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空気が読めない。
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「…わたしがひとみしりだから、きをちゅかってくれたんでしゅね。でぃーさまのおきもちはうれしいでしゅ。ありがとございます」
「…僕が独り占めしたくて勝手にアイルを囲い込んでいただけだよ」
「でも、これからもでぃーさまとどうどうといっしょにいるためには、ごあいさつはやっぱりひつようだとおもうんでしゅ。…でぃーさまいっしょならがんばれりゅので、おちゃかい、わたしのそばにいてくれましゅか?」
やっぱり初対面の人相手、しかも一国の王様相手にご挨拶するのは緊張する。失敗して失礼な事したらその場で殺されるかもとガクブルだ。
だからディー様の気遣いは大変嬉しいが、それに甘えるばかりではいけないだろう。この先もディー様の陰に隠れ続けてずっと守ってもらうわけにはいかないのだから。
覚悟を決めて頑張るつもりだが、やはり知り合いがそばにいてくれると心強いので、ディー様の袖を引きながら付き添いをお願いする。
するとディー様は顔を赤くして私を凝視しながら固まってしまった。
「でぃーさま?」
「…アイルが、僕と一緒にいるために、頑張ってくれる…?」
「おーい、でぃーさまー」
「アイル…っ!」
「わっ」
瞬き一つせずに固まっているディー様の顔の前で手を振るが、反応がない。
何やらブツブツ呟いているようだし、放っておけばその内正気に戻るかな…と思っていたら、今までより強い力で抱きしめられ、肩にグリグリと額を擦り付けられる。
「アイルがそんな風に考えてくれていたなんて…っ!僕だけが、アイルと一緒に居たいと必死になってるんだと思ってた…っ」
「そんなことないでしゅよ。いっしょにいるっていったじゃないでしゅか。いやならことわってましゅ」
「うん……そうだね、…」
今度は私の頭に頬をスリスリしている。
どうやら喜びを隠しきれずテンション爆上がってる様子。さながら「パパの後にお風呂入りたくない」と思春期の娘に拒否られて落ち込んでいたら、バレンタインに義理チョコ貰えたときの父、みたいな感じ?
たしかに一人の時間がもう少し欲しいなと思うことはあるけど、ディー様を拒絶した覚えはないんだけどなぁ。
これは一回ちゃんと言い聞かせないとダメだ。
いまだにスリついてたディー様を精一杯の力を込めて引きはがし、頬をがっしり掴んで固定する。驚いた顔のディー様にキリっと真面目な顔で向き合うと、「…かわいい」と笑み崩れられた。空気読め。
「いいでしゅか、でぃーさま。わたし、いやいやいっしょにいりゅわけでも、ただなんとなくながさりぇてるわけでもないでしゅ。いまのかぞくはだいしゅきでしゅが、でぃーさまもおんなじくらいたいせつだとおもってましゅよ。だからわたしのきもちをかってにきめないでくだしゃい!」
「………ありがとう、アイル…。僕もアイルのことが何より大切だよ」
「でぃーさまのそばは、おちつきましゅ。いつかでぃーさまかわたしにこんやくしゃができるとか、でぃーさまがわたしにあきりゅとか、いっしょにいられなくなるときがくりゅとおもいましゅけど、それまでは」
「そんな時は未来永劫こないよ」
さっきまでは蕩けそうな表情で私の話を聞いていたのに、何が気に障ったのか、一瞬で闇落ちしたような表情になったディー様に食い気味で話を遮られた。
人の話は最後まで聞けぃ。
「…僕が独り占めしたくて勝手にアイルを囲い込んでいただけだよ」
「でも、これからもでぃーさまとどうどうといっしょにいるためには、ごあいさつはやっぱりひつようだとおもうんでしゅ。…でぃーさまいっしょならがんばれりゅので、おちゃかい、わたしのそばにいてくれましゅか?」
やっぱり初対面の人相手、しかも一国の王様相手にご挨拶するのは緊張する。失敗して失礼な事したらその場で殺されるかもとガクブルだ。
だからディー様の気遣いは大変嬉しいが、それに甘えるばかりではいけないだろう。この先もディー様の陰に隠れ続けてずっと守ってもらうわけにはいかないのだから。
覚悟を決めて頑張るつもりだが、やはり知り合いがそばにいてくれると心強いので、ディー様の袖を引きながら付き添いをお願いする。
するとディー様は顔を赤くして私を凝視しながら固まってしまった。
「でぃーさま?」
「…アイルが、僕と一緒にいるために、頑張ってくれる…?」
「おーい、でぃーさまー」
「アイル…っ!」
「わっ」
瞬き一つせずに固まっているディー様の顔の前で手を振るが、反応がない。
何やらブツブツ呟いているようだし、放っておけばその内正気に戻るかな…と思っていたら、今までより強い力で抱きしめられ、肩にグリグリと額を擦り付けられる。
「アイルがそんな風に考えてくれていたなんて…っ!僕だけが、アイルと一緒に居たいと必死になってるんだと思ってた…っ」
「そんなことないでしゅよ。いっしょにいるっていったじゃないでしゅか。いやならことわってましゅ」
「うん……そうだね、…」
今度は私の頭に頬をスリスリしている。
どうやら喜びを隠しきれずテンション爆上がってる様子。さながら「パパの後にお風呂入りたくない」と思春期の娘に拒否られて落ち込んでいたら、バレンタインに義理チョコ貰えたときの父、みたいな感じ?
たしかに一人の時間がもう少し欲しいなと思うことはあるけど、ディー様を拒絶した覚えはないんだけどなぁ。
これは一回ちゃんと言い聞かせないとダメだ。
いまだにスリついてたディー様を精一杯の力を込めて引きはがし、頬をがっしり掴んで固定する。驚いた顔のディー様にキリっと真面目な顔で向き合うと、「…かわいい」と笑み崩れられた。空気読め。
「いいでしゅか、でぃーさま。わたし、いやいやいっしょにいりゅわけでも、ただなんとなくながさりぇてるわけでもないでしゅ。いまのかぞくはだいしゅきでしゅが、でぃーさまもおんなじくらいたいせつだとおもってましゅよ。だからわたしのきもちをかってにきめないでくだしゃい!」
「………ありがとう、アイル…。僕もアイルのことが何より大切だよ」
「でぃーさまのそばは、おちつきましゅ。いつかでぃーさまかわたしにこんやくしゃができるとか、でぃーさまがわたしにあきりゅとか、いっしょにいられなくなるときがくりゅとおもいましゅけど、それまでは」
「そんな時は未来永劫こないよ」
さっきまでは蕩けそうな表情で私の話を聞いていたのに、何が気に障ったのか、一瞬で闇落ちしたような表情になったディー様に食い気味で話を遮られた。
人の話は最後まで聞けぃ。
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