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理解できない作り

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ゾンビを燃やしつつ下におり始めて今は地下3階。全く人と遭遇しない。というか叫び声も途絶えた。
「よくわからんが先に入った奴らはどこかに行ったみたいだな」
「確かに。どうも俺たちが先頭になったいだ」
行き倒れの人間も見ないしどうやらやられたりしたら追い出される方式になっているようだ。さながら水洗トイレ。流されてさようなら的なやつな。
少し進むと広い空間に出る。
下へ下りるゆるい坂が少し先にみえる。
「これ降りたら次は4階かー。少し飽きてきたしmpもあと少ししかないな」
「だなー。それにトイレにも行きたい」
「同感」
まったり話していて気づいたことがあった。
「クリーチャー出てこないな、ここ」
「いわゆるセーフゾーン何じゃないか?」
あまりにトイレに行きたくなったため思考を急回転される。
「途中退場できる通路が欲しいよな~」
「そんじゃつくっちまうか?」
俺はエアシューターみたいなものを思い浮かべながらここと地上が繋がるイメージを構築し魔法を発動させるために壁に手を当てた。
手を当てると同時に壁からもこっと非常停止ボタンみたいなでかい赤いスイッチが出現する。
「クリエイトマジック!ってな、なはははは」
そんでもって俺はボタンを押していた。
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