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「嘘?」
涼太郎が怪訝そうに眉を寄せた。
「あ、えっと。ごめんなさい。その、わたし稲富さんに嘘を付いたんです」
「それは分かってる。それで、その嘘ってのはどんなだい?」
「それは」
涼太郎が怒っているわけでもないのに、叱られた子供みたく小さくなっている涼音を、見兼ねた聡介は助け船を出すことにした。
「涼太郎、何を聞いても怒らないでやってほしい」
「それは、まあ、聡介が怒っていないなら俺がとやかく言うことでもないだろうさ」
言質さえとれば、涼音も多少は安心して話せるはずだ。顔色を窺うような上目遣いながらも、どうにか涼太郎を見た涼音が、おずおずと口を開いた。
「稲富さんと会った時に、名前を、その、偽ったんです」
「そういや、モデルの子は涼乃だ、って言ってたな」
首を捻る涼太郎。「でも、なんで?」
「わたし、お兄ちゃんについてもっと知りたくて。でも、話してくれないし。だから稲富さんと親しくなれば、話を聞けると思って……。でも、黙って会っていたから、お兄ちゃんに知れたら嫌われちゃうと思って、それで、名前を偽って近付いたんです。モデルの話を受けるついでにデートに誘って、さも好意があるふうにも見せかけて……」
最後の一言で、涼太郎は露骨に顔をしかめた。
「涼音、お前それは」
「怒ってやるな、涼太郎。片瀬さんは反省してるし、俺も許してる」
「いや、でもな。今のはさすがに」
「ごめんなさい」
「ねえ、涼音ちゃん」
俯いて小さくなる涼音に、園子が声をかけた。「ソー君のこと、好きじゃなかったの?」
「えっと、ですから。初めは好意があるふうに見せかけて」
「そうじゃなくて、ね。初めての話じゃなくて、何度か会ってみてどうだったかな、って話をしてるの。どうかな、好きじゃなかった?」
何かを確信しているらしい園子は、涼音の顔を覗き込んで訊く。すると涼音は、泣きそうな顔になって、ぽつりと呟いた。
「好き、でした。デートも、楽しみにしていて、でも、わたしが嘘つきだから、だから途中で終わっちゃって……」
「そっか」
満足した様子で頷く。「なら、それは嘘じゃないよ。涼音ちゃんの嘘は、名前だけ。だから、リョー君もあんまり怒らないであげてね」
「中学校も、偽って」
なおも白状し続ける涼音に、園子は呆れたふうに笑う。
「そんな嘘、たぶんどうでもいいよ」
柔和な笑みを、ふと収めた園子は少し困ったふうに眉を寄せて聡介を見た。
「ねえ。ソー君は、さ。涼音ちゃんのこと、振っちゃったの?」
その質問は、困る。涼音とは、付き合っていたわけでもなければ、彼女に告白されたわけでもないしもちろん聡介が告白したわけでもない。しかし、デートを通じて彼女の好意を感じた聡介が、こちらの気持ちを伝えたくて手を繋いだのは事実だし、最後に、去りゆくその手を取らなかったのも、また事実なのである。
聡介が返答に窮していると、涼音が代わりに答えた。
「関係をやり直そう、って提案してくれたんです。三水川中学の片瀬涼乃ではなくて、泉田中学の片瀬涼音として泉田高校を受けて入学してほしい、って。その時になったら、また改めて先輩って呼んでほしい、って。そうですよね?」
涼音は、こちらの意図を正確に読んでくれていた。それが嬉しくて、聡介は頬が緩むのを感じながら頷いた。
だのに、園子は納得がいかない様子で、ため息までついている。
「ソー君も涼音ちゃんも根が真面目というか、ちょっと面倒臭い性格してるよね。お互いに好き合ってるはずなのに、まるで好きになっちゃいけないとでも思ってるみたいな」
「そうですよ」
