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第二章:常に最愛の者へ。
唯一の者が、誰よりも愛する者。
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中庭でルイと話してから…
私は国際語の復習も始めた。
きっと今後の為になる筈。
でも夜はルイが、いつも変わらない。
「あぁ、ルカ…
今夜の姿も似合ってる。
どうしても俺すら迷うが。
そして乱れる姿も…
もっと感じさせたいよ?」
言いながらルイは手を。
私の弱い場所ばかり。
動かしながら…
「んあぁ、ルイ!?
ふぁん、そ、そこは…」
ルイの舌も私の首筋から乳首へ。
舌先で甚振りながら…
「ルカの弱い場所だろう?
ここも…
それに、もう…」
そう言うとルイは舌だけ、私の秘部へ。
「待っ、ル、あぁ!?
んぁ、ふぁあん、や…
あぁあん!!」
そのままルイは、私も両手で胸を。
抑え付けられながら…
更に指先で乳首も摘まれる。
そして、舌が肌に触れながら…
動いて秘部へ。
もうルイの舌が吸い付く様に…
「あぁん、やぁ!!
そこ、舐めちゃ…
んぁあぁん!?
やん、んふぁあ…
ルイ、待って。
ぁあん!!」
ゆっくりと舌の動きを、ルイは止めて…
私もルイを、見ると少し笑ってた。
「ルカの蜜も美味しいが。
そんなに魅惑的な顔で…
感じてるのも判る。
だが、もっとだろう?」
またルイは同じ感覚へ。
私を、まるで味わう様に…
「ふぁあ…
もう舐めないで…
あぁあ!!
そこだけは…
んぁあ、あぁん!!」
ジュルリと水音まで聞こえるのに…
ルイも私の秘部へ。
しゃぶり付く上に指先でだった。
乳首も摘み上げられた。
刺激ばかり全て私へ。
もう快楽が強い中。
ルイは私も抑え付けたまま…
与えられる快楽から全て…
私は逃れられない。
だから目も閉じた。
「あぁ、ルカ?
充分、弱い場所にだったが…
もう、そのまま俺を。
ただ感じてごらん。」
そう言われるのと同時。
一気にルイのが私の中へ。
挿入されたのも感じ取った。
「んあぁあっ!?
ルイのが、中に!!
あぁ…」
もう目を閉じてたけど…
私には、すぐルイのだと判る上に…
ビクビクと身体も反応してしまう。
そしてルイも、すぐ腰を。
激しく動かし出す。
「あぁぁああ!!
そんなに…
んぁ、あぁん!?
奥に…
大きぃ…
ふあぁああぁっ!!」
動きも止めないまま…
ルイは私の首筋も舌が這う感覚と。
更に同時に乳首まで指先で…
「もうルカの弱い場所も全てを。
俺には判って当然だろう?
寧ろ俺が、ルカへ。
教えて…
更に刻み込んだ。
快楽だからなぁ…」
そう…
私もルイしか知らない…
全てがルイの快楽。
もう感じ取るばかりへ。
「あぁぁ…
やぁ、ルイ…
言わないで…
だって、ルイが…
んあぁぁあん!!
そこは…」
ルイが体勢も少し変えて…
また私の中で擦れる。
「良いんだよ、ルカ?
そのまま感じて…
もう、こんなに締め付けて…
俺を、感じてるのも判るが。
ルカだけ愛してる。」
そう言いながら何度も私の中へ。
出し入れするルイのに…
ビクビクと身体は勝手に、また…
感じ取ってしまうばかり。
「あぁああぁん!!
ルイ!!
もう…
もぅ…
んあぁああぁあ!!」
「くっ…
あぁ、俺もだ、ルカ…
また一緒に…」
そのまま私は何も考えられなくなると…
ルイも同時、中に出したのが判る。
ルイの勢いも激しくて…
反射的に私も仰け反るけど…
すぐ、ルイに支えられた。
もうビクビクと身体も痙攣して…
必死に私は息を、どうにかする中。
ゆっくりとルイは抜いた。
「っぁあ、ふぁ…」
でも抜かれる感覚も、その後すら私は…
どうしても余韻の様に快楽すら残されて…
勝手に身体もビクビクしてしまう。
「はぁ…
俺の大切なルカ。
誰よりも愛してる。
そして疲れただろう?
また安心して寝て良い…」
いつも私は、そのルイが言う事に…
眠くなって素直に寝てしまう日々だった。
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一方、グリシャ。
相変わらず、ザナザイア国から動けなかったが。
それでも情報の為、内偵を、同時に出す事。
その為の準備も進めた。
やはり帝国の情報が余りにも少ないのだ。
また今の場所が判らない様に…
大きく特殊な魔水晶と仕組みも考えた。
特殊な魔水晶は以前、フィンの赤黒い魔石。
あれの加工中、失敗した魔石を内部へ。
大量に入ってる為、大きさも人の頭以上…
これは技術力のあるゼクメヤ国のイーザが。
更に魔力のあるフェキージュ国のレアが。
共同して作って居た様で…
レアが使い鳥に小さな魔水晶も付けた。
また三人同時で実行する策。
アルデバード帝国は建築物も全て。
離れた外壁も含め六芒星が基本だった。
そんな全ての中心は王城であり…
王城すら六芒星内に東西南北に塔が。
中心地の本館は、更に強い結界へ。
内偵にオセトとレアとイーザの三人で…
一気に魔力も大きな魔水晶へ。
それだけしても使い鳥の僅かが潜入後。
本館には不可能だが、魔力探知も避ける為。
グリシャには大きめなハンマーを。
持って合図があれば、壊す予定で一回のみ。
実際に三人共が魔力も使う中。
上手くいけば映像や音声まで内偵可能だったが。
外観のみならば、意味もないと。
だから俺が魔力を、魔水晶へ。
注ぎ込んだ時、室内の壁に投写され皆で見る事。
全て事前に打ち合わせで決めて居た。
そして皆が見てる中、実行された。
三人共、目すら閉じながら…
片手だけ魔水晶に触れて魔力を、注ぎ込む。
それぞれが、集中させながら…
「帝国の場合、複数の結界だ。
それぞれ、同時でも…
圧倒的な魔力すら敵わないか。
更に城の本館には…」
イーザも冷静に言えば、オセトも言う。
「あぁ、魔力だけでもない。
この複雑な結界だと綻びへ。
僅かにしか不可能。
だが、情報は必須だ。
どうにか…」
また急にレアだけ驚きながら…
「まさか…
あの少女は…
次期ルカ皇妃か!?
だが、あの美貌に…
そして、プラチナの髪は…
グリシャ!!
魔水晶に触れろ!!
事前に言った通り映像へ!!」
急いで俺は魔水晶へ。
触れて魔力も注いだ時。
映像として庭園の様な場所が壁へ。
俺は初めて次期ルカ皇妃を、見た。
「な、こ、この美しい姿は…
え、これが…」
言葉にすら出来ない美貌を。
まさに初めて見て、思わず呟いたが。
その笑顔にだった。
またレアが…
「間違いない!?
