MMOのあるある話

新たな旅立ち

ミスぽちからの始まり

「ど、こ、に、し、よ、う、か、なー」

眠い目をこすりギルド一覧をながめながら、私ことポニーは次に行くギルドを探していた。

深夜というかもう既に3時近い。。

「あっ！」

活動限界ギリギリだった私の手がっ！

画面を触ってしまったと思ったらすでにギルド【翔】に加入している。

どうやら寝ぼけて一括申請のボタンをポチしてしまったみたい。

((((;°Д°;))))ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

どうしようよりにもよって【翔】に入っちゃうなんて。

このギルド【翔】は現在のこのサーバーではトップギルドなのだ。

私が前にいたギルドはランカーは何人かいるものの、人数も少ない小さなギルドだった。

戦力も低い私がそんなトップギルドにはいるなんて、恐れ多くて眠気も吹っ飛んでしまった。


・ポニー     《すいません、間違えました》


すかさず、ギルドチャットで謝罪をする。


・ロナウド  《らっしゃーせぇー》

・つばさ      《こんばんは、ポニーさんよろしくお願いします♪》


私のチャットと同時に歓迎の挨拶がギルチャに流れる。


・ポニー      《すいません、一括申請してしまいました。ポチミスです(；A；)》

・つばさ      《どこか決まってたんですか？》

・ポニー      《いえ、決まってないです。前のギルドで疲れてしまって出たので探してる最中です。》

・ロナウド   《ゆっくりしてきなー》

・つばさ        《次が決まるまで遊んでってください♪》

・ポニー         《優しい(；A；)サブマスしてたのですが、いろいろ疲れちゃったので優しさが染みます。。》

・ロナウド      《ゆっくり癒されてけばいいよー》


前のギルドでサブマスだった私はいろいろ考えすぎて幹部と衝突したり、頑張ることに疲れ果てていたので2人の言葉が嬉しくて少しの間【翔】でお世話になる事を決めた瞬間だった。