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第五章
鳥刺しって美味しいのよ
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「腹減った……」
現在深夜一時でござーい。
お母さんとお父さんは、俺の隣に簡易ベッドを借りて寝ている。
二人共、心配だからと泊まってるのに爆睡である。
まあ寝ていてもらえると非常に助かるんだけど。
俺は今、めちゃくちゃ腹が減っている。
理由は病院食が非常に少なかったからだ。
文句言ったら、いきなり固形物なんか入れたら死にますよ?とのことで。
そりゃ一年も動かしていなきゃそうかもしれないけど、回復促進のおかげか、やったら腹減ってしょうがねぇんだよね。
というわけで二人共寝静まってるのを確認する。
よしよし大爆睡だな。
俺は部屋から屋上に転移した。
「さっぶっ!つか冷たっ!」
今真冬だった!
異空間から毛皮のコートと靴下を出してさっさと装着。
あったけぇ。
…………だんだん疑問に思わなくなってきたけどおかしいよな。
なんで当たり前のように異空間から毛皮のコートなんて出てくるんだってか異空間自体を当たり前のように出している俺って何?
とか思いつつ、異空間から鉄板とドラゴンのブロック肉を出して……ってドラゴン?!
ドラゴンってあの鯨並みにデカくて、刺し身が美味いあの?!
刺し身ってなに??!!
あーやばい。
ちょっと考えるのやめよ。
腹減ってるから頭働かないわ。
当たり前のように鉄板出して、体温上昇魔法で温める。
真っ赤になった鉄板にブロック肉を置いて焼き始めながら、異空間から果実ジュースを出す。
塩胡椒振って…………考えたくないのに考えてしまう。
俺ってなんでこんなテキパキとできるんだよ!
いい感じに焼けてきたから、ひっくり返してって……。
「ホント俺に何があった……」
とか言ってる内に肉が焼けたので、異空間から……異空間便利すぎだろ……。
頭おかしくなりそうだわ。
混乱しつつ落ち着くとか意味わかんねぇよ……この肉美味え!
やっぱりドラゴンは最高だな。
明日は燻製……もう嫌だ……。
しかもなんか気持ち悪くなってきた。
顎も痛え。
アレだな。
医者の言うことは聞くもんだなと思いながら俺はトイレに転移した。
そして部屋に戻った。
こういう時は寝てしまえば何とかなる……気がする。
*****
「おーいアオ。しばらく寝るけど起こさんといてね。ってか多分起きないから」
「はあ。よくわからないですけど、こんな真っ昼間っから良いご身分ですね」
「お前ほんと口悪くなったな。まいーや。先生にも言っといてくれ。んじゃおやすみー」
何だこの女の子は。
つか何言ってんだ俺。
けどなんか身体が勝手に動いて勝手になんか喋ってるな。
そのまま俺はドアを開けてベッドに入った。
……変な夢だな。
何て言うんだっけっか……。
明晰夢?だっけ?
でも思うようには動かないから……なんだこれ。
なん……だ……こ……れ……
……………………
…………
……
*****
「なんだこれ……」
寝た気がしねぇ……。
意味わかんねぇ……。
しかもまだ外が暗いって朝五時かよ……。
でも目は完全に覚めてるな。
今から寝るのも……なぁ……。
まだお母さん達も寝てるし……。
うーん…………。
少し散歩するか。
身体強化を軽くかけてっと。
イメージはパワードスーツ的な。
こう筋肉をサポートする感じ。
いい感じだな。
「うーさぶっ」
毛皮を出して被ってっと。
さて散歩しながら少し考えるか。
とりあえず俺は一年ほど寝ていたのは確かだ。
その間に改造でもされたか、隠された俺の力が覚醒したか。
どっちも無いな。
なんでこんな普通に理解して使えてるのか説明がつかねぇ。
俺は前世では大魔法使いでその記憶が一部復活……三文小説に失礼だな。
うーん……。
わからん。
考えれば考えるほどわからん。
まあ使えるものは使えばいいか。
害は無さそうだしな。
丁度中庭に差し掛かったので、異空間からレジャーシートっぽい物を出して敷くと、寝っ転がった。
花梨達どうすっかなぁ。
だんだんあの時のことを思い出してきた。
あの時の花梨の顔は本当にヤバかった。
アレは完全に人を殺す時の目だった。
あんな目をこっちで見ていた……こっちで見ていたとはなぁっ!
こっちってなんなんだろうなぁっ!