俺も一度、見たが、プラチナの髪と…
色白な肌に美しいエメラルドの瞳。
天使の様な笑顔すら変わってない…
16歳の次期ルカ皇妃か…
確かに、こんなにも更に美しく?
しかも運が良い、一人か!?
皇帝ルイも居ない?
恐らく本来ならば、本館に居る筈。
偶然だとしても、この場所へ。
このまま次期ルカ皇妃と接触すれば…」
そう言うとレアは…
更に魔力も高めたのが判る。
そして映像と共に声も聞こえた。
『優しくて可愛い小鳥さん!!
きっと愛されてるんだね!!』
初めて見たプラチナの髪。
更に色白で華奢にも関わらず。
魅力的な姿に美しいエメラルドの瞳。
そして本当に無垢な天使の様な笑顔に…
正直、俺は見惚れる程だった。
『ねぇ、小鳥さん?
私もなの。
いつもルイだけ…
私を、助けてくれる。
私を、愛してくれる。
だから私もルイが一番!!』
俺は何も言えないが。
どうにか考える。
こんなにも美しい…
次期ルカ皇妃を?
いつも皇帝ルイだけ?
誰もが見ないと?
いつも、あの皇帝ルイが?
助けてくれると。
愛してくれると。
つまり…
誰もが次期ルカ皇妃を、狙うばかり!?
助けるのも常に皇帝ルイ!!
『あのね、小鳥さん?
私も考えるけど…
そもそも皇妃って何を?
私もルイの為、何かしたいの。
でも…
一緒に居てくれるだけで充分、嬉しい。
今まで、ずっとルイだけだし?
私の事を、いつも愛してくれるからね?
優しいルイが、最初から私も大好きなの。』
本気で愛してる事すら見れば判る。
そのまま見てれば…
嬉しそうに笑いながら言ってくる。
『ルイはね!!
誰よりも優しくて、強いの!!
そして、凄く頭も良いんだよ?
最強って言うより?
もう最高の皇帝って私は信じてるんだぁ!!』
最高の皇帝だと!?
やっぱ、冷帝の姿を。
一切、見てない!!
いや、皇帝ルイが、だろ?
単純に一切、見せてねぇんだ。
皇帝ルイとして…
常に次期ルカ皇妃へ。
最高の皇帝と?
だが、本気で信じてる事も判る笑顔。
『ずっと側に居てくれる。
皇帝のルイだと、私の場合。
皇妃になるけど…
お仕事までは判らないし?
私には何を?
ルイの為なら何でもしたいのに…
可愛い小鳥さん。
私には何も判らないんだぁ…』
そのまま考える様子へ。
どうにか、そこで俺は…
「これが、次期ルカ皇妃か。
確かに無垢なまま…
皇帝ルイは多分、皇妃にしても…
この様子なら仕事は、させないだろ?
それでも愛してるから、わざと…」
言った時。
『ルカ、判らないならば…
俺が教えるだけだよ。』
その声も聞いて映像すら角度も変えれば…
また初めて見る程、美貌の男性がだった。
「皇帝ルイか!?
もう察知して直に…
他の場所は、すぐ殺されてるだろ!?」
イーザが大きく言った。
それに俺は正直、驚く。
この男が!?
ずっと俺も冷帝は想像してたが…
あんなにも優しい笑顔で!?
いや、あれか?
次期ルカ皇妃が居るから?
「確かに皇帝ルイだが…
あんな優しい顔は簡単だ。
次期ルカ皇妃の前では…
皇帝ルイも優しく笑ってたか。
俺も見た事は少ないとしても…
普段ならば、冷帝に相応しい。
あんなのは冷笑だろ?」
オセトの声も俺は聞いてた。
だったら、これが?
本来の皇帝ルイか!?
冷帝じゃねぇ姿になるのか!!
『ルカは、それを、だろう?
最近、ずっと考えてた様子だが。
俺の唯一、誰よりも…
何よりも愛してるルカ?
俺に聞けば、すぐだよ。』
その優しく笑いながら言う皇帝ルイも…
見て、また俺すら驚くが。
これが!?
本来の姿だと?
冷笑どころか、次期ルカ皇妃へ。
あんなに優しく笑うのか?
どうしても美しい姿に目を奪われるが。
『大丈夫だ、ルカ。
そして小鳥ではなく俺へ、だろう?
だが、その小鳥…』
「既に内偵と判ってる!?
もう限界だ!!
逃げるぞ!?」
焦る様子でレアが言うと、映像も消えるが。
また…
「駄目か!?
ここが、見つかる?
グリシャ!!
すぐ魔水晶を壊せ!!
このままだと魔力探知される筈!!」
レアが叫んだ。
咄嗟に俺は持ってたハンマーで魔水晶を。
すぐ破壊するが。
どうしても次期ルカ皇妃が浮かんだ。
あれが?
まさに美貌ってかよ!?
しかも皇帝ルイの?
あの優しい笑顔は!?
首も横に振ってから俺は再度、考える。
フィンの言う通りなら…
冷帝でもないと?
あれが本来の皇帝ルイなのか!?
だが…
次期ルカ皇妃も言ってたな?
『優しくて変わらないルイの為』と。
なら最初だって皇帝ルイは、だろ?
すぐ判って俺は我慢も出来ず。
「馬鹿野郎がぁ!!
もうフィンの言う通りじゃねぇかよ!!
つまり、冷帝の顔は、愛してる妹を。
愛してる次期ルカ皇妃を、だろ?
守る為のみ!!
本気で愛してるからこそ…
次期ルカ皇妃には一切、見せねぇ…
本来の皇帝ルイも、あんな優しい顔で!!
常に次期ルカ皇妃へ。
しかも、どちらも!?
お互いが、お互いを。
次期ルカ皇妃も見りゃ判るぞ!?
皇帝ルイを、絶対、信じてるとなぁ。
愛し合ってるのすら明確だ!!」
大きく怒鳴っても治まらない怒りすらある。
だから皆が驚く中、俺の答えも…
「もう完全な悪循環の悪化!!
奪われるから奪い返すのみ。
どうして誰も気付かない!?
愛されたいと皇帝ルイが、だろ?
そして愛した唯一が!!
実の妹でも…
最初から皇帝ルイは言ってんのにかぁ!!
たかが12歳の子供じゃ…
そっから愛して、愛されたのも?
次期ルカ皇妃のみ?
更に次期ルカ皇妃も、だろ?
勝手に忌み子扱いされ…
産まれてから、ずっと!?
監禁され続けてか!!
それすら助けたのも常に皇帝ルイのみ?
あんな無垢なまま…
余計、皇帝ルイしか見ねぇ!!
正確に言うなら皇帝ルイが、だぞ?
あの次期ルカ皇妃だけ守り続けるのみ?
フィンは僅かで気付いてたぞ!?
周りの大人達は何を?
どう間違えやがったぁ!!」
そう…
フィンは!!
あんな拷問すら受けても皇帝ルイを!?
