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1話 光風
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宇佐美悠はその男をよく知らなかった。
同級生だと男は言ったが、宇佐美の記憶の限りでは、男とまともな会話を交わしたのは今日が初めてだった。同じクラスになったこともない。そんな見ず知らずの人物が突然話しかけてきたものだから驚いて思考を停止してしまったのは無理もなく、その間何やら早口で告げられた男の言葉は一つとして宇佐美の耳に届かなかった。
西日が射し込む教室には二人以外の姿はない。スピーカーから流れた下校を促す放送を合図に、宇佐美はようやく自分が忘れ物を取りに教室に戻ってきたことを思い出した。
「あー……ごめん、おれ、急いでるから……」
呟いて早々に立ち去ろうとしたのは偏に、男の挙動が怪しかったからだ。分厚いレンズの向こう側の目は上下左右に落ち着きなく動き、頬は上気し、心なしか鼻息も荒い。明らかに普通ではない。
「話があるならまた今度……」
ロッカーから体操服の入った巾着袋を取り出し、それを乱暴に鞄に押し込みながら男に背を向ける──否、向けようとしたが、しかしそれは叶わなかった。
すとん、と。全身から一瞬にして力が抜ける。無意識のうちに、宇佐美は床に両手をついて座り込んでいた。
「……ぁ、え……?」
心臓が煩いくらいに跳ね上がる。体は瞬く間に内側から熱を持ち、けれども冷たいままの指先にぽたりと落ちたそれが自分の涎だと気付いた時、宇佐美は初めて、自分は今男に『命令』されたのだと知った。
自分の体が自分のものではなくなったような感覚。顔を上げようにも上げられず、宇佐美はただひたすらに、はくはくと短く詰まった呼吸を繰り返すことしか出来ない。
「は、はは……本当だったんだ……」
上擦った声が頭上で響く。床についた手に男の影が落ちる。
「宇佐美くん……本当に『Sub』だったんだ……!」
《Look》と命じられてようやっと視線を動かしたその先で、男が制服のズボンと下着を一緒くたに下ろして性器を取り出した瞬間、心の底から自分のダイナミクスを呪った。
「る、《Look》! Look、Look、Look!!」
頭は割れるように痛いのに、ぐわんぐわんと視界が揺れて気持ち悪くて仕方がないのに、それでも目を閉じることが出来ない。目の前の男から目を逸らせない。宇佐美の中のSubとしての本能が、男の自分本位で乱暴なコマンドに従うことを強く望んでいる。
性急な手つきで男が自分の性器を扱く。それから暫く、「……ふぅ」と一息ついた男は腹につきそうなほど聳り立つそれを宇佐美に見せつけるように立ち、それから一言、静かに言い放った。
──《Lick》。
「……おぇ」
体を襲った吐き気と駅のトイレで格闘すること早数十分。必死の健闘も虚しく便器に溜まるのは唾液ばかりで、今朝食べたものも、胃液の一滴すら吐き出せないでいる。腹の底に沈澱する漠然とした不快感。恐らく、トイレに駆け込むまで乗っていた満員電車の中で、どこぞのDomが無意識に放ったグレアが原因だろう。宇佐美は涎が伝う顎を拭いながら、「クソやろー……」と弱く呟いた。
鞄から抑制剤と水筒を引っ張り出し、錠剤を一粒麦茶で流し込む。サブドロップに陥りかけた体がたったそれだけで調子を取り戻すとは到底思えないが、それでも飲まないよりかは幾らか気分はマシになる。呼吸を落ち着かせるように深く吸った息を吐き出したのを最後に、宇佐美はトイレを後にし、高校の最寄駅まで向かうこれまた満員の電車へと乗り込んだ。
──今の宇佐美さんに必要なのはより強力な抑制剤じゃない、信頼できるDomとのプレイです。一緒にパートナーを探しましょう。診療所と提携しているセンターをいくつか紹介しますので、近いうちに……。
中学二年生の頃からおよそ三年間、定期検診を目的に通い続けているダイナミクスを専門に診る診療所の医師は言った。その日、宇佐美は効力が薄れてきているように感じた抑制剤に代わるものを処方してもらおうとしていたのだが、返ってきたのは宇佐美の体を案じる言葉と、困ったような眼差しだけだった。
対して、宇佐美は「はあ」と頷いたが形だけで、それまで服用していた抑制剤と同じものを処方すると明示された処方箋と共に渡された『政府が用意したDom/Subのマッチング、プレイを目的とした施設』への案内用紙は、内容を確認しないままくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てた。一ヶ月以上前の話だ。
最寄駅から高校に続く通学路を歩いている間に胃の不快感はなくなったが、代わりに、ここ最近は毎日のように感じている頭の痛みが主張し始める。
通常、Subとしての奉仕欲求や承認欲求は定期的に放出されるべきものだが、宇佐美はそれを抑制剤を多用することで無理矢理に抑え込んでいた。満たされない欲求は体内で膨れ上がり、それと比例するように体調は悪くなるばかりである。それでも、宇佐美は自分の健康よりも人間であり続けることを選んだ──誰がプレイなどするものか。あんな獣じみた、人間を人間として扱わない行為など、もう二度としてたまるものか!
