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ある夜の出来事
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金属バットの握りを持つ手が汗ですべってひどく気持ちが悪い。後から念入りに石鹸で手を洗っておこう。
目の前の現実から目を背けたくてそんなことを頭の片隅で考えながら、小松佑はバットをしっかり握りなおした。
「……ごめん、ごめん父さん……」
声には出さずに口の中だけで呟く。狙いを自分から少しずつ離れていこうと這いずっている父親……小松透の上半身に定める。
廊下の暖色の照明に照らされた外出用の真っ白なシャツはところどころ裂け、何度も殴られて漏れ出した鮮やかなピンク色の液体で汚れている。
袖口とシャツの破れたところからのぞいているのは本物と見分けのつかない人工の皮膚と筋肉、それから複雑な配線まみれの頑丈そうな金属製の骨格だった。
(逃がしちゃダメだ……早く機能停止させないと)
最近短く切ったばかりの髪が乱れるのもかまわずに佑は構えたバットを振り上げかけ、はいている白いズボンの後ろのポケットに入っている緊急時に使う鉄串に似た器具のことを思い出す。
そうだ、たしか真木さんが「これを使うのは本当に自分の身が危なくなった時だけ」と言っていたが、この際かまうもんか。
そう考えたら体が自然に動いた。構えたバットで透の頭部をさらに殴る。もう殴りすぎてべこべこに歪んできている。これだけ殴っても壊せないのだから、かなり頑丈な構造なんだろう。別の方法を考えるか……?
(いや、時間がない。もうすぐ母さんが帰ってくる)
佑は自分の左の手首にはめている銀色の腕時計の文字盤をちらっと見る。さっき噛まれた手の甲の傷口からまだ血が出ていていて痛い。
(どこかに開けるところとか、なにかスイッチとかないのか)
なお逃げようともがく透の上半身を上から体重をかけて動かないように押さえつける。
頭部に生えた白髪の混じった七三分けに整えられた黒髪がぐちゃぐちゃに乱れ、他と同じようにピンク色の液体が出ていた。その下の人工皮膚も裂けて中の金属部分が照明で鈍く光っている。
(あれは……)
とめどなく流れる液体を払いながら指先で探っていると、へこみというか妙に引っかかる部分があった。佑は急いでそこをぐっと強く押してみる。
何が手のひらの下で開く気配がした。片手の握りこぶし大の穴が開き、中に薄い赤紫色で無数の皺のあるものが見える。佑はすかさずズボンのポケットから器具を取り出して突き立てる。途端にびくり、と背中をくの字にのけ反らせるようにして透の体が大きく痙攣し、動きを止めた。
*
「いやー……これはずいぶん苦労したみたいだね。1人で大丈夫だったかな、怪我とかしてないかい?」
佑があの後、震えがまだおさまらない手で携帯から電話をかけると父の友人でRUJ(ロッサム・ユニバーサル・ジャパン)に勤めている真木友彦はすぐに家まで来てくれた。年齢は50代後半、とても神経質そうな印象の痩せた人だった。
ほとんど滅多打ちに近い状態で完全に機能停止している透と廊下を汚しているピンク色のペンキをぶちまけたような生体部品維持用疑似血液……通称ピンクブラッドの痕を真木が目で追う。そういえば下半身がない。
「え、と、佑くんだったかな?お父さんの下半分がないみたいなんだけど。どこだい?」
「あ……それなんですけど、もみ合った時にその、階段から落ちてしまって。まだあると思います」
「じゃあ、さっさと片付けてしまおう。お母さんがまだ帰って来てなくて本当によかった」
真木はそう言うと着ているカーキ色のジャケットの胸ポケットからゴルフボールほどの大きさの黒い球を取り出して床に向かって落とした。球が床に当たると同時にあっという間にふくらみ、人1人が入れそうな長方形の箱になる。
真木はまず足下にある上半身を両手で抱えあげ、箱に入れる。続いてピンクブラッドの痕をたどって階段下から下半身を探してくると同じように箱にしまった。
「これでよし。あとはウチで原因を調べてみるよ。ああそうだった、君の手のケガも治さないと。ほら出して」
