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39話 そんな話聞いたことなかったんだけどなぁ
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公子たちと少し遊んでいる間。ギルとミシェーラ様が話し込んでいます。
「あの? なんのお話をしているのでしょうか?」
「子供に聞かせる話じゃないわ。その子たちが満足したら私が連れていくからギルベルト様から直接聞きなさいな」
「はぁ」
内緒話でないのであればよいのですが、公子が僕はもう子供じゃないよとかかわいいこと言ってます。
しばらくして公子と公女から解放されますと、ミシェーラ様はその子たちを連れてどこか会場の外に出ていかれました。公女が眠そうでしたのでお休みになられるのでしょう。
「マリー。教室でのお前のことをベッケンシュタイン嬢から聞かせてもらった」
「教室でのこと? ルビー様たちとのことですか?」
「フリン侯爵令嬢、プライス侯爵令嬢、ボイド辺境伯令嬢。この三人が、先ほどの件に関わっていると考えているんだな?」
「まだ確証はありませんが、少なくとも、メリッサ様は関わっていたかと。念のため後で受付にいらっしゃったフリーデリケさんにお三方の同伴者をお尋ねしようかと思います」
「証拠か…………よし、すぐに行こう」
話が済み、エントランスに向かうとちょうどよくフリーデリケさんの姿とリアまでいらっしゃいました。
「リア!? こんなところで何を?」
「お嬢様? ご無事そうで何よりです。話は聞きました。大変だったそうですね」
話広まるの早すぎませんか?
さすがにミシェーラ様でもないとすると、おそらくルアさんだ。もう既に動かれているんだ。早い。
「ですがこんな伯爵令嬢一人狙った事件でどこまでいけますかね? 首謀者が侯爵家でしたら大した罪にならないのではないでしょうか?」
「それは心配する必要はない」「ええ、間違いなく絞首刑でしょう」「んんー? まぁ終身で済むんじゃないですか?」
「「「あの人のことだしな(ですし)(ですからねぇ)」」」
あの人? あの人ってどの人ですか。あ、ルアさんのことかな。
絞首刑とか終身刑とか、伯爵令嬢狙っただけでこんなことになるなんてかんがえてないでしょうね。まさか一緒になって巻き添え食らったやんごとなき方がいらっしゃるなんて思いもしませんでしょうに。
「それでケストナ侯爵令嬢」
「フリーデリケと呼ぶのに抵抗があるならそれでもいいですが、先ほども言いましたが私は家出娘なので侯爵令嬢のままかわかりません」
「では、フリーデリケ。ルビー・フリン侯爵令嬢とオリーブ・プライス侯爵令嬢、メリッサボイド辺境伯令嬢の同伴者の顔は覚えているか?」
「ええ、そのうち二人ルビー・フリン様の同伴者とメリッサ・ボイド様の同伴者でしたらなぜかお外からお屋敷に入ってきましたよ。一度も外に出ていないのに」
二人が外から来た。確か、あの隠し通路は外に繋がっているとミシェーラ様が仰っていました。
まあ、私はなぜか用意されているルアさん専用の通路でどなたかのお部屋に出ましたけどね。
と、言うことはやはりあの通路の先に進んだのでしょう。そして通路の先はおそらく一方通行になっていて、出ていくことしかできなかった。
だからもう一度エントランスにやってきたんだ。
「あの? その方々は?」
「捕縛しましたよ?」
「へ?」
「捕縛しました。不審でしたので。同伴者が来るまで同意の上、軟禁しようと思いましたが、抵抗して殴りかかってきましたので、気絶させて縛り上げました」
捕縛と言っても、エントランスにはフリーデリケさんとリアしかいらっしゃらないですよ男二人を捕縛できるのですか。
「あの? 成人男性二人をどのように? あ、捕縛したのは男性陣でその方々を連れて行ったから今ここにいらっしゃらないとか?」
私がそう質問をすると、リアが苦笑いしつつフリーデリケさんがなぜかじーっとリアを見つめています。
「主人に昔話はしなかったのですか?」
「いえ、しましたよ? ただそこに私はいなかったという設定で」
「???」
どういうことでしょうか、全然お話についていけません。
「良いですか? 貴女のメイドは元第一騎士団の女騎士で、約十年前の戦争では英雄の旅団のメンバーだった方です」
英雄の旅団? 公国史で紹介されるような麻薬戦争で活躍したわずか十数人の騎士や貴族たちのお一人?
