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第4話 悪魔との一夜
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小屋の中は二人だけなら良いくらいの広さでとても丁度良いのだが問題が三つほどある。
一つ目、今日食べる食べ物がない。
二つ目、今日飲む飲み物がない。
三つ目、ベッドが一つしかない。
ベリアルは上機嫌に斧やら銃やらを見ていて大人しいがいつ彼の気に障って殺されるかが分からない。 だからここは慎重に選ぶ所。
「ベリアル、すみませんが今日の夜食を探して来てくれませんか? 私は貴方並の力などは持ち合わせてませんが料理なら得意ですから」
「ええ、構いませんよ。 ついでに近くを散策してきますけど日が暮れる前に戻って来ます」
「分かりました」
斧を手に持って出て行くベリアルの後ろ姿を見送ってホッと息を吐き木製の椅子に座る。
とりあえずは落ち着く時間が出来ましたけどこれからどうするぺきでしょう、この山小屋とても落ち着きますが二人でまんぱいです。
近い内に他の悪魔を呼び出す予定なので少し広い場所を探さなければ色々不便でしょう。
いくら異世界とは言っても街はあるはず。
《山を降りた先にペルケリルという街がありますがアンヘル様の所持金は今の所はゼロとなってるので買い物は不可能かと思います》
(なるほど・・・・・・そう言えば、この世界のお金はなんなんです? 現代と違うと思いますが)
《銅貨、銀貨、金貨、大金貨、と言うふうになっていますが良かったら説明しますか?》
(頼みます)
《銅貨は1枚で100円、銀貨は1枚で1000円、金貨は1枚で1万円、大金貨は10万円です》
人が増えるのならこのままでは駄目でしょうけれど銅貨一枚もないとなると生活が危ないですし・・・・・・宝くじがあれば良いのですが。
いや、宝くじも買うのにお金がいりますね。
どうするべきだろうかと考えて居る内に日が暮れてしまい近くにあったランプを付ける。
(ベリアルが行ってどのくらい経った?)
《約5時間ほどです》
日が暮れる前に帰って来るとか言っていたというのに遅いですね・・・・・・見に行きますか。
溜息混じりに扉を開けると目の前に居たのは信じられないほどの巨大なイノシシだった。
《体調約2メートル、体重200kg。 この山に生息しているキングイノシシというイノシシだと思われます。 アンヘル様を餌と認識、》
(言わなくても分かりますよ、あのギラギラとした眼はまさしく獲物を狙う獣の目ですから)
武器も何もない状況で助かる方法──
「ベリアル、近くに居るなら助けて下さい!」
とりあえず助けを求めること。
イノシシを興奮させるだろうがとりあえずはそれしか生き残る方法がないから仕方ない。
「フゴッ、フゴッフゴッ~~~!!!」
(あ、これ死んだかもしれませんね・・・・・・)
そう思った瞬間ゴォォッという凄まじい音を立てながらイノシシの身体が炎に包まれた。
「マスター、無事ですか?」
「本当に来るとは思っていなかったのでほんの少し驚きはしましたが怪我はしていませんよ」
「・・・・・・そうですか」
一泊置いて呆れた顔をしたベリアルは片手でイノシシを持ち上げて空中へと投げ捨てる。
そしてどうやってやったのか知らないがイノシシを大きく二等分に切ると両手に持ってた両手の皿に一つずつ肉を置いて微笑んだ。
「どうぞ、マスター」
「いや、流石に生肉は駄目ですよ」
「はぁ・・・・・・焼きますので離れてください」
言われた通りに少しだけ離れれば皿さら勢い良く火が噴き出して肉をこんがり焼いた。
《焼き加減ミディアム、丁度良いかと》
アンがそう言うなら大丈夫なのだろうと皿に近付いてこんがりと焼けた肉をジッと見る。
さっきまで生きていたのに今はもうこんがり焼けたイノシシ肉・・・・・・不思議な気分です。
「骨付き肉は嫌いですか?」
「いえ、頂きますよ。 いただきます」
信じられないほどに大きな骨を手に持ち少し食べてみれば口中にジュワッと沢山の肉汁が広がり自然と口元から笑みが漏れる。
前の世界では食事の時いつも一人だった。
だから例え悪魔だとしても人の形をしている誰かと一緒に食事をするのは素直に嬉しい。
「ああ、そうそう。 実は探索している時腹が立ったので地面に向かって石を投げたら深く大きな穴がポカンと空いてしまいまして」
「石投げただけで穴・・・・・・?」
「そしたら袋を見つけたので持ってきました」
一旦肉を置いて差し出された袋を見てみたがこれまたサイズが常識外の大きな大袋だ。
人骨とか入ってないと良いんですけどね。
悪魔が見つけて来たのならそう言う事があるから怖いんですよ、一応開けますけどね?