恭介には一発殴らせて貰おう。
殴るくらい許されるはずだ。
そんで部屋から引きずり出してやる。
大体おばさん達もよくハーレム状態を止めさせなかったものだ。
まあまずは花梨に会って無事復活したことを見せてやらにゃね。
それからバイクの構造と車の構造を調べたりしないと。
揺れをなんとかしたいんだよなぁ。
……もう嫌だ。
なんでバイクの構造を調べないといけないのかわかるのに、そもそもの理由がわからん……。
どうなってんだ……。
頭痛くなってきた。
俺はレジャーシートを片付けて部屋に帰ることにした。
現在深夜一時でござーい。
お母さんとお父さんは、俺の隣に簡易ベッドを借りて寝ている。
二人共、心配だからと泊まってるのに爆睡である。
まあ寝ていてもらえると非常に助かるんだけど。
俺は今、めちゃくちゃ腹が減っている。
理由は病院食が非常に少なかったからだ。
文句言ったら、いきなり固形物なんか入れたら死にますよ?とのことで。
そりゃ一年も動かしていなきゃそうかもしれないけど、回復促進のおかげか、やったら腹減ってしょうがねぇんだよね。
というわけで二人共寝静まってるのを確認する。
よしよし大爆睡だな。
俺は部屋から屋上に転移した。
「さっぶっ!つか冷たっ!」
今真冬だった!
異空間から毛皮のコートと靴下を出してさっさと装着。
あったけぇ。
…………だんだん疑問に思わなくなってきたけどおかしいよな。
なんで当たり前のように異空間から毛皮のコートなんて出てくるんだってか異空間自体を当たり前のように出している俺って何?
とか思いつつ、異空間から鉄板とドラゴンのブロック肉を出して……ってドラゴン?!
ドラゴンってあの鯨並みにデカくて、刺し身が美味いあの?!
刺し身ってなに??!!
あーやばい。
ちょっと考えるのやめよ。
腹減ってるから頭働かないわ。
当たり前のように鉄板出して、体温上昇魔法で温める。
真っ赤になった鉄板にブロック肉を置いて焼き始めながら、異空間から果実ジュースを出す。
塩胡椒振って…………考えたくないのに考えてしまう。
俺ってなんでこんなテキパキとできるんだよ!
いい感じに焼けてきたから、ひっくり返してって……。
「ホント俺に何があった……」
とか言ってる内に肉が焼けたので、異空間から……異空間便利すぎだろ……。
頭おかしくなりそうだわ。
混乱しつつ落ち着くとか意味わかんねぇよ……この肉美味え!
やっぱりドラゴンは最高だな。
明日は燻製……もう嫌だ……。
しかもなんか気持ち悪くなってきた。
顎も痛え。
アレだな。
医者の言うことは聞くもんだなと思いながら俺はトイレに転移した。
そして部屋に戻った。
こういう時は寝てしまえば何とかなる……気がする。
*****
「おーいアオ。しばらく寝るけど起こさんといてね。ってか多分起きないから」
「はあ。よくわからないですけど、こんな真っ昼間っから良いご身分ですね」
「お前ほんと口悪くなったな。まいーや。先生にも言っといてくれ。んじゃおやすみー」
何だこの女の子は。
つか何言ってんだ俺。
けどなんか身体が勝手に動いて勝手になんか喋ってるな。
そのまま俺はドアを開けてベッドに入った。
……変な夢だな。
何て言うんだっけっか……。
明晰夢?だっけ?
でも思うようには動かないから……なんだこれ。
なん……だ……こ……れ……
……………………
…………
……
*****
「なんだこれ……」
寝た気がしねぇ……。
意味わかんねぇ……。
しかもまだ外が暗いって朝五時かよ……。
でも目は完全に覚めてるな。
今から寝るのも……なぁ……。
まだお母さん達も寝てるし……。
うーん…………。
少し散歩するか。
身体強化を軽くかけてっと。
イメージはパワードスーツ的な。
こう筋肉をサポートする感じ。
いい感じだな。
「うーさぶっ」
毛皮を出して被ってっと。
さて散歩しながら少し考えるか。
とりあえず俺は一年ほど寝ていたのは確かだ。
その間に改造でもされたか、隠された俺の力が覚醒したか。
どっちも無いな。
なんでこんな普通に理解して使えてるのか説明がつかねぇ。
俺は前世では大魔法使いでその記憶が一部復活……三文小説に失礼だな。
うーん……。
わからん。
考えれば考えるほどわからん。
まあ使えるものは使えばいいか。
害は無さそうだしな。
丁度中庭に差し掛かったので、異空間からレジャーシートっぽい物を出して敷くと、寝っ転がった。
花梨達どうすっかなぁ。
だんだんあの時のことを思い出してきた。
あの時の花梨の顔は本当にヤバかった。
アレは完全に人を殺す時の目だった。
あんな目をこっちで見ていた……こっちで見ていたとはなぁっ!
こっちってなんなんだろうなぁっ!
恭介には一発殴らせて貰おう。
殴るくらい許されるはずだ。
そんで部屋から引きずり出してやる。
大体おばさん達もよくハーレム状態を止めさせなかったものだ。
まあまずは花梨に会って無事復活したことを見せてやらにゃね。
それからバイクの構造と車の構造を調べたりしないと。
揺れをなんとかしたいんだよなぁ。
……もう嫌だ。
なんでバイクの構造を調べないといけないのかわかるのに、そもそもの理由がわからん……。
どうなってんだ……。
頭痛くなってきた。
俺はレジャーシートを片付けて部屋に帰ることにした。
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