すぐ見抜いて俺にまで…
『気付け!!』
皇帝ルイは気付く以前に、だろ?
ずっと冷帝として守り続け…
愛してるのも常に次期ルカ皇妃のみ。
常に周りは誰も信じられない中。
判らないまま…
「確かにグリシャ?
これは、まさに悪循環だ。
俺から補足する。
皇帝ルイは長いから余計に、だろ?」
オセトの言った意味にも判って見れば…
複雑な顔で、また…
「グリシャも判るだろ?
皇帝ルイは12歳から…
今は23歳だぞ?
皇帝の地位になってから何年だ?
その間、ずっと皇帝ルイは変わってない。
更に経験まで多く頭脳すら圧倒的にある中。
今だと悪循環も気付けない。
次期ルカ皇妃以外、信じてないと。
フィンにも言ってんだ。
そして肝心の次期ルカ皇妃も同じ事。
いや、正確に言えば…
皇帝ルイより長いんだぞ?」
俺も頷いてから言う。
「あぁ、産まれてから、ずっと…
そこから助け出したのも皇帝ルイだろ?
今すら変わらないと。
皇帝ルイも叫んだな…
『俺の唯一、愛する大切なルカを、奪うな』と。
あんな悲鳴みたいにかよ!!
次期ルカ皇妃も同じ事すら言ってたな?
『私の特別、唯一なのに』と。
『もう最高の皇帝って私は信じてる』と。
周りは冷帝しか言わない皇帝ルイの事を。
どれだけ、ずっとか判る。」
だが、オセトは首も横に振ると全員へ。
一度、視線のみ。
それから俺へ。
「確かに、それも同じだが。
一番の理由も簡単。
つまり、次期ルカ皇妃はなぁ?
常に皇帝ルイから教えられた事のみ。
その教える内容も全て、だぞ?
皇帝ルイが決めてきた筈。
だからこそ、さっき次期ルカ皇妃の悩みか?
皇妃の仕事すら皇帝ルイが、決められる。
愛し合ってるのも充分、判るが。
次期ルカ皇妃に仕事など必要なくても…
皇帝ルイが、いくらでも可能だろ?
例えば、外交のみ、来賓時のみ、国際語のみ。
さっき次期ルカ皇妃も言ってた筈。
『勉学も頑張ってる』と。
ならば、頭脳すら無知でもなく、まだ何か…
次期ルカ皇妃に関して、皇帝ルイからになるか?
俺には別の事柄も隠されてる感覚がする。」
オセトの言った事に俺は驚く。
そのまま…
「オセトの言う通りだな?
全て皇帝ルイの場合、守る上でも…
『勉学』として教える内容は選べる。
余計、頭脳でも皇帝ルイの言う事のみ。
だが、まだ何か隠されてるだと?
オセトには、そう…
感じたのか?
俺には皇帝ルイの言う通り。
無垢な印象でしか…」
言ってから俺も再度、思い出すが。
やっぱ?
無知より無垢な印象だよなぁ?
「なぁ、グリシャ?
俺には無垢な印象もあるが。
オセトの言う感覚に近いぞ?」
イーザの言ってきた事にも驚くが。
また考える様子でだった。
「確かに無垢でもある。
あんな、まぁ、俺は美貌にも驚いたが。
勉学として無知ではないだろ。
だがなぁ?
やはり無知な部分とも違う?
何か隠されてる感覚に近いんだよ。
俺の気になる部分では、魔力か?
レアの使い鳥にも魔水晶はあった。
にも関わらず。
魔水晶にも無反応か?
普通、魔水晶があれば、あんな無警戒に?
『少しだけ、お話しよう』と。
笑いながら言うより、魔水晶に触れたり…
普通は気にしないか?
なぜ魔力に関して全く警戒しないんだ?」
それは!!
確かに…
気付いた様子もない?
なぜ魔力に反応してない?
いや、反応より単純に知らないのか…
無知でもないのに?
無警戒過ぎる?
なぜ…
魔水晶なら普通、しねぇ反応だな?
どうにか考えてると…
「俺もオセトやイーザの感覚に近い。
無垢でもある。
だが、無知もあるだろう?
知らないと言うより皇帝ルイが。
教えてないから余計、無警戒なのか…
判断は難しいが。
その上で、すぐ皇帝ルイも言ったな?
『俺が教えるだけだよ』と。
『俺に聞けば、すぐだよ』と。
つまり、常に皇帝ルイが、だろう?
教えてる事のみ。
だから皇妃の仕事も皇帝ルイが決めるだけ…」
レアも考える様子で言ってきた。
すぐオセトも頷いて…
「そう…
あの場ですら皇帝ルイが、わざわざ?
他の二箇所は違うだろ?
わざと直に、現れた上に…
次期ルカ皇妃へ。
『俺が教えるだけだよ』と。
皇帝ルイが言ったが。
更に前だ。
『いつも私にもルイだけ』と。
次期ルカ皇妃も言ってた筈。
レアの言う通り、無知ではない。
だが、全て皇帝ルイの選択だぞ?
そして、あの場ですら魔力も使わなかった。
使わない理由も含め次期ルカ皇妃に…
見せない意味もあるだろうがなぁ?
まだ隠されてる事実も…
皇帝ルイしか知らない可能性。
何か、判らない感覚ばかりする。」
言った事も的を得てた。
またオセトの言葉も含め考えながら…
ふと俺は壊した魔水晶も見る。
まさか?
いや、んな馬鹿な!!
16歳で…
「まさかだが…
魔水晶すら見た事が?
次期ルカ皇妃は、ないまま…
まぁ、もしかしてだが。
無知と言うか…
皇帝ルイが勉学以外でも?
必要ないと。
判断する全て知らない?
だから魔力も使わない?
いや、次期ルカ皇妃の場合。
皇帝ルイも常に居るからこそ…
魔法も知らないとかじゃ…」
「それだ、グリシャ!?」
言った時、急にオセトが…
見れば、全員、驚いてた。
流石に動揺した俺は、そのまま言う。
「えぇっ!?
いや、16歳だぞ?
魔力は誰にでも…
更に魔法なら?
普通、自然と使えるだろ!?」
だよな?
普通、16歳なら魔法構築ぐれぇ…
出来るだろ?
明らかにオセトは驚きながら…
「グリシャ。
まだ理由は明確じゃねぇが。
つまり、次期ルカ皇妃は魔力も含め魔法を。
魔具も同じか?
知らねぇか、詳しく皇帝ルイが、だぞ!?
教えてねぇんだよ。
だから魔水晶を、見ても無警戒なまま…
無知と言うより皇帝ルイが意図的に、だろ?
守る上で次期ルカ皇妃には不要と。
または違う理由もか!?」
言ってから目も閉じて、また…
「そうか、あの美貌ならば…
まさか魔力に関しても皇帝ルイ以上?
次期ルカ皇妃は、加護を、祝福を。
だからこそ、逆に皇帝ルイは避けたんだ。
確かに魔力も高過ぎれば…
次期ルカ皇妃自身が、だろ?
