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学園4年生編
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しおりを挟む………え、え?なん、はい?
どうして僕は…少那にキスをされているの…?
しかも、さっきまでは幼い姿だったけれど…いつの間にか成長して、今の17歳の少那になっている。
彼は呆然とする僕の後頭部と腰に手を回し、地面に押し倒した。そして短く触れるだけの優しいキスを…何度も、する。次第に時間は長くなり…深く……
……いや、何受け入れてんの、流されてんの僕!!!?
「……!ダメ、少那…!」
「セレス…逃げないで、お願い…」
ぐう…!!彼はまだ涙を流しながら…懇願するように、僕を見下ろす。彼の温かい涙が、僕の顔にポタポタと落ちてくる。
ちょっと天然っぽいところもあって、いつも穏やかで笑顔で…優しい貴方。心の中はこんなにも…苦しくて傷だらけだったんだね…。
その表情を見ると…さっき知ってしまった、少那の過去を思い出す。
体中斬り傷があり、背中に刃物が刺さり倒れていた2人の女性と1人の子供。少那との関係性は分からないが…大切な人だったのだろう。
それを囲む女達。彼は異常に恐れている様子だったから、あれが女性恐怖症の原因かもしれない…。
思わず飛び出し、1人蹴飛ばしてしまった。バジル直伝の格闘術でな!!
夢の世界だから手加減無用!!と思い、相手は僕より若い少女だったが容赦無く吹っ飛ばした。現実だったら死んでたな、アレ。
ついでにその反動を利用して、斜め後ろに立っていた派手な衣装のオバハンにもアッパーカットを喰らわせといた。
そして恐らく誰も気付いていなかっただろうが、女達が少那に注意を向けている隙に…倒れていた女性の1人が、ヨロヨロと立ち上がったのだ。
彼女は静かに屋敷の中に入り…小さめのサンドバッグが入っているくらいの袋を持ち、残りの2人と少那に苦しそうな目を向けてからその場を立ち去った。
そんな光景も消え失せ、僕達は真っ暗な空間に戻って来た。ただ完全に黒ではなく、互いの姿は確認出来る。前にもあったなそんなん。
次第に意識も遠のいてきたので…きっともう目を覚ますのだろう。それは大変よろしいのですが!そろそろ僕の上から移動してくれないかな!?
しかも彼はまた顔を近付けてきおった!!
「ひゃ…!少那…ダメ、だよ。僕達はそういう関係じゃない。僕は君を、嫌いになりたくない…!!」
「お願い、セレス。私を抱き締めて。離れないで…1人にしないで。真っ暗で怖いよ…お願い、お願い。
側にいて…貴方の温もりを、私にちょうだい…。私を、貴方で満たしてくれ…。どこにも行かないで、逃げないで。置いていかないで。
嫌いになってもいいから…今だけは、私のセレスでいて。私だけの…」
彼の胸を下から両手で突き上げると、少那はショックを受けたような顔をした。罪悪感植え付けんのやめてくんない!?
それでキスはやめてくれたが…今度は僕を強く抱き締め、鼻声でそう言った。
…くそう…今の少那はひとりぼっちの幼子のようで、これ以上拒絶出来ない…。
仕方ないので心の中でパスカルに謝りながら、彼の背に手を回した。すまぬ、しかし僕は本当にパスカルが好きだから…!
暫くそうしていたが…本当に意識が、もう…
今頃現実では、どうなってるかなあ…。
漫画ではルシアン達が喰われた瞬間を誰も見ていなかった。気付いたのはエリゼのみ、遠くにカバルカズラの姿が見えたので…ジスランを掴んで飛んできたのだ。
ちょうどその時、ルシアンが意識の無いシャルロットを抱えて自力で脱出したのだ!
ただし彼らは消化の作用により肌は所々爛れ、服は半分程溶けていたのだが。
急いでその場を離れる4人。落ち着いた場所でエリゼがルシアン達の肌を癒し、ジスランが真っ赤な顔でシャルロットに上着を被せた。
…はい?服が、溶ける…ですって……!!?ちょ、待っ──
「……ハッッッ!!?帰って来た!?」
気が付くと薄暗くて、柔らかいけれど狭い場所に僕達はいた。丸いダンボールの中に詰め込まれてる感じ?
「う…セレス…?」
あ、少那も起きた。というか、今の体勢……
「「………………」」
僕が下敷きになり…少那は向かい合って上に覆い被さっている。彼は僕を跨ぐ形で密着し…顔が…息が掛かりそうな程に目の前にある…!!
その顔が急速に赤く染まる。僕もね!!
