1000人の特盛召喚記 mobに憧れた876番目の転移者

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交通の都ヘパイドン

16.憂鬱な拓郎

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 ギルド会館を出た拓郎は、緑朗太にどう謝ろうかを苦慮していた。
 流石に訓練だとは言え武器を壊し、気絶するまでやるのはやりすぎだと反省している。
 以前マーヴィスが緑朗太に同じく気絶するまで訓練させたときは「やりすぎだろ」とか考えていた過去の自分に平謝りをし続けているぐらいだ。
 
 どこまで強くなるのか、見ていて興味が尽きないのだ。人が強くなる瞬間というのは一緒にいればいるほどわからないものなのだが、緑朗太の場合はそれが目に見えてわかる。それが一歩ずつなどという生易しいものではなく、階段を駆け上るように、生き急いでいるかのようにさえ見える時がある。
 そんな彼の成長ぶりを見せつけられ、拓郎自身も久しぶりに体を動かしたくなった今日この頃だが、現実は待ってはくれず、仮眠室に様子を見に行ったらいつの間にか緑朗太は壊れた武器とともに姿を消していた。怒って帰ったかもしれない。マーヴィスにそのことを相談しに行くと、彼はその誰もが頼りにする好い顔で笑いながら「散ってこい」ととてもタメになるアドバイスを拓郎にするだけであった。

 「ロクさん絶対怒ってるよな……」

 家に帰るまでの足取りが重いのは久しぶりだった。緑朗太が来てからというもの、先輩転移者として、拓郎は緑朗太の世話をできる限りやるようにしていた。
 この世界の会話は勿論のこと、常識や狩りの仕方、果ては可愛い女の子のいる店の情報などなど。同性であるとともに、歳もそこまで離れていないということもあり、拓郎にしてみれば勇者達と旅に出ていた時を彷彿とさせるような暮らしの連続であった。

 思えば、こんな風に誰かが怒っているのを気にするのも随分と久しぶりな気がする。
 
 拓郎はこの街で暮らしながらもなるべく特定の人物と仲良くなろうと積極的に交流を図ることはなかった。
 それもこれも、4年前の出来事がきっかけで有り、彼は仲良くなった人達を失うのが恐ろしかったというのもある。だが、緑朗太と話しているうちに街の人達と離していたはずの距離は拓郎が思っているよりもずっと近くにあり、彼自身が気付こうとしていなかっただけなのだと思い知らされた。

 前よりも打ち解けて話しやすくなったと、街を警護する騎士団の中でも噂が飛びかい、ギルドメンバーとして復帰した今も「いつになったら戻ってくる?」「拓郎さんがいないと毎日忙しいんですよ」と、彼の騎士団復帰を求める声が早くも彼の下に届く始末である。
 その事に拓郎はむず痒い気持ちがあるのだが、彼には緑朗太の成長をより近くで見届けるという密やかな野望もある為、なかなか踏ん切りがつかないのだ。

 だが、今日ばかりはやりすぎた。「はぁ」と力ない溜息を溢しつつ角を曲がれば住まいが見えるという所まで戻ると、彼の真後ろから「たくろー!」と聞き覚えのある声が名前を呼んできた。

 身体をびくつかせ、恐る恐る拓郎が振り返ると、緑朗太が気絶した時と同じ格好で拓郎目掛けて猛ダッシュで接近していた。

 「待て、ロクさん!俺が悪かった!俺が悪かった!!」

 拓郎は蹴られるか殴られるかと覚悟をしたのだが、そんな彼の予想を裏切る出来事が次の瞬間起こった。

 「拓郎!助けてくれ!!」

 「え?」と拓郎が聞き返す中、緑朗太の起きてからの行動を聞かされ、拓郎は「あー」と困ったように顔を手で覆い、天を仰ぐのであった。



 事の発端は、タカシム工房でカティにお願いをされたガウディが渋々了承した後に起きた。
 タカシム工房を後にした一行は、向かいの工房に移動し、そこで具体的な武器の草案を作成していたのだが、最後の最後になり、ガウディから衝撃の発言が飛び出した。