嬉しそうに頷く涼音。「稲富先輩に恋をした女の子は片瀬涼乃ですから、わたしは、改めて稲富さんの後輩になるその日までは、好きだなんて言っちゃいけないんです」
「まさかとは思うけど、ソー君も、そんなことを考えてるの?」
「まあ、似たようなものかな」
聡介が肩をすくめつつ言えば、園子は、処置無しとでも言いたげに大きくため息をついていた。
園子の主張は、聡介にも理解できる。関係をやり直すにしても、なにも来年の入学に拘る必要がないのは聡介とて分かっている。しかし聡介は、あの時それをこそ最善と信じて、立ち去ろうとする涼音に声をかけたのだ。して涼音も、それを望んでいる。聡介とて、寂しく思う気持ちがないではないが、しかしなればこそ急ぐべきでないと信じている。要するに、聡介は涼音との間にひとつの禍根も残したくないのだ。涼音に、聡介を騙していたことへの後ろめたさが残っていては、後々に彼女はもう一度離れて行ってしまう、そんな気がするから。節目が、彼女の中に巣くうそれを消してくれると信じた、聡介のこの心中を正しく言葉にするのは、難しい。
「まあ、二人で決めたことなら、わたしはとやかく言わないけど。そもそも、嘘まで付いて涼音ちゃんが聞きたかったリョー君の話、ってなに?」
「お兄ちゃん、話していても自分のこととなると殆ど話してくれないんです。それで、わたしのこと、疎ましく思ってるのかな、って。不安になって」
涼音が寂しそうに呟くと、園子は困った子供でも見るような顔で、涼太郎を一瞥した。
「リョー君、こう見えてけっこうヘタレだから」
ため息まじりに、毒づく。「せっかく出来た可愛い妹に嫌われたくなくて、当たり障りのないことしか話さなかったのよ。ね、リョー君?」
「もうちょい、言い方ってものが。なぁ園子。まだ怒ってるのか?」
「決まってるでしょ」
ぷい、とそっぽを向いて、にべもない。涼太郎がうなだれる。
「涼太郎も反省してるみたいだし、その辺で許してやったらどうだ?」
「イヤ。帰りにコンビニでプリンを買ってもらうまでは許してあげないもん」
それぐらいで許されるなら安いものだろう。きっと、もうほとんど怒っていないものとみた。涼太郎と園子が仲直りできて、それから、涼音の不安もすべてが杞憂だったとはっきりしたのであれば、これ以上は聡介と園子がこの場に留まる意味もないだろう。
「じゃあ、あとは兄妹水入らずで話しているといいよ」
物理講義室を後にしようとする聡介を見たなら、園子は少々不服そうな顔をした。
「あれ、それじゃわたしのプリン……」
「俺が買って、後で涼太郎に請求しておくから」
「じゃ、いいか」
意気揚々と、園子は教室を後にする。廊下に出たところで聡介が振り向けば、涼音は苦笑していたし涼太郎は肩をすくめていた。
聡介が扉を閉めようとしたところで、涼音が視線に気付いて微笑む。
「稲富さん、ありがとうございました」
聡介はかぶりを振る。涼音がどう思っているかはともかく、何かをしたなどと胸を張って言えるほどのことを、聡介は何一つしていない。せいぜい、涼乃を名乗った涼音に気持ち良く騙されたのと、彼女の付いた嘘を許しただけのことだ。
それでも頭を垂れた涼音の、濡れ羽色をした髪は床に届きそうな位置で静かに揺れた。九十度のお辞儀は、初めて会った時と同じ。あの時はまさしく初対面で、転ばせてしまった彼女の苗字すら聡介は知らなかった。
顔を上げた涼音は、春の陽だまりのように明るく、ふわりと笑う。
初夏は梅雨に差し掛かろうかという頃。窓外に曇天を見ておきながらも、今から春が待ち遠しくてたまらないのは、満開の桜の下で見る可愛い彼女の美しい笑顔を、聡介が想像しないではいられないからだ。
「それよりも、受験を頑張るんだよ」
「はい」
