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第3章 ポンコツしかできないこと
4話 ラベンダーの花言葉
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エミリアさんのことは早々に忘れてしまいたいので、ヨハンネスの誘いに乗らせていただくことにしましたわ。
そういえば私はまだ寝間着でしたね。着替えませんと。私は、赤いワンピース状のドレスに着替えて玄関に向かいましたわ。ヨハンネスは相変わらずのメイド服ラウラスタイル。その格好のまま行くつもりですのね。
ヨハンネスと馬の二人乗りをしながら、丘の上に向かうことにしましたわ。
「む? 二人ともスカートですね。ラウラ? 貴方ちゃんと跨りなさいよ?」
「えー? 了解です」
ヨハンネスはスカートをたくし上げ邪魔にならない様に裾を結びましたわ。男の素足…………考えてしまうのはやめましょう。地味に綺麗なのが気に入りませんが、私ほどではないはず。
私はヨハンネスの背中に手をまわしながら、横座りで馬に乗りましたわ。
ヨハンネスに連れられ丘の上の花畑にやってきましたわ。辺り一面にはラベンダーが咲き誇っていました。まるで薄紫色のカーペットね。
「あら? 今朝カーペットを新調してって仰ったからかしらって…………その話の時は貴方いませんでしたね」
ヨハンネスはよく理解できていないリアクションをさせてしまいましたが、仕方ありません。
「どうして私をここに連れてきたかったのかしら?」
「ラベンダーの花って素敵じゃないですか? 私の好きな花の一つなのです」
「へえ?」
私は顔をラベンダーに近づけ、その匂いを嗅ぎ、その香りに癒されました。色も香りも綺麗なラベンダー。とても素敵な花ですわね。
「知っているかしらヨハンネス? ラベンダーの花言葉は清潔や沈黙などがあげられるわ。まあ、私あまり沈黙とは無縁ですが、清潔ってのはぴったりだと思いません?」
「え? えーっと? まあ?」
「何故そこで断言されませんの?」
あれですか? 泥まみれ三日間の黒歴史のことが未だに尾を引いた泥被り姫とでも言いたいのですか?
ちなみに今はヨハンネスと二人きりになっていますが、遠巻きには護衛組がいつでもこちらに来られるように待機されていますわ。これなら初めから馬車で繰れば宜しかったのでは? さりげなくお兄様とお義姉様も来ていますし。
「ヨハンネス、それはそうとありがとう」
「今はラウラです。…………何に対する感謝でしょうか?」
細かいのね。女装騎士め。私はラベンダーを一つ手に取りヨハンネスの鼻の頭にぶつけて差し上げましたわ。
「私、貴方に花が好きだなんて教えたかしら? これはヨハンネス、いえラウラなりの私を元気づけようとしてくれているのでしょう? ここ最近のことで私は少々気が沈んでいたのは私でもわかります」
イサアークだって一応幼馴染に当たりますし、ルーツィアだって親友だと思っていた令嬢の一人ですわ。私は相手が男爵令嬢だろうと、共に歩いてくださる方々は友だと信じていました。
これから先、誰が敵になるかわからない。私が不安になっていたことは、きっとこの男…………今は女? 実質オカマ? えっと…………私が不安になっていたことは、きっとこのダンゴムシにはお見通しだったのでしょう。
「…………それだけではありませんが、まあ概ね正解ですよお嬢様」
それだけではない? そうですか、よくわかりませんが真意を伝える気があるなら言葉にされますよね? であれば私が気付く必要性はないわね。
ヨハンネスもラベンダーの香りを嗅ぎながらうっとりとした表情になられましたわ。女性の格好をしてしまえば完全に性別を偽れますわね。表情も完璧だと思います。
「ラウラはラベンダーがお好きなのよね? せっかくですし持って帰りましょう?」
「そうですね。ですが、できればこの花は私からお嬢様にお渡しさせて頂きたいです。どうかお嬢様のお部屋に飾らせてください」
「…………そう? 貴方の部屋でなくて良いのね? でしたらせっかくですから飾らせて頂きますね」
ご自分がお好きな花ですのに、ご自分の部屋に飾らなくてよろしいのでしょうか? いえ、私もラベンダーは好きですし、この香りはとても癒されますので一向にかまいませんけど。
私が答えますと、ヨハンネスは嬉しそうにラベンダーの花を摘み始めましたわ。多い多い多いですわ。花束にする気ですね。嫌ではありませんが、ここまで集める必要はありますの?
