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第一章:皇帝と寵姫の秘密。
愛してる理由を、冥土の土産へ。
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なぜか最近のルイは夜だと…
今まで以上に私がだった。
徐々に教わる様に…
それすら快楽ばかり。
更に判る事で私の身体はビクリと。
どうしても感じ取ってしまう。
「はっ、はぁん…
ルイ?
もう…
んんっ、んっ!?
ふぁぁっ!?」
キスでも言葉を、ルイに奪われるけど…
すぐ息の為、私の唇も離してから指を。
また私の中すら動かしながら…
「あぁ、ルカ?
もっとだよ?
そう、快楽すら俺はなぁ…
何よりも俺の大切なルカへ。」
既にルイから服すら全て…
私は脱がされてた。
すぐルイも脱いだ上に優しい動きで…
快楽で翻弄されるばかり。
どうにか息もする私へ。
「だが、やはりルカ?
今夜も凄く似合ってたが。
そして充分…
既に蜜も溢れてるからね。
なら今夜のルカは…
果実にでもなるか?」
言ってきた事に判らない私もルイを。
見ると嬉しそうに笑った。
果実と?
それから急に私の中から指を。
ルイは一気に抜いて…
「ああぁ!?
ル、ルイ…
身体が、敏感に…」
どうにか私も言ってると。
すぐルイが私を、簡単にだった。
うつ伏せにすると、また…
「んぁあぁ!!
待っ、あぁん、中に…
ルイ、どうし…
あぁっん!?」
私を、うつ伏せにしたまま…
ルイの指だけが、私の中を。
その初めて知る刺激にと…
もうベッドシーツすら私が掴んだ時。
「熟れてる果実の様なルカ?
今夜は花でもなく…
美味しい蜜すら溢れる果実へ。
新しく教えてあげよう?」
耳元でルイが囁いてきた。
でも、私には判らない。
教えると?
その時、ルイも私へ。
覆い被さる様にすると…
「ぁう!?
ふぁあ…」
私の中から指すらルイは秘部から…
すぐ抜くと硬くなってるだろうルイのが!?
私の秘部へ。
擦り付ける様に動きを。
明らかに変えて思わず、私もビクリとなる。
「ふぁ、あっ、ルイ?
そこは…
今だと触れられ…
んぁあぁっ!!
ル、ルイ!?
な、んあぁぁん!!
まっ、ル…」
ゆっくりとルイのがだった。
後ろから私の中へ。
更に腰も両手で掴むとルイまで…
「大丈夫だよ、ルカ?
充分、濡れてるからね?
だから、そのまま…
俺のだよ。
感じ取ってごらん。」
言ってからルイは徐々に私の中へ。
ゆっくりと後ろから挿入を。
もうビクビクと、いつもと違う場所へ。
中でも刺激すら違うのに私は…
「あぁあっ!!
やぁん、ルイのが後ろから…
また違う?
ふあぁん、や、んぁう!!
ぁああん、だめぇ…
中に、また深ぃよぅ…」
言ってる時すらルイは私の中へ。
後ろから全部を、入れ様としてくる。
いつもと違う快楽でベッドシーツを。
握り締めて私も逃れ様とするけど…
でもルイは、すぐ私も抑えながら…
「あぁ、凄く締め付けて…
くっ、そう…
感じてるのも判る。
だけど、ルカ?
いつもと違う、快楽だろう?
でも、大丈夫だよ?
このまま…
俺にルカと言う果実を。
味わせておくれ?
そして、ルカも…」
そう言うとルイは、私の中へ。
後ろから一気にズグリとだった。
奥まで挿入してきて…
初めての刺激と、快楽にと私は…
「んあぁあ!!
ルイ、あぁああ!?
ふ、深いの、ルイ?
ふあぁん!!
ああぁ、中にと…」
全てルイが先にと抑えてて…
私すら全て快楽としてだった。
感じ取るばかりへ。
それから再度、ゆっくりと…
抜く動きもしたのに、一気に奥へ。
ルイのが挿入される。
「ふあぁん、ルイのが!!
ああぁく…
中ばかり。
でも、こんなのは…
んあぁあ!!」
「ルカ、大丈夫だ…
そう、後ろからだと…
快楽すら違うだろう?
そして…
また初めて、だなぁ?
いつもと違うとしても…
ルカ?
だから安心して身を。
俺に委ねなさい?」
強過ぎる快楽に私も逃れ様と…
どうしても必死に動いてしまう。
またルイすら私の動きに合わせて中へ。
出し入れしながら…
「あぁ、ルカの全てが…
その初めてすら常に全て、俺だ。
そして、ルカも…
今すら感じるだろう?
僅かな痛みも与えないよ?
ただ、快楽だけを。
そのまま感じてごらん。」
言ってくる意味だけなら私でも判る。
ルイも私の中へ、深くへ、奥へ。
何度も出し入ればかりを。
もう私の全てを。
知ってる様にルイが動くばかりへ。
「あぁ…
でも、ルイ!?
あぁあくっ…
いつも、より…
んあぁあん!!
ふあぁぅ…
あぁああん!?
深ぃ、よぅ?
んぁあぁぁ!!」
そんな快楽すらも私へ。
刻み込まれる様に刺激と快楽を。
ビクンビクンと感じ取るばかりへ。
「あぁ、そうだね、ルカ。
もう凄く…
また締め付けも…
はぁ、くっ…
俺も伝わってくる。
このまま、中へ。
一緒にだよ?」
言うのと同時に私を。
ルイが片腕で上半身を。
反対の腕で腰を、抑えられると…
激しさも増す。
「ああぁあん!!
ルイ!!
だめ!?
そんなに…
んあぁぁぁあ!?
ふぁぐ。
ぅああぁあぁぁん!!」
一気に私は何も考えられなくなった。
それと同じでルイも私の中へ。
出した事に身体だけ全てを。
ビクリと感じ取るばかり。
痙攣すらしながら私も息だけ…
「はぁ…
ルカ、もう俺だけを。
そう…
感じてる姿すら嬉しくなるが。
もう俺と一つに、だよ?
繋がるのも判るから…
誰よりもルカだけ愛してるよ。」
そこで、ようやく私の中からルイも…
また、ゆっくりと抜いた。
「ふぁっ、あ…」
抜かれた後すら身体が痙攣する。
でもルイも私を。
同じ様に抱き寄せると…
「ルカ?
俺が必ず側に居るからね。
安心して良い。
何よりも俺はルカを愛してる。
だからこそ、俺の唯一だ。」
何も言えない私だけど…
息も整えながらルイも見れば…
優しく笑ってるのも見れた。
だから少し私もルイへ。
擦り寄ってから安心して眠った。
**************************
一方、フィンとグリシャ。
チアント国、上空へ。
帝国の空軍部隊を。
確認した時、すぐだった。
もうフィンは焦りながら…
「まさか!!
帝国の空軍だと?
だとしたら…
俺達二人の為、チアント国まで?
国すら完全に冷帝は滅ぼす気か!?
イカれてやがる!!
仲間すら皆、今まで…
かなり慎重に動いてたのが。
こんな早く!?」
言って、すぐグリシャも見れば…
明らかに動揺した顔でだった。
「そうか、俺の特徴から!?
だが、仲間の記憶まで…
読み取ったのか?
それなら、わざと!?
クリスタ国へ、あの警告も…
つまり、フィンが、だろう!!
クリスタ国と判っての動きへ。
だから属国より他国へ!?
クソッ!!
俺のせいで、余計…
そして、フィン!!
恐らく再度の警告だ!!
チアント国は滅ぼす気じゃない!!
単純に俺とフィンだろう?
あれは脅しだが…
俺達が残れば、冷帝も絶対、動かす筈。
せめて俺の頭脳で、フィンだけでも…」
すぐグリシャも策を、どうにか考え始める。
だが、フィンも意味に気付いた。
「ふざけんじゃねぇ!!
絶対、俺は仲間を。
見殺しに何て真似すら出来ねぇ!!
グリシャも一緒だぞ!?
どうにか…」
「何も言うな、フィン!!
そして落ち着け!!
俺も簡単に死なない…
だが、今まで何年だ?
こんな簡単に殺されてやらねぇ!!
もう最悪…
俺の残した物も含め全て、フィンへ。
死んでった仲間すら無駄死にだぞ?
それで、良いのかぁ!!」
フィンの言葉すら遮って…
グリシャも怒鳴るが。
その意味にフィンも判る。
だが、冷静に考え…
首を横に振ってからグリシャへ。
「生き残るのは、俺じゃねぇ…
グリシャが残って今後の策を。
そして俺達の意思も継いでくれ…」
意味に気付いたグリシャもだった。
驚きながらフィンを、見れば目すら閉じてた。
「な、フィン!?
