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美少年と私。
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「とりあえず起き上がろうね」
ニコニコと笑う美少年にそっと手を引かれて、思考停止状態の私の体が優しく起こされる。
芝生でゴロゴロしていたせいで全身草まみれ髪の毛ぐしゃー…な私は、美少年が美少年過ぎて、『あなた様の目の前に存在してすみません…』と土下座したくなった。
「ああ、草がついちゃってるね。気持ちよかった?いい天気だもんね」
今度はクスクスと楽しそうに笑う美少年に、私の心の柔らかいところがゴリゴリ削り取られる。
付いてしまった草を1本1本取り除いていく指先すら輝いてるんじゃない?ってくらい存在が発光してる。急募サングラス(濃色)。
「お茶会の会場にいなかったから、探しに来ちゃった。迷子になっちゃったの?」
「あ…あ…」
やめて首傾げないで、私のライフはもうゼロよ。
ボッチ歴約20年をなめるなよ。
と言いたいのに、言語中枢も焼き切れてしまったらしい私は語彙が消え失せ「あ…」しか言えなくなっていた。
とんだポンコツになってしまった。
いやでもね、無理だよ。
「アイル?」
「あ…う……うえぇぇぇぇぇー…」
「アイル⁉」
いろいろ限界突破した私は、号泣した。
「落ち着いた?」
「しゅみましぇん…」
急に滂沱の涙を流して泣き出した私に慌てた美少年は、ハンカチ(気品の塊な刺繍がされた高級な実用性ゼロやつ)で私の目元と頬を優しく拭きながら、泣き止むのを待ってくれた。
それでなんとか落ち着きを取り戻した私は、申し訳なさと恥ずかしさで真っ赤になった顔をお借りしたハンカチで隠しつつ、頭を下げて謝った。
初めて会った推定2歳児に対して、大人としての威厳が…
あ、私も見た目は2歳児だったからセーフか。
それにしても、メンタル豆腐なのは確実にお父様からの遺伝だ。何てこと。
「びっくりさせちゃったかな。ごめんね?」
「いえ…わたしも、きゅうにないて、しゅみましぇん…」
申し訳なさそうに眉を下げた美少年に、頭ポンポンされた…。
知ってるかい?そういうの、顔がよくないとお巡りさん案件なのよ…?
無垢な大人を誑かすのも犯罪なのよ…。
「………かわいい…」
「? しゅみましぇ、きこえましぇんでちた…」
「…いや、何でもないよ。アイルが落ち着いたなら、ちょっと移動しようか」
「…あ、わたしの、にゃまえ…?」
今更だが、名乗った覚えはない。言語死んでたから。
けどさっきから…というか最初から?私の名前を呼んでいたような?
「あれ?もしかして、気づいてない?」
「?」
はて、何に?
「僕はオーディン・バルト・ディエバス。この国の第1皇子で、キミと一緒に転生した天帝だよ」
「ぷぁ」
あ、こいつ知ってる! ってなった。
ニコニコと笑う美少年にそっと手を引かれて、思考停止状態の私の体が優しく起こされる。
芝生でゴロゴロしていたせいで全身草まみれ髪の毛ぐしゃー…な私は、美少年が美少年過ぎて、『あなた様の目の前に存在してすみません…』と土下座したくなった。
「ああ、草がついちゃってるね。気持ちよかった?いい天気だもんね」
今度はクスクスと楽しそうに笑う美少年に、私の心の柔らかいところがゴリゴリ削り取られる。
付いてしまった草を1本1本取り除いていく指先すら輝いてるんじゃない?ってくらい存在が発光してる。急募サングラス(濃色)。
「お茶会の会場にいなかったから、探しに来ちゃった。迷子になっちゃったの?」
「あ…あ…」
やめて首傾げないで、私のライフはもうゼロよ。
ボッチ歴約20年をなめるなよ。
と言いたいのに、言語中枢も焼き切れてしまったらしい私は語彙が消え失せ「あ…」しか言えなくなっていた。
とんだポンコツになってしまった。
いやでもね、無理だよ。
「アイル?」
「あ…う……うえぇぇぇぇぇー…」
「アイル⁉」
いろいろ限界突破した私は、号泣した。
「落ち着いた?」
「しゅみましぇん…」
急に滂沱の涙を流して泣き出した私に慌てた美少年は、ハンカチ(気品の塊な刺繍がされた高級な実用性ゼロやつ)で私の目元と頬を優しく拭きながら、泣き止むのを待ってくれた。
それでなんとか落ち着きを取り戻した私は、申し訳なさと恥ずかしさで真っ赤になった顔をお借りしたハンカチで隠しつつ、頭を下げて謝った。
初めて会った推定2歳児に対して、大人としての威厳が…
あ、私も見た目は2歳児だったからセーフか。
それにしても、メンタル豆腐なのは確実にお父様からの遺伝だ。何てこと。
「びっくりさせちゃったかな。ごめんね?」
「いえ…わたしも、きゅうにないて、しゅみましぇん…」
申し訳なさそうに眉を下げた美少年に、頭ポンポンされた…。
知ってるかい?そういうの、顔がよくないとお巡りさん案件なのよ…?
無垢な大人を誑かすのも犯罪なのよ…。
「………かわいい…」
「? しゅみましぇ、きこえましぇんでちた…」
「…いや、何でもないよ。アイルが落ち着いたなら、ちょっと移動しようか」
「…あ、わたしの、にゃまえ…?」
今更だが、名乗った覚えはない。言語死んでたから。
けどさっきから…というか最初から?私の名前を呼んでいたような?
「あれ?もしかして、気づいてない?」
「?」
はて、何に?
「僕はオーディン・バルト・ディエバス。この国の第1皇子で、キミと一緒に転生した天帝だよ」
「ぷぁ」
あ、こいつ知ってる! ってなった。
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