そう言われて佑が左手を出すと、今度はジャケットの裾ポケットから500円玉サイズの万能薬を染みこませた白いシールを取り出して手の甲に貼ってくれた。
「……すみません、ぼく、僕、父さんをこ、殺すつもりなんて」
「大丈夫、佑くんは……悪くない」
動揺して言葉につまる佑の肩を真木が励ますようにたたく。遠くで玄関のドアを開ける音がした。
「お母さんが帰ってきたみたいだね佑くん。僕はこのままそっとお暇するよ、後から連絡するから」
真木は佑の父親を収めた黒い箱をボールの形に戻してジャケットにしまうと、そう言い残して足早に裏口に向かっていった。
1人残された佑は重い足を引きずってリビングルームに向かう。頭の中にはまだ、先ほどの透が廊下を這って逃げていた光景が焼きついていて消えない。
「ただいま~。佑、いないの?」
母親の小松亜紀が佑の名を呼びながら探している気配がする。佑はリビングのドアを開けて中に入った。
ショートカットにした黒髪の先にゆるく巻きをかけた亜紀が疲れた様子でリビングの自分の席に座っている。佑を見つけると笑顔になって手を振った。
「おかえり……母さん。今日は早かったね」
「そう?ああそうだ、お父さん呼んできてくれない?お祝いのケーキ買ってきたから」
「お祝いって何の?」
「ほら、今日でお父さんが家に戻ってきてちょうど1週間経ったから」
佑は亜紀のその言葉に思考が停止しそうになる。父さんはさっき真木さんが回収していってしまったのだ。ここは……適当にごまかすしかない。
「そうだったっけ、じゃあ呼んでくるね。ちょっと待ってて」
「急がなくてもいいからね」
佑は首を縦に振ると、リビングルームから廊下に飛び出した。階段をかけ上がり、透の部屋まで行って中に入り鍵をかける。ズボンから携帯を急いで取り出すと真木に電話をかけた。
「まっ……ま、真木さん今すぐ父の修理って出来ますか」
『えっ佑くん?急にどうしたんだい』
佑は真木に早口で事情を説明するが、焦るあまり口が上手く回らない。
『うーん……状況はだいたい分かった。けど今から徹夜で修理してもどれくらいかかるか検討つかないな、なにせ肝心の脳が君が打ちこんだ器具で強制的に停止してるからね」
「そ、そこをなんとか。母さんに本当のことを言ったら僕たぶん……殺されます」
佑の携帯を持つ手が再び震えはじめる。すると電話ごしの真木がこう言った。
『じゃあ……今から僕がお母さんに電話で連絡しようか。もちろんお父さんのことは誤魔化すけれどね。佑くんは適当に合わせてくれればいいよ』
「……わ、わかりました。理由はどうしますか?」
佑が尋ねると真木はしばらく考えてから『急な仕事が入ってRUJに行ってるから、しばらく帰って来れない……とかはどうかな』と提案してきた。
「それなら大丈夫……だと思います。すみませんこんな時間に」
『いいや別に構わないよ。君のお父さんとは一緒に働いていた仲だからね、また何か困ったことがあったらいつでも連絡しておいで』
佑は真木に何度も礼を言って通話を切った。透の部屋を出てリビングに向かう。佑がドアを開けると甘い香りが鼻をくすぐる。
テーブルに引かれたミント色のクロスと亜紀が作った手作りの料理の皿がいくつか、クロスの中央には一回り大きな皿に置かれた色とりどりのケーキが乗っている。
「ごめん母さん、遅くなって」
「……ああ佑、今お父さんのお友達の真木さんから連絡があってね。お父さん仕事でRUJに泊まりこむからしばらく帰って来れないって。残念ね、せっかく準備したのに」
暗い青色のスーツに真っ白なエプロン姿の亜紀の残念そうな顔を見て佑は心が痛んだが、真木と一緒に用意した嘘をつきとおすために本当のことを言いそうになるのをぐっと我慢した。
「…………仕方ないよ、父さんのことだし。それより夕食食べよう、冷めちゃうよ」
「そうね。じゃあいただきましょうか」
2人で手を合わせて夕食を食べ始める。父親が抜けた食卓はどこか寂しげで、佑はうつむきながらただ食べることに集中した。そうでもしないと乗り切れそうにない。
「どう、それ美味しい?」
「うん。とっても」
亜紀が佑の皿に分けられたミント入りポテトサラダとツナとみじん切りの玉ねぎをあえて挟んだサンドイッチを手にしたフォークで示す。どちらも父親の好きな料理だった。