馬鹿な事、言うな!!
俺だって仲間を、皆を、フィンも同じ…」
「グリシャ!!」
フィンはグリシャの言葉を、遮る為。
大きく名を、呼んで決意の目を。
その目にグリシャも言葉は続けられなかった。
そんな状況にも関わらず。
少しフィンは笑った。
「なぁ、グリシャ。
俺の場合、まだクリスタ国が残ってる。
だが、グリシャみてぇにか?
全部を、奪われた訳じゃねぇんだ。
それに首謀って言うなら俺の責任だろ?
もう一つ、首謀の俺が捕まるまで…
ずっと仲間達は恐らく、今でもだぞ?
生かしたまま…
拷問でと苦しめられてるぐれぇ。
あの冷帝なら、してるに違いねぇ…」
意味にもグリシャすら充分、判る。
だから悔しく思いながら…
「あぁ、フィン。
まだ公開処刑もないからな…
自害してない仲間達は、そうだろう?
冷帝なら必ず、見せしめに使う筈。」
フィンも頷くと…
「そうだ、あの冷帝ならなぁ…
捕まえても簡単に殺さねぇでだぞ?
拷問すんのもか?
俺すら判る。
だったら尚更、俺がだろ?
だが、俺も命懸けの策だったからこそ…
それを、全部グリシャへ。
託してぇんだ。」
言ってからフィンは、すぐ最低限。
持ち歩いてた荷物の中から赤黒い魔石を。
更に透明な魔石の二つを。
取り出すと、そのままグリシャへ。
グリシャも初めて見る魔石だった。
両方共に片手で、充分程度の小さい魔石…
フィンは渡してから話も続ける。
「良く聞け、グリシャ。
二つの魔石、特殊に造らせてある。
一つは目眩しの為、全て無理でも曖昧へ。
そうやって魔力も僅かに遮断すら出来る。
この透明な魔石を、使ってグリシャは…
チアント国、クリスタ国を。
避けて痕跡も残さず、他国より属国へ。
逃げてから潜伏期間、次の策を。
どうにかグリシャへ、纏めて頼みたい。
俺の記憶を、もし冷帝が見てもか?
ここでの、やり取りまで…
そっから先はグリシャ次第だから尚更。
見つかる筈ねぇ。」
すぐ理解してグリシャも透明な方を。
魔石も見ながら…
「まさか、逃亡時すらか?
だから痕跡も含めチアント国まで…」
「それもあるが。
やっぱグリシャの頭脳だ。
俺一人じゃ、無理だったからなぁ…」
フィンの言葉でグリシャも再度、見た時。
明らかにフィンが少し笑った事で意味に判った。
「おい、フィン?
まさか…
この準備は、俺か!?
計画の際、予防でと事前に!!」
動揺しながら言ってもフィンは少し笑って…
「当たり前だろ?
あの冷帝相手、最悪の場合もか。
一応、考えてたからなぁ…
ずっと仲間ばかり?
苦痛の中でか?
殺されないぐれぇなら…
せめて俺の責任は取りてぇよ。
それと赤黒い魔石だ。
これは、必ず!!
グリシャに役立つ筈。
そっちは俺の血から造った特殊な魔石…
俺の場合、捕まっても首謀者だ。
絶対すぐ殺さねぇ冷帝と必ず会う筈!!
その時、俺は全力で情報の為。
僅かだろうが聞く為、足掻く。
拷問の中でも足掻いて得た情報は全て…
グリシャの持ってる魔石へ。
全て記録として伝わる様にしてある。
俺が死んだら魔石も壊れる様にもした。
だが、あの帝国は秘密が多過ぎる。
まして俺からしたら…
謎しかない今のクリスタ妃!!
あの冷帝が偽装だと?
そこまでする今の!!
クリスタ妃に絶対、冷帝は反応もする。
何か手がかりになる筈。
他にも判る情報から頭脳のあるグリシャが!!
新たな策も考えられる。
だから俺が捕まってからも無駄死にしねぇ…
一番、グリシャなら活かせる筈。
そして、俺や仲間の分もだ。
グリシャなら俺達の意思も継げるんだぞ?
俺達二人共が捕まれば全て無意味!!
あの冷帝からしたら好都合だがなぁ…
それだけは、したかねぇのも判るだろ?」
言えば、またグリシャも驚きながら…
赤黒い魔石を、見るが。
もう…
「馬鹿野郎がぁ!!
フィンまで俺にとかぁ?
今まで、どんだけ殺されてんだよ!?
あの冷帝に…
また俺だけ…」
グリシャは涙すら必死に耐えるが…
我慢も出来ず…
「フィンが、だぞ!?
唯一、生き残ってた!!
最初すら俺を、助けたんだ…
常に滅ぼされた国へ。
危険でも行く事すら止めない!!
何よりも仲間を、大切にするぐらい…
だからこそ、皆はフィンを。
それなのに俺は!!」
どうしても耐えられなかった。
だから涙も零しながら大きく言う。
それでもフィンは笑った。
「大した事じゃねぇよ!!
滅ぼされた国内へ。
頑張っても帝国の監視下。
救える命すら少ねぇし?
グリシャの時は嬉しかったぞ!!
あんな子供だったのに?
もう15歳だよなぁ!?
それで頭脳は俺以上あるんだ!!
あんな冷帝よりかぁ?
成長したら負けねぇって!!」
すぐグリシャは思い出す。
そう、まだ幼い子供だった事も…
両親すら俺だけを。
それでも帝国からの攻撃でと…
フィンに助けられてからの命を。
その後、滅んだ己の国を。
見た事も…
余計、グリシャは泣き崩れた。
「どうして…
俺が助かったのは…
フィンが…
なのにかよ?
しかも、フィンが捕まれば…
絶対、あの冷帝は…
残酷な事も…」
僅かしかグリシャには言えなかった。
だが、フィンすら判ってる様子もした中。
少し優しく笑うと…
「まだグリシャは若いだろ?
どんなに俺が鍛えてもかぁ…
すぐ頭脳じゃ負けちまったしよ!!
まぁ、俺の情報網だってなぁ?
今回ので、全部じゃねぇ。
他の属国や僅かな他国。
俺が残せる最後の情報、全てだ。
グリシャなら纏められる。
今回は俺の失敗から仲間もだが。
情報だけでも有益になる。
だからこそ!!
俺は最後まで、あんな冷帝へ?
絶対、屈したりしねぇぞ!?」
そう言ってフィンは、グリシャの頭を。
雑に撫でながら笑う。
グリシャからしたら何も言えないまま…
涙ばかり零れたが。
最後ならばと必死にフィンを。
しっかりと見てから…
「フィン!!
俺が必ず!!
あの冷帝を、そして世界を。
全て奪い返す!!
俺はフィンも絶対、全て忘れないぞ!?
辛くても俺は!!
フィン達の意思も継ぐからな!!」
力強く言っても涙は零れる。
そんな様子のグリシャにもだった。
フィンには判る。
だから余計、笑いながら…
「グリシャなら大丈夫だと思うが?
ははははっ!!
説得力のねぇ顔でかよ!?
でも俺も含めた皆の最後を。
継いだのは、グリシャだ!!
俺すら安心したぞ!!
まぁ、だが、チアント国も危ねぇ…
だから早い方が良いな…」
言ってからフィンは…
すぐ、グリシャも再度、雑にと頭を。
撫でてから行動を、動き出す。
自ら捕まる為、帝国軍の方へ。
そんなフィンの事も判るが。
しばらく、グリシャは動けなかった。
それでもと自分自身に言い聞かせてる様に…
「俺が絶対、全ての情報からだぁ!!
フィンの、皆の、全ての意思を。
俺は継いだんだぁ!!
冷帝に頭脳だけでも俺が!!
そして必ず世界も奪い返してやる!!」
叫ぶとフィンから渡された二つの魔石を。
強く握り締める。
そして属国も選び、行動へ。
フィンも含め皆の意思を。
グリシャは決意して行動すら慎重に…
動くのだった。
**************************
一方、ルイ。
相変わらず、帝国の通常業務中。
すぐ首謀者捕獲の連絡を。
直属側近達から受けた。
その為、一応、帝国空軍を。
チアント国から撤退させたが。
様子や経緯も含め詳細すら聞いて…
真っ先に疑った。
更に勘付く。
妙だな…
二人ではなく、一人のみ?
しかも既に一人は自害だと?