魔力暴走したら危険だから!?」
そこまで言って目も開けた。
微妙な顔でオセトも…
「皇帝ルイの理由だ。
魔力が高過ぎる危険に判って、だろ?
皇帝ルイは、次期ルカ皇妃へ。
わざと教えてないんだ。
愛してるなら余計、危ない事を?
教えない選択もするだろ!?
だが、これは…
逆に考えれば、だぞ?
皇帝ルイすら最強の魔力。
それ以上、次期ルカ皇妃が持ってる可能性。
その魔力暴走させてしまえば…
止められるのも全て皇帝ルイのみ。
だからこそ、常に側で…
愛するのもあるが、刺激も避けるんだ。」
何だとぉ!?
皇帝ルイ以上の魔力を!!
そんなの、もし暴走したら…
とんでもない事に!!
「恐らくオセトの言う通りだ。
グリシャも判る筈。
やはり次期ルカ皇妃に関して…
一番、重要だが。
慎重にならないと…」
レアも頷きながら言った時。
「…レア。
レア!!
大変だ、アルデバード帝国が!!」
すぐ焦る様な声だけ…
聞こえてレアも懐から通信用だろう魔石を。
取り出すと仄かに光ってた。
「どうした、ユーロ?
帝国が、どうした!?」
また、すぐレアも魔石へ。
やはり通信かと皆も判るが。
明らかに全員、緊張も走る。
「レアか!?
そっちは無事か?
帝国が使い鳥からだろう!!
追跡されたんだ。
それでフェキージュ国の特定を。
本当に数分前になるが。
今度は指名手配した者の特定をか!?
その為に直接、帝国から王族へ。
宣告してきた!!
期日は未定でも…
しかも属国にしないと。
完全な宣言まで!!
だからこそ…
もう、レアは…
フェキージュ国に戻るな!!
危険過ぎる。
魔力も含め残留探知でと。
他国も調査する筈。
この通信後。
一切、駄目になると思え!?
フェキージュ国内にも早ければ…
アルデバード帝国軍が入る!!」
その内容に俺もだが、全員だった。
意味も判って戦慄した。
まさか!!
さっきの内偵に使った鳥から!?
フェキージュ国に帝国が…
宣告だと!?
つまり、俺の指名手配に関して?
匿った国として滅ぼす気か!!
だが、レアは目も僅かに閉じると…
「ユーロ!?
ならば、時間もない。
良く聞くんだ!!
俺の情報を、代わりに全て差し出せ!!
王族も含め伝えろ?
俺の独断行動と!!
現在は逃亡したと!!
帝国の反感も俺個人が、した事と!!
時間稼ぎでも…
何でも良い…
そして『フェキージュ国』を守れ!!
以上だぁ!!」
大きく言って、すぐレアは目を開けた。
そのまま魔石を。
床に叩き付けて壊したのを。
俺も含め皆が見てた。
焦りながら俺は…
「レア…
それだと、おい!?
帝国からの宣告だって…」
「判ってる、グリシャ!!
今は何も言うなぁ!!
無駄かもしれないが…
帝国から国の矛先は外せる可能性だぁ!!」
レアも俺の言葉すら遮り叫んだ。
「グリシャも判るな?
もし帝国軍が動けば…
フェキージュ国すら一日で滅びる。
だが、俺の独断行動でも…
まだ魔力探知されなかったこそ!!
使い鳥からフェキージュ国へ。
的にされたのみ。
皇帝ルイの指示だろう。
さっき次期ルカ皇妃も直に…
そして動く前に出した指示のみ。
期日もないならば、先に俺を!!
特定しようと。
判断して変更指示も出す筈。
フェキージュ国の生き残る最善案だ!!」
大きく言ったが、また目も閉じて…
しかも力強く手すら握り締めてるのが判った。
それに俺は思う。
危険も伴う内偵だったが…
俺は何も出来ねぇのか!?
もしフェキージュ国まで!!
さっきの僅かで、魔力探知よりも…
内偵の追跡でフェキージュ国の特定を。
こんなに早く!!
「グリシャも含め皆も判る筈。
さっきの僅かで、もし…
次期ルカ皇妃と接触してなくても…
アルデバード帝国と対立すれば!!
そして皇帝ルイに気付かせなければ!!
世界の、どんな国でも同じ事。
属国でも同じだ。」
レアが言って目を、開ければ…
複雑な顔だった。
更に息も吐き出してから…
「強大な力もあり、誰も信じてない。
だが、唯一の者、皇帝ルイには…
次期ルカ皇妃!!
そして唯一、皇帝ルイも言ってた筈。
『何よりも愛してるルカ』と。
全て信じるのも愛してる者。
つまり、次期ルカ皇妃のみ!!
あの僅かでも更に得た情報すら明確!!」
言いながらレアは少し笑うと…
明らかに視線も含め俺へ。
「今回はグリシャだけじゃないのかもなぁ?
貴重な情報すら運が良かったからこそ…
次の策で有効活用も出来るが。
また、フィンが何かしたのか?
あんな僅かで、偶然だとしても…
まさかの次期ルカ皇妃と。
いきなり接触すら出来た事。
普通ならば、あり得ないだろう?」
俺も意味に気付いて…
少しフィンも思い出す。
どうにか俺も少し笑う。
「確かに?
フィンなら今でもか?
俺達の為に…
何か小細工してそうだな。」
「確かにレア。
もうフェキージュ国に限らないぜ?
フィンの小細工でも良いがなぁ…」
そこでオセトも少し笑う。
同じ様に…
「俺達が行動した途端に、だぜ?
偶然としても、あんな僅か。
次期ルカ皇妃と、いきなり接触?
それが出来る可能性。
どんだけ低いってんだ。
皇帝ルイの件も有効活用すら出来る情報へ。
俺達は更に模索しねぇと。
ずっと皇帝ルイすら判らないまま…
悪循環に拍車かけてた筈。
次に活かすのみだぞ?」
言えば、レアも少し笑いながら…
「確かになぁ…
俺達が帝国へ。
動いた偶然と…
次期ルカ皇妃の偶然か?
こんな可能性も低過ぎる。
まだフェキージュ国も判らないが。
俺達次第で変わる可能性は見れたな?」
言ってる意味も判って、また俺も考える。
確かに偶然でも初めてか?
俺達が、どうにか動いた結果。
いきなり次期ルカ皇妃だぞ!?
しかも、ありゃ…
そのまま俺すら言う。
「三人に不思議な感覚だった俺だが…
あれが本当の美貌ってかよ!?
まさに、あんな笑顔の次期ルカ皇妃…
確かに?