静かな放課後の物理講義室に、雨音を割って涼音の快活な声が響いた。
涼太郎が怪訝そうに眉を寄せた。
「あ、えっと。ごめんなさい。その、わたし稲富さんに嘘を付いたんです」
「それは分かってる。それで、その嘘ってのはどんなだい?」
「それは」
涼太郎が怒っているわけでもないのに、叱られた子供みたく小さくなっている涼音を、見兼ねた聡介は助け船を出すことにした。
「涼太郎、何を聞いても怒らないでやってほしい」
「それは、まあ、聡介が怒っていないなら俺がとやかく言うことでもないだろうさ」
言質さえとれば、涼音も多少は安心して話せるはずだ。顔色を窺うような上目遣いながらも、どうにか涼太郎を見た涼音が、おずおずと口を開いた。
「稲富さんと会った時に、名前を、その、偽ったんです」
「そういや、モデルの子は涼乃だ、って言ってたな」
首を捻る涼太郎。「でも、なんで?」
「わたし、お兄ちゃんについてもっと知りたくて。でも、話してくれないし。だから稲富さんと親しくなれば、話を聞けると思って……。でも、黙って会っていたから、お兄ちゃんに知れたら嫌われちゃうと思って、それで、名前を偽って近付いたんです。モデルの話を受けるついでにデートに誘って、さも好意があるふうにも見せかけて……」
最後の一言で、涼太郎は露骨に顔をしかめた。
「涼音、お前それは」
「怒ってやるな、涼太郎。片瀬さんは反省してるし、俺も許してる」
「いや、でもな。今のはさすがに」
「ごめんなさい」
「ねえ、涼音ちゃん」
俯いて小さくなる涼音に、園子が声をかけた。「ソー君のこと、好きじゃなかったの?」
「えっと、ですから。初めは好意があるふうに見せかけて」
「そうじゃなくて、ね。初めての話じゃなくて、何度か会ってみてどうだったかな、って話をしてるの。どうかな、好きじゃなかった?」
何かを確信しているらしい園子は、涼音の顔を覗き込んで訊く。すると涼音は、泣きそうな顔になって、ぽつりと呟いた。
「好き、でした。デートも、楽しみにしていて、でも、わたしが嘘つきだから、だから途中で終わっちゃって……」
「そっか」
満足した様子で頷く。「なら、それは嘘じゃないよ。涼音ちゃんの嘘は、名前だけ。だから、リョー君もあんまり怒らないであげてね」
「中学校も、偽って」
なおも白状し続ける涼音に、園子は呆れたふうに笑う。
「そんな嘘、たぶんどうでもいいよ」
柔和な笑みを、ふと収めた園子は少し困ったふうに眉を寄せて聡介を見た。
「ねえ。ソー君は、さ。涼音ちゃんのこと、振っちゃったの?」
その質問は、困る。涼音とは、付き合っていたわけでもなければ、彼女に告白されたわけでもないしもちろん聡介が告白したわけでもない。しかし、デートを通じて彼女の好意を感じた聡介が、こちらの気持ちを伝えたくて手を繋いだのは事実だし、最後に、去りゆくその手を取らなかったのも、また事実なのである。
聡介が返答に窮していると、涼音が代わりに答えた。
「関係をやり直そう、って提案してくれたんです。三水川中学の片瀬涼乃ではなくて、泉田中学の片瀬涼音として泉田高校を受けて入学してほしい、って。その時になったら、また改めて先輩って呼んでほしい、って。そうですよね?」
涼音は、こちらの意図を正確に読んでくれていた。それが嬉しくて、聡介は頬が緩むのを感じながら頷いた。
だのに、園子は納得がいかない様子で、ため息までついている。
「ソー君も涼音ちゃんも根が真面目というか、ちょっと面倒臭い性格してるよね。お互いに好き合ってるはずなのに、まるで好きになっちゃいけないとでも思ってるみたいな」
「そうですよ」
嬉しそうに頷く涼音。「稲富先輩に恋をした女の子は片瀬涼乃ですから、わたしは、改めて稲富さんの後輩になるその日までは、好きだなんて言っちゃいけないんです」