だから首謀者すら一人へ。
それでも、だろう?
側近の話だと…
元ドラルーク国の生き残りが?
逃亡途中に自害など…
やはり、おかしい…
だが、その場合、捕まった側。
その首謀者が逃した筈。
どうやっても属国には不可能。
だとしたら他国へ?
いや、それでも同じ事。
帝国から逃げられない。
にも関わらず。
ならば、何かを。
そこで、判断もして今日の直属側近へ。
確認の為、端的に言う。
「ザッカ、サーエル、セス。
再確認だ。」
言えば、すぐ三人共、反応した。
俺の側で頭も下げたまま待機した。
そのまま端的に…
「捕縛した首謀者の一人。
今は?」
「はい、陛下。
指示通りの捕縛パターン9から7へ。
既に独房にて実行済みです。」
すぐザッカが答えた。
だが、これは…
もう一人に関してか?
既に頭脳もあった場合ならば…
考える為、目を閉じる。
何か事前にしたか…
ならば、もう…
他国でもなく属国へ。
それよりも先に…
「ふむ、恐らく他国でもない。
事前に準備しての行動だろう。
もう一人は生きてる。
監視体制も継続だ。
既に属国でも洗い出してる筈。」
まだ狙うと?
あの愛しいルカを!!
怒りも含め俺は目を開ける。
ならば…
俺が直接も予測してる筈。
だが、あの地下独房でか…
僅かに考えながら時刻も忘れない。
今の時間、ルカに関して問題ない。
首謀者の僅かな反応で、更にか…
判断してから俺も三人共へ。
「ザッカ、サーエル、セス。
首謀者の残り一人は生きてる。
ならば、洗い出した属国へ。
再度、監視体制すら強めろ?
そして、これは属国全てへ。
新たに伝えておけ?
今回の空軍も出したが。
所詮、警告だと…
だが、次は警告でもないと。
俺が指示した場合、その国は滅ぼす。
決定事項として動ける様にしておけ?
三人は業務へ。
俺だけ今から首謀者と直接、独房へ。
時間は問題ない。」
言えば三人共、同時でもある。
僅かに驚いた様子もしたが。
どうにかザッカだけ…
「へ、陛下?
今から直接で?
私達に関して…
先程の指示を、優先しろと…」
俺にも意味は判る。
わざわざ、俺の単独行動。
だが、ルカに関わる何かを?
もし知ってる場合。
処分も含め対応も変えなければ…
相手と場合、厄介になる可能性…
ゼロでもない。
僅かに考えるが。
直属側近の場合も含めた時。
聞ける事すら変わるか…
まして、あのルカの事!!
俺は必ず、常にルカだけだぁ!!
その事で三人共へ。
「あぁ、そうだ。
俺の予測でもか?
逃亡中の元ドラルーク国の生き残り。
真っ先に厄介になる筈。
魔力よりも頭脳だろう?
下手な帝国民より高い筈。
放置は一切、出来ない。
首謀者に関しては既に独房内。
時間すら全く問題ない。
にも関わらず…
優先順位も間違えるなよ?」
僅かな怒りも出して言えば…
三人共、驚いた顔もした。
だが、意味すら判った様子で目を変えた。
再度、俺へ。
頭を下げてから頷くと迅速に動き出した。
そのまま俺も執務室にある転移装置へ。
僅かに歩いてから、すぐ使って地下独房へ。
地下独房に入った時。
どうしても俺の苛立ちは高まるが…
首謀者の収容した部屋へ。
入った瞬間、生きてるのも判った。
その状態に対して俺は冷笑した。
だが、すぐ捕縛した者が睨んできた。
やはりか…
俺一人が正解だったなぁ?
捕縛者の姿は余りに無残でもある。
既に足首だけない状態へ。
常に血が滴る中、出血死しない様に一定以上。
下回れば、血液のみ補充され続ける。
常に切り落とされた足首から痛みを。
更に時間すら不規則にと僅かな電気と加熱を。
帯びる椅子と重い鎖でだった。
僅かに椅子と共に中央へ。
丸で蜘蛛の巣を。
連想させる形状でと浮いてる状態へ。
また当然、自決も許さない為。
口にも猿轡もしてる状態へ。
つまり、常に電気と火傷の痛みに…
己の足首から常に痛みと出血での苦痛の中。
にも関わらず。
首謀者は睨む程なのだ。
納得しながら俺は部屋の中へ。
すぐドアも閉めて誰も入れない様にロックする。
そうしてから首謀者へ。
普段通り俺も冷笑して言う。
「なるほど。
やはり、俺に個人的な恨みもあれば?
更に、だろうなぁ?
同時にクリスタ国の者。
前回の愚か者より頭脳も一応か。
ありそうだが。
同じ事を、言ってみよう。
さて、時間も勿体ない。
愚か過ぎる、お前達は判るか?
何が、どう一番か、言えるか?」
首謀者の一人でもある者は、すぐだった。
俺の事も睨みながら魔力で直接、攻撃へ。
同時に出したシグナルも含まれた。
勿論、俺すら意味とシグナルに判る。
だからこそ、普段通りの笑みで…
「ふむ、これは首謀者としてか?
真っ先に仲間の事を。
更に同時に攻撃すら俺へ。
今すら拷問してるならばと?
すぐ解放しろと?
拷問したいなら俺にしろと?
だが、話しすら意味がないと?
人でなしと?
威勢だけは良いが。
この地下独房は俺が特殊な造りへ。
だからこそ、この独房内では俺へ。
さっきの攻撃すら無効化されるのみ。
まぁ、人でなしの部分は…
微妙な気分には、なったが。
俺からすれば、お前達だろう?
気付かない愚か者に関してだなぁ…
許す筈もないだけの事。
俺は皇帝になった時から一切。
理由すら変わってない。
にも関わらず。
お前達の様な愚か者達へ。
毎回、溜息どころでもない。」
言えば、また俺へ。
攻撃もないシグナルだけ…
その内容にだった。
もう俺の怒りへ。
「どれだけの愚か者だぁ!!
俺は常に言ってる筈。
誰よりも、何よりも愛するルカへ!?
俺の特別、唯一の存在へ!!
手を出すなと!!
にも関わらず。
常にルカを、狙ってくるのは…
お前達だろう!?」
首謀者に対して怒鳴り付けると。
明らかに驚いた様子もしたが。
またシグナルでだった。
溜息も出して俺も言う。
「あぁ、そうだなぁ…
俺は皇帝になった時からか?
全く何も変わってないぞ?
唯一、俺の愛してる者は、ルカのみ。
だからこそ、愚か過ぎる父など…
俺にとっては、ただの恥!!
もし本当に母を?
愛してるならば、あの無垢なルカへ。
あんな事もしてない筈。」
ふと、そこで俺も思い出す。
クリスタ国の者ならばと、そのまま…
「お前も、だろう?
思い出したが。
愚かな者が国王だったせいで、だぞ?
クリスタ王族は皆殺しへ。
ついでに言えば、わざわざ?
死亡者も増やす為、近衛も増員だったか。
ルカの肩書きに使う為、俺は事前にだ。
国王のみ、連絡したからなぁ…
まさか反対しても王族全てへ?
更に近衛も増やして帝国へ?
もう愚か過ぎる国王だったか。」
言えば首謀者も驚いたのが判った。
だから俺も頷きながら…
「当然の結果だな。
内密にさせる為、国王のみ。
事前に俺もしたが。
元々、欲しいのは肩書きのみ。
本来、動く必要さえない。
だが、あんな愚かな国王だぞ?
内密どころか王族全てへ?
広めた上に負ける力量も判らず。
近衛だかも増員と?
もう俺が、わざわざ…
死亡確認すら出来る様にと首を。
他は燃やした状態へ。
最初から国王が、だろう?
俺の指示通り動いてれば…
今すらクリスタ王族は生きてる筈。
前回の愚か者でもだったか。
王族としての権威?
由緒ある血筋?
全く話にならなかった…」
言えば、すぐシグナルが。
首謀者も驚きながらだった。
「お前の疑問として国王か?
その通りだぞ。
俺はクリスタ妃として肩書きのみ。
欲しいだけの事、だから記録上で良いと。
まさに簡単だろう?
当時のクリスタ妃、死亡と。
新たなクリスタ妃、誕生と。
それだけで済む事にも関わらず。
王族としての権威?
生きてるのに死亡扱いは出来ないと?
最後の最後まで意見すら曲げず。
結局は王族全員、死亡と。
巻き込まれて集めた近衛達もだろう?
