やり直しで健康的な人生に!

ノッポ

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ふたりでつくる、これからの毎日

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高校卒業の日、私は思いきり泣いた。

友達や先生、そして家族が見守る中で、一ノ瀬くんと並んで門をくぐったとき――
「ここからが、本当のスタートだな」
彼がぽつりとつぶやいた声が、胸にじんとしみた。

私は料理の専門学校へ、彼は都内の大学へと進学。
毎日会えるわけじゃなくなっても、心の距離は近くなっていた。

「今日は、撮影どうだった?」
「レポートやばかった。けど、未来のLINEで元気出た」

忙しい日々のなかでも、言葉を交わすたび、ぬくもりが伝わってくる。
少しずつ積み重ねてきた日々が、私たちの絆を育ててくれた。

──

そして、卒業後。

私たちは結婚した。
「まだ早いんじゃないか」
「せめてもう少し仕事に慣れてからでも……」
そんな声もあったけれど、私たちは迷わなかった。

「お互いに、ちゃんと支え合える今だから、一緒にいたい」
それがふたりの答えだった。

新居は、私の実家と一ノ瀬くんの家のちょうど真ん中あたり。
どちらの家族も遊びに来やすい場所を選んだ。

引っ越しの日、結菜ちゃんが一番乗りでやってきて、こう言った。

「やっぱり未来お姉ちゃんじゃなきゃダメだったんだよ! これからも、ずーっと一緒にいてね!」

その笑顔が、まぶしくてうれしくて、私は思わず彼女を抱きしめた。

──

毎週末は、両家の家族を招いての夕ごはん。

「今日は照り焼きチキン!」
「わーい! 未来お姉ちゃんのやつ大好き!」

結菜ちゃんは今も変わらず元気いっぱい。
父同士は、最初こそ緊張していたけれど、最近では料理談義に花を咲かせている。

そんな様子を見るたび、私は思う。
ああ、やり直してよかった――って。

──

私のYouTubeチャンネル【ミクごはん】は、今では登録者数もかなり増え、企業や出版社からの声もかかるようになった。
料理研究家としての連載やイベント出演も始まり、少しずつ夢が形になっていく。

だけど、どれだけ忙しくなっても、毎日キッチンに立つとき、私のそばには彼がいてくれる。

「今日は何撮るんだ?」
「ほら、例のあの簡単なの。試食係、お願いね」

「任せろ。未来の料理、世界一うまいし」

照れもせずにそんなことを言うから、もう、ほんとにずるい。

でも、そんな彼の言葉が、私の一番のエネルギー源だ。

──

いま、私は心から思っている。

たとえ一度、人生につまずいたとしても、
もう一度立ち上がって歩き出せば、こんなにも幸せになれるって。

それはきっと、一緒に歩いてくれる人がいてくれたから。
家族が、仲間が、そして彼が――私の人生に寄り添ってくれたから。

これからも、ふたりで。
毎日のごはんを囲んで、笑い合って、泣くことがあっても、また笑って。

未来をつくっていくのは、ほかの誰でもない。
私と、晴翔くん。

ふたりで選んだ、この道を。
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