「本当にお好きですのね? 宜しければ貴方のお部屋に飾らせて頂きたいのですが? …………あなたのことだからここで断るのでしょう?」
「本当によくご存じで」
「これでも人を見る目はありますの」
「え? …………え?」
「コホン! あのね、確かにイサアークの件はありましたが、私は基本的に優秀なのです!」
「え? …………え?」
このダァン~ゴォムゥシィ! そこまでこの私を愚弄致しますのね! いいわ! 表に出なさい! ってここが表じゃなかったらなんだというのでしょうか。少し頭を冷やしましょう。
「良いですわ! わかる人にわかっていただければよいのです!」
もうダンゴムシなんて知りませんわ。落ち葉でも与えれば宜しいでしょうか? ええ、大好物でしたよね。なんでしたらラベンダーなんかより喜ぶのではなくて?
「ラウラ? いえ、この際ヨハンネスでもユーハン様でも構いませんわ。秋になったら山に行きましょう? 大好物の落ち葉をたくさん集めて差し上げますわ」
「ははは、山のお誘いだけはお受けしましょう。是非」
「…………そ、そう?」
そんな真っすぐ見つめないでくださいますか? こちらが恥ずかしくなるのは何かおかしくなくて? だって貴方今女性の格好をしていますのよ? 私はエミリアさんやユリエ様のように女性を愛しているわけではないのですが…………もしかして潜在的には? いえ、この考えはやめましょう。
「でしたら約束ですよ? 誓ってくださいますか?」
私が手の甲を差し出しますと、ヨハンネスは片膝立ちをしてそっと口づけなさいましたわ。…………メイド服でも片膝立ちするのですね。
「これで宜しいでしょうかお嬢様」
「問題ないわ。先に言っておきますが、私との約束は反故にすることはできませんからね? もしそうなさったらそうですわね。二度と女装禁止です」
「え!? それはひどいですよ!!」
「むしろそこまでお嫌ですの?」
女装禁止でそこまで反応されてしまうとは…………いえ、本当に女装癖なのでしょうね。もうツッコミません。使用人の誰にも迷惑をかけていない趣味を悪く言う必要はありませんわ。
ラベンダーの花束が出来上がりますと、ヨハンネスは私にそれを手渡してくださりましたわ。
「ありがとうラウラ。とっても嬉しいわ」
「いえ、お嬢様の笑顔が何よりの報酬です」
行きと同様に帰路に向かう必要がありますが、この花束はどういたしましょうか。そう考えていましたが、どうやら今度はヨハンネスの膝の上に横座りするように座らされましたわ。ヨハンネスの片腕が私を支えてくださりました。あまりスピードを出せませんでしたが、安定して乗ることができましたわ。
「乗りにくかったですか?」
「いえ、これで宜しいですわ」
少々恥ずかしいものですわね。このような馬の乗り方など知りませんでしたわ。それから帰路のことは、行き以上に時間がかかったはずですのにあっという間に感じてしまいましたわ。何故でしょうか?