愚か過ぎて話にならん。」
本気で俺も呆れながら言うと…
首謀者すら複雑な顔へ。
だが、全く違うシグナルも…
それに対して俺は…
「おい、お前…
俺は雑談してる程、暇でもない。
先に俺の要件だろう?
ルカの事を、お前が?
知る必要すら一切ない筈。
だが、俺の要件も一つのみ。」
そう…
厄介になる前に処分する為。
俺は魔力も上げながら続ける。
「お前と一緒に居た筈。
元ドラルーク国の生き残り。
恐らく、お前が事前に逃がしたな?
その者へ、託したのだろう?
元ドラルーク国ならば、頭脳だ。
魔力より厄介になる者を。
わざと、お前は逃がした筈。」
首謀者の僅かな反応も見逃さない。
だから俺すら確信した。
「やはりか!!
厄介になる前に…」
すぐ俺は考える為、目を閉じる。
洗い出した属国へ。
策も考えてる時。
またシグナルに気付く。
煩わしいが、そのまま…
「ルカに関して、お前に?
言う必要も一切ない。
そのルカだけで、俺には充分。
常に守る為、狙う敵を。
俺には他の者すら殺しても全く問題ない。
あのルカを、狙う者は全て同じ事。
確実に俺が始末するのみ。」
だが、首謀者からのシグナルへ。
その意味に俺は目を開ける。
だからこそ、冷笑した。
「嘘を言うな、お前が?
俺が、ルカの事を?
言う代わりにか?
元ドラルーク国の者を?
絶対にない筈。
俺が信じる者すらルカのみ。
愛する者すらルカのみ。
他は一切、信じた事もない。
また逆も同じ事。
ルカが俺を信じる事も…
常にルカが安心して俺の側へ。
俺にとって特別な唯一すらルカのみ…
他は全て殺しても問題ないぞ?」
言えば首謀者も明らかに驚いたが。
すぐシグナルで…
何だと?
「ふざけるな!!
お前はルカを、知らないからこそ…
他の者と同じだと!?
全く違う!!
愛する者だとしても、ルカだけ違う!!」
怒鳴った事に俺も冷静になる為。
すぐ目を閉じれば、シグナルに気付く。
これは…
だが、なぜだ?
まさか!?
再度、冷静になった俺は目を開ける。
淡々と言う。
「なるほど、お前の魂胆も判った。
俺からルカの情報を、聞き出したいと?
さっきも言ったが、この地下牢は特殊。
お前に俺が言っても外部へ?
無駄な事だ、お前の魔力と同じ。
閉じ込め、この空間で攻撃すら使えない。」
だが、また首謀者は複雑な顔でシグナルを。
その意味に思わず、俺すら拍子抜けした。
「何だと?
せめて死ぬ前にと?
冥土の土産へ、教えてくれと?
今まで俺の拷問中にか…
そんな頼みを。
言った愚か者すら居ないぞ?
愚か者と言うより、何と呼ぶかも判らん。」
首謀者の返答に俺すら困惑した。
「つまり、ルカの事を。
知ってたら狙ってないと?
どうせ死ぬなら最後に?
クリスタ王族の件は判ったから…
ルカの理由も知りたいと?」
まぁ、どの道、首謀者は死ぬ上に…
この独房から連絡方法すらないが。
こんな愚か者、俺すら初めてだった。
だが、冥土の土産へ?
俺の主や闇へ?
関わる願いにもなるか?
目を閉じて僅かに俺も考える。
冥土の土産…
つまり、冥界の主へ。
だとしたら…
一応、目を開けて首謀者を。
再度、見れば…
真剣な目には俺でも気付く。
また俺は目を閉じて、そのままで…
「ルカの為、冥土の土産へ。
ルカの言う事以外、俺は信じない。
だが、主に願う為、独り言なら可能か?
ならば、ルカの為、汝の主へ。
『ルカ・ミラ・クリスタ』は偽名。
正式名は『ルカ・スティア・アルデバード』だ。
俺の場合、ルカは正式な妹になるが。
ルカが産まれた時、母は力尽きて死亡。
その事で愚かな父である皇帝が…
ルカを忌み子として母の死亡と同時。
ルカの事も死産扱いへ。
だが、生きて常に暗闇の中、一人で!!
愚かにも、こんな地下施設を、造ってか?
更に産まれたばかりのルカを。
監禁し閉じ込めながら、約4年もなぁ…
俺が真っ先に気付いた時が8歳。
どうにか全ての習得して12歳で、ここへ。
忍び込んでルカを、俺が見つけた時でもある。
言葉も判らない、何も判らない、こんな地下深くへ?
一度も陽の光すら浴びてない事まで明確だった。
だが、言葉が判らないからこそ、ルカは笑った!!
必死に寂しいと、俺を留める為だけ…
天使と間違える程の美貌に、無垢な程の笑顔で!!
すぐ理解した俺も父を問い詰めれば…
忌み子だと、生かしてるだけと、ふざけるなぁ!!
ルカは違う、母すら命懸けで残した唯一。
本当に父が母を愛してたら絶対、しない!!
愚か過ぎると、すぐ皇帝の座を賭けたデュエルへ。
12歳の俺は勝ったからこそ、皇帝へ。
愚か過ぎる上に弱い皇帝など不要だ!!
そして、ルカは死産扱いだぞ?
帝国民どころでもない。
だからこそ、真っ先に肩書きを。
まして成長すれば、今度は美貌だと?
あんなにも無垢な心のまま…
俺すら信じるだけ…
俺にもルカだけ、ルカにも俺だけ…
しかも皆がルカばかり。
俺の愛するルカを?
常に狙って、奪うのみ?
それすら理由も俺に勝てないからと!!
またルカすら判らないと?
過去の暗闇も思い出して怯えるだと!?
そんな事すら俺は許さない!!」
初めて俺が12歳でルカを。
見た瞬間も思い出す…
だが、今は!!
そこで俺も目を開ける。
複雑な顔もする首謀者を、睨みながら…
「俺にとって、ルカだけが唯一だぁ!!
ルカの何が、どこが悪かったと言える?
勝手に忌み子と決め付けられて、約4年も!?
何もない、何も判らない、言葉すら話せないルカを。
監禁して判らない孤独感すら俺が、させない!!
そして俺が唯一、愛せたのもルカだけ…
騙し合いも、探り合いも、ルカだけ全てない!!
俺の事すら一度も疑わない!!
俺に嘘すら言わない!!
誰よりも、何よりも美しい心のルカを。
大切で愛するルカは、俺の全てだぁ!!
皇帝になった時から、ずっと俺は変わってないぞ?
ルカの為、皇帝へ。
愛してるからこそ、守る為…
今すら俺だけを信じるルカが…
俺の唯一、愛する大切なルカを、奪うなぁ!!」
叫ぶ様に言うと首謀者は僅かに首を横へ振るが。
俺は目を閉じて、息も吐き出してから…
「あぁ、絶対に俺は許さない。
あのルカを?
狙う者達、奪おうとする者達を。
拷問して後悔させても湧いてくる愚か者達など…
全て殺すのみ。
そして冥土の土産だった筈。
ならば、もう、お前は決まりだなぁ?」
すぐ首謀者のシグナルには気付いた。
だからこそ一言のみ。
「俺にはルカだけで充分だ。」
残り一人の首謀者も必ず俺が!!
見つけ出して殺すのみ。
すぐ俺も魔法構築を。
「我が主よ、我が讃える言霊より御身へ。
我が願いは汝の願いへ、巡る命の焔なりて汝の元へ。
集い 賜え、汝も讃える我が御身の為。
我が紅き血潮に誓い、受け賜る願いは等しき力を。
紅蓮の華よ、汝の青き華よ、故に行使せよ。
偉大なる汝の主よ、還す焔は魂の炎華よ。」
俺は魔力も上げながら目を開けた。
同時に複雑な顔で首謀者も、シグナルだけ俺へ。
だが、俺は無視した。
魔力と共に首謀者へ放つ。
「炎舞の如き魂と踊れ。
汝と我の願いは獄炎の華へ。」
すぐ首謀者が、青と赤の炎に包まれ…
一気に燃え尽きる様子を見てたが。
確かに死ぬまで短いが、冥界へ。
咎他人のとして判らない死後すらだと思えば…
俺の気すら僅か良いとしても…
最後の首謀者から受けたシグナルにだった。
俺が愛し方すら間違えてるだと!?
何にだぁ!!
ふざけるな!!
ルカの事すら知らない愚か者の世迷言だ!!