イーザの言った通り。
俺も忘れられねぇなぁ…」
また全員が、すぐだった。
思い出す様子までしながら頷く様子へ。
**************************
そんな事もあってから…
更にグリシャも含め皆は慎重に話し合う。
帝国軍はフェキージュ国へ。
確かに入って調査も始まるが。
一応、どうにか国として残ったまま…
またレアは常にグリシャと共に行動も始め出した。
私は国際語の復習も始めた。
きっと今後の為になる筈。
でも夜はルイが、いつも変わらない。
「あぁ、ルカ…
今夜の姿も似合ってる。
どうしても俺すら迷うが。
そして乱れる姿も…
もっと感じさせたいよ?」
言いながらルイは手を。
私の弱い場所ばかり。
動かしながら…
「んあぁ、ルイ!?
ふぁん、そ、そこは…」
ルイの舌も私の首筋から乳首へ。
舌先で甚振りながら…
「ルカの弱い場所だろう?
ここも…
それに、もう…」
そう言うとルイは舌だけ、私の秘部へ。
「待っ、ル、あぁ!?
んぁ、ふぁあん、や…
あぁあん!!」
そのままルイは、私も両手で胸を。
抑え付けられながら…
更に指先で乳首も摘まれる。
そして、舌が肌に触れながら…
動いて秘部へ。
もうルイの舌が吸い付く様に…
「あぁん、やぁ!!
そこ、舐めちゃ…
んぁあぁん!?
やん、んふぁあ…
ルイ、待って。
ぁあん!!」
ゆっくりと舌の動きを、ルイは止めて…
私もルイを、見ると少し笑ってた。
「ルカの蜜も美味しいが。
そんなに魅惑的な顔で…
感じてるのも判る。
だが、もっとだろう?」
またルイは同じ感覚へ。
私を、まるで味わう様に…
「ふぁあ…
もう舐めないで…
あぁあ!!
そこだけは…
んぁあ、あぁん!!」
ジュルリと水音まで聞こえるのに…
ルイも私の秘部へ。
しゃぶり付く上に指先でだった。
乳首も摘み上げられた。
刺激ばかり全て私へ。
もう快楽が強い中。
ルイは私も抑え付けたまま…
与えられる快楽から全て…
私は逃れられない。
だから目も閉じた。
「あぁ、ルカ?
充分、弱い場所にだったが…
もう、そのまま俺を。
ただ感じてごらん。」
そう言われるのと同時。
一気にルイのが私の中へ。
挿入されたのも感じ取った。
「んあぁあっ!?
ルイのが、中に!!
あぁ…」
もう目を閉じてたけど…
私には、すぐルイのだと判る上に…
ビクビクと身体も反応してしまう。
そしてルイも、すぐ腰を。
激しく動かし出す。
「あぁぁああ!!
そんなに…
んぁ、あぁん!?
奥に…
大きぃ…
ふあぁああぁっ!!」
動きも止めないまま…
ルイは私の首筋も舌が這う感覚と。
更に同時に乳首まで指先で…
「もうルカの弱い場所も全てを。
俺には判って当然だろう?
寧ろ俺が、ルカへ。
教えて…
更に刻み込んだ。
快楽だからなぁ…」
そう…
私もルイしか知らない…
全てがルイの快楽。
もう感じ取るばかりへ。
「あぁぁ…
やぁ、ルイ…
言わないで…
だって、ルイが…
んあぁぁあん!!
そこは…」
ルイが体勢も少し変えて…
また私の中で擦れる。
「良いんだよ、ルカ?
そのまま感じて…
もう、こんなに締め付けて…
俺を、感じてるのも判るが。
ルカだけ愛してる。」
そう言いながら何度も私の中へ。
出し入れするルイのに…
ビクビクと身体は勝手に、また…
感じ取ってしまうばかり。
「あぁああぁん!!
ルイ!!
もう…
もぅ…
んあぁああぁあ!!」
「くっ…
あぁ、俺もだ、ルカ…
また一緒に…」
そのまま私は何も考えられなくなると…
ルイも同時、中に出したのが判る。
ルイの勢いも激しくて…
反射的に私も仰け反るけど…
すぐ、ルイに支えられた。
もうビクビクと身体も痙攣して…
必死に私は息を、どうにかする中。
ゆっくりとルイは抜いた。
「っぁあ、ふぁ…」
でも抜かれる感覚も、その後すら私は…
どうしても余韻の様に快楽すら残されて…
勝手に身体もビクビクしてしまう。
「はぁ…
俺の大切なルカ。
誰よりも愛してる。
そして疲れただろう?
また安心して寝て良い…」
いつも私は、そのルイが言う事に…
眠くなって素直に寝てしまう日々だった。
**************************
一方、グリシャ。
相変わらず、ザナザイア国から動けなかったが。
それでも情報の為、内偵を、同時に出す事。
その為の準備も進めた。
やはり帝国の情報が余りにも少ないのだ。
また今の場所が判らない様に…
大きく特殊な魔水晶と仕組みも考えた。
特殊な魔水晶は以前、フィンの赤黒い魔石。
あれの加工中、失敗した魔石を内部へ。
大量に入ってる為、大きさも人の頭以上…
これは技術力のあるゼクメヤ国のイーザが。
更に魔力のあるフェキージュ国のレアが。
共同して作って居た様で…
レアが使い鳥に小さな魔水晶も付けた。
また三人同時で実行する策。
アルデバード帝国は建築物も全て。
離れた外壁も含め六芒星が基本だった。
そんな全ての中心は王城であり…
王城すら六芒星内に東西南北に塔が。
中心地の本館は、更に強い結界へ。
内偵にオセトとレアとイーザの三人で…
一気に魔力も大きな魔水晶へ。
それだけしても使い鳥の僅かが潜入後。
本館には不可能だが、魔力探知も避ける為。
グリシャには大きめなハンマーを。
持って合図があれば、壊す予定で一回のみ。
実際に三人共が魔力も使う中。
上手くいけば映像や音声まで内偵可能だったが。
外観のみならば、意味もないと。
だから俺が魔力を、魔水晶へ。
注ぎ込んだ時、室内の壁に投写され皆で見る事。
全て事前に打ち合わせで決めて居た。
そして皆が見てる中、実行された。
三人共、目すら閉じながら…
片手だけ魔水晶に触れて魔力を、注ぎ込む。
それぞれが、集中させながら…
「帝国の場合、複数の結界だ。
それぞれ、同時でも…
圧倒的な魔力すら敵わないか。
更に城の本館には…」
イーザも冷静に言えば、オセトも言う。
「あぁ、魔力だけでもない。
この複雑な結界だと綻びへ。
僅かにしか不可能。
だが、情報は必須だ。
どうにか…」
また急にレアだけ驚きながら…
「まさか…
あの少女は…
次期ルカ皇妃か!?
だが、あの美貌に…
そして、プラチナの髪は…
グリシャ!!
魔水晶に触れろ!!
事前に言った通り映像へ!!」
急いで俺は魔水晶へ。
触れて魔力も注いだ時。
映像として庭園の様な場所が壁へ。
俺は初めて次期ルカ皇妃を、見た。
「な、こ、この美しい姿は…
え、これが…」
言葉にすら出来ない美貌を。
まさに初めて見て、思わず呟いたが。
その笑顔にだった。
またレアが…
「間違いない!?