 「これだと予算は銀板8枚ぐらいになるかの。材料の調達はいつぐらいになる?」
 「え?」 
 「ん?」

 ガウディと緑朗太は顔を見つめ合った。そして暫し時は止まる。先に動き出したのはガウディ。

 「なんじゃ…武器は確かに作ってやるが、こっちも商売じゃ。金は貰うし、材料だってこれじゃと調達してきてもらわんことにはどうにもならんぞ?」
 「え…鉱石のストックとかないんですか?」
 「あるわけないじゃろ。まぁ調達してきても良いが、それじゃと制作費がもう少し値上がるぞ。」
 「ぐ、具体的には?」
 「金板2枚ぐらいじゃの。」

 金額を聞かされて緑朗太の視界は真っ暗になった。孫におねだりされてデレた爺さんが武器を作ってくれるなんて、ご都合主義の展開万歳とか思っていたが、材料がなければそもそも武器は作れないし、彼にも生活があるのだから、タダで作ってくれるなんてことはあるはずもない。

 「なんじゃ…文無しか…それじゃあ暫くはこの武器は御預けじゃの。」
 「そんなー…。」
 「いい年齢の男がそんな情けない声を出すな馬鹿者。いくら可愛い孫娘の頼みだからとは言え、こちとら生活がかかっとる上に、これだと一日二日で出来上がるような代物ではないぞ?ぶっ通しでやって早くとも1週間ぐらいじゃな。」

 緑朗太が提案をしたのは彼自身が思い描く理想の浪漫武器である。異世界に来たからには1度は自分のオリジナルというのを夢見るものだが、実際に作ろうとすれば技術はあれども莫大な金額がかかるのだと現実を見せつけられた思いである。

 「生半可な金属じゃとお前さんの求める武器は出来上がらんからな。やったとしてもあの武器の壊れ方から察するに同じ轍を踏んで終わりじゃ。金をドブに捨てるようなもんじゃ。」
 「ぐ…」

 緑朗太自身の技術が未熟ということもあるのだろう。一朝一夕でどうにかなるような話でもなく、泣く泣く緑朗太はオリジナル武器の制作を断念せざるを得なかったのである。

 その話を聞かされた拓郎は緑朗太が金策に困っているのか、それとも武器がなくて困っているのかがわからなかったが、そのどちらかであろうと予想した。
 案の定、正解は前者であり、手っ取り早い儲け話はないものかと泣きついてきたのである。

 「あー、ロクさん、悪いことは言わない。作ってもらえるって確約はしたわけでし、別に焦る必要はないんじゃないか?」
 「いや、そうだけど…でも、気が変わるともわからんし、俺の【慈悲深き希望イマジナリーナイト】が…。」
 「よし、まずロクさんは一旦落ち着いて名前から考え直してみようぜ。」

 ガックリ落ちた緑朗太の肩を拓郎はポンッと叩いて慰めると同時に、意外とネーミングセンスが壊滅的である緑朗太のセンスに先刻感じた恐怖とは別物の寒気を感じずにはいられなかった。

 翌日、緑朗太がギルドに顔を出すやマーヴィスに捕まり、ステータスチェックをするように言われた。
 あれだけの数を狩ったとは言え、そんなに上がっていないだろうと軽視していた緑朗太だったが、3だったレベルが一気に8にまで上がっているのを確認すると、慌ててマーヴィスの下まで駆け寄り、周囲の目など気にせずに内容を口走るのであった。
 それを聞かされたマーヴィスは緑朗太が興奮のあまり最初に教えたペラペラと喋らないというのを忘れていると叱責しようとしたが、聞かされたステータスの中で、あまりにもスキル値が低い。それに、レベル等なかった[最適化]にレベルが付加されているのも気になる。本来、レベルの記載がないスキルは極めて単純な効果しかないはずなのだが、彼のスキルはいつの間にか変化を遂げていた。