本日何度目なのかも分からない溜め息を吐いたその時、突如として沸き起こった黄色い歓声に、宇佐美の意識は半ば強引に声の方へと引っ張り上げられる。いつの間にか高校の校門を通り過ぎていた。昇降口の近くに人だかりがあった。
「嶋だ……」
宇佐美の斜め前を歩いていた二人組の男子生徒のうち、一人が呟く。羨むような視線は、人だかりの中心に立つ、周りより頭一つ分ほど背の高い男に向けられている。
嶋大河。今年の春に入学して二ヶ月、瞬く間にその存在を全学年に知らしめた有名人。二年生の宇佐美とは全くと言っていいほど関わりがなかったが、彼の姿が視界に入らなかった日も一度たりともない。人工的に赤く染められた髪と両耳を飾るピアスの数々は、良い意味でも悪い意味でもよく目立っていた。
「きゃーきゃー群がっちゃってさ。あいつら、あんなイケメンのどこが良いんだか」
「イケメンだからじゃね」
「ごもっとも」
男子生徒たちの会話は続く。
「まあ実際、上手いらしいからな、嶋くん。あそこにいる全員それ目当てなんじゃねえの」
「なに。シモの話ですか?」
「ちげーよプレイの話だばーか」
その単語を耳にした瞬間、宇佐美は他人の会話に聞き耳を立てていた自分の安易な行動を呪った。視線を足下に落としながら男子高校生たちの横を足早に通り過ぎる。それが聞こえたのは丁度、彼らの姿が後方へ過ぎ去った時だった。
「Domの中のDom。キングオブDom。Dom界の王様。噂だと、あいつとプレイしてサブスペースに入らなかったSubはいないらしいぜ」
ぞわり。例えようもない嫌悪感に全身が粟立つのと同時に、思い出したくもない光景がフラッシュバックする。
西日が射す誰もない教室。下校を促す放送。糸を切られた操り人形のように動けない宇佐美と、そんな彼の前に立ち塞がる人間の皮を被った一匹の獣──。
「……最っ悪」
誰がプレイなどするものか。それが叶うのなら、どれだけ自分の体や心が傷つこうが構わない覚悟だった。
あんな恐ろしい思いは、もう二度と、味わいたくない。
同級生だと男は言ったが、宇佐美の記憶の限りでは、男とまともな会話を交わしたのは今日が初めてだった。同じクラスになったこともない。そんな見ず知らずの人物が突然話しかけてきたものだから驚いて思考を停止してしまったのは無理もなく、その間何やら早口で告げられた男の言葉は一つとして宇佐美の耳に届かなかった。
西日が射し込む教室には二人以外の姿はない。スピーカーから流れた下校を促す放送を合図に、宇佐美はようやく自分が忘れ物を取りに教室に戻ってきたことを思い出した。
「あー……ごめん、おれ、急いでるから……」
呟いて早々に立ち去ろうとしたのは偏に、男の挙動が怪しかったからだ。分厚いレンズの向こう側の目は上下左右に落ち着きなく動き、頬は上気し、心なしか鼻息も荒い。明らかに普通ではない。
「話があるならまた今度……」
ロッカーから体操服の入った巾着袋を取り出し、それを乱暴に鞄に押し込みながら男に背を向ける──否、向けようとしたが、しかしそれは叶わなかった。
すとん、と。全身から一瞬にして力が抜ける。無意識のうちに、宇佐美は床に両手をついて座り込んでいた。
「……ぁ、え……?」
心臓が煩いくらいに跳ね上がる。体は瞬く間に内側から熱を持ち、けれども冷たいままの指先にぽたりと落ちたそれが自分の涎だと気付いた時、宇佐美は初めて、自分は今男に『命令』されたのだと知った。
自分の体が自分のものではなくなったような感覚。顔を上げようにも上げられず、宇佐美はただひたすらに、はくはくと短く詰まった呼吸を繰り返すことしか出来ない。
「は、はは……本当だったんだ……」
上擦った声が頭上で響く。床についた手に男の影が落ちる。
「宇佐美くん……本当に『Sub』だったんだ……!」
《Look》と命じられてようやっと視線を動かしたその先で、男が制服のズボンと下着を一緒くたに下ろして性器を取り出した瞬間、心の底から自分のダイナミクスを呪った。
「る、《Look》! Look、Look、Look!!」
頭は割れるように痛いのに、ぐわんぐわんと視界が揺れて気持ち悪くて仕方がないのに、それでも目を閉じることが出来ない。目の前の男から目を逸らせない。宇佐美の中のSubとしての本能が、男の自分本位で乱暴なコマンドに従うことを強く望んでいる。
性急な手つきで男が自分の性器を扱く。それから暫く、「……ふぅ」と一息ついた男は腹につきそうなほど聳り立つそれを宇佐美に見せつけるように立ち、それから一言、静かに言い放った。
