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二章
2.じこしょうかい
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「ごめんね。飲み物が炭酸系しかないんだけど・・・」
「?・・・・・・タンサンってなんですか?」
「あー、そっか。あっちの人は知らないんだよね・・・。シュワシュワするんだけど、大丈夫かな?」
そう言ってトウキを渡された。中を見るとお水が入ってた。あれ?このお水、中で泡みたいなのが弾けてる。
僕はもう一度ナガレさんを見た。
「どうぞ」
「あ、い、頂きます!」
お返しするのは申し訳なくて僕はひと口恐る恐る口に含んだ。
っ!?
「どう・・・かな?」
口に含んだ瞬間に口内でたくさんの泡がシュワワァと弾けた!不思議な感覚に僕は驚いて、トウキとナガレさんを交互に見た。
美味しい・・・・・・!
「大丈夫そう?・・・こっちの世界でも苦手な人多いからね・・・。ん?あぁ、飲み込んで大丈夫だよ。ふふ、返さなくていいよ。おかわりもあるからね」
「んくっ、、ふはぁ・・・。初めての感覚でした!」
「今のはサイダーって言う飲みものだよ。
ここは『地球』そして『日本』と言う国の『東京』って言う地区なんだ。他にも地区はたくさんあって、さらにそれも『市町村』って区分に・・・・・・。
あぁ、ごめんね。一気に言い過ぎたみたいだね・・・」
ナガレさんらゆっくりと話してくれたんだけど、僕の頭が追い付かなかった。
「ごめんなさい・・・」
「大丈夫。・・・じゃあ、僕からいくつか聞いてもいい?」
「はいっ」
「ありがとう。えっと、君の名前は?」
「ルウ・スメラギです」
「どこから来たのかな?スメラギってことは王子様だよね」
「ユグドラシルの皇族・・・みたいです」
「ん?みたい?」
僕はここに来るまでの経緯を伝えた。
僕も色々ありすぎて、記憶が混乱してるとこもあたりして上手く伝えられたかは分からないけど、ナガレさんは微笑みながら頷いてくれた。
「・・・なるほどね。少し、状況が理解できたよ」
「・・・ごめんなさい。僕、伝えるのが下手で・・・」
「話を聞く限りじゃ君は全く悪くない。・・・ごめんね」
「え?」
「あ、楽が戻ってきたみたいだ」
ウィーンと言う音と共にさっきの黒髪の・・・ラクさんが入ってきた。その後ろにもう一人男の人。
「秘書官筆頭の柳沢です。ただいま、総理は米国との会談の日程をご確認なされているので、少々お時間が掛かるとのことです」
「そうですか。では、ルウさんには―」
「こちらとしては異例の嫁とりであるので、全てそちらに任せるそうですよ。次の嫁とりは貴殿方とここにはいらっしゃらないようですが、あの小鳥遊様でしょう?別に嫁とりは国民に公の場で行われるわけではないのですから。総理は忙しいんです。
・・・・・・そんなことに構ってられませんよ」
「っ、、」
「・・・何か異論が?」
「・・・・・・テメー・・・」
「楽っ、、・・・・・・いえ、大丈夫です」
「そうですか。では、失礼しますね」
ヤナギサワさんはすぐに部屋を出ていってしまった。
「はぁ、・・・・・・どうするよ?流」
「・・・とりあえず僕らのとこに行こうか」
「・・・マジか」
「ボスなら大丈夫だよ」
「・・・・・・・・・・・・そう思うか?」
「・・・・・・・・・・・・大丈夫、だよ。きっと、うん」
「ながれ~。見つけたよぉ~!あ、らくお疲れさまぁ」
「全くだ」
「塔矢、とりあえずボスのとこに行くから」
「・・・・・・・・・大丈夫なの?」
「・・・たぶん」
目の前で三人の背の高い美形さんが眉を潜めてる。美形さんて、何してもカッコいいから羨ましい。
