最強、最悪、最愛、唯一の兄は冷酷皇帝。

蒼真 空澄(ソウマ アスミ)

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第二章:常に最愛の者へ。

常に一緒、誰にも引き離されない為。

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いつも夜はルイと一緒だけど。
今の私は一生懸命、教わった通りルイへ。

「ルカも上手くなったなぁ…
それも充分、判るが。
くっ…
これだと俺の我慢も…」

私もルイの…
硬くて勃ってるのを。
口で舌先も使いながら、しゃぶる様に…
吸い付くとだった。

またルイが褒めてくれた。

それに最初より硬くて大きい…
でも…

いつもルイは私に、でしょう?

だったら、もっと…
ルイの為に…

そう思って私は更に硬くなったルイのを。
何度も教わった通りに舐め取る。
舌すら絡める様に使う。

「ル、ルカ…
そんなに舌まで、使ってか?
また俺のを、くっ。
しかも…
何度も先端ばかりを。
もう我慢すら出来なくなる。
だから一度…」

ルイの言ってる意味も一応、判って…
舐めてた舌を、口を、私も止めるけど。

離してから指先だけでルイのを。
少し擦りながら…

「でもルイ?
いつも私に、でしょう?
それにルイも…」

言えば、すぐルイは息も吐き出した。

「もう充分だよ、ルカ…
だが…」

そのままベッドの上で同時に私を。
押し倒すとルイも少し笑った。

「ルカ?
快楽ならば、一緒に、だろう?
そして気付いてないが。
ルカの場合、確かに俺が教えた事。
既に上手くてなぁ…
俺が耐えられなくなる。
やはり…」

今度はルイも指を、私の秘部へ。

「んぁあ、ルイ…
そこ、ふぁん!?」

触れられて思わず。
私の身体もビクリと反応してしまう。

そのまま、ルイの指が私の中へ。

「あぁっ、ま…
ルイ?
ふぁあぁんっ!!」

すぐルイは私の中を。
指で掻き混ぜる様に動かしながら…

「ルカが俺のを、だろう?
気持ち良くしてくれた以上に…
俺もルカへ、したくなる。
そして俺は、やはりルカの中へ。
もう我慢すら難しいぞ?」

耳元でルイが囁いてきた。
更にと指先も私の中で…

「あぁ、ルイ?
指がぁあん!!
ふぁ、んんっ!?
んっ、ん、んぁ…」

動かしながら私にキスを。
息の為、僅かに唇が離れるだけ…

何度もキスしてくるルイは…
指先すら私の中ばかり。

「っんぁ、ふぁあん!?
んん、ぁん。
ぁあっ…」

ビクビクと身体も感じ取って…
グチュリと水音も聞こえ出した時。
ルイはキスもしながらだった。

「んんっ!!
ん、んん!?
っあぁ…
うぁあぁん!!」

一気に硬くて大きいルイのが、私の中へ。

もうビクビクと私の身体すら勝手に…
ルイのを、感じ取ってしまう。

「あぁ、ルカ。
もう俺すら我慢が、だぞ?
出来ない…」

そうルイも言ってから、すぐ私の腰を。
力強く掴みながら動かし出す。

「んぁあぁん、ルイ!?
まっ、あぁあん!!
激し…
中に擦れ、ふぁあっ!!
だ、だめ。
そんなに…
ぁあぁん!?」

もう快楽すら強過ぎる中でも感じ取る。

その度にビクビクと私の身体も反応して…
既に刻み込まれた快楽へ。

「充分、ルカから蜜も…
溢れ出てるよ。
だから、このままだろう?
もっと俺はルカとならば…」

何度もルイは私も犯す様に…
今夜は激しく腰すら動かしてくる。

すぐ私も快楽に飲み込まれる感覚へ。

「あぁあん、ルイ!?
中に、そん…
んぁっ、んんっ!!
ふぁ…
んぁあぁあん、ルイ…」

腰の動きも止めないまま…