「では一緒に飾る場所を考えましょう」
「いい加減騎士の服装に戻りなさい? あるいは、ユーハン様でも宜しくてよ?」
私がそう声をおかけしたのですが、私の部屋に直行するヨハンネス。こちらの話など聞く気はありませんのね。いえ、結構ですわ。あなたが私の提案を無視することも断ることも少なくありませんものね。
その後、私の部屋の窓際にちょうど良いスペースがございましたからマルッティにテーブルを運び入れるのを手伝ってもらい、そこに花瓶を置き、ラベンダーを飾って頂きましたわ。
「急に呼び出して雑用押し付けてしまってごめんなさいね?」
「はっはっは! いやいや気にするな! むしろ体がなまっちまう前に呼んでくれて助かったわい!」
マルッティが退室し、しばらくしないうちに愛おしそうにラベンダーを眺めていらしたヨハンネスも退室してしまいましたわ。
「それではお嬢様、警備に戻らせて頂きますね」
「お願いするわ」
ラベンダーの花が窓から入ってきたそよ風に揺らされています。
ダンゴムシの虫言葉ってそよ風よね。
そういえば私はまだ寝間着でしたね。着替えませんと。私は、赤いワンピース状のドレスに着替えて玄関に向かいましたわ。ヨハンネスは相変わらずのメイド服ラウラスタイル。その格好のまま行くつもりですのね。
ヨハンネスと馬の二人乗りをしながら、丘の上に向かうことにしましたわ。
「む? 二人ともスカートですね。ラウラ? 貴方ちゃんと跨りなさいよ?」
「えー? 了解です」
ヨハンネスはスカートをたくし上げ邪魔にならない様に裾を結びましたわ。男の素足…………考えてしまうのはやめましょう。地味に綺麗なのが気に入りませんが、私ほどではないはず。
私はヨハンネスの背中に手をまわしながら、横座りで馬に乗りましたわ。
ヨハンネスに連れられ丘の上の花畑にやってきましたわ。辺り一面にはラベンダーが咲き誇っていました。まるで薄紫色のカーペットね。
「あら? 今朝カーペットを新調してって仰ったからかしらって…………その話の時は貴方いませんでしたね」
ヨハンネスはよく理解できていないリアクションをさせてしまいましたが、仕方ありません。
「どうして私をここに連れてきたかったのかしら?」
「ラベンダーの花って素敵じゃないですか? 私の好きな花の一つなのです」
「へえ?」
私は顔をラベンダーに近づけ、その匂いを嗅ぎ、その香りに癒されました。色も香りも綺麗なラベンダー。とても素敵な花ですわね。
「知っているかしらヨハンネス? ラベンダーの花言葉は清潔や沈黙などがあげられるわ。まあ、私あまり沈黙とは無縁ですが、清潔ってのはぴったりだと思いません?」
「え? えーっと? まあ?」
「何故そこで断言されませんの?」
あれですか? 泥まみれ三日間の黒歴史のことが未だに尾を引いた泥被り姫とでも言いたいのですか?
ちなみに今はヨハンネスと二人きりになっていますが、遠巻きには護衛組がいつでもこちらに来られるように待機されていますわ。これなら初めから馬車で繰れば宜しかったのでは? さりげなくお兄様とお義姉様も来ていますし。
「ヨハンネス、それはそうとありがとう」
「今はラウラです。…………何に対する感謝でしょうか?」
細かいのね。女装騎士め。私はラベンダーを一つ手に取りヨハンネスの鼻の頭にぶつけて差し上げましたわ。
「私、貴方に花が好きだなんて教えたかしら? これはヨハンネス、いえラウラなりの私を元気づけようとしてくれているのでしょう? ここ最近のことで私は少々気が沈んでいたのは私でもわかります」
イサアークだって一応幼馴染に当たりますし、ルーツィアだって親友だと思っていた令嬢の一人ですわ。私は相手が男爵令嬢だろうと、共に歩いてくださる方々は友だと信じていました。
これから先、誰が敵になるかわからない。私が不安になっていたことは、きっとこの男…………今は女? 実質オカマ? えっと…………私が不安になっていたことは、きっとこのダンゴムシにはお見通しだったのでしょう。
「…………それだけではありませんが、まあ概ね正解ですよお嬢様」
それだけではない? そうですか、よくわかりませんが真意を伝える気があるなら言葉にされますよね? であれば私が気付く必要性はないわね。
ヨハンネスもラベンダーの香りを嗅ぎながらうっとりとした表情になられましたわ。女性の格好をしてしまえば完全に性別を偽れますわね。表情も完璧だと思います。
「ラウラはラベンダーがお好きなのよね? せっかくですし持って帰りましょう?」
「そうですね。ですが、できればこの花は私からお嬢様にお渡しさせて頂きたいです。どうかお嬢様のお部屋に飾らせてください」
「…………そう? 貴方の部屋でなくて良いのね? でしたらせっかくですから飾らせて頂きますね」
ご自分がお好きな花ですのに、ご自分の部屋に飾らなくてよろしいのでしょうか? いえ、私もラベンダーは好きですし、この香りはとても癒されますので一向にかまいませんけど。
私が答えますと、ヨハンネスは嬉しそうにラベンダーの花を摘み始めましたわ。多い多い多いですわ。花束にする気ですね。嫌ではありませんが、ここまで集める必要はありますの?