 これはもしや、最適化が緑朗太に合わせるように自らを作り替えたのか?通例であればありえない現象ではあるものの、マーヴィスはその考えがありえないとは思わない。未知のスキルというのはありえない現象を時折引き起こすものである。
 
 何も答えないマーヴィスによっぽど自分のステータスが悪いものであると勘違いした緑朗太の顔色が見る見る青ざめていくのが見え、マーヴィスは慌てて「違う違う」と否定をし、今日も彼をロクハラ草の剪定作業に付き合わせるのであった。



 リヴィからの伝令鳥が来たのはその日の昼過ぎのことだった。
 緑朗太には知らされていないが、事態は思いもよらぬ方向に転がっていた。
 内容はいたって簡潔で、1羽目の伝令鳥を放ってそう間もない内に、誘拐犯の生き残りであるクラヂオが死んだというものであった。その死に方だが、ラーミンと似たような状況であり、同種の毒であると思われる。

 この内容にギルドマスターのアリバは至急マーヴィスを執務室に呼び出し、彼にもリヴィの手紙を読ませた。

 「ギルマス…こりゃ穏やかじゃありませんね…。」
 「えぇ…確証はありませんが、これは明らかに異常ですね。」

 もしもリヴィの報告が事実ならば、彼女と相乗りしていた乗客の中に犯人が居るということになるが、彼女の見解では全員がシロとのことだ。そうなると、毒は遅延性のものであり、もしもガウディが誘拐をされていたとしても、その途中で誘拐犯はどちらも死ぬ事になる。
 或いは、ガウディが殺したということにして、向こうで裁判にかけるという可能性も捨てきれないのだが、それはそれで手が込んでいるのではなく遠回りすぎる復讐だ。そんなことをするぐらいなら、直接中央で裁いた方がずっとフェイゼルの気が晴れるというものだ。

 「これは私たちの考えが間違っていたのかもしれませんね。」
 「ですが、フェイゼル卿の名前を出してまでこんなことをしたとなると、狙いがガウディでないのなら誰になります?」
 「………ふむ。実はずっと気になることがありました…。前回の話し合いではなかなか切り出せなかったのですが…」
 「なんです?」

 アリバがずっと気にかけており、前回言えなかったという内容はマーヴィスは想像もつかなかった。アリバは少し考え込んでから、話しても大丈夫だろうと判断し、その内容をマーヴィスに告げた。

 マーヴィスの顔色が変わるのはそう遅くはなかった。


 「敵の本当の狙いは武器を作ったガウディではなく、勇者の仲間であった黄馬拓郎だったのかもしれませんね。」




 緑朗太は今日も1人で剪定作業を続けていた。

 黙々と。黙々と黙々と黙々と――延々と延々と延々と――。時間の概念がないこの世界では、もうお昼かな?と思ってからが長い。兎に角、切っても切っても次から次にロクハラ草はやってくる。幾分か手つきは慣れたとは言え、まだ2回目だ。素人の域は脱していない。

 昨夜、結局拓郎には「焦るな」と諭された。

 拓郎曰く、どんなに良い武器を手に入れて、強い敵を倒そうとも、ギルドメンバーとしての基礎を厳かにしては一生低ランクのままだと言われた。
 今、緑朗太に必要なのは[最適化]の効果が発揮されないこうした地道な作業であり、ギルドランクを上げていけば、報酬も高くなり、きっとすぐにでも武器を作って貰える程の金額を手にすることが出来るかもしれない、とも。

 そう言われてしまえば、緑朗太としてもこの地道な作業を続けるしかないのだが、流石に暇になってくる。それもそうだ。緑朗太のこの後の予定は、この作業が終わり次第ギルド横の図書館で勉強会をして、拓郎の家に帰るという何とも味気のないものである。これならば転移前の大学時代にやっていた生活と何ら変わりはない。
 いや、こっちの暮らしの方がトイレや水回りの事情を考えると割としんどいこともあるので、マイナスだろうか。
 何度目になるかもわからない溜息を吐きながら1籠を終わらせた緑朗太を元気な声が呼びかけた。
 