しかもなんかラクだと思ったら…僕の背中の服が一部溶けてサラシが解け…それなりに豊満なお胸が解放されていらっしゃる!!!
やばい、今僕らはくっついてるから…バ、バレる!!って服が!!?
「ぎゃあああああ!!服、服溶けてるじゃん!!!こっち見ないで、離れて少那ーーー!!!」
「えええええっ!!?いや、離れるスペースが無い、よ!」
まあ溶けてるといっても、そこはお約束。戦闘でも下半身の一部が破れないのと同様、僕らはどっちも大事なトコロは守られている!!
それでも軽くパニックな僕は暴れてしまう。今僕の頭の中は、「ヤバいバレる今少那の女性恐怖症が発動したらどっちも悲惨な事になる!!早く離れないと、でも体に力が入らん!!!」だった。
「きゃああ!!ど、どこ触ってるのお!!?」
「あ、ゴメン…!う、上手く力が入らなくて…!」
「ひあ…、あ、やぁ…!」
「あ…ごめ…!」
僕につられたのか、少那もパニックになりかけている!なんとか離れようと、彼は剥き出しの僕の肩や太ももに触れて…撫でるな!!?つい変な声出しちゃったじゃん!!
「…………!」
「~~~、………!?」
「ーーーーー!!!!ーーーー!」
なんか、外が騒がしいな?こっちはそれどころじゃないけど!!
「っ、つぅ…!」
へ?よく見ると…少那の顔やら手が、少し爛れている。それが痛いのか、彼は顔を顰めさせた。
対して僕は、どこも痛くない。多分…ヘルクリスの加護のお陰だろう。喰われたのが僕だけだったら、全裸になる事はあっても身体は溶けなかったと思う。
苦しそうな少那の姿を見て…僕はようやく落ち着いた。彼の傷を癒やしてあげたいから、早く脱出しないと!
「ふう…ごめんね、少那。すぐ外に出るから…身体が辛かったら無理しないで」
「…ごめん」
少那は腕に力が入らないだろうに、一生懸命距離を取ろうと頑張ってくれていた。それをやめ、ポフっと僕の上に倒れ込む。
ちょうど、胸に顔が…!!何これラッキースケベ?少那って主人公体質???
まあ、今から落下するから…離れない為にもしがみ付いてもらわないと困るんだけども。男性とこの密着具合は…緊急時でもなけりゃただの浮気よな…。
「………なんか柔らかいね?」むにむに
揉むな!!君はパスカルと同レベルか!?しかも…服の中に、手ぇ突っ込みおった!!!
「ん、ぅ…!女装用の偽乳だよ!!!よく出来てるでしょ!?(ヤケ)
それより、どうやって脱出しよう…。カバルカズラは物理に弱いけど、今の僕じゃ殴っても効果はほぼ無い。なら…何か、武器……あ!!」
そうだ!少那は今、バンカラモデルのコスプレをしている。そして…腰には僕の要望で、刀を差してあるのだ!!理由はもちろん、格好いいから。よおし…!!
彼に断りを入れてから、僕は柄に手を伸ばす。魔力枯渇状態だと…以前のように全身に力が入らなくなる。でもそれは少那も同様だし、彼の体勢じゃ刀を抜けない。僕が、やらないと!
…騎士を志す者として…!根性で、うごっけええええいい!!!!
※
その頃の外の出来事。
セレスタンと少那が蔓に呑まれ、中継の映像が途絶えた直後…タオフィは会場にいる騎士に数名残し2人を捜索するよう命じた。
観戦者には多数の魔術師がいたが、カバルカズラは魔力を吸ってしまう為魔術は役に立たない。故に会場の警備に残ったのだ。
そして騎士や、ジスランのように腕に覚えがある生徒達が捜索に当たった。
突如魔物が出現した為会場はパニックになりかけたが…お忍びで来ていた皇帝がランドールのマイクを奪い、
『慌てるな、私達は国民の手本となるべき存在であることを忘れるな!
