ある日突然、背中に天使の羽が生えて世界を救う使命を負った俺が、光と闇の力で新たな秩序を創り出す

城崎ベル

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第3章 サーレスの谷への到達と新たな導き手

12話 光と闇の衝突

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翔太たちはニクスの圧倒的な力の前に打ちのめされたが、翔太は父親の声を心に響かせ、自分の力を信じ、再び立ち上がる決意を固めた。ニクスとの最終決戦が激しさを増す中、翔太の背中の羽は今までにないほどの輝きを放ち、戦いは次なる局面へと突入する。

---

「俺の光は、闇に勝るんだ!」

翔太の叫びと共に、彼の背中から放たれる光はまばゆいばかりの輝きを放ち、大聖堂全体を包み込んだ。その光はただの攻撃ではなく、彼の心の強さと決意を象徴するものであった。

「無駄だ…光など、闇には通じない」

ニクスは冷たく言い放ち、再び黒い霧を纏った巨大な刃を翔太に向けて放った。しかし、翔太の光はその攻撃を正面から受け止め、徐々に闇を押し返し始めた。

「今までとは違う…!この光は…!」

ニクスは初めて表情を歪め、戸惑いを見せた。翔太の光はただの力ではなく、彼自身の心の浄化と、仲間との絆、そして人々を守りたいという純粋な願いが込められていた。

「駿、瑠衣!今だ!」

翔太の叫びに応じて、駿と瑠衣も再び立ち上がった。彼らの体にも光の力が宿り、それぞれの力が強化されていく。

「行けぇぇ!」

駿は再び炎を操り、瑠衣は風の刃を形成してニクスに向かって攻撃を放つ。今度はその攻撃がニクスの闇の鎧にヒビを入れ、ニクスの体を包む黒い霧が少しずつ消え始めた。

「こ、こんなはずでは…!」

ニクスの動きが鈍くなり、その隙を逃さず、翔太は全力で光の刃を振り下ろした。

「これで終わりだ、ニクス!」

翔太の一撃がニクスの中心に突き刺さると、その体を包んでいた闇が急速に崩壊し始めた。大聖堂全体に響く爆発音と共に、ニクスの姿が光の中に溶け込んでいく。

---

「終わった…のか?」

駿が息を切らしながら問いかける。ニクスの姿は完全に消え去り、大聖堂の中は静けさを取り戻していた。

「いや…まだだ」

翔太は、背中の羽が微かに振動するのを感じていた。何かがまだ終わっていないことを直感的に感じ取っていたのだ。

すると、突然、大聖堂の床下から黒いエネルギーが再び噴き出し、空間全体が歪み始めた。

「これが…ニクスの本当の姿なのか!?」

翔太が叫ぶと、黒いエネルギーは再び形を取り始め、今度は巨大な闇の竜へと変貌していった。その姿はまさに闇そのものであり、これまでのニクスとは次元が違う存在だった。

「これは…まずいぞ…!」

駿が焦りを隠せず、瑠衣も不安そうな表情を浮かべた。しかし、翔太は迷わずに竜の姿をしたニクスに向かって歩みを進めた。

「今度こそ終わらせる。みんな、力を貸してくれ!」

翔太の声に、駿と瑠衣も力を振り絞り、翔太の背中の羽に自分たちの力を託した。すると、翔太の羽は一層輝きを増し、巨大な光の翼となって広がった。

「これが…俺たちの全ての力だ!」

翔太は光の翼を広げ、ニクスの竜に向かって突撃した。竜は猛烈な闇の炎を放ってきたが、翔太の光の翼がそれをすべて打ち消していく。

「これで終わりだ!」

翔太がニクスの竜に向かって光の刃を振り下ろすと、今度こそ竜の体全体が光に包まれ、崩壊していった。闇が完全に消滅し、ニクスの力は完全に封じ込められたのだ。

---

「勝った…のか?」

駿が信じられないように呟く。ニクスの闇が消え去り、周囲の空気は清浄さを取り戻していた。翔太は背中の羽を感じながら、大きく息を吐いた。

「俺たち…勝ったんだ…」

彼らはようやくニクスを倒し、闇の脅威を乗り越えたことを実感した。
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