人骨が入っていない事を願いつつ中を覗いてみればそこには信じられない物が入ってた。
(銅貨、銀貨、金貨・・・・・・大金貨まで!!?)
そう、中には大量のお金が入ってたのだ。
「やはり私の作った肉は美味いな」
持ってきた張本人は呑気に肉を食べているがこれは凄い事・・・・・・なんですよね、アン。
《はい、正真正銘お金です。 これでアンヘル様の所持金は無限・・・・・・どれほど遊んで暮らしたとしても無くならないくらいの量です》
(これ保存しといて貰えるか?)
《了解しました》
ヒュンと消えていったお金を見送って機嫌が良さそうに肉を食べているベリアルに視線を向ければ視線に気付いたのか目が合った。
「ベリアル、不本意だとは思いますがさっきの袋を拾ってきてくれてありがとうございます」
「不本意なんて・・・・・・役に立てて光栄ですよ」
本当か嘘か分からない言葉を言うなり食事に戻ったベリアルを見て思わず笑みが浮かぶ。
悪魔はやはり人間に似ていますね。
「明日は一緒に街まで降りてみませんか?」
「構いませんよ」
「貴方の服装は大胆ですから・・・・・・時代にあう服を買って馴染みましょう、そして材料とか見てみて家を建ててくれる人を探しましょう」
「了解、マスター」
聞いているのかいないのか返事を返したベリアルに苦笑いを零し私も肉へとかぶりつく。
なんだか良い雰囲気にはなったのだが、
「私を床に寝せるなんて嘘でしょう? そんな事をほんの1ミリでも考えた時点で死罪──」
「ベ、ベッドは譲りますよ!」
「流石は我がマスター、物分りが良いですね」
やはり悪魔は悪魔。
ベッドを譲るなんて優しさを持っている訳もなく結局冷たい床に毛布も無しで眠った。
一つ目、今日食べる食べ物がない。
二つ目、今日飲む飲み物がない。
三つ目、ベッドが一つしかない。
ベリアルは上機嫌に斧やら銃やらを見ていて大人しいがいつ彼の気に障って殺されるかが分からない。 だからここは慎重に選ぶ所。
「ベリアル、すみませんが今日の夜食を探して来てくれませんか? 私は貴方並の力などは持ち合わせてませんが料理なら得意ですから」
「ええ、構いませんよ。 ついでに近くを散策してきますけど日が暮れる前に戻って来ます」
「分かりました」
斧を手に持って出て行くベリアルの後ろ姿を見送ってホッと息を吐き木製の椅子に座る。
とりあえずは落ち着く時間が出来ましたけどこれからどうするぺきでしょう、この山小屋とても落ち着きますが二人でまんぱいです。
近い内に他の悪魔を呼び出す予定なので少し広い場所を探さなければ色々不便でしょう。
いくら異世界とは言っても街はあるはず。
《山を降りた先にペルケリルという街がありますがアンヘル様の所持金は今の所はゼロとなってるので買い物は不可能かと思います》
(なるほど・・・・・・そう言えば、この世界のお金はなんなんです? 現代と違うと思いますが)
《銅貨、銀貨、金貨、大金貨、と言うふうになっていますが良かったら説明しますか?》
(頼みます)
《銅貨は1枚で100円、銀貨は1枚で1000円、金貨は1枚で1万円、大金貨は10万円です》
人が増えるのならこのままでは駄目でしょうけれど銅貨一枚もないとなると生活が危ないですし・・・・・・宝くじがあれば良いのですが。
いや、宝くじも買うのにお金がいりますね。
どうするべきだろうかと考えて居る内に日が暮れてしまい近くにあったランプを付ける。
(ベリアルが行ってどのくらい経った?)
