不安

ありのまま

文字の大きさ
上 下
2 / 11
小学校時代

憂鬱

しおりを挟む
毎日同じことの繰り返し不安を抱きながら眠り憂鬱な朝が来る。
また泣き、連れて行かれ、引きずり降ろされ、いつもの同じ部屋。
そして泣き止み夕方また親が迎えに来る。
変わらず憂鬱な毎朝。
どうしたら行かなくていいかと考えて最初は連れて行かれる部屋に置いてある金属製の棚に頭を打ち付けた
打ち付けたと言ってもあざも出来ない程度にしか痛くてぶつけられなかった。
2日程しかしなかった。
それからは死にたいと言ったりもしたがもちろんそんな勇気はなく言うだけで終わった。
自分はそれでも毎朝必死に車にしがみつき抵抗していた。
無意味な抵抗だった。
そんな毎日がひと月程続いた。
(次話に続く)
しおりを挟む

処理中です...