1000人の特盛召喚記 mobに憧れた876番目の転移者

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1000人の転移者

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 薄暗闇にぼんやりと、けれども網膜に焼き付けんばかりに煌々と燃え盛る赤。真正面から引き裂かれた木柵や近所の友達と走り回った見慣れた道の中央に山積みにされている人々。

 どれもが見たことのある顔だった。明日も遊ぼうと約束をして昨日別れたばかりの友達だったり「将来はうちで働いてね」なんてことをよく言ってくれる雑貨屋のおばちゃんだったり

 隠れていろと自分を家の地下に閉じ込めて物凄い剣幕で家を飛び出した●●や、普段から村を守ってくれている●●の姿もそこにあり……


 歪な形で積み上がった肉の塊に点火された炎は周囲の炎とは比べ物にならないほど空高く、周囲を明るく照らしていた。

 新暦966年  ある騎士の備忘録




 目を覚ませば、そこは見渡す限りのエメラルドの空模様――見下ろせば見渡す限りのルビーを敷き詰めたのかと見間違うばかりの一面の赤。縁 緑朗太は、開眼一番に自身が置かれた状況というのを、何よりも理解することができなかった。
 さっきまで…今の時間が何時なのかが定かではないのでさっきとは断言できないのだが、少なくとも自分がいつものベッドに寝るまではそこは間違いなく自分の部屋であったのだと確信を持てた。
 寝る前に飲んだのは近所のスーパーで購入した6缶セットが妙に安い聞いたことのない会社の発泡酒であったり、酒の肴はこれまた聞いたことのない会社の味気のないゲソと塩気の薄いクラッカー。ここまでの記憶は彼の中に残っている。風呂にも入ったし、次の日の仕事の準備も終わらせていた。次の日は会社で新商品のプレゼンを行わなければならず、後輩にもいつもよりも早期の出勤を心がけるように目覚まし用のモーニングコールを義務付けたのも覚えている。
 飯の記憶も風呂の記憶も仕事の準備の記憶もある。寝たのは午後23時。次の日の朝が5時起きだったのだが、普段なら手間取らない仕事の準備に手間取ってしまい、そんな時間まで起きる羽目になってしまった。入社6年目とは言え、緑朗太はようやく中堅に爪先を入れたぐらいであり、彼にしてみれば周囲のベテラン勢に比べれば、自身はまだまだ卵の殻を被った雛であるのと変わりはない。
 布団には入った。後輩のモーニングコールの役目はあくまでも緑朗太自身を起床させるためではなく、後輩を起床させるための手段にしか過ぎない。もしもこちらから電話をさせるようなことがあれば、彼は迷わず後輩を怒鳴りつけることも辞さないつもりである。
 真っ暗闇とは言え、彼が寝るベッドは下に洋服棚や雑貨棚を収納している形状の2段ベッドとなっていて、特別高くない天井の上の段ともなれば、彼のすぐ目の前には既に天井が見えるという光景である。上半身を起こすことなんて出来るはずもなく、手足さえまともに伸ばすこともできない。部屋だって特別広いわけではない。寧ろ狭い。ベッドが半分を占領しているので、もう半分にテーブルを敷こうものならばあっという間に手狭になる。テレビは人が見れば笑えるほど小さいのだろうけれど、いつも見るのはニュースぐらいで、迫力を求めるような映画やドラマの類は専らノートパソコンだ。寧ろこの一ヶ月の間でテレビをつけたことなど数回しかない。なぜ自分がNHKの視聴料を払わなければいけないのかと小一時間問い詰めたい気分にすらなる。