「恥ずかしかったので黙っていたことですのに。なのでその不審者は私が気絶させてそこの倉庫に縛っておきました。私の行いはすべてフリーデリケさんが責任を持つので、気にしないでください」
「はぁ、フリーデリケさんがそれでいいなら」
私がそう言ってフリーデリケさんの方に視線を向けると、手で大きく丸を作っていました。この人、本当にメイドらしくないなぁ。
「その縛り上げられたものたちのところに行こうか。すまないがマリー同一人物か確かめる必要がある。君も来てくれ」
「え? あ、はい」
ちょっと怖いけど、ギルと一緒ですし、相手も縛られてますし、平気ですよね。
「あの? なんのお話をしているのでしょうか?」
「子供に聞かせる話じゃないわ。その子たちが満足したら私が連れていくからギルベルト様から直接聞きなさいな」
「はぁ」
内緒話でないのであればよいのですが、公子が僕はもう子供じゃないよとかかわいいこと言ってます。
しばらくして公子と公女から解放されますと、ミシェーラ様はその子たちを連れてどこか会場の外に出ていかれました。公女が眠そうでしたのでお休みになられるのでしょう。
「マリー。教室でのお前のことをベッケンシュタイン嬢から聞かせてもらった」
「教室でのこと? ルビー様たちとのことですか?」
「フリン侯爵令嬢、プライス侯爵令嬢、ボイド辺境伯令嬢。この三人が、先ほどの件に関わっていると考えているんだな?」
「まだ確証はありませんが、少なくとも、メリッサ様は関わっていたかと。念のため後で受付にいらっしゃったフリーデリケさんにお三方の同伴者をお尋ねしようかと思います」
「証拠か…………よし、すぐに行こう」
話が済み、エントランスに向かうとちょうどよくフリーデリケさんの姿とリアまでいらっしゃいました。
「リア!? こんなところで何を?」
「お嬢様? ご無事そうで何よりです。話は聞きました。大変だったそうですね」
話広まるの早すぎませんか?
さすがにミシェーラ様でもないとすると、おそらくルアさんだ。もう既に動かれているんだ。早い。
「ですがこんな伯爵令嬢一人狙った事件でどこまでいけますかね? 首謀者が侯爵家でしたら大した罪にならないのではないでしょうか?」
「それは心配する必要はない」「ええ、間違いなく絞首刑でしょう」「んんー? まぁ終身で済むんじゃないですか?」
「「「あの人のことだしな(ですし)(ですからねぇ)」」」
あの人? あの人ってどの人ですか。あ、ルアさんのことかな。
絞首刑とか終身刑とか、伯爵令嬢狙っただけでこんなことになるなんてかんがえてないでしょうね。まさか一緒になって巻き添え食らったやんごとなき方がいらっしゃるなんて思いもしませんでしょうに。
「それでケストナ侯爵令嬢」
「フリーデリケと呼ぶのに抵抗があるならそれでもいいですが、先ほども言いましたが私は家出娘なので侯爵令嬢のままかわかりません」
「では、フリーデリケ。ルビー・フリン侯爵令嬢とオリーブ・プライス侯爵令嬢、メリッサボイド辺境伯令嬢の同伴者の顔は覚えているか?」
「ええ、そのうち二人ルビー・フリン様の同伴者とメリッサ・ボイド様の同伴者でしたらなぜかお外からお屋敷に入ってきましたよ。一度も外に出ていないのに」
二人が外から来た。確か、あの隠し通路は外に繋がっているとミシェーラ様が仰っていました。
まあ、私はなぜか用意されているルアさん専用の通路でどなたかのお部屋に出ましたけどね。
と、言うことはやはりあの通路の先に進んだのでしょう。そして通路の先はおそらく一方通行になっていて、出ていくことしかできなかった。
だからもう一度エントランスにやってきたんだ。
「あの? その方々は?」
「捕縛しましたよ?」
「へ?」
「捕縛しました。不審でしたので。同伴者が来るまで同意の上、軟禁しようと思いましたが、抵抗して殴りかかってきましたので、気絶させて縛り上げました」
捕縛と言っても、エントランスにはフリーデリケさんとリアしかいらっしゃらないですよ男二人を捕縛できるのですか。
「あの? 成人男性二人をどのように? あ、捕縛したのは男性陣でその方々を連れて行ったから今ここにいらっしゃらないとか?」
私がそう質問をすると、リアが苦笑いしつつフリーデリケさんがなぜかじーっとリアを見つめています。
「主人に昔話はしなかったのですか?」
「いえ、しましたよ? ただそこに私はいなかったという設定で」
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「はぁ、フリーデリケさんがそれでいいなら」
私がそう言ってフリーデリケさんの方に視線を向けると、手で大きく丸を作っていました。この人、本当にメイドらしくないなぁ。
「その縛り上げられたものたちのところに行こうか。すまないがマリー同一人物か確かめる必要がある。君も来てくれ」
「え? あ、はい」
ちょっと怖いけど、ギルと一緒ですし、相手も縛られてますし、平気ですよね。
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