「ねーねー、ながれ」
「ん?」
「ルウ君に何を聞いたの?気になる~」
「それはまた後で」
「はーい。あ、俺は小鳥遊 塔矢だよ。よろしくね!」
「はいっ」
「ほらぁ、二人も自己紹介!」
トウヤさんに言われて黒髪の人とナガレさんは目を会わせた。
「そうだね。改めようか。・・・僕は浅井 流。君の世界だと、ナガレ・アサイと呼ぶのだろう?ナガレでいいよ」
「よろしくお願いします」
「うん」
またにっこりと頷かれた。
・・・僕の町じゃ、こんな美形さん見たことなかったし、こんなに近くでにこっとされたらドキドキする・・・。
サエグサさんもカッコ良かったな・・・。
あ、だめ。・・・・・・思い出しちゃうと泣きそうになる。僕を殺す瞬間のサエグサさんの辛そうで悲しそうな優しい笑み・・・・・・。
僕は考えないように首を降った。
「・・・・・・おい。俺、そんな嫌われることしたか?」
「・・・え?」
「涙目んなってるだろ。・・・はぁ」
黒髪の人・・・ラクさん?はそう言って僕の頬に触れた。目尻を軽く親指で拭われる。
「・・・・・・泣くなよ」
「・・・はい。ごめんなさい」
「謝んな。お前、謝るか、肯定するかの二択でつまんねー。顔は可愛いんだから、もっと自信持てよ」
「ありがとうございます」
「っ、・・・・・・反則」
「?」
「なんでもねー。俺は黒川 楽。ラクで構わない」
「あ、はい・・・?」
「だからなんでもねーって言ってんだろが」
頭をがしがしと掻くラクさん。
「あー、ラクが照れてる~!珍しい~」
「ルウ君、楽はちょっと頭が固くて目付き悪くて性格悪くて最低なやつだけど、決して悪いやつではないから」
「テメーらおいっ!」
「あはは。それじゃ、そろそろ行こうか」
く、・・・・・・苦しい・・・。
「愛らしいのぉ。可愛いのぉ。何なのじゃあ、この可愛い物体はぁ!なぁ?儂はもうメロメロじゃわい!」
僕は今、僕よりも幼い子に抱きつかれてる。・・・しかも女の子ようの黒いドレス?だ。
「?・・・・・・タンサンってなんですか?」
「あー、そっか。あっちの人は知らないんだよね・・・。シュワシュワするんだけど、大丈夫かな?」
そう言ってトウキを渡された。中を見るとお水が入ってた。あれ?このお水、中で泡みたいなのが弾けてる。
僕はもう一度ナガレさんを見た。
「どうぞ」
「あ、い、頂きます!」
お返しするのは申し訳なくて僕はひと口恐る恐る口に含んだ。
っ!?
「どう・・・かな?」
口に含んだ瞬間に口内でたくさんの泡がシュワワァと弾けた!不思議な感覚に僕は驚いて、トウキとナガレさんを交互に見た。
美味しい・・・・・・!
「大丈夫そう?・・・こっちの世界でも苦手な人多いからね・・・。ん?あぁ、飲み込んで大丈夫だよ。ふふ、返さなくていいよ。おかわりもあるからね」
「んくっ、、ふはぁ・・・。初めての感覚でした!」
「今のはサイダーって言う飲みものだよ。
ここは『地球』そして『日本』と言う国の『東京』って言う地区なんだ。他にも地区はたくさんあって、さらにそれも『市町村』って区分に・・・・・・。
あぁ、ごめんね。一気に言い過ぎたみたいだね・・・」
ナガレさんらゆっくりと話してくれたんだけど、僕の頭が追い付かなかった。
「ごめんなさい・・・」
「大丈夫。・・・じゃあ、僕からいくつか聞いてもいい?」
「はいっ」
「ありがとう。えっと、君の名前は?」
「ルウ・スメラギです」
「どこから来たのかな?スメラギってことは王子様だよね」
「ユグドラシルの皇族・・・みたいです」
「ん?みたい?」
僕はここに来るまでの経緯を伝えた。
僕も色々ありすぎて、記憶が混乱してるとこもあたりして上手く伝えられたかは分からないけど、ナガレさんは微笑みながら頷いてくれた。