 閑話休題。兎に角、緑朗太は自分が間違いなく自室で就寝したという記憶があり、ここには強制的に連れてこられたのだということははっきりと断言できるのだ。夢であるという可能性も捨てきれなかったのだが、周囲を見回せばその可能性も否定できよう。
 彼の周りには彼だけではなく、見渡す限りの人人人。しかもその時になってようやく気づいたのだが、彼は現在パイプ椅子に腰掛けていた。横になって寝ていたはずなのに、パイプ椅子に座っている状態で起床する。これが夢ならばかなり疲れているようだ――連休を利用して心理カウンセリングの準備を始めたほうが良いだろうとさえ思う。
 緑朗太は自分がパニックに陥ってると思っているのだが、彼以上にパニックになっているのは周囲であった。奇しくも彼の目覚めと同じになるのを図ったかの様に、周囲の人間も寸分違わず一斉に目を覚ましたのである。当然、彼のように冷静に周りを見ようというばかりの人間ではなく、立ち上がって家に帰ろうとするものまで出てきていた。だが、彼らは一様に立つことができない。体を縛られているわけでもないのに、ただ『起立』という行為だけが禁じられているかのように、椅子から離れられず、足が言うことをきかないのだ。

 「なんだよこれ…一体何なんだよ!?」
 「ねぇ、貴方が私をここに連れてきたの!?こんなことしてどうしようって言うのよ!!」
 「俺じゃねぇよ!お前こそ誰なんだよ!!」
 「パパー!!ママー!!」

 周囲のパニックの音が聞こえてくればくるほどに緑朗太の頭に登った血が去サァと音を立てて引いていく。周囲の喧騒ほど彼の心に冷水を流し込んでくれるものはない。冷静になれば、それほど見えてこなかったものが見えてくるようになり、彼は改めて自身が置かれた状況の分析に取り掛かった。

 まず現在地。少なくとも、自室ではないし、自分が知り得る建物のどれにも当てはまることはない。周囲の人間は余りにも多くて一斉に騒ぎ立てているのだが、少なく見積もっても100は軽く超えるだろう。喧騒が津波のように前後左右全てから聞こえる。幸いなのは、密室ではないらしく、反響をしている様子は伺えないことだろう。
 次に地面だ。片足を離して地面を踏みつけるが、非常に硬い。削れないかを試してみたいが硝子――否、鉄板が連想できるほどであろう。恐らく自身の足や手が砕けるということは容易に想像がつく。次に自分のことであるが…寝巻きではない。寝る際には○マムラで購入したTシャツとポンチョというラフな格好であったが、今の彼が着させられているのは白と黒の拘束具のような衣服である。全くと言っていいほど拘束はされていないのだが、立ち上がろうとしても下半身に力が入らないので、何かしらの呪術的要素か催眠術をかけられているのかもしれない。そう、足を離す事は出来る。両の足をくっつけて音を鳴らすこともできるし、地団駄を踏むことだって可能だ。だが、いざ立ち上がろうとすれば、途端に下半身が弛緩したかのような状態に陥ってしまう。

 ただでさえ、異常事態が続くというのにこうなってしまえば最早地球外生命体かもしくは異世界の神の介入を疑いたくもなる。勘弁してくれと、緑朗太は心の中で願った。異世界転生に憧れてた時期は恥ずかしながらあった。だが、現実を過ごすほどにそんなものは夢物語であり、人間は現実を行き続けなければならないのだと突きつけられていたのだ。それなのに、突然のこんな仕打ち――あんまりだ。あんまり過ぎる。




 こんなのは―――







 興奮するに決まっているじゃないか。






 緑朗太は咄嗟に嘆いているかのように顔を覆い隠した。周囲の悲壮に明け暮れる人たちから隠すように。その表情を狂喜に歪ませ、立ち上がれるものならば直ぐにでも駆け出して乱舞したい気持ちを抑えるかのように。

 さぁ、早く見せてくれ。HARRY!HARRYHARRYHARRYHARRYHARRY!!