「本当にお好きですのね? 宜しければ貴方のお部屋に飾らせて頂きたいのですが? …………あなたのことだからここで断るのでしょう?」
「本当によくご存じで」
「これでも人を見る目はありますの」
「え? …………え?」
「コホン! あのね、確かにイサアークの件はありましたが、私は基本的に優秀なのです!」
「え? …………え?」
このダァン~ゴォムゥシィ! そこまでこの私を愚弄致しますのね! いいわ! 表に出なさい! ってここが表じゃなかったらなんだというのでしょうか。少し頭を冷やしましょう。
「良いですわ! わかる人にわかっていただければよいのです!」
もうダンゴムシなんて知りませんわ。落ち葉でも与えれば宜しいでしょうか? ええ、大好物でしたよね。なんでしたらラベンダーなんかより喜ぶのではなくて?
「ラウラ? いえ、この際ヨハンネスでもユーハン様でも構いませんわ。秋になったら山に行きましょう? 大好物の落ち葉をたくさん集めて差し上げますわ」
「ははは、山のお誘いだけはお受けしましょう。是非」
「…………そ、そう?」
そんな真っすぐ見つめないでくださいますか? こちらが恥ずかしくなるのは何かおかしくなくて? だって貴方今女性の格好をしていますのよ? 私はエミリアさんやユリエ様のように女性を愛しているわけではないのですが…………もしかして潜在的には? いえ、この考えはやめましょう。
「でしたら約束ですよ? 誓ってくださいますか?」
私が手の甲を差し出しますと、ヨハンネスは片膝立ちをしてそっと口づけなさいましたわ。…………メイド服でも片膝立ちするのですね。
「これで宜しいでしょうかお嬢様」
「問題ないわ。先に言っておきますが、私との約束は反故にすることはできませんからね? もしそうなさったらそうですわね。二度と女装禁止です」
「え!? それはひどいですよ!!」
「むしろそこまでお嫌ですの?」
女装禁止でそこまで反応されてしまうとは…………いえ、本当に女装癖なのでしょうね。もうツッコミません。使用人の誰にも迷惑をかけていない趣味を悪く言う必要はありませんわ。
ラベンダーの花束が出来上がりますと、ヨハンネスは私にそれを手渡してくださりましたわ。
「ありがとうラウラ。とっても嬉しいわ」
「いえ、お嬢様の笑顔が何よりの報酬です」
行きと同様に帰路に向かう必要がありますが、この花束はどういたしましょうか。そう考えていましたが、どうやら今度はヨハンネスの膝の上に横座りするように座らされましたわ。ヨハンネスの片腕が私を支えてくださりました。あまりスピードを出せませんでしたが、安定して乗ることができましたわ。
「乗りにくかったですか?」
「いえ、これで宜しいですわ」
少々恥ずかしいものですわね。このような馬の乗り方など知りませんでしたわ。それから帰路のことは、行き以上に時間がかかったはずですのにあっという間に感じてしまいましたわ。何故でしょうか?
「では一緒に飾る場所を考えましょう」
「いい加減騎士の服装に戻りなさい? あるいは、ユーハン様でも宜しくてよ?」
私がそう声をおかけしたのですが、私の部屋に直行するヨハンネス。こちらの話など聞く気はありませんのね。いえ、結構ですわ。あなたが私の提案を無視することも断ることも少なくありませんものね。
その後、私の部屋の窓際にちょうど良いスペースがございましたからマルッティにテーブルを運び入れるのを手伝ってもらい、そこに花瓶を置き、ラベンダーを飾って頂きましたわ。
「急に呼び出して雑用押し付けてしまってごめんなさいね?」
「はっはっは! いやいや気にするな! むしろ体がなまっちまう前に呼んでくれて助かったわい!」
マルッティが退室し、しばらくしないうちに愛おしそうにラベンダーを眺めていらしたヨハンネスも退室してしまいましたわ。
「それではお嬢様、警備に戻らせて頂きますね」
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