その後。
首謀者以外も順番に公開処刑されていくが…
同時にもう一人、元ドラルーク国の者を。
探す指示も怠らなかった。
今まで以上に私がだった。
徐々に教わる様に…
それすら快楽ばかり。
更に判る事で私の身体はビクリと。
どうしても感じ取ってしまう。
「はっ、はぁん…
ルイ?
もう…
んんっ、んっ!?
ふぁぁっ!?」
キスでも言葉を、ルイに奪われるけど…
すぐ息の為、私の唇も離してから指を。
また私の中すら動かしながら…
「あぁ、ルカ?
もっとだよ?
そう、快楽すら俺はなぁ…
何よりも俺の大切なルカへ。」
既にルイから服すら全て…
私は脱がされてた。
すぐルイも脱いだ上に優しい動きで…
快楽で翻弄されるばかり。
どうにか息もする私へ。
「だが、やはりルカ?
今夜も凄く似合ってたが。
そして充分…
既に蜜も溢れてるからね。
なら今夜のルカは…
果実にでもなるか?」
言ってきた事に判らない私もルイを。
見ると嬉しそうに笑った。
果実と?
それから急に私の中から指を。
ルイは一気に抜いて…
「ああぁ!?
ル、ルイ…
身体が、敏感に…」
どうにか私も言ってると。
すぐルイが私を、簡単にだった。
うつ伏せにすると、また…
「んぁあぁ!!
待っ、あぁん、中に…
ルイ、どうし…
あぁっん!?」
私を、うつ伏せにしたまま…
ルイの指だけが、私の中を。
その初めて知る刺激にと…
もうベッドシーツすら私が掴んだ時。
「熟れてる果実の様なルカ?
今夜は花でもなく…
美味しい蜜すら溢れる果実へ。
新しく教えてあげよう?」
耳元でルイが囁いてきた。
でも、私には判らない。
教えると?
その時、ルイも私へ。
覆い被さる様にすると…
「ぁう!?
ふぁあ…」
私の中から指すらルイは秘部から…
すぐ抜くと硬くなってるだろうルイのが!?
私の秘部へ。
擦り付ける様に動きを。
明らかに変えて思わず、私もビクリとなる。
「ふぁ、あっ、ルイ?
そこは…
今だと触れられ…
んぁあぁっ!!
ル、ルイ!?
な、んあぁぁん!!
まっ、ル…」
ゆっくりとルイのがだった。
後ろから私の中へ。
更に腰も両手で掴むとルイまで…
「大丈夫だよ、ルカ?
充分、濡れてるからね?
だから、そのまま…
俺のだよ。
感じ取ってごらん。」
言ってからルイは徐々に私の中へ。
ゆっくりと後ろから挿入を。
もうビクビクと、いつもと違う場所へ。
中でも刺激すら違うのに私は…
「あぁあっ!!
やぁん、ルイのが後ろから…
また違う?
ふあぁん、や、んぁう!!
ぁああん、だめぇ…
中に、また深ぃよぅ…」
言ってる時すらルイは私の中へ。
後ろから全部を、入れ様としてくる。
いつもと違う快楽でベッドシーツを。
握り締めて私も逃れ様とするけど…
でもルイは、すぐ私も抑えながら…
「あぁ、凄く締め付けて…
くっ、そう…
感じてるのも判る。
だけど、ルカ?
いつもと違う、快楽だろう?
でも、大丈夫だよ?
このまま…
俺にルカと言う果実を。
味わせておくれ?
そして、ルカも…」
そう言うとルイは、私の中へ。
後ろから一気にズグリとだった。
奥まで挿入してきて…
初めての刺激と、快楽にと私は…
「んあぁあ!!
ルイ、あぁああ!?
ふ、深いの、ルイ?
ふあぁん!!
ああぁ、中にと…」
全てルイが先にと抑えてて…
私すら全て快楽としてだった。
感じ取るばかりへ。
それから再度、ゆっくりと…
抜く動きもしたのに、一気に奥へ。
ルイのが挿入される。
「ふあぁん、ルイのが!!
ああぁく…
中ばかり。
でも、こんなのは…
んあぁあ!!」
「ルカ、大丈夫だ…
そう、後ろからだと…
快楽すら違うだろう?
そして…
また初めて、だなぁ?
いつもと違うとしても…
ルカ?
だから安心して身を。
俺に委ねなさい?」
強過ぎる快楽に私も逃れ様と…
どうしても必死に動いてしまう。
またルイすら私の動きに合わせて中へ。
出し入れしながら…
「あぁ、ルカの全てが…
その初めてすら常に全て、俺だ。
そして、ルカも…
今すら感じるだろう?
僅かな痛みも与えないよ?
ただ、快楽だけを。
そのまま感じてごらん。」
言ってくる意味だけなら私でも判る。
ルイも私の中へ、深くへ、奥へ。
何度も出し入ればかりを。
もう私の全てを。
知ってる様にルイが動くばかりへ。
「あぁ…
でも、ルイ!?
あぁあくっ…
いつも、より…
んあぁあん!!
ふあぁぅ…
あぁああん!?
深ぃ、よぅ?
んぁあぁぁ!!」
そんな快楽すらも私へ。
刻み込まれる様に刺激と快楽を。
ビクンビクンと感じ取るばかりへ。
「あぁ、そうだね、ルカ。
もう凄く…
また締め付けも…
はぁ、くっ…
俺も伝わってくる。
このまま、中へ。
一緒にだよ?」
言うのと同時に私を。
ルイが片腕で上半身を。
反対の腕で腰を、抑えられると…
激しさも増す。
「ああぁあん!!
ルイ!!
だめ!?
そんなに…
んあぁぁぁあ!?
ふぁぐ。
ぅああぁあぁぁん!!」
一気に私は何も考えられなくなった。
それと同じでルイも私の中へ。
出した事に身体だけ全てを。
ビクリと感じ取るばかり。
痙攣すらしながら私も息だけ…
「はぁ…
ルカ、もう俺だけを。
そう…
感じてる姿すら嬉しくなるが。
もう俺と一つに、だよ?
繋がるのも判るから…
誰よりもルカだけ愛してるよ。」
そこで、ようやく私の中からルイも…
また、ゆっくりと抜いた。
「ふぁっ、あ…」
抜かれた後すら身体が痙攣する。
でもルイも私を。
同じ様に抱き寄せると…
「ルカ?
俺が必ず側に居るからね。
安心して良い。
何よりも俺はルカを愛してる。
だからこそ、俺の唯一だ。」
何も言えない私だけど…
息も整えながらルイも見れば…
優しく笑ってるのも見れた。
だから少し私もルイへ。
擦り寄ってから安心して眠った。
**************************
一方、フィンとグリシャ。
チアント国、上空へ。
帝国の空軍部隊を。
確認した時、すぐだった。
もうフィンは焦りながら…
「まさか!!
帝国の空軍だと?
だとしたら…
俺達二人の為、チアント国まで?
国すら完全に冷帝は滅ぼす気か!?
イカれてやがる!!
仲間すら皆、今まで…
かなり慎重に動いてたのが。
こんな早く!?」
言って、すぐグリシャも見れば…
明らかに動揺した顔でだった。
「そうか、俺の特徴から!?
だが、仲間の記憶まで…
読み取ったのか?
それなら、わざと!?
クリスタ国へ、あの警告も…
つまり、フィンが、だろう!!
クリスタ国と判っての動きへ。
だから属国より他国へ!?
クソッ!!
俺のせいで、余計…
そして、フィン!!
恐らく再度の警告だ!!
チアント国は滅ぼす気じゃない!!
単純に俺とフィンだろう?
あれは脅しだが…
俺達が残れば、冷帝も絶対、動かす筈。
せめて俺の頭脳で、フィンだけでも…」
すぐグリシャも策を、どうにか考え始める。
だが、フィンも意味に気付いた。
「ふざけんじゃねぇ!!
絶対、俺は仲間を。
見殺しに何て真似すら出来ねぇ!!
グリシャも一緒だぞ!?
どうにか…」
「何も言うな、フィン!!
そして落ち着け!!
俺も簡単に死なない…
だが、今まで何年だ?
こんな簡単に殺されてやらねぇ!!
もう最悪…
俺の残した物も含め全て、フィンへ。
死んでった仲間すら無駄死にだぞ?
それで、良いのかぁ!!」
フィンの言葉すら遮って…
グリシャも怒鳴るが。
その意味にフィンも判る。
だが、冷静に考え…
首を横に振ってからグリシャへ。
「生き残るのは、俺じゃねぇ…
グリシャが残って今後の策を。
そして俺達の意思も継いでくれ…」
意味に気付いたグリシャもだった。
驚きながらフィンを、見れば目すら閉じてた。
「な、フィン!?
