塵も思っていませんし、そんな実力も無いのでよろしければ開放していただけないでせうか」
「犯罪者は皆そう言うものだ」
「犯罪者呼ばわりかよ!」
「呼ばわりではない。ミリーさんを誑かす不届き者は犯罪者だ」
やっぱりだ。
多分こいつら、ミリエラさんのハーレムメンバーだ。
つまり、俺は浮気相手ってことか。
「ふざけんな。誰かあんなの好きになるか離せどけおmだだだだだだ!!!折れる折れる折れる折れる!!!ごめんなさい!離してください!俺は無実だ!」
「犯罪者はみんなそう言うよね」
「あのーなんか杖の先が光ってるんですけど。真っ赤なんですけど。何する気?それ俺の目の前にあるけど何する気?」
こいつらやべえよ。
ミリエラさんなんかガタガタ震えてるし。
よし。
ここは一つ穏便に済ますか。
「聞いてくれ」
「やだ」
「拒否する」
「聞いてください奇麗なお姉様方!」
「少しだけ聞いてやろう。速やかに話せ」
「私も聞いてあげる!お姉さんだから!」
チョロいなこの二人。
「俺は浮気相手じゃありません。俺はミリエラさんに相談されたんです。皆さんとの生活が大変だと。そして俺は皆さんのことを知らなかったから色々と皆さんの陰口を聞かされていただけなんですでも今皆さんに会えて気が変わりましたやはりミリエラさんを支えられるのはお姉様方だけですなので俺は帰っていいですか美しいお姉様方!」
「許す」
「はい、どうぞ」
「あざあす!!」
俺は開放された。
ミリエラさんが裏切り者を見るような目で俺を睨んでいるが、何故か口を開こうとはしていない。
なんとなくだが魔法で口を閉ざされているような気がする。
「ちなみにミリーさんはなんと言っていた?」
「え?えーあーそーれはー……ん?どうしましたミリエラさん。まるで自分で言うから黙れとばかりに睨んで。ですが、そういうことなら仕方ありませんね。というわけでお姉様方、俺はミリエラさんに好意はなくとも恩義はあるので、私から何も……。ただミリエラさんが何か言いたくてしょうがないようなので、彼女から聞くといいでしょう。では俺はこれで!さらば!」
グッバイ心の友。
来世もあるといいな。
にしてもなんちゅうメンバーなんだよ。
もれなくヤンデレズってありえねぇだろ。
ハーレムって怖いわー。
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