俺も一度、見たが、プラチナの髪と…
色白な肌に美しいエメラルドの瞳。
天使の様な笑顔すら変わってない…
16歳の次期ルカ皇妃か…
確かに、こんなにも更に美しく?
しかも運が良い、一人か!?
皇帝ルイも居ない?
恐らく本来ならば、本館に居る筈。
偶然だとしても、この場所へ。
このまま次期ルカ皇妃と接触すれば…」
そう言うとレアは…
更に魔力も高めたのが判る。
そして映像と共に声も聞こえた。
『優しくて可愛い小鳥さん!!
きっと愛されてるんだね!!』
初めて見たプラチナの髪。
更に色白で華奢にも関わらず。
魅力的な姿に美しいエメラルドの瞳。
そして本当に無垢な天使の様な笑顔に…
正直、俺は見惚れる程だった。
『ねぇ、小鳥さん?
私もなの。
いつもルイだけ…
私を、助けてくれる。
私を、愛してくれる。
だから私もルイが一番!!』
俺は何も言えないが。
どうにか考える。
こんなにも美しい…
次期ルカ皇妃を?
いつも皇帝ルイだけ?
誰もが見ないと?
いつも、あの皇帝ルイが?
助けてくれると。
愛してくれると。
つまり…
誰もが次期ルカ皇妃を、狙うばかり!?
助けるのも常に皇帝ルイ!!
『あのね、小鳥さん?
私も考えるけど…
そもそも皇妃って何を?
私もルイの為、何かしたいの。
でも…
一緒に居てくれるだけで充分、嬉しい。
今まで、ずっとルイだけだし?
私の事を、いつも愛してくれるからね?
優しいルイが、最初から私も大好きなの。』
本気で愛してる事すら見れば判る。
そのまま見てれば…
嬉しそうに笑いながら言ってくる。
『ルイはね!!
誰よりも優しくて、強いの!!
そして、凄く頭も良いんだよ?
最強って言うより?
もう最高の皇帝って私は信じてるんだぁ!!』
最高の皇帝だと!?
やっぱ、冷帝の姿を。
一切、見てない!!
いや、皇帝ルイが、だろ?
単純に一切、見せてねぇんだ。
皇帝ルイとして…
常に次期ルカ皇妃へ。
最高の皇帝と?
だが、本気で信じてる事も判る笑顔。
『ずっと側に居てくれる。
皇帝のルイだと、私の場合。
皇妃になるけど…
お仕事までは判らないし?
私には何を?
ルイの為なら何でもしたいのに…
可愛い小鳥さん。
私には何も判らないんだぁ…』
そのまま考える様子へ。
どうにか、そこで俺は…
「これが、次期ルカ皇妃か。
確かに無垢なまま…
皇帝ルイは多分、皇妃にしても…
この様子なら仕事は、させないだろ?
それでも愛してるから、わざと…」
言った時。
『ルカ、判らないならば…
俺が教えるだけだよ。』
その声も聞いて映像すら角度も変えれば…
また初めて見る程、美貌の男性がだった。
「皇帝ルイか!?
もう察知して直に…
他の場所は、すぐ殺されてるだろ!?」
イーザが大きく言った。
それに俺は正直、驚く。
この男が!?
ずっと俺も冷帝は想像してたが…
あんなにも優しい笑顔で!?
いや、あれか?
次期ルカ皇妃が居るから?
「確かに皇帝ルイだが…
あんな優しい顔は簡単だ。
次期ルカ皇妃の前では…
皇帝ルイも優しく笑ってたか。
俺も見た事は少ないとしても…
普段ならば、冷帝に相応しい。
あんなのは冷笑だろ?」
オセトの声も俺は聞いてた。
だったら、これが?
本来の皇帝ルイか!?
冷帝じゃねぇ姿になるのか!!
『ルカは、それを、だろう?
最近、ずっと考えてた様子だが。
俺の唯一、誰よりも…
何よりも愛してるルカ?
俺に聞けば、すぐだよ。』
その優しく笑いながら言う皇帝ルイも…
見て、また俺すら驚くが。
これが!?
本来の姿だと?
冷笑どころか、次期ルカ皇妃へ。
あんなに優しく笑うのか?
どうしても美しい姿に目を奪われるが。
『大丈夫だ、ルカ。
そして小鳥ではなく俺へ、だろう?
だが、その小鳥…』
「既に内偵と判ってる!?
もう限界だ!!
逃げるぞ!?」
焦る様子でレアが言うと、映像も消えるが。
また…
「駄目か!?
ここが、見つかる?
グリシャ!!
すぐ魔水晶を壊せ!!
このままだと魔力探知される筈!!」
レアが叫んだ。
咄嗟に俺は持ってたハンマーで魔水晶を。
すぐ破壊するが。
どうしても次期ルカ皇妃が浮かんだ。
あれが?
まさに美貌ってかよ!?
しかも皇帝ルイの?
あの優しい笑顔は!?
首も横に振ってから俺は再度、考える。
フィンの言う通りなら…
冷帝でもないと?
あれが本来の皇帝ルイなのか!?
だが…
次期ルカ皇妃も言ってたな?
『優しくて変わらないルイの為』と。
なら最初だって皇帝ルイは、だろ?
すぐ判って俺は我慢も出来ず。
「馬鹿野郎がぁ!!
もうフィンの言う通りじゃねぇかよ!!
つまり、冷帝の顔は、愛してる妹を。
愛してる次期ルカ皇妃を、だろ?
守る為のみ!!
本気で愛してるからこそ…
次期ルカ皇妃には一切、見せねぇ…
本来の皇帝ルイも、あんな優しい顔で!!
常に次期ルカ皇妃へ。
しかも、どちらも!?
お互いが、お互いを。
次期ルカ皇妃も見りゃ判るぞ!?
皇帝ルイを、絶対、信じてるとなぁ。
愛し合ってるのすら明確だ!!」
大きく怒鳴っても治まらない怒りすらある。
だから皆が驚く中、俺の答えも…
「もう完全な悪循環の悪化!!
奪われるから奪い返すのみ。
どうして誰も気付かない!?
愛されたいと皇帝ルイが、だろ?
そして愛した唯一が!!
実の妹でも…
最初から皇帝ルイは言ってんのにかぁ!!
たかが12歳の子供じゃ…
そっから愛して、愛されたのも?
次期ルカ皇妃のみ?
更に次期ルカ皇妃も、だろ?
勝手に忌み子扱いされ…
産まれてから、ずっと!?
監禁され続けてか!!
それすら助けたのも常に皇帝ルイのみ?
あんな無垢なまま…
余計、皇帝ルイしか見ねぇ!!
正確に言うなら皇帝ルイが、だぞ?
あの次期ルカ皇妃だけ守り続けるのみ?
フィンは僅かで気付いてたぞ!?
周りの大人達は何を?
どう間違えやがったぁ!!」
そう…
フィンは!!
あんな拷問すら受けても皇帝ルイを!?