有事の際にこそ冷静に、落ち着いて教師の指示に従い行動せよ!!!』
と喝を入れた事で、皆冷静さを取り戻す。その後はクザンやテランスが先導し、速やかに避難を開始した。
そして救助に向かった者は…ヘルクリスが即座に居場所を特定、案内する。
「私ではセレス諸共始末しかねん。貴様ら人間の出番だ」
他にヨミやトッピー、セレネ達精霊は能力が高すぎて下手に手出しを出来ない為、傍観に回った。
「おい、弓をもっと持って来い!!」
「2人を救助するまではトドメを刺すな、まずあの実を落とせ!!」
「迂闊に本体に近付くなよ、被害が増えるだけだ!」
その場に集まったのはジスラン、バジル、ランドール、タオフィ、オーバン、ジェルマン、デニス、飛白、咫岐、その他騎士。グラスも刀を持ち歩いていたが、避難者の護衛に残った。
そして魔術祭参加者である面々。ただしエリゼやタオフィのように高魔力保持者は、少し離れた所から助言のみしていた。
「俺にも弓をくれ!!シャーリィ…今助ける…!!」
パスカルも弓矢で参戦するも、届く前にカバルカズラの蔓、枝、根に叩き落とされる。
「駄目です、全て弾かれます!!」
「くそ…!せめてセレス達が脱出してくれれば…!!」
「そうですね、そうすれば遠慮なく総攻撃も出来ます。エリゼ君、声は届くと思いますか?」
「いや、今頃2人共悪夢に囚われているだろう。自力で克服するしか、勝ち目は無い」
「そんな…シャーリィ…!!」
オーバンはセレスタンの落とした魔本を握り締め、エリゼとタオフィの会話を聞いていた。
今すぐ特攻して愛娘を助けに行きたいところだが…無策で突っ込めば自分も喰われるだけ。皆歯を食いしばりながら、チャンスを待つ。
ちなみにシャルロットはバズーカで殴り込みに行く気満々だった為、ジスランとバジルに取り押さえられている。
カバルカズラは根を広げて、新たに獲物を探している。騎士達はそれを斬り落とし、せめてこれ以上拡大しないように防ぐのが精一杯だった。
その時。
「!実が揺れた、目を覚ましたぞ!!」
地上から遠く離れた場所に成っている実が揺れた。先程までは微動だにしていなかったので…それは2人が目覚めた事を意味する。
エリゼの言葉に、その場の全員が希望を持った。もう少しだ…!と。
だが……
『ぎゃあああああ!!服、服溶けてるじゃん!!!こっち見ないで、離れて少那ーーー!!!』
『えええええっ!!?いや、離れるスペースが無い、よ!』
「「「な…何イイィーーーーー!!!?」」」
強風に煽られた観覧車のゴンドラのように実が大きく前後に揺れる。それと同時にセレスタンの絶叫、少那の戸惑いの声が聞こえて来た。
それに大きく反応したのは、当然パスカルとシャルロット、それとオーバンだった。
「い、今2人は……あの狭い実の中で、ぜぜぜぜ全裸で、くんずほぐれず…あ、あ、あ、あばばばばばばいばばばばばばうば」
「スクナ殿下あああああ!!!!よくも、お兄様をおぉぉ……!!!」
「ひいいい!!おやめください、シャルロット様!!どうか殿下のお命は…!!」
「う~ん………」バタン!
パスカルはバグを起こし、シャルロットは半狂乱。咫岐はシャルロットが少那を殺しかねない勢いに慄いている。そしてオーバンは気絶して飛白に運ばれて行った。
「あれだけ元気そうなら…」
「そうですね、もしも全裸になる程消化されてしまっていたら…。考えたくはありませんが、生きていても身動きは取れないでしょう」
「じゃあやっぱり、精々部分的に溶けているくらいだろうけど…」
魔術師2人は冷静に状況を分析しているが…多分話を聞いてもらえないな、と判断し黙っていた。
『きゃああ!!ど、どこ触ってるのお!!?』
『あ、ゴメン…!う、上手く力が入らなくて…!』
『ひあ…、あ、やぁ…!』
『あ…ごめ…!』
「あがががががが、スクナ殿下ああーーー!!!代われ、俺と代われええええ!!!もしくは俺も混ぜてくれええええ!!!!」
「やめろ馬鹿!!!喰われたいのかお前は!!!」
「あだっ!!!いーやーだーーー!!!シャーリィイイーーー!!!」
カバルカズラに突っ込もうとするパスカルを、ルシアンが殴って止めた。それでも止まらないので…ランドールも一緒になって取り押さえた。
セレスタンと少那がプチパニック状態だった時、地上では大パニックが起きていたのだった。
だがそんな声が聞こえなくなり…次第に実の揺れも小さくなった。また気を失ってしまったのか…!?と誰もが案じたその時。
実から勢いよく刃が飛び出し、そのまま縦に裂いたのであった。
※
「よし、行くよ!!」
「……その前に、1つだけ…」
「ん?」
ようやく安全に刀を構える体勢に入れたので、あとは突き刺して裂くだけ…だったのだが。
少那が…おもむろに体を離したと思ったら真っ赤な顔で、僕の目を見据えた。
「さっき…夢の、中で。……あの時の私はどうかしていた。ごめん、なさい…!」
「夢の…中……!!!」
あのキスの事か…!!考えないようにしていたのに、なんで今言うかな!?