馬鹿な事、言うな!!
俺だって仲間を、皆を、フィンも同じ…」
「グリシャ!!」
フィンはグリシャの言葉を、遮る為。
大きく名を、呼んで決意の目を。
その目にグリシャも言葉は続けられなかった。
そんな状況にも関わらず。
少しフィンは笑った。
「なぁ、グリシャ。
俺の場合、まだクリスタ国が残ってる。
だが、グリシャみてぇにか?
全部を、奪われた訳じゃねぇんだ。
それに首謀って言うなら俺の責任だろ?
もう一つ、首謀の俺が捕まるまで…
ずっと仲間達は恐らく、今でもだぞ?
生かしたまま…
拷問でと苦しめられてるぐれぇ。
あの冷帝なら、してるに違いねぇ…」
意味にもグリシャすら充分、判る。
だから悔しく思いながら…
「あぁ、フィン。
まだ公開処刑もないからな…
自害してない仲間達は、そうだろう?
冷帝なら必ず、見せしめに使う筈。」
フィンも頷くと…
「そうだ、あの冷帝ならなぁ…
捕まえても簡単に殺さねぇでだぞ?
拷問すんのもか?
俺すら判る。
だったら尚更、俺がだろ?
だが、俺も命懸けの策だったからこそ…
それを、全部グリシャへ。
託してぇんだ。」
言ってからフィンは、すぐ最低限。
持ち歩いてた荷物の中から赤黒い魔石を。
更に透明な魔石の二つを。
取り出すと、そのままグリシャへ。
グリシャも初めて見る魔石だった。
両方共に片手で、充分程度の小さい魔石…
フィンは渡してから話も続ける。
「良く聞け、グリシャ。
二つの魔石、特殊に造らせてある。
一つは目眩しの為、全て無理でも曖昧へ。
そうやって魔力も僅かに遮断すら出来る。
この透明な魔石を、使ってグリシャは…
チアント国、クリスタ国を。
避けて痕跡も残さず、他国より属国へ。
逃げてから潜伏期間、次の策を。
どうにかグリシャへ、纏めて頼みたい。
俺の記憶を、もし冷帝が見てもか?
ここでの、やり取りまで…
そっから先はグリシャ次第だから尚更。
見つかる筈ねぇ。」
すぐ理解してグリシャも透明な方を。
魔石も見ながら…
「まさか、逃亡時すらか?
だから痕跡も含めチアント国まで…」
「それもあるが。
やっぱグリシャの頭脳だ。
俺一人じゃ、無理だったからなぁ…」
フィンの言葉でグリシャも再度、見た時。
明らかにフィンが少し笑った事で意味に判った。
「おい、フィン?
まさか…
この準備は、俺か!?
計画の際、予防でと事前に!!」
動揺しながら言ってもフィンは少し笑って…
「当たり前だろ?
あの冷帝相手、最悪の場合もか。
一応、考えてたからなぁ…
ずっと仲間ばかり?
苦痛の中でか?
殺されないぐれぇなら…
せめて俺の責任は取りてぇよ。
それと赤黒い魔石だ。
これは、必ず!!
グリシャに役立つ筈。
そっちは俺の血から造った特殊な魔石…
俺の場合、捕まっても首謀者だ。
絶対すぐ殺さねぇ冷帝と必ず会う筈!!
その時、俺は全力で情報の為。
僅かだろうが聞く為、足掻く。
拷問の中でも足掻いて得た情報は全て…
グリシャの持ってる魔石へ。
全て記録として伝わる様にしてある。
俺が死んだら魔石も壊れる様にもした。
だが、あの帝国は秘密が多過ぎる。
まして俺からしたら…
謎しかない今のクリスタ妃!!
あの冷帝が偽装だと?
そこまでする今の!!
クリスタ妃に絶対、冷帝は反応もする。
何か手がかりになる筈。
他にも判る情報から頭脳のあるグリシャが!!
新たな策も考えられる。
だから俺が捕まってからも無駄死にしねぇ…
一番、グリシャなら活かせる筈。
そして、俺や仲間の分もだ。
グリシャなら俺達の意思も継げるんだぞ?
俺達二人共が捕まれば全て無意味!!
あの冷帝からしたら好都合だがなぁ…
それだけは、したかねぇのも判るだろ?」
言えば、またグリシャも驚きながら…
赤黒い魔石を、見るが。
もう…
「馬鹿野郎がぁ!!
フィンまで俺にとかぁ?
今まで、どんだけ殺されてんだよ!?
あの冷帝に…
また俺だけ…」
グリシャは涙すら必死に耐えるが…
我慢も出来ず…
「フィンが、だぞ!?
唯一、生き残ってた!!
最初すら俺を、助けたんだ…
常に滅ぼされた国へ。
危険でも行く事すら止めない!!
何よりも仲間を、大切にするぐらい…
だからこそ、皆はフィンを。
それなのに俺は!!」
どうしても耐えられなかった。
だから涙も零しながら大きく言う。
それでもフィンは笑った。
「大した事じゃねぇよ!!
滅ぼされた国内へ。
頑張っても帝国の監視下。
救える命すら少ねぇし?
グリシャの時は嬉しかったぞ!!
あんな子供だったのに?
もう15歳だよなぁ!?
それで頭脳は俺以上あるんだ!!
あんな冷帝よりかぁ?
成長したら負けねぇって!!」
すぐグリシャは思い出す。
そう、まだ幼い子供だった事も…
両親すら俺だけを。
それでも帝国からの攻撃でと…
フィンに助けられてからの命を。
その後、滅んだ己の国を。
見た事も…
余計、グリシャは泣き崩れた。
「どうして…
俺が助かったのは…
フィンが…
なのにかよ?
しかも、フィンが捕まれば…
絶対、あの冷帝は…
残酷な事も…」
僅かしかグリシャには言えなかった。
だが、フィンすら判ってる様子もした中。
少し優しく笑うと…
「まだグリシャは若いだろ?
どんなに俺が鍛えてもかぁ…
すぐ頭脳じゃ負けちまったしよ!!
まぁ、俺の情報網だってなぁ?
今回ので、全部じゃねぇ。
他の属国や僅かな他国。
俺が残せる最後の情報、全てだ。
グリシャなら纏められる。
今回は俺の失敗から仲間もだが。
情報だけでも有益になる。
だからこそ!!
俺は最後まで、あんな冷帝へ?
絶対、屈したりしねぇぞ!?」
そう言ってフィンは、グリシャの頭を。
雑に撫でながら笑う。
グリシャからしたら何も言えないまま…
涙ばかり零れたが。
最後ならばと必死にフィンを。
しっかりと見てから…
「フィン!!
俺が必ず!!
あの冷帝を、そして世界を。
全て奪い返す!!
俺はフィンも絶対、全て忘れないぞ!?
辛くても俺は!!
フィン達の意思も継ぐからな!!」
力強く言っても涙は零れる。
そんな様子のグリシャにもだった。
フィンには判る。
だから余計、笑いながら…
「グリシャなら大丈夫だと思うが?
ははははっ!!
説得力のねぇ顔でかよ!?
でも俺も含めた皆の最後を。
継いだのは、グリシャだ!!
俺すら安心したぞ!!
まぁ、だが、チアント国も危ねぇ…
だから早い方が良いな…」
言ってからフィンは…
すぐ、グリシャも再度、雑にと頭を。
撫でてから行動を、動き出す。
自ら捕まる為、帝国軍の方へ。
そんなフィンの事も判るが。
しばらく、グリシャは動けなかった。
それでもと自分自身に言い聞かせてる様に…
「俺が絶対、全ての情報からだぁ!!
フィンの、皆の、全ての意思を。
俺は継いだんだぁ!!
冷帝に頭脳だけでも俺が!!
そして必ず世界も奪い返してやる!!」
叫ぶとフィンから渡された二つの魔石を。
強く握り締める。
そして属国も選び、行動へ。
フィンも含め皆の意思を。
グリシャは決意して行動すら慎重に…
動くのだった。
**************************
一方、ルイ。
相変わらず、帝国の通常業務中。
すぐ首謀者捕獲の連絡を。
直属側近達から受けた。
その為、一応、帝国空軍を。
チアント国から撤退させたが。
様子や経緯も含め詳細すら聞いて…
真っ先に疑った。
更に勘付く。
妙だな…
二人ではなく、一人のみ?
しかも既に一人は自害だと?
だから首謀者すら一人へ。
それでも、だろう?