すぐ見抜いて俺にまで…
『気付け!!』
皇帝ルイは気付く以前に、だろ?
ずっと冷帝として守り続け…
愛してるのも常に次期ルカ皇妃のみ。
常に周りは誰も信じられない中。
判らないまま…
「確かにグリシャ?
これは、まさに悪循環だ。
俺から補足する。
皇帝ルイは長いから余計に、だろ?」
オセトの言った意味にも判って見れば…
複雑な顔で、また…
「グリシャも判るだろ?
皇帝ルイは12歳から…
今は23歳だぞ?
皇帝の地位になってから何年だ?
その間、ずっと皇帝ルイは変わってない。
更に経験まで多く頭脳すら圧倒的にある中。
今だと悪循環も気付けない。
次期ルカ皇妃以外、信じてないと。
フィンにも言ってんだ。
そして肝心の次期ルカ皇妃も同じ事。
いや、正確に言えば…
皇帝ルイより長いんだぞ?」
俺も頷いてから言う。
「あぁ、産まれてから、ずっと…
そこから助け出したのも皇帝ルイだろ?
今すら変わらないと。
皇帝ルイも叫んだな…
『俺の唯一、愛する大切なルカを、奪うな』と。
あんな悲鳴みたいにかよ!!
次期ルカ皇妃も同じ事すら言ってたな?
『私の特別、唯一なのに』と。
『もう最高の皇帝って私は信じてる』と。
周りは冷帝しか言わない皇帝ルイの事を。
どれだけ、ずっとか判る。」
だが、オセトは首も横に振ると全員へ。
一度、視線のみ。
それから俺へ。
「確かに、それも同じだが。
一番の理由も簡単。
つまり、次期ルカ皇妃はなぁ?
常に皇帝ルイから教えられた事のみ。
その教える内容も全て、だぞ?
皇帝ルイが決めてきた筈。
だからこそ、さっき次期ルカ皇妃の悩みか?
皇妃の仕事すら皇帝ルイが、決められる。
愛し合ってるのも充分、判るが。
次期ルカ皇妃に仕事など必要なくても…
皇帝ルイが、いくらでも可能だろ?
例えば、外交のみ、来賓時のみ、国際語のみ。
さっき次期ルカ皇妃も言ってた筈。
『勉学も頑張ってる』と。
ならば、頭脳すら無知でもなく、まだ何か…
次期ルカ皇妃に関して、皇帝ルイからになるか?
俺には別の事柄も隠されてる感覚がする。」
オセトの言った事に俺は驚く。
そのまま…
「オセトの言う通りだな?
全て皇帝ルイの場合、守る上でも…
『勉学』として教える内容は選べる。
余計、頭脳でも皇帝ルイの言う事のみ。
だが、まだ何か隠されてるだと?
オセトには、そう…
感じたのか?
俺には皇帝ルイの言う通り。
無垢な印象でしか…」
言ってから俺も再度、思い出すが。
やっぱ?
無知より無垢な印象だよなぁ?
「なぁ、グリシャ?
俺には無垢な印象もあるが。
オセトの言う感覚に近いぞ?」
イーザの言ってきた事にも驚くが。
また考える様子でだった。
「確かに無垢でもある。
あんな、まぁ、俺は美貌にも驚いたが。
勉学として無知ではないだろ。
だがなぁ?
やはり無知な部分とも違う?
何か隠されてる感覚に近いんだよ。
俺の気になる部分では、魔力か?
レアの使い鳥にも魔水晶はあった。
にも関わらず。
魔水晶にも無反応か?
普通、魔水晶があれば、あんな無警戒に?
『少しだけ、お話しよう』と。
笑いながら言うより、魔水晶に触れたり…
普通は気にしないか?
なぜ魔力に関して全く警戒しないんだ?」
それは!!
確かに…
気付いた様子もない?
なぜ魔力に反応してない?
いや、反応より単純に知らないのか…
無知でもないのに?
無警戒過ぎる?
なぜ…
魔水晶なら普通、しねぇ反応だな?
どうにか考えてると…
「俺もオセトやイーザの感覚に近い。
無垢でもある。
だが、無知もあるだろう?
知らないと言うより皇帝ルイが。
教えてないから余計、無警戒なのか…
判断は難しいが。
その上で、すぐ皇帝ルイも言ったな?
『俺が教えるだけだよ』と。
『俺に聞けば、すぐだよ』と。
つまり、常に皇帝ルイが、だろう?
教えてる事のみ。
だから皇妃の仕事も皇帝ルイが決めるだけ…」
レアも考える様子で言ってきた。
すぐオセトも頷いて…
「そう…
あの場ですら皇帝ルイが、わざわざ?
他の二箇所は違うだろ?
わざと直に、現れた上に…
次期ルカ皇妃へ。
『俺が教えるだけだよ』と。
皇帝ルイが言ったが。
更に前だ。
『いつも私にもルイだけ』と。
次期ルカ皇妃も言ってた筈。
レアの言う通り、無知ではない。
だが、全て皇帝ルイの選択だぞ?
そして、あの場ですら魔力も使わなかった。
使わない理由も含め次期ルカ皇妃に…
見せない意味もあるだろうがなぁ?
まだ隠されてる事実も…
皇帝ルイしか知らない可能性。
何か、判らない感覚ばかりする。」
言った事も的を得てた。
またオセトの言葉も含め考えながら…
ふと俺は壊した魔水晶も見る。
まさか?
いや、んな馬鹿な!!
16歳で…
「まさかだが…
魔水晶すら見た事が?
次期ルカ皇妃は、ないまま…
まぁ、もしかしてだが。
無知と言うか…
皇帝ルイが勉学以外でも?
必要ないと。
判断する全て知らない?
だから魔力も使わない?
いや、次期ルカ皇妃の場合。
皇帝ルイも常に居るからこそ…
魔法も知らないとかじゃ…」
「それだ、グリシャ!?」
言った時、急にオセトが…
見れば、全員、驚いてた。
流石に動揺した俺は、そのまま言う。
「えぇっ!?
いや、16歳だぞ?
魔力は誰にでも…
更に魔法なら?
普通、自然と使えるだろ!?」
だよな?
普通、16歳なら魔法構築ぐれぇ…
出来るだろ?
明らかにオセトは驚きながら…
「グリシャ。
まだ理由は明確じゃねぇが。
つまり、次期ルカ皇妃は魔力も含め魔法を。
魔具も同じか?
知らねぇか、詳しく皇帝ルイが、だぞ!?
教えてねぇんだよ。
だから魔水晶を、見ても無警戒なまま…
無知と言うより皇帝ルイが意図的に、だろ?
守る上で次期ルカ皇妃には不要と。
または違う理由もか!?」
言ってから目も閉じて、また…
「そうか、あの美貌ならば…
まさか魔力に関しても皇帝ルイ以上?
次期ルカ皇妃は、加護を、祝福を。
だからこそ、逆に皇帝ルイは避けたんだ。
確かに魔力も高過ぎれば…
次期ルカ皇妃自身が、だろ?
