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チャプタ―127
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また、
「遠征の留守を狙って中国の毛利勢が攻め寄せてきたら、いかがなされるおつもりか。そうなれば肥前の龍造寺隆信や、他国の土豪たちも間隙を突いて一挙に蜂起し、わが大友家は三方に敵をむかえ、重大な危機に立たされますぞ。島津討伐よりも、まず国内を充実することが急務と存ずる」
と、斎藤鎮実(しげざね)らの部将や軍師、角隈石宗(つのくませきそう)などは主張した。
だが、それらの異見は聞き入れられなかった。
――主だった武将たちは此度の出兵での討ち死にを覚悟してか、出陣までの間、各所でさかんに酒宴、茶会を開く始末だったのだ。
これで足並みなど揃うはずがない。
そこへ、義久の末弟、家久率いる援軍一〇〇〇人が到着し、高城に入った。だが、劣勢を覆すほどの兵力ではない。
士気は低くとも、とほうもない数の軍兵が相手だ。
大友勢の攻勢の前に、次第に島津軍の守りは心もとないものになっていた。
「遠征の留守を狙って中国の毛利勢が攻め寄せてきたら、いかがなされるおつもりか。そうなれば肥前の龍造寺隆信や、他国の土豪たちも間隙を突いて一挙に蜂起し、わが大友家は三方に敵をむかえ、重大な危機に立たされますぞ。島津討伐よりも、まず国内を充実することが急務と存ずる」
と、斎藤鎮実(しげざね)らの部将や軍師、角隈石宗(つのくませきそう)などは主張した。
だが、それらの異見は聞き入れられなかった。
――主だった武将たちは此度の出兵での討ち死にを覚悟してか、出陣までの間、各所でさかんに酒宴、茶会を開く始末だったのだ。
これで足並みなど揃うはずがない。
そこへ、義久の末弟、家久率いる援軍一〇〇〇人が到着し、高城に入った。だが、劣勢を覆すほどの兵力ではない。
士気は低くとも、とほうもない数の軍兵が相手だ。
大友勢の攻勢の前に、次第に島津軍の守りは心もとないものになっていた。
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