「今言っておかないと…有耶無耶になる気がして。後で、ちゃんと話をしよう。パスカル殿も交えて」
交えんの!?絶っっっ対面倒な事になるやん!!?
「私は不誠実な行いをした訳だし…ちゃんと謝罪したい。それに…」
「い、いいから!あれは現実じゃなかったし、君も正気じゃなかった!!もう気にしてないから、はい話終わり!!」
「…………気にして、ない…?」
…………ん?地雷踏んだ…?少那の顔からスッと表情が抜け落ちた。
ゆっくりと顔が近付いてきたと思ったら…彼は額同士を突き合わせ、て。ちっっっかい!!!息が、掛かってる…!!
「私は初めてだったし、今も心臓が早鐘を打っているというのに…。君は、なんとも思っていないんだ?ふうん?じゃあ…」
「ぴっっっ!!!?」
「こういう事をもっとしても、いいって事かなあ…?」
んなななな…!!?僕の唇を舐めて、噛んだあ!!
少那はそのまま舌舐めずりし…目が据わってませんかね!?額に青筋立ってるし、イヤー超怒ってる!?
「ねえ、答えてよセレス。君にとってこの程度、なんでもないの…?」
「ひ…っ!」
な、ななな…!少那は服の溶けた部分から手を入れ、太ももをいやらしく撫でる!君身体動くんか、仮病かこらあああ!?あ、ごめんお尻触んないで!!
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!とりあえず出よう、話はその後じっくりと…!」
「………逃げないでね…?」
絶対逃げてやる!!が、今は脱出が先!!
今度こそ渾身の力で刀を持ち上げ…壁に突き立てる!!そして抵抗される前に縦に引き裂き、その隙間から…飛び降りる!!!
「シャーリィ!!!」
刀を捨てて一気に飛び出すと、突然明るくなり目が眩む。パスカルの声に安堵しつつも、同時に新鮮な空気を肺いっぱい吸い込み…大声を出した!
「…ヘルクリスゥ!!!!」
「任せろ」
待機していた真体のヘルクリスは、その大きな口をぐわっ!!と開け……僕と少那をばくっと食べた。
そのまま彼が降りられる広い場所まで移動。その際ヘルクリスの牙の隙間から見えたが…カバルカズラはヨミの手により、命を吸い取られて塵になって消えた……。
完全に閉じられたヘルクリスの口の中は真っ暗で、今度こそ僕らは互いの姿も見えない。なので離れないよう…しっかりと抱き締め合う。
「少那…もう、大丈夫だよ…」
「うん…。ごめん、私、眠くて…」
「ん…僕も…」
もう大丈夫だという安心感、精神的疲労、魔力枯渇という状態の僕らは…体力の限界だった。
ゆっくりと目を閉じて…おやすみ、なさ~…い……ぐう。
その後どうなったのかと言うと。
ヘルクリスが降り立ったのは、ルキウス様達が全力疾走していたあの丘。カバルカズラの討伐に集まった面々も追い掛けて来た。
だが…ヘルクリスは何故か決して、口を開けようとしなかったらしい。パスカルは両手を使いこじ開けようとしたというが、力で敵う訳がない。
「ふんぎいいいいい……!!!何故開けない、中にセレスタンとスクナ殿下がいるんだろう!?」
「………………」
お父様やヨミが近付いても開けようとしなかった。その時…ロッティが何かに気付く。
「………ちょっと全員、離れていただけます?いえ、もっと。…うん、そのくらい」
ヘルクリスは周囲にロッティしかいないのを確認して…ようやく開けた。ロッティが「お邪魔しま~す…」と、覗き込むと…
「………!!な、おね、お、お姉…様…!!」
「「……………(すやぁ)」」
ロッティが真っ赤な顔で見つめる先には……露出した僕の胸を枕に眠る、少那の姿があったとさ。
その為ロッティはエリゼのローブを剥ぎ取り、僕をぐるぐる巻きにした。そうして今度こそ救出され…少那も治療してもらい、事件は完全に終結したのでした。
ちなみに魔術祭の勝者はいない。事件発生前だったらエリゼ達がトップだったが…他の誰かが逆転する可能性も大いにあったからだ。
カバルカズラに関する調査も全て終了していた。僕らは実際に襲われたサンプルとして、どういう状況だったのか根掘り葉掘り聞かれたのだが……それはまた、別のお話ってね。
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