魔力暴走したら危険だから!?」
そこまで言って目も開けた。
微妙な顔でオセトも…
「皇帝ルイの理由だ。
魔力が高過ぎる危険に判って、だろ?
皇帝ルイは、次期ルカ皇妃へ。
わざと教えてないんだ。
愛してるなら余計、危ない事を?
教えない選択もするだろ!?
だが、これは…
逆に考えれば、だぞ?
皇帝ルイすら最強の魔力。
それ以上、次期ルカ皇妃が持ってる可能性。
その魔力暴走させてしまえば…
止められるのも全て皇帝ルイのみ。
だからこそ、常に側で…
愛するのもあるが、刺激も避けるんだ。」
何だとぉ!?
皇帝ルイ以上の魔力を!!
そんなの、もし暴走したら…
とんでもない事に!!
「恐らくオセトの言う通りだ。
グリシャも判る筈。
やはり次期ルカ皇妃に関して…
一番、重要だが。
慎重にならないと…」
レアも頷きながら言った時。
「…レア。
レア!!
大変だ、アルデバード帝国が!!」
すぐ焦る様な声だけ…
聞こえてレアも懐から通信用だろう魔石を。
取り出すと仄かに光ってた。
「どうした、ユーロ?
帝国が、どうした!?」
また、すぐレアも魔石へ。
やはり通信かと皆も判るが。
明らかに全員、緊張も走る。
「レアか!?
そっちは無事か?
帝国が使い鳥からだろう!!
追跡されたんだ。
それでフェキージュ国の特定を。
本当に数分前になるが。
今度は指名手配した者の特定をか!?
その為に直接、帝国から王族へ。
宣告してきた!!
期日は未定でも…
しかも属国にしないと。
完全な宣言まで!!
だからこそ…
もう、レアは…
フェキージュ国に戻るな!!
危険過ぎる。
魔力も含め残留探知でと。
他国も調査する筈。
この通信後。
一切、駄目になると思え!?
フェキージュ国内にも早ければ…
アルデバード帝国軍が入る!!」
その内容に俺もだが、全員だった。
意味も判って戦慄した。
まさか!!
さっきの内偵に使った鳥から!?
フェキージュ国に帝国が…
宣告だと!?
つまり、俺の指名手配に関して?
匿った国として滅ぼす気か!!
だが、レアは目も僅かに閉じると…
「ユーロ!?
ならば、時間もない。
良く聞くんだ!!
俺の情報を、代わりに全て差し出せ!!
王族も含め伝えろ?
俺の独断行動と!!
現在は逃亡したと!!
帝国の反感も俺個人が、した事と!!
時間稼ぎでも…
何でも良い…
そして『フェキージュ国』を守れ!!
以上だぁ!!」
大きく言って、すぐレアは目を開けた。
そのまま魔石を。
床に叩き付けて壊したのを。
俺も含め皆が見てた。
焦りながら俺は…
「レア…
それだと、おい!?
帝国からの宣告だって…」
「判ってる、グリシャ!!
今は何も言うなぁ!!
無駄かもしれないが…
帝国から国の矛先は外せる可能性だぁ!!」
レアも俺の言葉すら遮り叫んだ。
「グリシャも判るな?
もし帝国軍が動けば…
フェキージュ国すら一日で滅びる。
だが、俺の独断行動でも…
まだ魔力探知されなかったこそ!!
使い鳥からフェキージュ国へ。
的にされたのみ。
皇帝ルイの指示だろう。
さっき次期ルカ皇妃も直に…
そして動く前に出した指示のみ。
期日もないならば、先に俺を!!
特定しようと。
判断して変更指示も出す筈。
フェキージュ国の生き残る最善案だ!!」
大きく言ったが、また目も閉じて…
しかも力強く手すら握り締めてるのが判った。
それに俺は思う。
危険も伴う内偵だったが…
俺は何も出来ねぇのか!?
もしフェキージュ国まで!!
さっきの僅かで、魔力探知よりも…
内偵の追跡でフェキージュ国の特定を。
こんなに早く!!
「グリシャも含め皆も判る筈。
さっきの僅かで、もし…
次期ルカ皇妃と接触してなくても…
アルデバード帝国と対立すれば!!
そして皇帝ルイに気付かせなければ!!
世界の、どんな国でも同じ事。
属国でも同じだ。」
レアが言って目を、開ければ…
複雑な顔だった。
更に息も吐き出してから…
「強大な力もあり、誰も信じてない。
だが、唯一の者、皇帝ルイには…
次期ルカ皇妃!!
そして唯一、皇帝ルイも言ってた筈。
『何よりも愛してるルカ』と。
全て信じるのも愛してる者。
つまり、次期ルカ皇妃のみ!!
あの僅かでも更に得た情報すら明確!!」
言いながらレアは少し笑うと…
明らかに視線も含め俺へ。
「今回はグリシャだけじゃないのかもなぁ?
貴重な情報すら運が良かったからこそ…
次の策で有効活用も出来るが。
また、フィンが何かしたのか?
あんな僅かで、偶然だとしても…
まさかの次期ルカ皇妃と。
いきなり接触すら出来た事。
普通ならば、あり得ないだろう?」
俺も意味に気付いて…
少しフィンも思い出す。
どうにか俺も少し笑う。
「確かに?
フィンなら今でもか?
俺達の為に…
何か小細工してそうだな。」
「確かにレア。
もうフェキージュ国に限らないぜ?
フィンの小細工でも良いがなぁ…」
そこでオセトも少し笑う。
同じ様に…
「俺達が行動した途端に、だぜ?
偶然としても、あんな僅か。
次期ルカ皇妃と、いきなり接触?
それが出来る可能性。
どんだけ低いってんだ。
皇帝ルイの件も有効活用すら出来る情報へ。
俺達は更に模索しねぇと。
ずっと皇帝ルイすら判らないまま…
悪循環に拍車かけてた筈。
次に活かすのみだぞ?」
言えば、レアも少し笑いながら…
「確かになぁ…
俺達が帝国へ。
動いた偶然と…
次期ルカ皇妃の偶然か?
こんな可能性も低過ぎる。
まだフェキージュ国も判らないが。
俺達次第で変わる可能性は見れたな?」
言ってる意味も判って、また俺も考える。
確かに偶然でも初めてか?
俺達が、どうにか動いた結果。
いきなり次期ルカ皇妃だぞ!?
しかも、ありゃ…
そのまま俺すら言う。
「三人に不思議な感覚だった俺だが…
あれが本当の美貌ってかよ!?
まさに、あんな笑顔の次期ルカ皇妃…
確かに?
イーザの言った通り。
俺も忘れられねぇなぁ…」
また全員が、すぐだった。
思い出す様子までしながら頷く様子へ。
**************************
そんな事もあってから…
更にグリシャも含め皆は慎重に話し合う。
帝国軍はフェキージュ国へ。
確かに入って調査も始まるが。
一応、どうにか国として残ったまま…
またレアは常にグリシャと共に行動も始め出した。
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