「……これ、父さん大好きだもんね。写真撮っていいかな、後からLETTERS(レターズ)で送りたいから」
亜紀に了承をとると佑は自分の携帯でカメラを起動し、皿に乗ったサンドイッチを数枚撮った。
目の前の現実から目を背けたくてそんなことを頭の片隅で考えながら、小松佑はバットをしっかり握りなおした。
「……ごめん、ごめん父さん……」
声には出さずに口の中だけで呟く。狙いを自分から少しずつ離れていこうと這いずっている父親……小松透の上半身に定める。
廊下の暖色の照明に照らされた外出用の真っ白なシャツはところどころ裂け、何度も殴られて漏れ出した鮮やかなピンク色の液体で汚れている。
袖口とシャツの破れたところからのぞいているのは本物と見分けのつかない人工の皮膚と筋肉、それから複雑な配線まみれの頑丈そうな金属製の骨格だった。
(逃がしちゃダメだ……早く機能停止させないと)
最近短く切ったばかりの髪が乱れるのもかまわずに佑は構えたバットを振り上げかけ、はいている白いズボンの後ろのポケットに入っている緊急時に使う鉄串に似た器具のことを思い出す。
そうだ、たしか真木さんが「これを使うのは本当に自分の身が危なくなった時だけ」と言っていたが、この際かまうもんか。
そう考えたら体が自然に動いた。構えたバットで透の頭部をさらに殴る。もう殴りすぎてべこべこに歪んできている。これだけ殴っても壊せないのだから、かなり頑丈な構造なんだろう。別の方法を考えるか……?
(いや、時間がない。もうすぐ母さんが帰ってくる)
佑は自分の左の手首にはめている銀色の腕時計の文字盤をちらっと見る。さっき噛まれた手の甲の傷口からまだ血が出ていていて痛い。
(どこかに開けるところとか、なにかスイッチとかないのか)
なお逃げようともがく透の上半身を上から体重をかけて動かないように押さえつける。
頭部に生えた白髪の混じった七三分けに整えられた黒髪がぐちゃぐちゃに乱れ、他と同じようにピンク色の液体が出ていた。その下の人工皮膚も裂けて中の金属部分が照明で鈍く光っている。
(あれは……)
とめどなく流れる液体を払いながら指先で探っていると、へこみというか妙に引っかかる部分があった。佑は急いでそこをぐっと強く押してみる。
何が手のひらの下で開く気配がした。片手の握りこぶし大の穴が開き、中に薄い赤紫色で無数の皺のあるものが見える。佑はすかさずズボンのポケットから器具を取り出して突き立てる。途端にびくり、と背中をくの字にのけ反らせるようにして透の体が大きく痙攣し、動きを止めた。
*
「いやー……これはずいぶん苦労したみたいだね。1人で大丈夫だったかな、怪我とかしてないかい?」
佑があの後、震えがまだおさまらない手で携帯から電話をかけると父の友人でRUJ(ロッサム・ユニバーサル・ジャパン)に勤めている真木友彦はすぐに家まで来てくれた。年齢は50代後半、とても神経質そうな印象の痩せた人だった。
ほとんど滅多打ちに近い状態で完全に機能停止している透と廊下を汚しているピンク色のペンキをぶちまけたような生体部品維持用疑似血液……通称ピンクブラッドの痕を真木が目で追う。そういえば下半身がない。
「え、と、佑くんだったかな?お父さんの下半分がないみたいなんだけど。どこだい?」
「あ……それなんですけど、もみ合った時にその、階段から落ちてしまって。まだあると思います」
「じゃあ、さっさと片付けてしまおう。お母さんがまだ帰って来てなくて本当によかった」
真木はそう言うと着ているカーキ色のジャケットの胸ポケットからゴルフボールほどの大きさの黒い球を取り出して床に向かって落とした。球が床に当たると同時にあっという間にふくらみ、人1人が入れそうな長方形の箱になる。
真木はまず足下にある上半身を両手で抱えあげ、箱に入れる。続いてピンクブラッドの痕をたどって階段下から下半身を探してくると同じように箱にしまった。
「これでよし。あとはウチで原因を調べてみるよ。ああそうだった、君の手のケガも治さないと。ほら出して」
そう言われて佑が左手を出すと、今度はジャケットの裾ポケットから500円玉サイズの万能薬を染みこませた白いシールを取り出して手の甲に貼ってくれた。
「……すみません、ぼく、僕、父さんをこ、殺すつもりなんて」
「大丈夫、佑くんは……悪くない」