側近の話だと…
元ドラルーク国の生き残りが?
逃亡途中に自害など…
やはり、おかしい…
だが、その場合、捕まった側。
その首謀者が逃した筈。
どうやっても属国には不可能。
だとしたら他国へ?
いや、それでも同じ事。
帝国から逃げられない。
にも関わらず。
ならば、何かを。
そこで、判断もして今日の直属側近へ。
確認の為、端的に言う。
「ザッカ、サーエル、セス。
再確認だ。」
言えば、すぐ三人共、反応した。
俺の側で頭も下げたまま待機した。
そのまま端的に…
「捕縛した首謀者の一人。
今は?」
「はい、陛下。
指示通りの捕縛パターン9から7へ。
既に独房にて実行済みです。」
すぐザッカが答えた。
だが、これは…
もう一人に関してか?
既に頭脳もあった場合ならば…
考える為、目を閉じる。
何か事前にしたか…
ならば、もう…
他国でもなく属国へ。
それよりも先に…
「ふむ、恐らく他国でもない。
事前に準備しての行動だろう。
もう一人は生きてる。
監視体制も継続だ。
既に属国でも洗い出してる筈。」
まだ狙うと?
あの愛しいルカを!!
怒りも含め俺は目を開ける。
ならば…
俺が直接も予測してる筈。
だが、あの地下独房でか…
僅かに考えながら時刻も忘れない。
今の時間、ルカに関して問題ない。
首謀者の僅かな反応で、更にか…
判断してから俺も三人共へ。
「ザッカ、サーエル、セス。
首謀者の残り一人は生きてる。
ならば、洗い出した属国へ。
再度、監視体制すら強めろ?
そして、これは属国全てへ。
新たに伝えておけ?
今回の空軍も出したが。
所詮、警告だと…
だが、次は警告でもないと。
俺が指示した場合、その国は滅ぼす。
決定事項として動ける様にしておけ?
三人は業務へ。
俺だけ今から首謀者と直接、独房へ。
時間は問題ない。」
言えば三人共、同時でもある。
僅かに驚いた様子もしたが。
どうにかザッカだけ…
「へ、陛下?
今から直接で?
私達に関して…
先程の指示を、優先しろと…」
俺にも意味は判る。
わざわざ、俺の単独行動。
だが、ルカに関わる何かを?
もし知ってる場合。
処分も含め対応も変えなければ…
相手と場合、厄介になる可能性…
ゼロでもない。
僅かに考えるが。
直属側近の場合も含めた時。
聞ける事すら変わるか…
まして、あのルカの事!!
俺は必ず、常にルカだけだぁ!!
その事で三人共へ。
「あぁ、そうだ。
俺の予測でもか?
逃亡中の元ドラルーク国の生き残り。
真っ先に厄介になる筈。
魔力よりも頭脳だろう?
下手な帝国民より高い筈。
放置は一切、出来ない。
首謀者に関しては既に独房内。
時間すら全く問題ない。
にも関わらず…
優先順位も間違えるなよ?」
僅かな怒りも出して言えば…
三人共、驚いた顔もした。
だが、意味すら判った様子で目を変えた。
再度、俺へ。
頭を下げてから頷くと迅速に動き出した。
そのまま俺も執務室にある転移装置へ。
僅かに歩いてから、すぐ使って地下独房へ。
地下独房に入った時。
どうしても俺の苛立ちは高まるが…
首謀者の収容した部屋へ。
入った瞬間、生きてるのも判った。
その状態に対して俺は冷笑した。
だが、すぐ捕縛した者が睨んできた。
やはりか…
俺一人が正解だったなぁ?
捕縛者の姿は余りに無残でもある。
既に足首だけない状態へ。
常に血が滴る中、出血死しない様に一定以上。
下回れば、血液のみ補充され続ける。
常に切り落とされた足首から痛みを。
更に時間すら不規則にと僅かな電気と加熱を。
帯びる椅子と重い鎖でだった。
僅かに椅子と共に中央へ。
丸で蜘蛛の巣を。
連想させる形状でと浮いてる状態へ。
また当然、自決も許さない為。
口にも猿轡もしてる状態へ。
つまり、常に電気と火傷の痛みに…
己の足首から常に痛みと出血での苦痛の中。
にも関わらず。
首謀者は睨む程なのだ。
納得しながら俺は部屋の中へ。
すぐドアも閉めて誰も入れない様にロックする。
そうしてから首謀者へ。
普段通り俺も冷笑して言う。
「なるほど。
やはり、俺に個人的な恨みもあれば?
更に、だろうなぁ?
同時にクリスタ国の者。
前回の愚か者より頭脳も一応か。
ありそうだが。
同じ事を、言ってみよう。
さて、時間も勿体ない。
愚か過ぎる、お前達は判るか?
何が、どう一番か、言えるか?」
首謀者の一人でもある者は、すぐだった。
俺の事も睨みながら魔力で直接、攻撃へ。
同時に出したシグナルも含まれた。
勿論、俺すら意味とシグナルに判る。
だからこそ、普段通りの笑みで…
「ふむ、これは首謀者としてか?
真っ先に仲間の事を。
更に同時に攻撃すら俺へ。
今すら拷問してるならばと?
すぐ解放しろと?
拷問したいなら俺にしろと?
だが、話しすら意味がないと?
人でなしと?
威勢だけは良いが。
この地下独房は俺が特殊な造りへ。
だからこそ、この独房内では俺へ。
さっきの攻撃すら無効化されるのみ。
まぁ、人でなしの部分は…
微妙な気分には、なったが。
俺からすれば、お前達だろう?
気付かない愚か者に関してだなぁ…
許す筈もないだけの事。
俺は皇帝になった時から一切。
理由すら変わってない。
にも関わらず。
お前達の様な愚か者達へ。
毎回、溜息どころでもない。」
言えば、また俺へ。
攻撃もないシグナルだけ…
その内容にだった。
もう俺の怒りへ。
「どれだけの愚か者だぁ!!
俺は常に言ってる筈。
誰よりも、何よりも愛するルカへ!?
俺の特別、唯一の存在へ!!
手を出すなと!!
にも関わらず。
常にルカを、狙ってくるのは…
お前達だろう!?」
首謀者に対して怒鳴り付けると。
明らかに驚いた様子もしたが。
またシグナルでだった。
溜息も出して俺も言う。
「あぁ、そうだなぁ…
俺は皇帝になった時からか?
全く何も変わってないぞ?
唯一、俺の愛してる者は、ルカのみ。
だからこそ、愚か過ぎる父など…
俺にとっては、ただの恥!!
もし本当に母を?
愛してるならば、あの無垢なルカへ。
あんな事もしてない筈。」
ふと、そこで俺も思い出す。
クリスタ国の者ならばと、そのまま…
「お前も、だろう?
思い出したが。
愚かな者が国王だったせいで、だぞ?
クリスタ王族は皆殺しへ。
ついでに言えば、わざわざ?
死亡者も増やす為、近衛も増員だったか。
ルカの肩書きに使う為、俺は事前にだ。
国王のみ、連絡したからなぁ…
まさか反対しても王族全てへ?
更に近衛も増やして帝国へ?
もう愚か過ぎる国王だったか。」
言えば首謀者も驚いたのが判った。
だから俺も頷きながら…
「当然の結果だな。
内密にさせる為、国王のみ。
事前に俺もしたが。
元々、欲しいのは肩書きのみ。
本来、動く必要さえない。
だが、あんな愚かな国王だぞ?
内密どころか王族全てへ?
広めた上に負ける力量も判らず。
近衛だかも増員と?
もう俺が、わざわざ…
死亡確認すら出来る様にと首を。
他は燃やした状態へ。
最初から国王が、だろう?
俺の指示通り動いてれば…
今すらクリスタ王族は生きてる筈。
前回の愚か者でもだったか。
王族としての権威?
由緒ある血筋?
全く話にならなかった…」
言えば、すぐシグナルが。
首謀者も驚きながらだった。
「お前の疑問として国王か?
その通りだぞ。
俺はクリスタ妃として肩書きのみ。
欲しいだけの事、だから記録上で良いと。
まさに簡単だろう?
当時のクリスタ妃、死亡と。
新たなクリスタ妃、誕生と。
それだけで済む事にも関わらず。
王族としての権威?
生きてるのに死亡扱いは出来ないと?
最後の最後まで意見すら曲げず。
結局は王族全員、死亡と。
巻き込まれて集めた近衛達もだろう?
