大杉緑とは俺様だ(完結)

有住葉月

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第1章 非凡なる学生

3、モテて仕方ない俺

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俺のことが知りたいって?もう飽きたか?
昔の話すぎてよくわからない?

そう、君たちにわかりやすくというか、君たちの好きそうな話をしよう。
恋愛というやつだ。

俺が16歳になった時、もう社会主義団体で幹部だった私は一度学校を退学になった。
代わりに入った中学もおぼっちゃまがたくさんいる、ゆるーいところだった。

両親はうわついてはいけないと、早速見合い話である。
見合い?その当時は結構な家柄はしていたね。
速攻で結婚になる場合もあったけどね。

で、俺に見合い話が来て、その相手にあったのだ。

なんと、そりゃ美少女でね。私は初めて会った時から気に入ったよ。
しかし、相手の両親が俺の活動を知った。

反対にあったというものだ。
しかし、その彼女、Aとでもしておこう。
Aは僕についてきてくれると言ったんだ。

それで、俺たちは駆け落ちすることにしたんだ。
当時、団体の主義者が逃げていた葉山に。

葉山に向かう列車の中で、彼女は泣いていた。
大丈夫だと抱きしめた。

もう、僕についてきなというと、彼女はニコッと笑って
ついていきます。と掠れた声で言うんだ。

しかし、その時の俺、なんだか興醒めしたんだ。
その掠れた声に。

美少女なのに、どうして?

あ、君らは俺がどうしようもないやつだと思っただろう。

でも、そこは紳士だ。
横浜で引き返したよ。

それで、五反田にある彼女の家に送り届けた。

彼女とはそれ以来会っていない。
どこかの伯爵に嫁いだと後の話で聞いた。

でも、どうしてもあの掠れた声が許せなかったんだ。。

その後も、俺を離さない女子はたくさん出てくる。
乞うご期待ということだ。












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