 あまりにも我慢できずに緑朗太の全身が震えた。口から「おぉぉぉぉ…」と漏れる歓喜の嗚咽は、彼の振動と相まって周りからはまるで悲観に明け暮れた慟哭にさえ聞こえるだろう。だが、彼の心を突き破らんとする勢いで蠢き続ける歓喜は留まる事を知らず、気づけば彼の目からは涙さえ溢れていた。こればかりは流石に情けないと言わざるを得ないだろう。この歳で嬉し泣きをしてしまうとは、些かはしたないと自制の念にかられ、追い打ちをかけるように、すぐ左から聞こえてきた声によって彼の思考はよりクリアな物へと戻っていった。

 「あ、あの…大丈夫ですか?」
 「お気になさらず。取り乱しちゃってごめん。」
 「いえ、こんな状況下になってしまったんです。取り乱すなという方が無理ですよ。」

 緑朗太の左に座る女性は彼よりも一回りは年下であろう小柄な女性であった。黒髪のボブヘアに垂れた目尻とふっくらとした丸みを帯びた輪郭。体は発達をしているかと言われたら残念ながらこれからに期待と言うところなのだが、彼女も緑朗太と同じデザインの拘束具に身を包んでいた。顔には目元を赤く張らせて頬には涙の筋の跡が見て取れる。歓喜の涙ではなく、悲哀の涙であることは一目瞭然であるのだが、どうやらこちらが思いのほか取り乱したのを見てしまい、彼女も冷静になったようだ。

 「けっ…メソメソ泣いてだらしない親父だなぁ、おい。ちったぁ手前も足掻こうとか考えねぇのかよ!」

 右側から聴こえてくる声はこれまた緑朗太よりもずっと若い声であった。そちらを向けばそこには黄色い紙を逆立てた見るからに反社会的であるという主張を全面的に押し出した若者がいた。歳は自分よりも下ではあるが、左の女性よりは上といったところだろう。チンピラ、もしくはヤクザの下っ端といったところだろうか。耳が変形をするほどに開けられたピアス穴の数。素直に頑張ったなと賞賛を与えたいところなのだが、青年は何も言わない緑朗太が自分を無視していると思ったのか、パイプ椅子をガタガタ揺らしながら緑朗太への威嚇を始めた。

 「手前何シカトこいてんだこら!そんなにボコられてぇんなら黙ってこっちに頭出せや!」

 そんな事を言われて素直に頭を出すやつが今までいたのだろうか。緑朗太は背筋を直して右隣の彼が言うように頭を出そうとした。だが、一定のところまで頭を出すと体はそれ以上進まない。そんな彼の行動を青年は挑発と受け取ったのか、掴みかからんばかりの勢いで手を伸ばしてくるのだが、一向に届く気配がない。位置としてはお互いに身を乗り出せば確実にぶつかるような狭い間隔なのだが、触れないのだ。益々持って人間の所業ではない。それが緑朗太には嬉しくて堪らなく、青年にとって更に自分の思い通りにいかない、自分の理解の範疇を超えた出来事であることに対する怒りが募るばかりである。

 「くそがぁぁぁぁ!!」
 「ヒッ…」

 左隣で聴こえてきた悲鳴に緑朗太が柔和な笑みを作ってそちらを振り向く。少女が目尻に涙を浮かべて怯えていた。それは、緑朗太の殴られても構わないという態度にか、それとも青年が本当に殴ろうとしたことなのか…いやいや、殴れなかったことかもしれないし、殴れなかったことに対する青年の激情を間近で見てしまったからかもしれない。

 「大丈夫だよ。ところで…君はどんな状態でここに連れてこられたか覚えてる?」
 「え…?」

 青年を無視して話し出す緑朗太を信じられないものを見るかのような目で見てくる少女。流石に、その視線には傷ついたのか、両肩を竦めて自分を指差す緑朗太に慌てた様子で首を左右に振り始める。

 「え、えっと…私は家で寝てて…その…」
 「あぁ、じゃあ俺と同じだな。俺も家で寝てたんだ。自己紹介が遅れたけど、俺は縁 緑朗太。ご縁の縁でヨスガ、緑に太朗を逆転させてロクロウタ。よろしくね。」
 「わ、私は…奏 朱栞です。奏でるのカナデに朱色の栞でシュリです。よ、よろしくお願いします。」