 「お、ロクさん!」
 「あれ?こんなところでどうしたんですか?」

 トーリとメルダである。2人きりでデートか?とからかってやろうとして緑朗太だが、今彼らがいるのは自分と同じ買取りカウンターの裏側であり、どう見てもそんな色気のあるような雰囲気ではない。

 「お前らこそ…って、もしかして。」
 「へへ…ご察しの通り!!なんと僕たちは昨日…」
 「Eランクに昇格したんです!!」
 「あ、なんで先に言っちゃうんだよ。」

 素直に昇格おめでとうと祝福の賛辞を緑朗太が投げ掛けると、途端に2人して顔を赤らめて照れ出すので、緑朗太はこの報告を「あれ?これって昇格の報告だよな?」と別の何かと誤解しかけてしまうのである。

 「それで、2人してここに来てロクハラ草か?」
 「えっと…マーヴィスさんに呼び出されて何が何だか。」
 「私もです。ヤングとユングは図書館に呼び出されて、ムーザとクラッドはタベスにある工房を訪れるように言われてます。」

 「おう、俺が最後になったか。」

 立ち尽くす2人の背後からマーヴィスが声を掛け、途端に直立不動でマーヴィスに敬礼をする2人。緑朗太がいない時はこのようなことをしていなかったので、一体自分がいない間に何があったのだろうかと訝しむ緑朗太だが、マーヴィスは慣れているのか特に気にした素振りはなく、トーリとメルダに緑朗太と同じようにひたすらロクハラ草を切るように命じるのであった。

 作業開始して数分後、最初こそ「やってやるぜ!!」と燃えていたトーリだったが、作業の地味さと、単純ゆえの難しさにすっかり飽きてしまい、その動きは最初のやる気に満ちたスピードは見る影もない。
 メルダはこういった作業が得意なのか、黙々とこなしている。寧ろ、緑朗太よりも手先が器用なのか、スピードも早い。

 「ところで、さっきの敬礼っていつから始めてたんだ?」
 「あー、あれ?あれは罰ゲームみたいなもんで、僕らの中で勝負して、勝った奴の言うことを負けた奴が聞くっていうルールだったんだけど…」
 「随分変な罰ゲームを作ったやつがいたんだな。」
 「あの罰ゲーム考えたのマーヴィスさんなんだ…。」

 俯き、顔を逸らすトーリの口からはどこか諦めたかのように乾いた笑みしか聞こえてこない。メルダもその時の光景を思い出したのか、シュンとふさぎ込んでしまった。一体どんなゲームをしたらこの2人をここまで落ち込ませられるのか?緑朗太はその内容が気になりながらも、決して教えてくれることのない2人に悶々とし続ける羽目になるのであった。



 「俺にお話があるとのことですが?」

 ギルドに呼び出された拓郎は。カウンターに着くなり、昨夜も訪れた執務室を再訪していた。
 そして、そこで待ち構えていたアリバに、事の経緯を聞かされた。敵の狙いがガウディではなく、もしかしたら拓郎であった可能性があることについてだ。
 ガウディが誘拐をされた場合、実は街からは救助隊を派遣するなどのことは難しい。それも、ガウディがこの街にとってはなくてはならない存在というわけではなく、もしも追いかけるとしてもタカシム工房が依頼を発注しなければならないのだ。
 だが、そう言った情報はギルドよりも騎士団の耳に早く届き、その中でもガウディの所在を知る拓郎にとっては、仲間との武器を造ったガウディの誘拐は見過ごせるはずもないはずである。
 となれば、追いかけるのは必然。そうなると、拓郎が不在になったこの街は戦力を大幅に落とす結果になり、その分攻めやすくなるであろうという算段かも知れない、とのことだ。

 その説明を聞かされた拓郎は、どうして自分が?とは訊かず、何をすればいいのかを訊ねた。自分に出来ることは何で、何をして欲しいのか、をだ。


 「話が早くて助かります。では、Aランクギルドメンバー、【光槍】木馬拓郎に命じます。今すぐこの街から離れなさい。」


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