「・・・なるほどね。少し、状況が理解できたよ」
「・・・ごめんなさい。僕、伝えるのが下手で・・・」
「話を聞く限りじゃ君は全く悪くない。・・・ごめんね」
「え?」
「あ、楽が戻ってきたみたいだ」
ウィーンと言う音と共にさっきの黒髪の・・・ラクさんが入ってきた。その後ろにもう一人男の人。
「秘書官筆頭の柳沢です。ただいま、総理は米国との会談の日程をご確認なされているので、少々お時間が掛かるとのことです」
「そうですか。では、ルウさんには―」
「こちらとしては異例の嫁とりであるので、全てそちらに任せるそうですよ。次の嫁とりは貴殿方とここにはいらっしゃらないようですが、あの小鳥遊様でしょう?別に嫁とりは国民に公の場で行われるわけではないのですから。総理は忙しいんです。
・・・・・・そんなことに構ってられませんよ」
「っ、、」
「・・・何か異論が?」
「・・・・・・テメー・・・」
「楽っ、、・・・・・・いえ、大丈夫です」
「そうですか。では、失礼しますね」
ヤナギサワさんはすぐに部屋を出ていってしまった。
「はぁ、・・・・・・どうするよ?流」
「・・・とりあえず僕らのとこに行こうか」
「・・・マジか」
「ボスなら大丈夫だよ」
「・・・・・・・・・・・・そう思うか?」
「・・・・・・・・・・・・大丈夫、だよ。きっと、うん」
「ながれ~。見つけたよぉ~!あ、らくお疲れさまぁ」
「全くだ」
「塔矢、とりあえずボスのとこに行くから」
「・・・・・・・・・大丈夫なの?」
「・・・たぶん」
目の前で三人の背の高い美形さんが眉を潜めてる。美形さんて、何してもカッコいいから羨ましい。
「ねーねー、ながれ」
「ん?」
「ルウ君に何を聞いたの?気になる~」
「それはまた後で」
「はーい。あ、俺は小鳥遊 塔矢だよ。よろしくね!」
「はいっ」
「ほらぁ、二人も自己紹介!」
トウヤさんに言われて黒髪の人とナガレさんは目を会わせた。
「そうだね。改めようか。・・・僕は浅井 流。君の世界だと、ナガレ・アサイと呼ぶのだろう?ナガレでいいよ」
「よろしくお願いします」
「うん」
またにっこりと頷かれた。
・・・僕の町じゃ、こんな美形さん見たことなかったし、こんなに近くでにこっとされたらドキドキする・・・。
サエグサさんもカッコ良かったな・・・。
あ、だめ。・・・・・・思い出しちゃうと泣きそうになる。僕を殺す瞬間のサエグサさんの辛そうで悲しそうな優しい笑み・・・・・・。
僕は考えないように首を降った。
「・・・・・・おい。俺、そんな嫌われることしたか?」
「・・・え?」
「涙目んなってるだろ。・・・はぁ」
黒髪の人・・・ラクさん?はそう言って僕の頬に触れた。目尻を軽く親指で拭われる。
「・・・・・・泣くなよ」
「・・・はい。ごめんなさい」
「謝んな。お前、謝るか、肯定するかの二択でつまんねー。顔は可愛いんだから、もっと自信持てよ」
「ありがとうございます」
「っ、・・・・・・反則」
「?」
「なんでもねー。俺は黒川 楽。ラクで構わない」
「あ、はい・・・?」
「だからなんでもねーって言ってんだろが」
頭をがしがしと掻くラクさん。
「あー、ラクが照れてる~!珍しい~」
「ルウ君、楽はちょっと頭が固くて目付き悪くて性格悪くて最低なやつだけど、決して悪いやつではないから」
「テメーらおいっ!」
「あはは。それじゃ、そろそろ行こうか」
く、・・・・・・苦しい・・・。
「愛らしいのぉ。可愛いのぉ。何なのじゃあ、この可愛い物体はぁ!なぁ?儂はもうメロメロじゃわい!」
僕は今、僕よりも幼い子に抱きつかれてる。・・・しかも女の子ようの黒いドレス?だ。
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