動揺して言葉につまる佑の肩を真木が励ますようにたたく。遠くで玄関のドアを開ける音がした。
「お母さんが帰ってきたみたいだね佑くん。僕はこのままそっとお暇するよ、後から連絡するから」
真木は佑の父親を収めた黒い箱をボールの形に戻してジャケットにしまうと、そう言い残して足早に裏口に向かっていった。
1人残された佑は重い足を引きずってリビングルームに向かう。頭の中にはまだ、先ほどの透が廊下を這って逃げていた光景が焼きついていて消えない。
「ただいま~。佑、いないの?」
母親の小松亜紀が佑の名を呼びながら探している気配がする。佑はリビングのドアを開けて中に入った。
ショートカットにした黒髪の先にゆるく巻きをかけた亜紀が疲れた様子でリビングの自分の席に座っている。佑を見つけると笑顔になって手を振った。
「おかえり……母さん。今日は早かったね」
「そう?ああそうだ、お父さん呼んできてくれない?お祝いのケーキ買ってきたから」
「お祝いって何の?」
「ほら、今日でお父さんが家に戻ってきてちょうど1週間経ったから」
佑は亜紀のその言葉に思考が停止しそうになる。父さんはさっき真木さんが回収していってしまったのだ。ここは……適当にごまかすしかない。
「そうだったっけ、じゃあ呼んでくるね。ちょっと待ってて」
「急がなくてもいいからね」
佑は首を縦に振ると、リビングルームから廊下に飛び出した。階段をかけ上がり、透の部屋まで行って中に入り鍵をかける。ズボンから携帯を急いで取り出すと真木に電話をかけた。
「まっ……ま、真木さん今すぐ父の修理って出来ますか」
『えっ佑くん?急にどうしたんだい』
佑は真木に早口で事情を説明するが、焦るあまり口が上手く回らない。
『うーん……状況はだいたい分かった。けど今から徹夜で修理してもどれくらいかかるか検討つかないな、なにせ肝心の脳が君が打ちこんだ器具で強制的に停止してるからね」
「そ、そこをなんとか。母さんに本当のことを言ったら僕たぶん……殺されます」
佑の携帯を持つ手が再び震えはじめる。すると電話ごしの真木がこう言った。
『じゃあ……今から僕がお母さんに電話で連絡しようか。もちろんお父さんのことは誤魔化すけれどね。佑くんは適当に合わせてくれればいいよ』
「……わ、わかりました。理由はどうしますか?」
佑が尋ねると真木はしばらく考えてから『急な仕事が入ってRUJに行ってるから、しばらく帰って来れない……とかはどうかな』と提案してきた。
「それなら大丈夫……だと思います。すみませんこんな時間に」
『いいや別に構わないよ。君のお父さんとは一緒に働いていた仲だからね、また何か困ったことがあったらいつでも連絡しておいで』
佑は真木に何度も礼を言って通話を切った。透の部屋を出てリビングに向かう。佑がドアを開けると甘い香りが鼻をくすぐる。
テーブルに引かれたミント色のクロスと亜紀が作った手作りの料理の皿がいくつか、クロスの中央には一回り大きな皿に置かれた色とりどりのケーキが乗っている。
「ごめん母さん、遅くなって」
「……ああ佑、今お父さんのお友達の真木さんから連絡があってね。お父さん仕事でRUJに泊まりこむからしばらく帰って来れないって。残念ね、せっかく準備したのに」
暗い青色のスーツに真っ白なエプロン姿の亜紀の残念そうな顔を見て佑は心が痛んだが、真木と一緒に用意した嘘をつきとおすために本当のことを言いそうになるのをぐっと我慢した。
「…………仕方ないよ、父さんのことだし。それより夕食食べよう、冷めちゃうよ」
「そうね。じゃあいただきましょうか」
2人で手を合わせて夕食を食べ始める。父親が抜けた食卓はどこか寂しげで、佑はうつむきながらただ食べることに集中した。そうでもしないと乗り切れそうにない。
「どう、それ美味しい?」
「うん。とっても」
亜紀が佑の皿に分けられたミント入りポテトサラダとツナとみじん切りの玉ねぎをあえて挟んだサンドイッチを手にしたフォークで示す。どちらも父親の好きな料理だった。
「……これ、父さん大好きだもんね。写真撮っていいかな、後からLETTERS(レターズ)で送りたいから」
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