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で僕達は、時間帯にも寄るのか、思ったよりも混雑してない受付カウンターの1つへと向かった。
美人な金髪エルフさんと、チャラ男風の真っ赤な長髪お兄さんと、ゴリマッチョ風な黒短髪の大きなオッさんと、元は美女だったと思われる茶髪ソバージュのぽっちゃりオバちゃんの4択だったので、アヤさんは迷わず金髪エルフさんのカウンターに並んでいた。
グッジョブ!アヤさん。
「これはアヤト様、お久しぶりでごさいます。今日は何か1つでもご依頼を受けて頂けるのでしょうか?」
「ああリューネ、久しぶり。悪いけど今日は仕事を受けに来たんじゃないんだ。実はこの子に身分証が欲しくてね」
「冒険者登録でごさいますか。では…こちらの書類にご記入下さいませ」
カウンターデスクを挟んで向かい合った僕達に、リューネさんはデスク下の引き出しから1枚の書類を取り出して見せた。
羽根ペンとインク壺と一緒に手渡され、アヤさんが受け取ると、ザッと目を通してから僕に冒険者登録の受付書類を渡してくれた。
「イツキ書ける?私が代筆してもいいんだけど、どうする?」
「自分で書きます」
僕はコクンと頷いてから何とか床に降ろして貰うと、アヤさんが差し出した羽根ペンを受け取ろうとしてよろめいた。
軽い貧血みたいな眩暈がしてアヤさんに支えられると、溜め息混じりに右手で再び抱き上げられ、左手で背中をポンポンされてしまった。
「取り敢えず私が書いておくから。ギルドカードを貰ったら、今日は大人しく帰ろう。いいね?」
書類には名前、年齢、性別、種族、職業を記入する欄があり、職業以外を書いてくれたアヤさんがそのままリューネさんに受付書類を渡してくれた。
「はい、不備などはございませんので書類を受理させて頂きます。ありがとうございました。カードが出来るまで暫く掛かりますので、どうかギルド内にてお待ち下さいませ。
ところでイツキさんにはギルドについての説明を如何なさいますか?
私から通常通りにご説明させて頂いても宜しいのでしょうか?」
「ありがとう、大丈夫だ。詳しい話は私から後でしておく」
「畏まりました。
ではイツキさん、ようこそ当ギルドへ。ご挨拶が遅くなりましたが、受付のリューネと申します。これからどうぞ宜しくお願い致しますね」
綺麗な金髪をサラリと揺らしてリューネさんか頭を下げるのを見て、僕も慌てて頭を下げた。
「イツキ、と言います。此方こそ宜しくお願いします」
アヤさんに抱っこされたままっていうのが酷く情け無かったけど、挨拶は大事なので、僕は人見知りを必死に抑え込んで何とか声を出した。
でも声が尻すぼみになってしまったのはご愛嬌…だと、思って、頂きたい。
ううぅ…
美人な金髪エルフさんと、チャラ男風の真っ赤な長髪お兄さんと、ゴリマッチョ風な黒短髪の大きなオッさんと、元は美女だったと思われる茶髪ソバージュのぽっちゃりオバちゃんの4択だったので、アヤさんは迷わず金髪エルフさんのカウンターに並んでいた。
グッジョブ!アヤさん。
「これはアヤト様、お久しぶりでごさいます。今日は何か1つでもご依頼を受けて頂けるのでしょうか?」
「ああリューネ、久しぶり。悪いけど今日は仕事を受けに来たんじゃないんだ。実はこの子に身分証が欲しくてね」
「冒険者登録でごさいますか。では…こちらの書類にご記入下さいませ」
カウンターデスクを挟んで向かい合った僕達に、リューネさんはデスク下の引き出しから1枚の書類を取り出して見せた。
羽根ペンとインク壺と一緒に手渡され、アヤさんが受け取ると、ザッと目を通してから僕に冒険者登録の受付書類を渡してくれた。
「イツキ書ける?私が代筆してもいいんだけど、どうする?」
「自分で書きます」
僕はコクンと頷いてから何とか床に降ろして貰うと、アヤさんが差し出した羽根ペンを受け取ろうとしてよろめいた。
軽い貧血みたいな眩暈がしてアヤさんに支えられると、溜め息混じりに右手で再び抱き上げられ、左手で背中をポンポンされてしまった。
「取り敢えず私が書いておくから。ギルドカードを貰ったら、今日は大人しく帰ろう。いいね?」
書類には名前、年齢、性別、種族、職業を記入する欄があり、職業以外を書いてくれたアヤさんがそのままリューネさんに受付書類を渡してくれた。
「はい、不備などはございませんので書類を受理させて頂きます。ありがとうございました。カードが出来るまで暫く掛かりますので、どうかギルド内にてお待ち下さいませ。
ところでイツキさんにはギルドについての説明を如何なさいますか?
私から通常通りにご説明させて頂いても宜しいのでしょうか?」
「ありがとう、大丈夫だ。詳しい話は私から後でしておく」
「畏まりました。
ではイツキさん、ようこそ当ギルドへ。ご挨拶が遅くなりましたが、受付のリューネと申します。これからどうぞ宜しくお願い致しますね」
綺麗な金髪をサラリと揺らしてリューネさんか頭を下げるのを見て、僕も慌てて頭を下げた。
「イツキ、と言います。此方こそ宜しくお願いします」
アヤさんに抱っこされたままっていうのが酷く情け無かったけど、挨拶は大事なので、僕は人見知りを必死に抑え込んで何とか声を出した。
でも声が尻すぼみになってしまったのはご愛嬌…だと、思って、頂きたい。
ううぅ…
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