大杉緑とは俺様だ（完結）

第3章 新しい女性関係を構築する

2、プレイボーイ入会

俺の名前は大杉緑。意外かもしれないが、料理が得意だ。料理人に男が多いように、俺は男だから、女だからと言うのがどうも好きではない。母の手伝いをして、良く料理を教えてもらった。

さて、サチから婚約を突きつけられ、後ろにも前にも行けなくなった俺だった。

そんな時に、吉田に再会したんだ。
あいつは相変わらずのプレイボーイで、名のある時計店に勤めいた。

「なあ、お前は気軽でいいな。」
「大杉らしからぬ発言だな。」
「俺さ、婚約したんだよ。」
「婚約？」
「ああ、付き合ってる女がいてな。浮気したら、迫られて。」
「浮気したら、婚約って、相当な女だな。」
「普通、俺のこと嫌にならないか？」

吉田は少し考えていた。
「ああ、でもお前は金持ちだし、家柄もいいし、弁護士だろ。お前を離すことはないだろう。」
「そうなのかな。」
「まあ、それって愛はないかもな。」
「愛はない？」
「条件でする結婚てことだよ。お前のことが好きだったら、嫉妬に狂って別れるだろ。」
「言われてみればそうだな。」
「その女も相当やり手だよ。」
「じゃあ、俺はこれからどうすればいいんだ。」
「自由にすればいいんんだよ。」
「え？」
「俺と同じようにプレイボーイしようじゃないか。」
「俺は、弁護士やってるんだぞ。」
「銀座界隈の弁護士で浮気してない奴なんていないぞ。」
「そうなのか？」
「金持ってると、若くて可愛い女といるもんだよ。」
「サチは若いし、見かけは可愛いけど。」
「だが、大杉のことをコントロールしている。そうだろ？」
「ああ。」
「じゃあ、そのコントロールから若干外れたところで、大丈夫だよ。」
「本当か？」
「今日、カフェーでパーティーがあるんだ。」
「パーティー？」
「自由恋愛連合ってな。」
「どう言う意味だ？」
「縛られない恋愛をする会なんだ。」
「じゃあ、みんな浮気ってことか？」
「うーん、意味がそうじゃなくて、誰にも縛られない恋愛を仕様っていう男女が集まるんだよ。」
「俺は。。」
「行こうぜ。もし気に入らなかったら、途中で帰っていいし。」

という吉田の誘いに乗って、俺はその自由恋愛連合に参加することになった。
そして、俺は目覚めてしまう。。。。

まあ、今日はこの辺りで、さらばである。