──《Lick》。
「……おぇ」
体を襲った吐き気と駅のトイレで格闘すること早数十分。必死の健闘も虚しく便器に溜まるのは唾液ばかりで、今朝食べたものも、胃液の一滴すら吐き出せないでいる。腹の底に沈澱する漠然とした不快感。恐らく、トイレに駆け込むまで乗っていた満員電車の中で、どこぞのDomが無意識に放ったグレアが原因だろう。宇佐美は涎が伝う顎を拭いながら、「クソやろー……」と弱く呟いた。
鞄から抑制剤と水筒を引っ張り出し、錠剤を一粒麦茶で流し込む。サブドロップに陥りかけた体がたったそれだけで調子を取り戻すとは到底思えないが、それでも飲まないよりかは幾らか気分はマシになる。呼吸を落ち着かせるように深く吸った息を吐き出したのを最後に、宇佐美はトイレを後にし、高校の最寄駅まで向かうこれまた満員の電車へと乗り込んだ。
──今の宇佐美さんに必要なのはより強力な抑制剤じゃない、信頼できるDomとのプレイです。一緒にパートナーを探しましょう。診療所と提携しているセンターをいくつか紹介しますので、近いうちに……。
中学二年生の頃からおよそ三年間、定期検診を目的に通い続けているダイナミクスを専門に診る診療所の医師は言った。その日、宇佐美は効力が薄れてきているように感じた抑制剤に代わるものを処方してもらおうとしていたのだが、返ってきたのは宇佐美の体を案じる言葉と、困ったような眼差しだけだった。
対して、宇佐美は「はあ」と頷いたが形だけで、それまで服用していた抑制剤と同じものを処方すると明示された処方箋と共に渡された『政府が用意したDom/Subのマッチング、プレイを目的とした施設』への案内用紙は、内容を確認しないままくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てた。一ヶ月以上前の話だ。
最寄駅から高校に続く通学路を歩いている間に胃の不快感はなくなったが、代わりに、ここ最近は毎日のように感じている頭の痛みが主張し始める。
通常、Subとしての奉仕欲求や承認欲求は定期的に放出されるべきものだが、宇佐美はそれを抑制剤を多用することで無理矢理に抑え込んでいた。満たされない欲求は体内で膨れ上がり、それと比例するように体調は悪くなるばかりである。それでも、宇佐美は自分の健康よりも人間であり続けることを選んだ──誰がプレイなどするものか。あんな獣じみた、人間を人間として扱わない行為など、もう二度としてたまるものか!
本日何度目なのかも分からない溜め息を吐いたその時、突如として沸き起こった黄色い歓声に、宇佐美の意識は半ば強引に声の方へと引っ張り上げられる。いつの間にか高校の校門を通り過ぎていた。昇降口の近くに人だかりがあった。
「嶋だ……」
宇佐美の斜め前を歩いていた二人組の男子生徒のうち、一人が呟く。羨むような視線は、人だかりの中心に立つ、周りより頭一つ分ほど背の高い男に向けられている。
嶋大河。今年の春に入学して二ヶ月、瞬く間にその存在を全学年に知らしめた有名人。二年生の宇佐美とは全くと言っていいほど関わりがなかったが、彼の姿が視界に入らなかった日も一度たりともない。人工的に赤く染められた髪と両耳を飾るピアスの数々は、良い意味でも悪い意味でもよく目立っていた。
「きゃーきゃー群がっちゃってさ。あいつら、あんなイケメンのどこが良いんだか」
「イケメンだからじゃね」
「ごもっとも」
男子生徒たちの会話は続く。
「まあ実際、上手いらしいからな、嶋くん。あそこにいる全員それ目当てなんじゃねえの」
「なに。シモの話ですか?」
「ちげーよプレイの話だばーか」
その単語を耳にした瞬間、宇佐美は他人の会話に聞き耳を立てていた自分の安易な行動を呪った。視線を足下に落としながら男子高校生たちの横を足早に通り過ぎる。それが聞こえたのは丁度、彼らの姿が後方へ過ぎ去った時だった。
「Domの中のDom。キングオブDom。Dom界の王様。噂だと、あいつとプレイしてサブスペースに入らなかったSubはいないらしいぜ」
ぞわり。例えようもない嫌悪感に全身が粟立つのと同時に、思い出したくもない光景がフラッシュバックする。
西日が射す誰もない教室。下校を促す放送。糸を切られた操り人形のように動けない宇佐美と、そんな彼の前に立ち塞がる人間の皮を被った一匹の獣──。
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