ルイはキスを、何度もしてくる。

どうにか息もする私だけど…

「あぁ、ん、んぁ…
ふあぁ…
そんなに、ルイ、あぁっ!?
んんっ、ふっ…
ぁあん!!」

中にルイのが擦れる度に…
私は更にと敏感へ。
なっていくばかり。

そんな状態でもルイは変わらない。
もう私の中へ、奥へ、深くへ。

激しくても私すら快楽とルイへ。
全て委ねてしまうと…

「あぁああん、ルイの!!
もう、中に…
ふぁああぁ、んぁあっ!?
ルイ、もぅ…
ぁあぁん!!
んぁあぁあぁ!!」

波の様にくる快楽でだった。

何も考えられなくなる前…
ルイも私を、しっかり抱き締めてきた。

「くっ…
あぁ、俺もだ、ルカ…
もうルカの中にと、全て一緒で…
このまま…」

言ってからルイも、私の中へ。
出したのと同時に何も考えられない。

どうにか息もする中。
ゆっくりとルイが、私の中から抜いたけど…

「ふぁ、んぁん…」

全て感じ取って私の身体は、ビクビクと…
勝手に痙攣もしてしまう。

ルイの残した熱すら余韻へ。
また私の中からゴポリと量も多い…
精液すら溢れ出すのも判る。

「あぁ、ルカ。
快楽でも常に一緒が良い。
そしてルカは何も心配すらないよ?
そのまま、いつもと同じで…
安心して休んでおくれ?」

簡単に息も整えた様子のルイへ。

「う、ん。
ルイ…
ルイと、なら…」

僅かにしか私は言えない。

必死に息も整えながら…
そのまま私も眠るしかなかった。

**************************

一方、ルイ。

ルカも抱いた後。
魔力すら合わせて問題ないと。
確認してから抱き寄せて少し笑ってしまう。

徐々に教えたのも確かに?
俺だがなぁ…

もうルカの、あの舌遣いだけでか?
常に俺の弱い場所も無自覚で、だろうが…

口だけでも危うかったぞ?

そして常に俺だけを。
当然、俺もルカだけを。
ならば、快楽すら一緒に、だろう?

そう思いながら安心して眠るルカへ。
自然に笑うと起こさない様に軽くキスを。

そのまま、ルカはベッドへ。
身体にシーツを。
被せてから俺も簡単に上着も着る。

今度は皇帝としてテーブルの方へ。
歩きながら転移術も使って書類を、全て宙へ。

一読してから新たな指示も出す。
そうして帝国全土を、常に動かすのだが…

フェキージュ国の記録について再度。
目も閉じて冷静に考える。

あの国は帝国に匹敵しないが。
魔力関連で他国の中では上だろう?

しかも単独犯だと?

いや、違う!!

確かに犯人として出された者は…
既に国内でも、ただの貴族とも異なる。

フェキージュ国の宰相補佐官だったが。
あの時は三ヶ所、同時だぞ?

俺はルカを、真っ先に優先したのみ。

だから殺さなかった…
その使い鳥はフェキージュ国に戻ったか。

だが、やはり三ヶ所も?
同時にする魔力ならば?

最低、三人は居た筈。

その上に途中で?
わざわざ魔力探知も避けた動きを?

もうフェキージュ国内では、ない…

他国との者達で三人!!
同時にアルデバード帝国へ、内偵を!!

偶然でもルカと接触したが…
狙いは、またルカと!?

ふざけるなぁ!!

余りの怒りで俺は目を、開けるが。
怒りも抑えながら…
そのまま情報整理も始める。

フェキージュ国の『レア・ローセナー』伯爵か。

貴族の中でも爵位すら高い。
にも関わらず。
23歳と、かなり若い…

あの小賢しい鼠か?
確かに若そうな容姿だったな。

もし他国すら含め繋がったとしたら…

一番、可能性で高い国は『ザナザイア国』か?

だとすると。
頭脳で有名な『オセト・マルキート』侯爵…

あの国も特殊だな?
国王よりも警戒すべき者達になるか?