《約5時間ほどです》
日が暮れる前に帰って来るとか言っていたというのに遅いですね・・・・・・見に行きますか。
溜息混じりに扉を開けると目の前に居たのは信じられないほどの巨大なイノシシだった。
《体調約2メートル、体重200kg。 この山に生息しているキングイノシシというイノシシだと思われます。 アンヘル様を餌と認識、》
(言わなくても分かりますよ、あのギラギラとした眼はまさしく獲物を狙う獣の目ですから)
武器も何もない状況で助かる方法──
「ベリアル、近くに居るなら助けて下さい!」
とりあえず助けを求めること。
イノシシを興奮させるだろうがとりあえずはそれしか生き残る方法がないから仕方ない。
「フゴッ、フゴッフゴッ~~~!!!」
(あ、これ死んだかもしれませんね・・・・・・)
そう思った瞬間ゴォォッという凄まじい音を立てながらイノシシの身体が炎に包まれた。
「マスター、無事ですか?」
「本当に来るとは思っていなかったのでほんの少し驚きはしましたが怪我はしていませんよ」
「・・・・・・そうですか」
一泊置いて呆れた顔をしたベリアルは片手でイノシシを持ち上げて空中へと投げ捨てる。
そしてどうやってやったのか知らないがイノシシを大きく二等分に切ると両手に持ってた両手の皿に一つずつ肉を置いて微笑んだ。
「どうぞ、マスター」
「いや、流石に生肉は駄目ですよ」
「はぁ・・・・・・焼きますので離れてください」
言われた通りに少しだけ離れれば皿さら勢い良く火が噴き出して肉をこんがり焼いた。
《焼き加減ミディアム、丁度良いかと》
アンがそう言うなら大丈夫なのだろうと皿に近付いてこんがりと焼けた肉をジッと見る。
さっきまで生きていたのに今はもうこんがり焼けたイノシシ肉・・・・・・不思議な気分です。
「骨付き肉は嫌いですか?」
「いえ、頂きますよ。 いただきます」
信じられないほどに大きな骨を手に持ち少し食べてみれば口中にジュワッと沢山の肉汁が広がり自然と口元から笑みが漏れる。
前の世界では食事の時いつも一人だった。
だから例え悪魔だとしても人の形をしている誰かと一緒に食事をするのは素直に嬉しい。
「ああ、そうそう。 実は探索している時腹が立ったので地面に向かって石を投げたら深く大きな穴がポカンと空いてしまいまして」
「石投げただけで穴・・・・・・?」
「そしたら袋を見つけたので持ってきました」
一旦肉を置いて差し出された袋を見てみたがこれまたサイズが常識外の大きな大袋だ。
人骨とか入ってないと良いんですけどね。
悪魔が見つけて来たのならそう言う事があるから怖いんですよ、一応開けますけどね?
人骨が入っていない事を願いつつ中を覗いてみればそこには信じられない物が入ってた。
(銅貨、銀貨、金貨・・・・・・大金貨まで!!?)
そう、中には大量のお金が入ってたのだ。
「やはり私の作った肉は美味いな」
持ってきた張本人は呑気に肉を食べているがこれは凄い事・・・・・・なんですよね、アン。
《はい、正真正銘お金です。 これでアンヘル様の所持金は無限・・・・・・どれほど遊んで暮らしたとしても無くならないくらいの量です》
(これ保存しといて貰えるか?)
《了解しました》
ヒュンと消えていったお金を見送って機嫌が良さそうに肉を食べているベリアルに視線を向ければ視線に気付いたのか目が合った。
「ベリアル、不本意だとは思いますがさっきの袋を拾ってきてくれてありがとうございます」
「不本意なんて・・・・・・役に立てて光栄ですよ」
本当か嘘か分からない言葉を言うなり食事に戻ったベリアルを見て思わず笑みが浮かぶ。
悪魔はやはり人間に似ていますね。
「明日は一緒に街まで降りてみませんか?」
「構いませんよ」
「貴方の服装は大胆ですから・・・・・・時代にあう服を買って馴染みましょう、そして材料とか見てみて家を建ててくれる人を探しましょう」
「了解、マスター」
聞いているのかいないのか返事を返したベリアルに苦笑いを零し私も肉へとかぶりつく。
なんだか良い雰囲気にはなったのだが、
「私を床に寝せるなんて嘘でしょう? そんな事をほんの1ミリでも考えた時点で死罪──」
「ベ、ベッドは譲りますよ!」
「流石は我がマスター、物分りが良いですね」
やはり悪魔は悪魔。
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