ショタ兄さんの矯正

さきくさゆり

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 バイトを終えて家に帰ると、義弟の兄さんはリビングのテーブルにかじりついていた。

「ただいま」
「おかえりなさい。ちょっと待ってね」

 軽くこちらを見るとまたテーブルに視線を戻す。
 おそらく仕事残りでもやっているのだろう。
 私は兄さんの後ろを通って自室に行くと着ていた上着を適当に床にほっぽりベッドに置いてある室内着に着替えようとする。

「梅」

 と、いつのまにか私の足に兄さんがしがみついていた。

「終わったの?」
「当たり前でしょ」

 兄さんは私を見上げて労いながら手を伸ばしてきた。
 屈んで抱き上げると兄さんも私を短い腕で抱き返してくる。
 ほんと軽い。
 私の頬をくすぐりながら、鼻孔を刺激してくるサラサラのブロンドに手のひらを当てて感触を楽しんでいると、兄さんは私の耳元で囁いた。

「おかえり、梅」

 吐息交じりのソプラノが脳漿をかき乱す。
 脚が崩れるのに必死になって、自然と腕に力が入る。

「っぁ……ンッ……」

 兄さんは私の右耳に軽く吐息を当てながら、反対側を指でこねくり出した。
 耳輪に沿って上から下から指が動かされ、私はすぐに喉を鳴らしてしまう。

「ン、ぅふ……、ァ、ゥ……ンンっ」
「ただいまは?」
「た、ただ……ァッ、い……ま……フンッ……」

 くるくると耳の周りを指先で撫でられる。
 時折耳朶だとかを摘まれたり、軽く引っ張られらる度に私は立ったまま軽く達してしまう。

「梅。お風呂行こうか」
「……うん」

 震える脚を必死に動かして風呂場に向かう。

「ぁ……やっ……だ、め……ンンッ!」

 たったの数秒で辿り着く場所が、彼のせいでいつも遠い。

「ちょ、兄さん……ダメだって……ぁう……」

 歩いている間にも軟骨を押され、穴をほじられる。

「早く行かないとどんどん汚れるよ」
「な、ら……やめ……ひぅッッ……!」

 甘噛みされながらもなんとか脱衣所に到着。
 ようやく兄さんは私から降りた。

「はぁ……んっ……ぅぅ……」
「梅は本当に耳が弱いなぁ」

 ヘタリ込む私にそう言いながら一人で服を脱ぎ出す。

「誰のせいよ……」

 元々弱かったのは事実だけれど、この半年で私の耳は完全に性感帯へと変えられている。
 いや、耳だけじゃない。

「私の身体……あなたのせいでめちゃくちゃなんだから……」
「せいとはまた酷いなぁ。おかげと言って欲しいよ梅。僕のおかげで社会復帰出来るようになったんだから」
「……拒否権なんて無かった」
「当たり前でしょ。僕はあの頃の梅に、お淑やかで可憐で美しい梅に矯正するって決めたんだから」

 そう。
 私はこの見た目中学一年生みたいな少年に、心身共に矯正されている最中だ。

「それより早く脱いでよね」
「ひゃあっっっ」

 体型に合わない力であっという間に服を脱がされる。
 いつもいつもロマンチックさのかけらも無い。

「梅、入ろ」
「……うん」

 風呂場に椅子を縦に並べて、私は前に、兄さんは後ろに座った。
 いつもの定位置。
 すぐにひとりでにシャワーヘッドが浮かび上がって私の背後に回る。
 蛇口のハンドルが勝手に回り後ろで水の音がすると、兄さんが、私の背中を撫でながら耳元で口を開いた。

「……梅。そろそろ僕も我慢の限界なんだよね」
「な、にが……ンッ……ふぅ……ッ……」
「わかるでしょ? 僕のコレ……」

 そう言って背中にクチュクチュと当ててくるソレは、年齢に見合った大きさなのに、やたらと主張が激しい。

 私は手を伸ばして、兄さんのペニスを軽く撫ぜる。
 軽く跳ねて彼の体液が私の背中に少しかかった。

「こっち向いて」

 首だけを兄さんに向けると、すぐに唇を重ねてきた。
 舌を絡ませるだけで、私は軽く達してしまう。
 そうなるように彼に作り変えられている。
 兄さんの唾液が喉を通ると背筋が震える。
 兄さんの吐息の香りで脳内に電気が走る。
 そして私はまた達する。

 そういう風に。
 身体を。
 変えられた。

 そんな状態でも扱き続けると、兄さんは少し身体を震わせて、私の手と背中に射精した。
 射精しながら私の舌に強く吸い付く。

 ああ……。
 またこうして私は彼に変えられていくのだ。

 兄さんに。
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