まだ、同じく若いにも関わらず。
外交権限すら大きく所持して動かしてる。

これは帝国に対抗心のある貴族で…
特に若い層で纏めたのか!?

どこまでも小賢しい上に!?
余計な事ばかり!!

「チッ。」

流石に苛立ちで小さく舌打ちもしたが。

もう可能性のある国、全てを。
滅ぼす事も簡単。

だとしても、俺が動かせば…
今度は帝国内部も警備すら手薄になる。

今は慎重な時期だ。

絶対、ルカの周辺警護も含めると…
一気には動かせない!!

ならば…
軍だけ動かさず、俺の場合。
やはりフェキージュ国の者。
レア・ローセナーから…

そこで結論も出した。

簡単な魔力でシグナルも合わせる。
そのまま新たな指示として執務室へ出した。

俺が予測してもか?

ザナザイア国、ポラ国、イースラ国。
カラレス国、アーニメイル国、ゼクメヤ国。

他の同盟国は後回しでも…
まず指名手配犯でもある小賢しい鼠!!

帝国から直接、国内調査を。
申し込み段階で、だろう?

既にフェキージュ国内へ。
帝国軍も常に居る状態へ、なってる事。

もう他国は帝国から避ける為。
内部調査すら避け様と動くのみ。

そうすれば、同時に…
ユテライク族も意味に気付く筈。

帝国軍が動かせない時。
デュークの動きも予測可能だな。

ふと俺は一番、恐れる事も浮かぶ。
だから、またベッドの方へ。

戻ってからも起こさない様に…
ベッドに腰掛けてから寝てるルカへ。

少しだけ髪に触れながら眺める。

こんなにも安心して寝てるルカを?
俺の事すら絶対、信じるルカを?

そして俺も、ルカも、望んでない事は…
引き離されてしまう事だ!!

ずっと俺の側でと…
常にルカを、守り抜いてきた。

最初から愛し続けてる。
俺の唯一、誰よりも、何よりも大切なルカ。

もし俺が、だろう?
誰かに奪われてしまえば…

またルカは判らないと?
不安に怯えて泣くだけになる!?

そんな事、俺が絶対に許さん!!

だからこそ…
俺の側から離さない!!
常に結界も含め厳重にしてるのだ!!

俺も愛しながら…
今すら変わらない無垢で、優しいルカを?
姿も、心まで美しいルカを!?

そこで、違う事まで思い出す。

また別の怒りが湧き上がる。
どうにか必死に俺も抑え付けた。

ルカに関して…
一切、油断は出来ない。

帝国では身分制度の重視も変わらない。
だが、ルカは最初から死産扱い…

俺が皇帝になっても同じ事。

常に魔力と頭脳の優れてる者と…
貴族階級も権力すら比例する。

ルカは俺が肩書きでと属国の妃へ。
婚約者としても側に居られる様にしたが。

あんな帝国貴族共は…
帝国民でもない『属国妃』が、だぞ!?

アルデバード帝国の『皇妃』になるのを。
権力も含め上に立たれる事を。
愚かな理由でと、常に阻止したいだけ…

そもそも…
属国の妃になった発端さえ許せん!!

あんな愚かな父は恥だ!!

他の皇族も金と権力に甘んじて…
愚かにも頭脳すら全て習得もせず。

命じられるまま、ルカを!!

俺にも魔力では敵わないと。
だから尚更、媚びへつらうのみ。

誰も俺自身を、見ずに魔力ばかり!?
他の貴族共など論外だ!!

もう処分済みの皇族は良いが。

帝国貴族すら考えて出せば…
際限もないと切り替える。

やはり俺には、ルカだけなぁ…

優しく寝てるのも起こさない様に…
俺もベッドでとルカを、抱き寄せる。

安心してる寝顔すら愛しいルカを。

こんなにも俺の唯一、変わらないまま…
ずっと俺だけ…
同じ様に見て愛してくれるルカを。

常に俺も全力で、だぞ?

誰にも引き離させん!!

それからルイは時間も確認してから…
掛け替えのない愛しいルカを。
優しく抱き締めながら仮眠するのだった。
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