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1章 異世界のようです。
ダンジョンオープン?
しおりを挟む「うん、オープンできたって」
「うむ、では我と羅刹でダンジョン内を確認してこよう。良いか?羅刹」
「はい。マスターが行く前に確認した方がいいでしょう。ついでに入り口周辺も確認したいのですが、ダンジョンから出たらダメでしょうか?」
「ん?ノエルと羅刹、リリスは大丈夫だよ!もうリナの従魔になってるから![始まりのダンジョン]の行きたい階層を念じながらドアを開けたら行きたいところに行けるよー」
「大丈夫なのね?じゃあ、周辺の確認もお願いね」
「はい、では行って参ります」
「行ってくる」
ということでノエルと羅刹にダンジョンと外の様子を確認してもらうことにして、私はリリスとリオンとコントロール室からダンジョン内をモニターしとこう。
「リオン、ダンジョンの中をモニターするのってどうやるの?」
「えっとー!あ!あそこ、真ん中の机にあるパソコンみたいなやつで操作できるよ!」
「あーこれね」
コントロール室にあるソファーで話をしていたので真ん中の机に移動する。
パソコンみたいなやつって、もうこれパソコンだよね?
モニターが3つにマウスがついて、キーボードは無いけどパソコンそのものって感じだ。
モニターの前にある棒が立ってる謎の装置もあるけど…
試しにマウスを動かしてみるとモニターがパッと明るくなる。
「あ、ついた。ここからどうすれば良いの?」
「アイコンが1つだけないかな!?モニターってやつ!」
「あるよ、これ?」
カチカチっとダブルクリックしてみる。
何も言われてないのに…クセって怖い…。
すると、パッとモニターに映る画面が変わり何かの映像が流れる。
「それが今の[始まりのダンジョン]の中だよ!真ん中のモニターに色々なメニューがあるんだ!」
「本当だ何か色々あるね」
「うん!映す画面の切り替えとか1つのモニターに何ヵ所もの映像を映すのとかもできるよ!右側にダンジョン名が出てるでしょ?この後、ダンジョンが増えていくとここに名前が増えるよ!」
「そうなんだ。今は[始まりのダンジョン]だけだね」
「うん!メインの画面に選択している映像はその黒いバーを倒す方向に映す場所も変わって行くから自由に見れるよ!画面の番号は左上にあるから、真ん中のモニターで選択してね!」
大体の説明を受け、壁にかかってるモニターの両サイドのものに16分割で36個映せるように設定する。
真ん中はメインに選択している映像にした。
とりあえず、左のモニターは消しといてあと2つの
モニターでノエルたちを探すも見つけられず…
そうこうしている内にコントロール室に戻ってきてしまった。
「只今、戻りました」
「戻ったぞ」
そう言いながら入ってくる。
「お帰りー、思ったより早かったね」
「特に問題になりそうな所は無かったからな」
「はい、特に脅威になりそうな気配もありませんでした」
「そっか、ありがとう。じゃあ、あとはお客さんをまつだけだね!」
「そうだね!早く誰か見つけてくれると良いね!」
そんな感じでダンジョンオープン1日目は特に侵入者もなく平和に過ぎていった。
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