「まさかとは思うけど、ソー君も、そんなことを考えてるの?」
「まあ、似たようなものかな」
聡介が肩をすくめつつ言えば、園子は、処置無しとでも言いたげに大きくため息をついていた。
園子の主張は、聡介にも理解できる。関係をやり直すにしても、なにも来年の入学に拘る必要がないのは聡介とて分かっている。しかし聡介は、あの時それをこそ最善と信じて、立ち去ろうとする涼音に声をかけたのだ。して涼音も、それを望んでいる。聡介とて、寂しく思う気持ちがないではないが、しかしなればこそ急ぐべきでないと信じている。要するに、聡介は涼音との間にひとつの禍根も残したくないのだ。涼音に、聡介を騙していたことへの後ろめたさが残っていては、後々に彼女はもう一度離れて行ってしまう、そんな気がするから。節目が、彼女の中に巣くうそれを消してくれると信じた、聡介のこの心中を正しく言葉にするのは、難しい。
「まあ、二人で決めたことなら、わたしはとやかく言わないけど。そもそも、嘘まで付いて涼音ちゃんが聞きたかったリョー君の話、ってなに?」
「お兄ちゃん、話していても自分のこととなると殆ど話してくれないんです。それで、わたしのこと、疎ましく思ってるのかな、って。不安になって」
涼音が寂しそうに呟くと、園子は困った子供でも見るような顔で、涼太郎を一瞥した。
「リョー君、こう見えてけっこうヘタレだから」
ため息まじりに、毒づく。「せっかく出来た可愛い妹に嫌われたくなくて、当たり障りのないことしか話さなかったのよ。ね、リョー君?」
「もうちょい、言い方ってものが。なぁ園子。まだ怒ってるのか?」
「決まってるでしょ」
ぷい、とそっぽを向いて、にべもない。涼太郎がうなだれる。
「涼太郎も反省してるみたいだし、その辺で許してやったらどうだ?」
「イヤ。帰りにコンビニでプリンを買ってもらうまでは許してあげないもん」
それぐらいで許されるなら安いものだろう。きっと、もうほとんど怒っていないものとみた。涼太郎と園子が仲直りできて、それから、涼音の不安もすべてが杞憂だったとはっきりしたのであれば、これ以上は聡介と園子がこの場に留まる意味もないだろう。
「じゃあ、あとは兄妹水入らずで話しているといいよ」
物理講義室を後にしようとする聡介を見たなら、園子は少々不服そうな顔をした。
「あれ、それじゃわたしのプリン……」
「俺が買って、後で涼太郎に請求しておくから」
「じゃ、いいか」
意気揚々と、園子は教室を後にする。廊下に出たところで聡介が振り向けば、涼音は苦笑していたし涼太郎は肩をすくめていた。
聡介が扉を閉めようとしたところで、涼音が視線に気付いて微笑む。
「稲富さん、ありがとうございました」
聡介はかぶりを振る。涼音がどう思っているかはともかく、何かをしたなどと胸を張って言えるほどのことを、聡介は何一つしていない。せいぜい、涼乃を名乗った涼音に気持ち良く騙されたのと、彼女の付いた嘘を許しただけのことだ。
それでも頭を垂れた涼音の、濡れ羽色をした髪は床に届きそうな位置で静かに揺れた。九十度のお辞儀は、初めて会った時と同じ。あの時はまさしく初対面で、転ばせてしまった彼女の苗字すら聡介は知らなかった。
顔を上げた涼音は、春の陽だまりのように明るく、ふわりと笑う。
初夏は梅雨に差し掛かろうかという頃。窓外に曇天を見ておきながらも、今から春が待ち遠しくてたまらないのは、満開の桜の下で見る可愛い彼女の美しい笑顔を、聡介が想像しないではいられないからだ。
「それよりも、受験を頑張るんだよ」
「はい」
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