神様の転生のお供に選ばれまして ~異世界転生したら溺愛されるなんて聞いてません~

ものぽりー

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ご挨拶、やっと終了。

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「オーディンが一応光魔法の使い手だということは、一応わかった。だが一応のため神殿にも報告し、一応神官に確認してもらって、神官にオーディンの魔法が一応光魔法だと認定してもらってから結論を出すことにする」


 協議の結果、認めたんだかどうなんだかわからない結論となった。結論に『一応』が多すぎて、もはや結論じゃなく仮定でしかない。
 しかも神官に認定されたとしても『一応』がつくとか、ソレ認める気ゼロだよね。


「アイル嬢の光魔法についても、オーディンと一緒に確認してもらおう。なに、気負うことはないぞ。アイル嬢の光魔法立派な光魔法だ。アイル嬢の方は」


 陛下は私に微笑みながら太鼓判を押してくれたけど、強調が強過ぎる。
 そしてそれに『うんうん』と頷く人数が多すぎる。


「いずれにせよ、結論が出るまではオーディンからアイル嬢への光魔法の指導は禁止とする」
「何故ですか。一介の神官が指導するより、僕が指導した方が周囲に崇められる強力な光魔法の使い手に成長しますよ」
「お前の光魔法は強力すぎて闇魔法と紙一重だ。もはや呪術だ。そんな使い手は2人も要らん。本来なら1人も要らんのだ。増やすな。アイル嬢には正統派光魔法の使い手に育ってほしいのだ」
「人の光魔法を邪道のように言わないでいただけますか?」
「そう言っておるのだが、そう聞こえなかったか?」


 ディー様は大変不服そうだが、私としても滅びの呪文を会得する気はないので、陛下に全面同意。
 せっかく身につけるなら役に立つ魔法を覚えたい。崇めてもらわなくて結構なので、ちゃんと光魔法を使っていると認めてもらえた方が良いに決まってる。


「でぃーさま、ひかりまほういがいにも、わたしがおぼえなきゃいけないこといっぱいありゅので、そっちをさきにおしえてほしいでしゅ。だめでしゅか?」
「アイルが望むなら、もちろんそれで構わないよ」
「あいがとーごじゃいましゅ」


 不服そうな顔から一転、コロッとご機嫌になったディー様に抱き着かれながらちらっと陛下を窺がうと、親指をグッと立てて『よくやった!』の合図を頂いた。后妃様も音を鳴らさず拍手してくれている。
 両陛下にはペコっと小さくお辞儀で返し、この人将来王様になる人なのに、こんなにチョロくて大丈夫なのかな…とこの国の行く末が心底心配になり、疲れ切った私は小さく溜息をついた。





 こうして、ちょっとしたハプニングもありつつ、両陛下へのあいさつは一応無事に終了した。
 


 
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