 互いに手を差し出して握手をしようとする緑朗太と朱栞だったが、互いの手は明らかに重なっているにも関わらず空を切る。先ほどの殴られようとした際の実験と同じである。
 その様子に朱栞は泣きそうになり、緑朗太は苦笑いを浮かべる始末である。予想していたことと、予想だにしていなかった現実を受け止められない差である。

 「あ、あの……私たちこれからどうなっちゃうんでしょう…」
 「さぁね。けど、もうちょっとしたら多分神様か悪魔か宇宙人から説明があるはずだよ。」
 「何言ってるんだ手前?なんで手前何かにそんなことわかるんだよ!さては手前ここに連れてきたやつとグルか!?」

 怯える態度の朱栞に対して先ほどの狼狽っぷりが嘘のように悠然と構える緑朗太を右隣の青年が睨みつけ、怒声を浴びせかけてくる。このまま無視をしてても良かったのだが、そうなると朱栞がまた怯えてしまうだろうと、緑朗太は両手を左右に大きく広げて少々大げさ気味に演出をする。

 「恐らくだけど、俺らは全員同じタイミングで一斉に目が覚めてる。それは、俺が目が覚めた段階で前後左右の人間を見たからほぼ間違いない。となると、ここに呼び込んできた誰かはそういう偶然のタイミングを意図して引き起こせる可能が非常に高い。あと、態々同じタイミングで起床させたってことは説明は1回で終わらせたいんじゃないか。人だって悪魔だって神だって――同じ話を何回もする効率の悪さは嫌いだろうからさ。」

 左右だけでなく、自分を取り囲むほぼ全員やここで自分たちの起床を待ち望んでいたであろう存在にアピールするような大きな声で説明をする緑朗太に声を無くす。青年が緑朗太に絡もうとするも、彼の行動を先んじて世界に変化が訪れた。



 『静粛にせよ』



 空間を震わせるような威厳に満ち溢れた天啓――間違いないな、と緑朗太は確信を得た。動くことができない彼らの視線の先に現れたのは一人の黒いスーツ姿の男であった。パッと見た限りでは、スーツというよりは礼服や喪服に近いものを感じる。だが、サラリーマンや一般人ではありえないということはその場にいる一同がわかりきっていたことである。彼の者の背に生えた3対6枚の純白の翼。昆虫などではなく、鳥のような翼を生やし、空から舞い降りた使者に対して、誰もが人間ではないと認識せざるを得なかったのである。

 『よろしい。私の名前はイリスト。貴様らをこの世界に呼び寄せた神の代行者である。』

 神の代行者。その言葉を信じぬものは少なかった。悪質なCGや特撮などでは決してありえない状況、静粛を促された瞬間、その場にいた誰もが一言も発することが出来なくなったのである。パイプ椅子に礼儀正しく座った状態を余儀なくされ、微動だにすることもできない。視線さえも動かさえないまま、自分達よりも遥かに高い位置に降り立ったイリストは後ろで手を組みながら人間達を見下ろし、説明を続けた。

 『まず、キサマらを呼び寄せた理由を告げよう。既に幾人かは既に気付いているようだが、今よりキサマらを第八世界【ガイア】から異世界である第四世界【アグムント】へと転移させる。これは決定事項であり、異議は認めん。』 

 有無を言わさぬというのはまさにこのことであろう。物理的に異議を言わせぬようにしたイリストに対し、なぜ自分たちがそんなところに行かなければならないのかという不満が篭った視線が注がれる。

 『次に、キサマらを転移させる理由であるが…キサマらは、このままでは明日の朝を待たずして死ぬからである。』

 その発言に対しても誰も何も言わない。動きを封じられているのだから、当たり前である。だが、明らかにその空気にはそれまでの不満や不平とは異なった物が混じり始めたのである。

 『先に言うが、これはガイアを統括する我らが主のせいではない。今からキサマらを送り込むアグムントに存在する魔王が起因するのだ。』

 イリストの背後に巨大なプロジェクターからの映像のように1枚の地図が映し出される。そこに描かれた地形は明らかに地球のものとは異なる。まず、陸地が多い。地球の海が陸地と比べると7:3で多いのに対し、地図上では5:5と同じくらいである。大陸は基本陸続きであり、地図の上部と下部で僅かに陸が繋がっているので、歩きさえすればどこにでも行けることだろう。