愚か過ぎて話にならん。」
本気で俺も呆れながら言うと…
首謀者すら複雑な顔へ。
だが、全く違うシグナルも…
それに対して俺は…
「おい、お前…
俺は雑談してる程、暇でもない。
先に俺の要件だろう?
ルカの事を、お前が?
知る必要すら一切ない筈。
だが、俺の要件も一つのみ。」
そう…
厄介になる前に処分する為。
俺は魔力も上げながら続ける。
「お前と一緒に居た筈。
元ドラルーク国の生き残り。
恐らく、お前が事前に逃がしたな?
その者へ、託したのだろう?
元ドラルーク国ならば、頭脳だ。
魔力より厄介になる者を。
わざと、お前は逃がした筈。」
首謀者の僅かな反応も見逃さない。
だから俺すら確信した。
「やはりか!!
厄介になる前に…」
すぐ俺は考える為、目を閉じる。
洗い出した属国へ。
策も考えてる時。
またシグナルに気付く。
煩わしいが、そのまま…
「ルカに関して、お前に?
言う必要も一切ない。
そのルカだけで、俺には充分。
常に守る為、狙う敵を。
俺には他の者すら殺しても全く問題ない。
あのルカを、狙う者は全て同じ事。
確実に俺が始末するのみ。」
だが、首謀者からのシグナルへ。
その意味に俺は目を開ける。
だからこそ、冷笑した。
「嘘を言うな、お前が?
俺が、ルカの事を?
言う代わりにか?
元ドラルーク国の者を?
絶対にない筈。
俺が信じる者すらルカのみ。
愛する者すらルカのみ。
他は一切、信じた事もない。
また逆も同じ事。
ルカが俺を信じる事も…
常にルカが安心して俺の側へ。
俺にとって特別な唯一すらルカのみ…
他は全て殺しても問題ないぞ?」
言えば首謀者も明らかに驚いたが。
すぐシグナルで…
何だと?
「ふざけるな!!
お前はルカを、知らないからこそ…
他の者と同じだと!?
全く違う!!
愛する者だとしても、ルカだけ違う!!」
怒鳴った事に俺も冷静になる為。
すぐ目を閉じれば、シグナルに気付く。
これは…
だが、なぜだ?
まさか!?
再度、冷静になった俺は目を開ける。
淡々と言う。
「なるほど、お前の魂胆も判った。
俺からルカの情報を、聞き出したいと?
さっきも言ったが、この地下牢は特殊。
お前に俺が言っても外部へ?
無駄な事だ、お前の魔力と同じ。
閉じ込め、この空間で攻撃すら使えない。」
だが、また首謀者は複雑な顔でシグナルを。
その意味に思わず、俺すら拍子抜けした。
「何だと?
せめて死ぬ前にと?
冥土の土産へ、教えてくれと?
今まで俺の拷問中にか…
そんな頼みを。
言った愚か者すら居ないぞ?
愚か者と言うより、何と呼ぶかも判らん。」
首謀者の返答に俺すら困惑した。
「つまり、ルカの事を。
知ってたら狙ってないと?
どうせ死ぬなら最後に?
クリスタ王族の件は判ったから…
ルカの理由も知りたいと?」
まぁ、どの道、首謀者は死ぬ上に…
この独房から連絡方法すらないが。
こんな愚か者、俺すら初めてだった。
だが、冥土の土産へ?
俺の主や闇へ?
関わる願いにもなるか?
目を閉じて僅かに俺も考える。
冥土の土産…
つまり、冥界の主へ。
だとしたら…
一応、目を開けて首謀者を。
再度、見れば…
真剣な目には俺でも気付く。
また俺は目を閉じて、そのままで…
「ルカの為、冥土の土産へ。
ルカの言う事以外、俺は信じない。
だが、主に願う為、独り言なら可能か?
ならば、ルカの為、汝の主へ。
『ルカ・ミラ・クリスタ』は偽名。
正式名は『ルカ・スティア・アルデバード』だ。
俺の場合、ルカは正式な妹になるが。
ルカが産まれた時、母は力尽きて死亡。
その事で愚かな父である皇帝が…
ルカを忌み子として母の死亡と同時。
ルカの事も死産扱いへ。
だが、生きて常に暗闇の中、一人で!!
愚かにも、こんな地下施設を、造ってか?
更に産まれたばかりのルカを。
監禁し閉じ込めながら、約4年もなぁ…
俺が真っ先に気付いた時が8歳。
どうにか全ての習得して12歳で、ここへ。
忍び込んでルカを、俺が見つけた時でもある。
言葉も判らない、何も判らない、こんな地下深くへ?
一度も陽の光すら浴びてない事まで明確だった。
だが、言葉が判らないからこそ、ルカは笑った!!
必死に寂しいと、俺を留める為だけ…
天使と間違える程の美貌に、無垢な程の笑顔で!!
すぐ理解した俺も父を問い詰めれば…
忌み子だと、生かしてるだけと、ふざけるなぁ!!
ルカは違う、母すら命懸けで残した唯一。
本当に父が母を愛してたら絶対、しない!!
愚か過ぎると、すぐ皇帝の座を賭けたデュエルへ。
12歳の俺は勝ったからこそ、皇帝へ。
愚か過ぎる上に弱い皇帝など不要だ!!
そして、ルカは死産扱いだぞ?
帝国民どころでもない。
だからこそ、真っ先に肩書きを。
まして成長すれば、今度は美貌だと?
あんなにも無垢な心のまま…
俺すら信じるだけ…
俺にもルカだけ、ルカにも俺だけ…
しかも皆がルカばかり。
俺の愛するルカを?
常に狙って、奪うのみ?
それすら理由も俺に勝てないからと!!
またルカすら判らないと?
過去の暗闇も思い出して怯えるだと!?
そんな事すら俺は許さない!!」
初めて俺が12歳でルカを。
見た瞬間も思い出す…
だが、今は!!
そこで俺も目を開ける。
複雑な顔もする首謀者を、睨みながら…
「俺にとって、ルカだけが唯一だぁ!!
ルカの何が、どこが悪かったと言える?
勝手に忌み子と決め付けられて、約4年も!?
何もない、何も判らない、言葉すら話せないルカを。
監禁して判らない孤独感すら俺が、させない!!
そして俺が唯一、愛せたのもルカだけ…
騙し合いも、探り合いも、ルカだけ全てない!!
俺の事すら一度も疑わない!!
俺に嘘すら言わない!!
誰よりも、何よりも美しい心のルカを。
大切で愛するルカは、俺の全てだぁ!!
皇帝になった時から、ずっと俺は変わってないぞ?
ルカの為、皇帝へ。
愛してるからこそ、守る為…
今すら俺だけを信じるルカが…
俺の唯一、愛する大切なルカを、奪うなぁ!!」
叫ぶ様に言うと首謀者は僅かに首を横へ振るが。
俺は目を閉じて、息も吐き出してから…
「あぁ、絶対に俺は許さない。
あのルカを?
狙う者達、奪おうとする者達を。
拷問して後悔させても湧いてくる愚か者達など…
全て殺すのみ。
そして冥土の土産だった筈。
ならば、もう、お前は決まりだなぁ?」
すぐ首謀者のシグナルには気付いた。
だからこそ一言のみ。
「俺にはルカだけで充分だ。」
残り一人の首謀者も必ず俺が!!
見つけ出して殺すのみ。
すぐ俺も魔法構築を。
「我が主よ、我が讃える言霊より御身へ。
我が願いは汝の願いへ、巡る命の焔なりて汝の元へ。
集い 賜え、汝も讃える我が御身の為。
我が紅き血潮に誓い、受け賜る願いは等しき力を。
紅蓮の華よ、汝の青き華よ、故に行使せよ。
偉大なる汝の主よ、還す焔は魂の炎華よ。」
俺は魔力も上げながら目を開けた。
同時に複雑な顔で首謀者も、シグナルだけ俺へ。
だが、俺は無視した。
魔力と共に首謀者へ放つ。
「炎舞の如き魂と踊れ。
汝と我の願いは獄炎の華へ。」
すぐ首謀者が、青と赤の炎に包まれ…
一気に燃え尽きる様子を見てたが。
確かに死ぬまで短いが、冥界へ。
咎他人のとして判らない死後すらだと思えば…
俺の気すら僅か良いとしても…
最後の首謀者から受けたシグナルにだった。
俺が愛し方すら間違えてるだと!?
何にだぁ!!
ふざけるな!!
ルカの事すら知らない愚か者の世迷言だ!!
その後。
首謀者以外も順番に公開処刑されていくが…
同時にもう一人、元ドラルーク国の者を。
探す指示も怠らなかった。
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