 『今からキサマらを送り込むのはこの世界で最も繁栄を築いている【中央皇国モーリッツ】である。この国の主要人口は凡そ17億人。奴隷や亜人を含めれば20億に至るであろう大国である。だが、近年魔王軍の進行が頻繁にあり、国民は完全に疲弊しきっている。それにより、王はキサマらを召喚する事で、魔王軍に対抗をしようと試みたのだ。』

 そこまで聞かされると、ほぼ全員が魔王ではなく、国王が自分たちを呼ばなければよかったのでは?と思い始める。だが、心の声が聞こえ、それを否定するようにイリストは頭を振った。

 『早計をするではない。そもそも、キサマらの死は、魔王が起因であると言ったであろう。召喚に応じなかった場合、キサマらを待っているのは死である。だが、そんなキサマらが唯一助かる方法、それがアグムントに転移されることである。』

 そう、これはイリストが先に告げた内容である。困惑をする人々の中で幾人かは頭に叩き込んだその内容がどうしてそうなるのか?という疑問を抱き続けていた。

 『キサマらは現状では【運命】を魔王に狙われている状態にある。【運命】とは即ち【寿命】と受け取っても構わん。キサマらの1分1秒という【運命】を餌にすることで魔王は不死とも言える能力を得ることが可能になるのだ。そこで、キサマらの【運命】を食われる前に、異世界へと飛ばすことで、魔王の捕食の矛先を有耶無耶にしている、という訳だ。だが、このままではキサマらを捕食の対象としていた魔王は必ずキサマらを食らおうと魔の手を伸ばすであろう。それは異世界に行っても同じこと。故に人の子らよ、強くなれ。魔王を退けられるほどに強く!そして己が運命を掴み続けるのだ!』

 腕を振り翳し、人々を鼓舞する姿に感動をする者も少なくはない。だが、必ずしも感動する者だけではないのだ。前者が朱栞であり、後者が緑朗太と青年であった。青年はイリストのように上から押さえつけるような物言いを良しとはせず、緑朗太は自分達が明朝には死ぬかもしれないというのは残念ながら信じていた。だが、それが異世界の魔王によるものであるというのには疑問を抱いていた。自分達を殺せしめる能力を所有しているのは、少なくとも魔王だけではなく、目の前にいるイリスト然り、イリストの言う『主』ならば可能なのではないか。その疑念が払拭できない限り、いくら長年の夢が叶ったとは言えイリストの話した全てを信じるわけにはいかなかった。

 『キサマらの疑問に答えたいのは山々だが、残念なことにそれらに答えることはできぬ。此度の転移は何名かが察している通り、今までとは規模が異なる。周りを見よ。既に何人かは異世界の転移が開始されているのがわかるはずだ。』

 言われ、それまでイリストに集中していた人々は、視界に何本かの光の筋が天に向かって伸びていることに気づく。緑朗太の目の前の席に座っていた人物も頭頂部から空へと光の筋が伸び、徐々に体が透けていた。

 『良いか。まずは、ギルドを目指せ。そこに行けばキサマらにこの世界で生きていく為の術を叩き込んでくれることであろう。そして、自らの能力を確かめよ。アグムントに転移するにあたり、キサマらの魂幹に刻みこまれた【スキル】がキサマらの手助けとなるであろう!』

 スキル!?―――これには今まで不信感しかなかった緑朗太は一気に食いついた。やっぱり、異世界転移にはチートだよな!!ロマン溢れる展開による俺TUEEだ!!緑朗太は年甲斐もなく子供のように心を踊らせ、震わせながら未だか未だかと待ち望んだ。次々に転移されるのを見送る中、彼の意識は彼の意思に反して眠りに入るようにスーッと消えていくのであった。
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